“你怎么算那个?”
“算‘一’。”通过前面的路。不对,男人看起来有点疲惫。
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我感觉到了春风吹在身上。因为周围的树木摇晃得很厉害,他并没有感觉到寒冷。
因为我是一尊石像。
是二宫金次郎的雕像,立在一所小学正门前,没有流血,没有流泪。
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……那是骗人的,我就是石像前那个不起眼的中年男人,站在破旧的房子里俯瞰街道。
这三天,我爱上了一个每天走这条路的女孩。从隔壁男人的声音里,我知道孩子的名字叫“早苗”。
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我想以某种方式让她成为我自己的。就像罗丹的《思想家》一样,坐在小房间的窗边苦苦思索怎么做。
当我灵机一动时,我跑出屋子,开始往他们走的地方跑。
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我才是真正的“二宫金次郎雕像”。
不知为何,我将自己的意识留在了这个世界,就像一尊石像,不能离开这里,也不能吃到美味的食物,过着同样的日子。
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不过,和我不同的是,这个才一个月前搬进我面前破房子的中年男人,似乎心存邪念。显然。
他之所以选择住在这里,一定是因为每天都能用那双邪恶的眼光看着小学生。
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刚才,他一脸图谋不轨的从屋子里跑了出来。
至今他都没有行动过,今天感觉他终于要作案了,可又没办法。
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我只能看到。而我的目光,则看到了一个满脸幸福归来的中年男子。
他手里拿着一个装满糖果的袋子。

看样子,他是想用糖来钓那个女孩。
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谢天谢地是个白痴。这家伙就算成为可疑人物,也不会成为罪犯。
正当我抚着胸口这么想的时候,却见某位青年驾驶着一辆轻型轿车向我驶来。
我觉得这个年轻人有些不好。
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他在笑。你一个人开车笑过吗?
但是当汽车从他面前经过时,他意识到他从来都不是一个人。
后座上,一个小小的身影正看着我说话。
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不,不。我在尖叫。
是个小女孩。
她的样子就像中年男人出门前不久路过这里的那个女孩,指着我问问题。
只是一瞬间,所以我不确定。但我不想仅仅因为她不是那个女孩就抛弃她。
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有人。那辆车一定是绑匪。
中年人,现在轮到你了。
当然,我的尖叫声不会传到任何人的耳中。
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这几天,那个叫早苗的妹子,停止经过这里。
一边慢慢吃着准备好的点心,一边叹了口气,看着窗外。
突然,我的目光与二宫君的石像相遇了。好在你很受欢迎。
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今天,他的面前也是一群小学生。有的人只是盯着看,有的人只是把它当作聚会场所,根本不看一眼。
不过,光是身边围着这么多人,我就觉得有些羡慕。
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更多我也要变成石像吗?这样的玩笑让单身的寂寞更加熟悉,我就在窗边摇曳,暮色,等待夜晚的来临。
准确的说,我是在等待明天的到来。当明天变成今天时,我一边祈祷着今天能见到她,一边睡着了。
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然而,午夜时分,草木睡着了,听到奇怪的声音,惊醒了。
我听到我家门前砰的一声巨响。
什么?金次郎的雕像会动吗?
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我当然是在开玩笑,看着窗外。
然后,一尊石像真的立在了屋前。
我出了一身冷汗,一脸疲惫地看着正门旁边的基座,金次郎像往常一样走来走去。
如果是这样,那房子前面的那个石像是什么?
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虽然我比以往任何时候都感到更加孤独,但我还是不敢在早上之前透露雕像的身份,我鼓起勇气这样做了。我决定去看看吧。
而当我看到眼前的雕像时,一切都和二宫君完全不同了。
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他手里没有书,右手正指着什么。这套衣服是一件看起来很容易走路的连体连衣裙,看起来像女孩,而不是男孩。
而且那张脸很眼熟……
我意识到了什么,下一刻,我发出凄厉的声音,顺着节拍推倒了石像。
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石像砸在地上碎裂,露出里面少女早苗的一部分。
尸体的眼睛一眨不眨地盯着我。
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她随后被作为“一具”尸体送到一位男性亲属家中。
然后我看到一个中年男人天天哭,想念他吃糖这么活泼。
我本可以阻止他们的悲剧发生。
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要是我能动就好了。
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那天晚上,她被带走三天后那个晚上,小伙子的轻车又回到了我身边。
他把车停在路边,肩上扛着重物来到破烂屋前。
就像一尊石像。但第一眼我就知道是那个女孩。
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雕像的姿势和刚才一样,微笑着指着我。
没多久,她转身背对着我,站在了一个中年男人出来的入口前。
完成工作后,年轻人向我走来。
“你做得很好”
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你是我的杰作。我说完,他笑了笑,转身上了车。
只见他的背影渐渐远去。
而他走后,我似乎想起了什么。
可是什么都想不起来了。
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我才是真正的“二宫金次郎雕像”。
不知为何,我将自己的意识留在了这个世界,就像一尊石像,不能离开这里,也不能吃到美味的食物,过着同样的日子。
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是的,作为一尊石像,我只能看到一些东西。
“哦,金次郎的雕像哭了。”
一个小男孩指着我说。
“你不能那样做。”
长得像姐姐的女孩笑话男孩,说他傻。
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两天后,那个仿佛看懂了我表情的男孩,开着那辆轻型车从我面前经过。
今日,我让那个哭泣的可怜人死了。
作者:退会会員
原文:「石像」(続・助数詞)
「あれは、何て数えるの?」
「"1体"って数えるんだよ」
仲睦まじそうな2人が、目の前の道を通り過ぎていく。いや、男の方は、少し飽き飽きしているようにも見える。
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俺は自分の体に春の強風があたるのを知った。それは周りの木々がひときわ大きく揺れたからで、冷たさを感じたわけではなかった。
なぜなら、俺は石像なのだ。
小学校の正門脇に建てられた、血も涙も通わない、二宮金次郎像なのである。
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…というのは嘘で、その石像の正面にある、一軒のボロ家から路上を見下ろす、しがない中年男が、俺である。
俺はここ3日、毎日この道を歩く1人の少女に恋をしてしまった。隣の男の声から、その子は「早苗」という名前だと知った。
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俺は、なんとかして、あの子を自分のものにしたかった。狭い部屋の窓際で、ロダンの「考える人」さながら、そ
の方法を熱心に考えた。
そしてある名案が舞い降りると、俺はこの家を飛び出して、彼らが歩いていった方へと走りはじめた。
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僕は、本物の「二宮金次郎像」である。
なぜか石像としてこの世で意識を保ち、この場から動けず美味しいものも食べられずで最初は絶望したが、今では小学生たちの登下校を見守ることに生きる意味を見出し、代わり映えのない日々を耐えている。
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しかし、つい1ヶ月前に目の前のボロ家に引っ越してきた中年の男は、どうやら僕と違って邪な考えを持っているらしい。
彼がここを住処にしたのも、その邪な目で小学生を毎日見ることができるからに違いなかった。
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そんな彼は、よからぬことを企んだ顔をして、先程家を飛び出して行った。
これまで彼は決して行動に移すことはなかったのに、今日こそついに罪に手を染めてしまうような気がするが、僕にはどうすることもできない。
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僕は、見ることしかできないのだ。そして僕の目は、なにやら嬉しそうな顔をして戻ってくる、中年男を目撃した。
その手には、大量のお菓子が入った袋が握られていた。
どうやら、彼はお菓子で、あの女の子を釣ろうと考えたらしかった。
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馬鹿で、よかった。こいつは不審者にはなっても、犯罪者にはならないだろう。
そう思って胸を撫で下ろしていた時、とある青年が運転する軽自動車が、こちらに向かってくるのを見た。
僕はその青年に、よからぬ気配を感じた。
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彼は、笑っていたのである。一人で運転して、笑うことなんてあるのだろうか。
しかし車が目の前を通り過ぎるとき、彼は決して一人ではないことに気づいた。
後部座席には、ある小さな人影が、こちらを向いて喋っていた。
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いや、違う。叫んでいるのだ。
それは、小さな女の子だった。
彼女は、中年男が家を出ていく少し前にここを通り、僕を指差して質問していた、あの女の子のように見えた。
一瞬だったから、定かではない。しかし、あの子でないからといって見捨てたくはない。
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誰か。あの車はきっと、誘拐犯です。
中年男、今こそお前の出番だぞ。
もちろん僕の叫びは、誰にも届かない。
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ここ数日、早苗という名のあの子は、ここを通らなくなった。
俺はせっかく用意したお菓子を少しずつ食べながら、ため息まじりに窓の外を見ていた。
ふと、石像の二宮くんと目が合う。いいよなお前は、人気者で。
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今日も「彼」の前には、小学生の人だかりができていた。ある者はじっと見つめ、またある者はただの集合場所として使っているだけで見向きもしていない。
しかし、人が周りに集まるというだけで、俺はなんだか羨ましく思った。
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いっそ俺も、石像になってやろうか。そんな冗談はますます独り身の侘しさを身近なものにして、俺はただゆらゆらと窓際で黄昏ながら、夜がくるのを待った。
正確には、明日がくるのを待っていた。そしてその明日が今日になった頃、今日こそはあの子に出会えますようにと祈りながら、俺は眠りに落ちていった。
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しかし、草木も眠る丑三つ時に、俺は奇妙な音を聞いて目を覚ました。
自分の家の前で「ゴトッ」という決して小さくはない音を聞いたのだ。
なんだ?まさか金次郎像が動いてるのか?
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俺は当然冗談に思いつつ、窓の外を覗いてみた。
すると、本当に、家の前に石像が立っていた。
一気に冷や汗が流れでて、憔悴した面持ちで正門横の台座を見やると、そこにはいつも通り、歩いている姿の金次郎像がいた。
そうであれば、家の前にあるあの石像は、なんなのか。
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俺は今までにないくらいに一人でいることに心細さを感じたが、朝まであの石像の正体を明かさないのも怖くて、勇気を振り絞って見にいくことにした。
そしていざ目の前にしたその像は、二宮くんとは何もかもが全然違っていた。
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手には本を持っておらず、代わりに右手は何かを指差している。服装は歩きやすそうなワンピースといったところで、男の子ではなく女の子のようだ。
そしてその顔は、どこかで見たことあるような…
俺は何かに気づいた、次の瞬間、ひぃ、と情けない声をあげて、その拍子に石像を押し倒してしまった。
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地面にぶつかった石像はあっけなく砕け散って、中からは早苗と呼ばれた女の子の一部分があらわになった。
死体の目は瞬き一つせずに、俺を見つめていた。
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その後、彼女は"1体"の死体として、親戚である男の家に届けられた。
僕はそれから、お菓子を持って生き生きとしていたのが懐かしく感じるくらいに、中年男が毎日泣いているのを見た。
僕は、彼らの惨劇を、本当は防げるはずだった。
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もし僕が、動くことができたなら。
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あの夜、彼女が連れ去られて3日目の夜に、青年の乗った軽自動車は、再び僕の前に戻ってきた。
彼は路肩に車を止めて、何やら重たそうなものを担いでボロ家の前まで持ってきた。
それは、石像のようであった。しかし僕は一目で、それがあの女の子であることを知った。
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その石像は、僕を指差していた時と同じ体勢で、笑っていた。
そのあとすぐに彼女は僕に背を向け、中年男が出てくる玄関の前に建てられた。
仕事を終えた青年は、今度は僕の方に寄ってきた。
「我ながら、よくできてるなあ」
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お前は俺の最高傑作だよ。そう言うと彼は笑って、車へと踵を返した。
僕は彼の遠ざかる背中を、見ることしかできなかった。
そして彼が去った後、僕は何かを思い出せそうだった。
でも、何一つ、思い出せなかった。
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僕は、本物の「二宮金次郎像」である。
なぜか石像としてこの世で意識を保ち、この場から動けず美味しいものも食べられずで最初は絶望したが、今では小学生たちの登下校を見守ることに生きる意味を見出し、代わり映えのない日々を耐えている。
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そう、石像の僕にできることといえば、何かを見ることだけなのである。
「あれ、金次郎像が泣いてるよ」
ある小さな男の子は、僕を指差してそう言った。
「そんなわけないじゃん」
お姉ちゃんらしき女の子は、馬鹿ねと言って男の子を笑った。
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その2日後、僕の表情がわかるらしいその男の子は、あの軽自動車に乗せられて、目の前を通り過ぎていった。
泣き叫んでいる可哀想な彼を、僕は今日も、見殺しにした。