当我第一次进入克也的房间时,它非常普通。
他是着名偶像团体RBN44的中心Sayuri Tatari的忠实粉丝。
所以我以为他房间的墙上会挂满她的海报,就像其他御宅族房间一样,但我完全错了。
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四壁的颜色以米色为主,但仔细看,也有呈渐变色的偏红偏暗的部分。
这不是特别时尚的壁纸,为什么不张贴海报呢?当我问:“我离你太近了,我感觉不到你再靠近,所以我不需要你。”
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之后,他不停地给我讲“Sayurin”的魅力。
虽然我应该被邀请参加期末考试,但我一开始就相信他是错误的。
中途我放弃了,看着递给我的小百合的脸照。照片中的她,果然有着一张适合点缀中心的匀称脸蛋。
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“特别是脸颊上的痣好萌好萌”
好萌好萌,简直恶心到想回家了当我转身看向房间的门时,我发现附近的墙上有一块污渍,看起来像是被烧过的。
他进来的时候没注意到,因为在门的死角。我忍不住问他在说什么。
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“嘿,那是什么污渍?”,回答:
那是小百合的Ho・K・Ro。
我终于明白为什么胜也不贴海报了。
同时,我也无法理解为什么我和他一直是朋友,即使是关于我的。
作者:退会会員
原文:「壁紙」
はじめて入った克也の部屋は、拍子抜けするくらいに平凡だった。
彼は自他ともに認める、かの有名なアイドルグループ"RBN44"のセンター、多々利沙友梨(たたりさゆり、通称さゆりん)の大ファンであった。
だから彼の部屋の壁は、よくあるオタク部屋のように彼女のポスターだらけだと思っていたのだが、僕の予想は見事に裏切られた。
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四方の壁の色はベージュを主としているが、よく見ると赤みがかっていたり、グラデーションのように暗くなっている箇所がある。
別段おしゃれな壁紙でもないので、ポスターとか貼らないの?と聞いてみると、「これ以上は間近に感じられないくらいそばにいるから、必要ないよ」といつも通りに気持ち悪い返答が返ってきた。
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それからは彼の独壇場で、ひたすらに"さゆりん"の魅力について聞かされた。
定期テストの勉強をしようと誘われたはずなのに、そもそも彼を信じたのが間違いだった。
僕は半ば単位を諦めて、差し出されたさゆりんの顔写真を見てみた。写真の中の彼女は、たしかにセンターを飾るにふさわしい整った顔立ちをしていた。
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「特にほっぺたのほくろがキュートで可愛い」
キュートと可愛いで被ってるし、あと単純に気持ち悪いしでもう帰りたくなって部屋のドアを見たら、その近くの壁にまるで焼けたあとのような染みを見つけた。
入ってきた時にはドアの死角になって気づかなかったみたいだ。僕はどうしようもなく気になって、彼の話そっちのけで訊いてみた。
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「なあ、この染みみたいなの、何?」
彼は待ってましたと言わんばかりに、今日一番の笑顔で、こう答えた。
「それが、さゆりんの、ほ・く・ろ」
そして僕はようやく、克也がポスターを貼らない理由を理解することができた。

同時に、なぜ僕は今までこいつの友人をしていたのか、自分のことなのにさっぱり理解できなかった。