好吧,我卡住了。
记得我要向大学提交一些东西,我拿着表格找了一支自动铅笔,但是找不到笔了。
书桌抽屉、书桌靠背、书架、书架靠背、衣柜、衣柜靠背、床上、床下、包里、衣袋、冰箱、洗衣机、洗手间、玄关周围、里面鞋子。我到处找我能想到的地方,但找不到。
我想过用别的笔写字,但我只有记号笔和三色圆珠笔。
“如果我误以为是圆珠笔,我就擦不掉它……”
最后,我抬起头,向附近的一家便利店走去。这可能是我第一次去便利店买笔。我觉得不好意思,不好意思只买那个,就因为那种模糊的感觉,我还买了一罐咖啡和笔。
这是浪费钱。
一回到家,我就坐在办公桌前,开始挥笔。
“啊……”
我又做了一遍。
我经常写错“a”和“o”。和往常一样,这次我打算写“O”,结果写了“A”。
平假名有很多形似的字。
例如,“ne”和“re”和“wa”或“i”和“ri”。
然后是“ke”、“ha”、“ho”、“ru”和“ro”。
你们是兄弟还是什么?
我叹了口气,找橡皮擦。但没有橡皮擦。
又是书桌抽屉,书桌靠背,书架,书架靠背,衣柜,衣柜靠背,床上,床下,包里,衣服口袋,冰箱,洗衣机,脸盆我到处找,在入口周围,在我的鞋子里。
没有找到。
我抬起比之前更重的臀部,朝便利店走去。买了笔,过段时间谁会去便利店买橡皮呢?这一次,“尴尬”的感觉油然而生。
在橡皮擦旁边加一罐咖啡,然后到收银台付款。你是不是太自觉了?感觉店员脸上写着“一次性全部买完”。
回家坐下。从袋子里取出橡皮擦,擦掉字母。 “现在让我们写吧,”还有一支笔……但是没有笔。
我心中的某个人播放 Tsuzumi 游戏中的著名台词。
可是,我没有精力去同一个地方找三遍,也没有力气去便利店。我的腰越来越重,我拒绝离开这个房间。
这很有趣。这显然很有趣。
也许你再去便利店,橡皮又没了,你去便利店买橡皮回家,笔没了,你就去去便利店买支笔……等等。对吧。
如果我带着那种傻脸去这家便利店,这场比赛我就输了。
那么,我们如何才能赢得这场战斗呢?你所要做的就是找到造成这种现象的罪魁祸首,并给他们一个锤子。
我应该在这里解释一下。
我从小就可以看到鬼魂和妖怪。自从我知道除了我以外没有人能看到它,我就一直对自己保密。我敢肯定,如果你与人交谈,他们会认为你疯了。我不喜欢那样…
基于此,我大概知道了谁是罪魁祸首。没有借口两次曝光这个白痴,即使我有一个想法。
好吧,暂时把它放在角落里。
〇
那是我还在读初中的时候。
已经是秋天了,和现在的热度还有些不同。明天我有作业要交,我正要从铅笔盒里拿出一支自动铅笔来完成它。但是笔不见了。
既然写出来很麻烦,下面同一句。
无奈,我向妈妈借了一支笔,回到了自己的房间。而这一次,像往常一样,我写了“o”而不是“a”。
这段时间已经养成了写错字的习惯,我像在小游戏中错过了高分一样失望,但我在铅笔盒里找了一块橡皮擦。但没有橡皮擦。
下面是同样的文字。
我去妈妈那里借橡皮擦,她让我一次性全部借完。 “没办法,”我回到房间时在心里嘀咕着。
把写错的字母擦掉,用笔……我没有笔。
在我的脑海里,我不在乎我在寻找什么,一首著名的歌曲正在播放,它一直在引诱我进入我的梦想。
“为什么……”
正抱着脑袋的时候,听到身后“咚”的一声,转身。
有一个非常小的红皮肤人形妖怪,左臂拿着钢笔,右臂拿着橡皮,想要从窗户逃走。妖怪察觉到我的视线后,全速逃跑了。
最后,我只好用一点点零花钱给妈妈买笔和橡皮。
〇
首先,我把房间的窗户都锁上了。然后走到前门并锁上门。这切断了他的退路。并配有挂在门把手上的乙烯基雨伞。将所有注意力集中在眼睛和耳朵上。
————加坦!
……他在那里。
一个左臂夹着笔,右臂夹着橡皮的红皮肤小妖怪端坐在书桌上。首先,我选择“战斗”命令,瞄准他并擦掉雨伞。侥幸避开的妖怪落在了床上。然而,妖怪们的脚被毛茸茸的被褥夹住,无法动弹。
机会来了。
我像RPG的主角一样,使出浑身解数把伞往下一挥,就像是消耗大量MP的必杀技。响亮的“pasoon”声响彻整个房间。伴随着胜利的欢呼声在我脑海中流淌,我握紧了拳头,“我赢了……”。
〇
我不知道你能不能听懂人家的话,我跟你说要让妖怪跪在你的膝盖上之后,我说,“不要再这样了。”然后把从窗外出来的妖怪送走了。就像一个看守在呼唤一个即将被释放的囚犯。
我“嗯”了一声挺直了腰。然后我坐下来突然想到。
“……数学加起来不对”
先是没有笔,然后是没有橡皮,然后是没有更多的笔,然后是两支笔和一支橡皮擦 没了但是,那个妖怪拥有的只是一支笔和一块橡皮。那么另一支丢失的笔在哪里呢?
想起来,我那时候没有笔,就跟妈妈借了。但是妖怪只有一支笔和一块橡皮。
“也许……”
当时,我发现办公桌上的投稿单不见了。
————加坦!
我哗啦一声转身。有一个非常小的蓝皮肤人形妖怪,拿着一张卷起来的纸和一支笔,想要从窗户逃走。
————汗!
宣布第二轮比赛的锣声在我的脑海中响起。
作者:一日一日一ヨ羊羽子
原文:◇妖怪物隠し◇
さて困った。
大学への提出物があったことを思い出して、記入用紙を片手にシャーペンを探しているのだけど、ペンがどこにも見当たらない。
机の引き出し、机の裏、本棚、本棚の裏、タンス、タンスの裏、ベッドの上、ベッドの下、鞄の中、服のポケット、冷蔵庫、洗濯機、洗面所、玄関周り、靴の中。思い当たる所も思い当たらない所も全て探したが見つからない。
他のペンで書こうとも思ったけど、マーカーペンと三色のボールペンしかない。
「ボールペンだと間違えたとき消せないしなあ…」
結局、私は重い腰を上げて近くのコンビニへ向かった。ペンを一本買う為にコンビニを訪れたのは初めてかもしれない。それだけを購入するのは何だか照れ臭いような情けないような、そんな判然としない感情のせいで、私はペンと一緒に缶コーヒーも購入した。
無駄な出費である。
帰宅してすぐ、机に向かいペンを走らせた。
「あっ…」
またやってしまった。
私はよく「あ」と「お」を書き間違える。例によってこの時は「お」と書くつもりが「あ」と書いてしまった。
ひらがなは似たフォルムの字が多くて困りものだ。
例えば「ね」と「れ」と「わ」や「い」と「り」。
それから「け」と「は」と「ほ」や「る」と「ろ」。
君達は兄弟かなにかなのか?
「はあ」とため息をついて消しゴムを探す。が、消しゴムがない。
再び机の引き出し、机の裏、本棚、本棚の裏、タ
ンス、タンスの裏、ベッドの上、ベッドの下、鞄の中、服のポケット、冷蔵庫、洗濯機、洗面所、玄関周り、靴の中を探した。
見つからなかった。
先程より重くなった腰を上げてコンビニへ向かった。ペンを購入した後、時間を置いて消しゴム一つ買う為に、コンビニへ赴く者なんているのだろうか。今度はしっかり「恥ずかしい」という感情が湧いていた。
消しゴムの横に缶コーヒーを添えてレジで会計を済ます。自意識過剰だろうか。店員さんの顔に「一気に買えよ」と書いてある気がした。
帰宅して席に着く。袋から消しゴムを引っ張り出して文字を消す。「さて書こう」とペンを…、ペンがない。
頭の中で某太鼓ゲームの有名な台詞が再生される。
しかし、三度同じ個所を探す気力もコンビニへ行く気力もない。腰はずっしりと重くなり、この部屋から出ることを拒んでいる。
おかしい。これは明らかにおかしい。
おそらく、ここでまたコンビニに赴けばまた消しゴムがなくなり、消しゴムを買いにコンビニへ行って帰宅するとペンがなくなり、ペンを買いにコンビニへ…、の無限ループへ突入するだろう。
そんな風に阿呆面引っ提げて、のこのこコンビニへ足を運ぶようでは、この勝負は私の負けである。
なら、どうすればこの闘いに勝利することができるのか。それは、この事象を引き起こす犯人を見つけ出して、鉄槌を喰らわせればいい。
ここで説明しておかねばなるまい。
私は幼い頃から幽霊や妖怪が見えてしまう。それが私以外には見えていないと知ってから、この事は自分だけの秘密にしている。きっと人に話せば頭のおかしい奴だと思われる。それが嫌だったから…。
それを踏まえたうえで更に説明すると、私は犯人に心当たりがあった。心当たりがあったくせに二度も間抜けを晒したことに関しては、弁解の余地もない。
まあ、それは今、隅に置いておく。
〇
それは私がまだ中学生の頃だった。
今と違い、まだ少し暑さが残る秋頃の事。明日までに提出しなければならない宿題があり、私はちゃっちゃと済ませようと筆箱からシャーペンを取り出そうとした。が、ペンが見当たらない。
書き出すのが面倒なので以下同文。
仕方なく母からペンを借りて部屋に戻った。そして、この時は例によって、「あ」と書くところを「お」と書き間違えてしまった。
この頃から既に癖になっている書き間違えに、ミニゲームで高得点を逃したかの如く落胆しつつも、筆箱から消しゴムを探す。が、消しゴムがない。
以下同文。
仕方なく母に消しゴムを借りに行くと「一気に借りなさいよ…」と言われてしまった。「しょうがないじゃん」と心の中で呟きながら部屋に戻る。
書き間違えた文字を消してペンを…、ペンがない。
頭の中では探し物なんかどうでもいいから、と夢の中へ執拗に誘おうとする名曲が再生されていた。
「なぜなんだ…」
頭を抱えていると背後から「ガタン」と物音がして振り返る。
そこには赤い肌色の随分と小さい人型の妖怪が左腕にペン、右腕に消しゴムを抱えて、窓から脱出しようとしていた。妖怪は私の視線に気づくと、一目散に逃げていった。
結局、私は母のペンと消しゴムを少ないお小遣いで弁償する羽目になってしまった。
〇
まず部屋中の窓を施錠した。そして、玄関に向かい扉も施錠する。これで奴の退路は断たれた。そしてドアノブに掛けてあったビニール傘を装備した。全神経を目と耳に集中させる。
———ガタンッ!
…居た。
左腕にペン、右腕に消しゴムを抱えた赤い肌の小さな妖怪が机の上に。まず私は「たたかう」コマンドを選択して、そいつ目掛けて傘をなぎ払う。紙一重で回避した妖怪はベッドの上に、ぼふっと着地する。が、妖怪はふかふかの布団に足を取られて満足に動けない。
チャンスだ。
私はRPGの主人公が如く、MPを大量消費する必殺技のように傘を全力で振り下ろした。「パスーン」と豪快な音が部屋中に響く。頭の中で流れる勝利のファンファーレと共に、私は心の中で高らかに「勝った…」とガッツポーズを決めたのだった。
〇
果たして人の言葉が理解できるのかは分からないけど、私は妖怪を正座させると散々っぱら説教したあと、「もう二度とするんじゃないわよ」と窓から出ていく妖怪を見送った。さしずめ、出所していく囚人に声を掛ける看守の様だ。
私は「うーん」と背筋を伸ばす。それから席に着いて、ふと思う。
「…計算が合わない」
初めにペンが一本なくて、それから消しゴムがなくなって、またペンがなくなり、計ペンが二本と消しゴムが一つなくなった。けれど、あの妖怪が持っていたのはペンが一本と消しゴム一つ。なら、なくなったもう一本のペンはどこだ。
そういえばあの時も、ペンがなくて母から借りて、そらから消しゴムがなくてまた母から借りて、またペンがなくなった。でも妖怪が持っていたのはペンが一本と消しゴム一つだった。
「もしかして…」
その時、机の上に置いてあった提出物の用紙がなくなっていることに気がついた。
———ガタンッ!
物音がして振り返る。そこには青い肌色で随分と小さい人型の妖怪が、丸めた用紙とペンを抱えて窓から脱出しようとしていた。
———カーン!
頭の中で第2ラウンドを告げるゴングが鳴り響く。