关于爷爷和奶奶去参拜神社的故事。
神社在一座山上。
我想我刚刚在山路上开了大约 15 分钟。
因为爷爷不喜欢人多,以前人少的时候他就来神社。
中途他们在一起了,但是我奶奶说
“我去洗手间一会。”
没错,我奶奶决定去洗手间,爷爷决定继续参拜神社。
奶奶去洗手间的时候
我看到了以前从未见过的东西。
厕所前排起了长队。
准确的说,排的是神社,而不是洗手间。
这条线大到你根本不知道终点在哪里。
你必须越过这条线才能到洗手间。
外婆
“对不起。”
穿梭在人与人之间往洗手间走去。
我忙完了事情,从浴室出来了。
还是平常的风景。
一片空旷的风景。
(我不喜欢……)
奶奶一边想着,一边想起了游行队伍里的人的衣服。
当时正急着要去洗手间,可是
四郎。
纯白的和服。
脸色苍白。
是的,我注意到的时候正在小跑回车上。
回到车上,已经参完神社的爷爷已经在等我了。
刚上车要说刚才的事情,
我发现爷爷的脸色已经凝重了。
我的目光转向前方的悬崖。

“……?”
两名身穿纯白色和服的男子站在悬崖边上。
(刚才的人?)
我这么想的瞬间,
男人们飞下了悬崖。
屏住呼吸
但是飞人没有坠落,而是从陡峭的悬崖上跑下
。
(我是在做梦吗?)
这真是令人难以置信的景象。
很快,这些人就下了悬崖
进入了他们的汽车。向我跑来。
车后是悬崖,无路可逃。
两个男人从前面接近。
没办法
即便如此,爷爷还是死死盯着男人们。
终于,男人们靠近了车子。
他们轻轻地从车子上跳了过去。
后面是悬崖。
我们大概知道会发生什么。
当奶奶正要从车里转身的时候
“看着我!”。
在回家的车上
外婆给我讲了洗手间排队的事。
“他们做了什么?”这可能是一场大事故。如果那时我转身,我可能也会带走你。
这个故事让我不太喜欢神社。
作者:カスタネット
原文:「見るな」
祖父と祖母が神社にお参りに行った時の話。
その神社は山の上にあった。
車で15分程山道を走ったところだったと思う。
祖父は人混みが嫌いなため、人の少ない時間を見計らって参拝に来ていた。
二人は途中までは一緒に行動していたが祖母が
「私、ちょっとトイレに行ってくるわ」
そういって祖母はお手洗いに、祖父は参拝を続けることにした。
祖母がトイレに行くと
普段見たことがない景色があった。
トイレの前に行列ができていた。
正確にはトイレに並んでいるわけではなく、神社に向かって並んでいる行列ができていた。
端がどこなのかすら分からないくらいの大行列。
トイレに向かうにはその行列を横切らなければならない。
祖母は
「ごめんなさいねー」
人と人との間を縫ってトイレに向かった。
用をすませ、トイレから出た。
いつもの景色だった。
誰もいない閑散とした景色。
(いやな感じやなー…)
そんなことを思いつつ、祖母は行列の人たちの服装を思い出した。
あの時はトイレに行きたくて焦っていたが、
白。
真っ白な着物。
真っ白な顔。
そう、気づいたときには小走りで車に戻っていた。
車に戻ると参拝を済ませた祖父が先に待っていた。
先程のことを話そうと車に乗り込んだ矢先、
祖父の顔が険しくなったことに気づいた。
視線のさきは前の崖に向いていた。
「…?」
見ると真っ白な着物を着た男が二人、
崖っぷちに立っている。
(さっきの人たちか?)
そう考えた瞬間、
男達は崖から飛んだ。
あっと息をのむ
しかし、飛んだ男達は落ちるどころか
切り立った崖の壁を走って降りてくる。
(夢でも見ているのだろうか?)
それくらいに信じられない光景。
あっという間に崖を下りきった男達は
そのまま自分達の乗る車に向かって走ってくる。
車の後ろは崖になっており、逃げ場はない。
前から迫ってくる男二人。
どうしようもない
それでも祖父は男達を睨むように凝視していた。
ついに車まで迫った男達は
車の上を軽く、ピョンとでもいうように飛び越えていった。
後ろは崖。
どうなるか大方予想は着く。
祖母が車内から振り返ろうとしたとき
「見るなぁあああああ!!」
祖父は怒号と共にエンジンを吹かせ、車を発進した。
帰り道の車内
祖母はトイレでの行列の話をした。
「あれはなんやったん?」
「……あれは「向こう」に行く人達や。大きい事故でもあったんかもな。あの時振り向いてたらお前も連れていかれたかもしれへんで。」
この話で俺は神社があまり好きではなくなった。