今晚很热闹。
通往神社院内的鹅卵石路两边,挤满了很多小吃摊。
太阳已经完全落山,灯笼和摊位的灯光增添了交易会的气氛。
人潮涌动。
有一对父子相处融洽。
一个孩子戴着他最喜欢的英雄的面具,右手拿着一个糖果苹果,正和他的父亲手拉手地走着。
我对那鲜红的糖果色涂层一见钟情,第一次买。
吃的太浪费了,咬紧牙关一口都没吃。
可是,眼看就要撞到路过的人,我就缠着爸爸让我搭顺风车。
以前,我是穿人墙,现在我更高了,也更舒服了。
孩子心情最好。
但后来确实如此。
强烈的震动击中了父母和孩子。
因为过节,不幸发生了意外。
其中一根为大排档伸出的高压电线掉了下来,正巧从下面经过的一对亲子不小心碰到了。
同样不幸的是电线到了,因为我背在肩上,我的孩子好奇地抓住了电线。
这对亲子在连接时不断抽搐,发出嘎吱嘎吱的声音,几秒后,不省人事地倒在了石板路上。
父子俩身上升起一股烧焦的气味和浓烟。
孩子手里拿着的糖苹果沸腾了,表面的糖融化成了糊状。
孩子戴的塑料口罩融化成糊状,粘在脸上,就像糖果苹果一样。
作者:とっつ
原文:≪三題怪談≫縁日
今夜は縁日。
神社の境内に通じる石畳の道の両側には、たくさんの屋台が所狭しと軒を連ねている。
すっかり陽は暮れ、電飾の提灯や屋台の灯りが、縁日のムードをより一層盛りたてている。
かなりの賑わいだ。
そこに、仲睦まじい親子が一組。
大好きなヒーローのお面を被り、右手にリンゴ飴を握りしめた子どもが、父と手をつなぎ歩いていた。
真っ赤な飴でピカピカにコーティングされた見た目に一目惚れして、初めて買ってもらったリンゴ飴。
食べるのがもったいなくて、一口も食べずに握りしめていた。
けれど、行き交う人とぶつかりそうになったので、父親にせがんで肩車をしてもらうことに。
人の壁を縫うように歩いていたさっきまでとはうってかわって、今はノッポで楽チン。
子どもは最高潮の気分だった。
が、その時だった。
強烈な衝撃が親子を襲った。
それは、祭ゆえの不運な事故だった。
屋台のために突貫工事で張り巡らされた高圧電線の一本が抜け落ちて垂れ下がり、たまたまその下を通りかかった親子が接触してしまったのだ。
肩車をしていたために届いてしまったこと、興味本意で子どもが電線を握りしめてしまったことも、不運であった。
親子は繋がったままバリバリと音をたてながら、小刻みに痙攣を続け、数秒後、意識もなくバタリと石畳の上に倒れ込んだ。
親子からは焦げ臭い匂いと煙が立ち上っている。
子どもが手にしていたリンゴ飴は、表面の飴がドロドロに溶けてブクブクと沸騰し、一瞬にして見るも無惨な姿に。
子ども自身もまた、被っていたプラスチックのお面がドロドロに溶けて、顔面にへばりつき、リンゴ飴と同じ様に…。