小学时的故事。
我只是用电线之类的东西在校园里扭动一棵树。
我认为这是一种没有任何特定意义或目的的游戏感,就像擦掉桌子上的一个洞并用碎片填满一样。
于是我在树上打了一个小洞,我就使劲用力把铁丝往下压,想用铁丝把它扎穿。
突然
“哇!”
我目瞪口呆地盯着树。
一道道红色的液体,从被铁丝刺穿的树干上悄悄流淌而出。
作者:和一
原文:◆極短◆木から垂れる
小学校の時の話。
僕はただ何となく針金かなんかで校庭の木をグリグリしていた。
机の穴を消しカスで埋めるみたいな、特に意味や目的の無い遊びの感覚だったと思う。
それで、その木にちょっと穴が出来たので、そこに針金を突き刺してみようと思いきり針金を降り下ろした。
するといきなり
「ウぉォーン!!」
という唸り声が辺りに響いた。
僕は驚きしりもちをついて、木を茫然と眺めている。
針金が突き刺さった木の幹から、赤い液体が一筋静かにツターッと流れていた。