我不想听妈妈给我讲那些过去的事
我说,“我今天不想吃饭”
我回去了到我的房间。
话音落下,说道:“嗯,我已经做到了。”
我躺在蒲团上努力回忆。但是
是只有我还是只有我?我不记得十年前的事了。
(绘里说她不记得生前的事了……不过我猜她还是记得某处吧,木雕的也好,苏打水也好。)
想想一边看着固定的右手。
(……我们去找找吧。)
我向已经做好晚饭的妈妈借了车钥匙,到我的房间,拿起了木雕,嘀咕道。
“走吧”
没有回音。
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看的时候只能想到一个地方。
那个隧道?
或者你去谷仓试图记住?
总之,我们去那边吧。
当我发动汽车的引擎时,我的手机响了。
是警察局发来的。
他让我来警察局,因为他想听听情况。
后来我问起这件事的时候,有两个回答我同意,但我没有在意这些。
不管怎样,我得尽快去接你。
然后我开了两个半小时的车,心里只想着绘里。
那条路两旁是废弃的房屋。我们先去谷仓吧。
我停在了之前的那个地方,拿出手电筒。
上次来的时候没在意,结果垃圾多。
这是聚会吗?
无数的垃圾,例如空罐头和塑料袋。
我一边用脚避开垃圾山一边往前走。
我喊她“绘里”
,可是没有回应。它引起了美妙的共鸣。
(这里不是有隧道吗?)
当我正要原路返回时,我捡到了一个掉在脚边的东西。
(护身符……?)
好奇之下,我肆无忌惮的打开护身符看了看。
“这个……”
里面装着一颗暗淡的大理石。
检查护身符的字母。
在写着“交通安全”的护身符的一角,用小写字母绣着那个神社的名字。
我想起来了。这颗弹珠是我送给绘里的。
在我7岁的时候,第一次见到绘里是在去感谢爸爸妈妈的木雕雕像的时候。
当我对害羞的绘梨说“你好”时,她躲到了神父身后。
神父说
“一年后再来,我换一个。”
。
一年后,如约而至,长高了一点的绘里出现了。
我打招呼的时候微微低下了头。
当我说“我们一起玩吧”时,他点点头。
而且我当时住的房子离神社很近
我经常去那里。
在神社里一起玩捉迷藏,练习跳绳。
玩弹珠。
Eri 吸引了神父的注意力,给我端来了碳酸水。我因此生气了。
起初,他只是说“是”,但一个月后
Eri 开始和我说话并来我家拜访。
半年后的一天
因为父亲的工作,我不得不搬家。
虽然是邻县,但对当时的我来说,却仿佛是一个没有尽头的距离。
(我再也见不到绘里了,她会恨我的。)
我没有直接告诉绘里就离开了。
.
父亲和神父素不相识,只是因为生意联系上了。在那之后,不去应酬就见不到绘里也是理所当然的。
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我玩的最后一天,我给了 Eri 一个绿色弹珠,说:“我给你这个。”
。
绘里像是察觉到了什么似的,“谢谢。”
我说,“我会再来的,”然后和Eri握手。
大理石现在就在这里。
Eri 一直带着它。
你可能会忘记你一直在等我,相信一个不能违背的诺言。
我记得又哭了。
我说:“我们走吧。”然后就走了。
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续
作者:amane
原文:「あなたは生きていますか?」8
母の語る過去の話に耳を傾けたくなかった私は
「今日はご飯いらない」と言い
自室に戻った。
「えーーったく、もう作っちゃったわよー」
という声が遠ざかる。
布団に寝転がりながら思い出してみる。が
記憶力の差なのか私だけなのか。十数年前の事など覚えていない。
(絵里は生きてる時のことは何も覚えてないって言っていたけど…どこかでまだ覚えているんだろうな。木彫りにしても炭酸水にしても。)
固定された右手を見ながら考える。
(…探しに行くか。)
夕食作りをとっくに終えていた母に車の鍵を借り、自室へ行き木彫りを手に取り呟く。
「行くよ」
返事は、なかった。
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探すと言っても心当たりのある場所は一つしかない。
あのトンネルか。
それとも思い出そうとして家畜小屋に行ったのか?
とにかくそっちの方まで行くか。
と車のエンジンを掛けた時、携帯が鳴った。
警察署からだった。
事情を聞きたいので署まで来てくれないか、との事だった。
後日伺いますと二つ返事で了承した私だがそんなことどうでもよかった。
とにかく早く迎えに行ってあげないと。
そして片道二時間半の距離を絵里の事だけ考えながら運転した。
あの廃屋が並ぶ道。まずは家畜小屋に行ってみよう。
前と同じ場所に停車し懐中電灯を取り出す。
前来た時は気にしなかったけどゴミがすごいな。
たまり場にでもなってるのか。
空き缶やビニール袋など数え切れない程のゴミ。
そんなゴミの山を足で避けながら進む。
「絵里」
と声をかけてみたが反応はない。綺麗に反響していた。
(ここには居ないか…トンネルかな)
と、来た道を戻ろうとした時足元に落ちていたある物を手に取ってみる。
(お守り…?)
気になった私は不謹慎ながらお守りを開いて見てみる。
「これ…」
そこにはくすんだおはじきが入っていた。
お守りの文字を確認してみる。
「交通安全」と書かれたお守りの隅には小さくあの神社の名前が刺繍してあった。
思い出した。このおはじきは俺が絵里にあげたものだ。
7歳の頃、木彫りの像の事で父と母と一緒にお礼に行った時初めて会った絵里。
人見知りしていた絵里に「こんにちは」と言うと神主さんの後ろに隠れてしまった。
そして神主さんに
「1年経ったらまた来なさい。新しいものと交換してあげますよ。」
と言われた。
1年後約束通り行くとそこには少し背が伸びていた絵里がいた。
「こんにちは」と言うと頭を少し下げた。
「一緒に遊ぼ」と言うと頷いた。
そして当時住んでいた家が神社と近かった事もあって
しょっちゅう遊びに行っていた。
神社の中で隠れんぼしたりなわとびを一緒に練習したり。
おはじきをやったり。
絵里が神主さんの目を盗んで炭酸水を持ってきてくれたり。それで怒られたり。
最初は「うん」しか言わなかったが1ヶ月もすると
絵里から喋りかけてくれたりうちに遊びに来てくれたりしていた。
そんな日が半年ほど続いたある日
父の仕事の都合で私は引っ越さなければならなかった。
と言っても隣の県なのだが当時の私にはそれが果てしない距離に思えた。
(もう絵里ちゃんに会えない。嫌われちゃう)
と思った私は絵里に直接伝えることも無く
その地を後にした。
父と神主さんは言ってしまえばビジネスで繋がっただけの赤の他人。それから付き合いもなく絵里と会えなくなるのは自然な事だった。
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最後遊んだ日、私は絵里に「これあげる。お守り」
と言ってグリーンのおはじきをあげた。
絵里は何か気付いたのか、
「ありがとう。また遊ぼうね」
と言って私の手を力強く握っていた。
私は「またくるね」と言って絵里の手を握り返した。
そのおはじきが今ここにある。
絵里はずっと持っててくれたのか。
そして忘れるかもしれない約束をずっと信じて待っていてくれた。
思い出した私はまた、泣いていた。
「今行くよ」と言い私はその場を後にした。
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続く