〉如果像我们这样的驱魔人从这个世界上消失,怪物造成的伤害会不会增加?如果这个世界上没有通灵的人,邪灵会不会增多?
‖看着夏日的夜空,思索着。我是神原零,是这个小镇的顶级驱魔师之一。我一直这么认为。父亲是神原家的族长,也是业界有名的驱魔师。但是我父亲从来没有向我展示过他真正的能力。所以我根本不知道自己和父亲之间的能力差距有多大。
‖我想变得更强大。作为神原家的下一任家主,我这样想着开始了自己的特训。
〉除了精神力和魔法,我还可以使用动电的超自然力量。它不能做黑客之类的小事,但它可以发电或触电。并且他设计了一种可以很好地利用这种超自然力量的技术。
『等离子大小』
『一般情况下,如果只是发电,释放到体外,就会处于放电状态。拥有更精细技术的电动师可以进行电动操作,但我做不到。
〉那样的话,产生的电应该是通过心灵感应来收集的。与其他人不同,我可以使用专门创造具有神秘力量的物体的魔法(这是普通人看不到的)。有了这种力量,就会产生一把镰刀,并通过心灵遥控将释放的电流限制在镰刀中。他成功地创造出了比魔剑还要强大的武器。
〉我变强了。我很有信心。即便如此,也有他无法战胜的对手……
“雨宫志古鲁……你是谁?”蛇妖证明道。修古鲁绝对是强者。比我多多了…
到底是什么束缚了他,让他无法如愿发挥自己的力量?相反,没有它,他将能够发挥巨大的力量。他是一个真正的天才,不像我。对不起,但我不得不承认。
‖让我们不要再自负了,我们应该接受自己的能力。
在静谧的夏日夜空中,我看到了自己的渺小。
作者:mahiro
原文:【夏風ノイズ】天才(ゼロ編)
もし、僕等のような祓い屋がこの世界から消えたなら、怪異による被害は増えるのだろうか。もし、霊能力者と呼ばれる存在がこの世界に居なかったら、悪霊は増えるのだろうか。
夏の夜空を見ながら、そんなことを考えている。僕は神原零、この町でもトップクラスの祓い屋だ。ずっと、そう思っていた。僕の父さんは神原一門の当主であり、業界でも名高い祓い屋である。しかし父さんは僕に本当の実力を見せたことが無い。だから、僕と父さんにどれ程の実力差があるのか全く分からないのだ。
もっと、もっと強くなりたい。神原一門の次期当主である僕は、そう思い自主的に特訓を始めた。
僕は霊能力と呪術の他に、エレクトロキネシスという超能力が使える。ハッキングなどの細かいことは出来ないが、発電したり感電させたりすることは可能だ。そして、この超能力を上手く活かせた一つの技を編み出したのだ。
『プラズマサイズ』
通常、ただ電気を発生し体外へ放出させるだけの場合では、放電状態になってしまう。もっと細かい技術まで持ち合わせたエレクトロキネシストなら電操も可能思うが、僕にはそれが出来ない。
それならば、発生させた電気を念動力で纏めればいいのだ。僕は他の人と違い、妖力での物体生成に特化した妖術が使える(これは普通の人が見ることはできない)。この力で大鎌を生成し放電させた電気を念動力で鎌に閉じ込める。妖刀よりも強い武器を作り出すことに成功したのだ。
僕は強くなった。自信があった。それでも、勝てない相手が存在していた・・・。
「雨宮しぐる・・・あなたは何者なんだ」
彼自身は自覚していないが、潜在能力の高さは彼に憑依していたサキという蛇の妖怪が証明している。しぐるさんは、間違いなく強い。僕なんかよりもずっと・・・。
一体何が彼を束縛し、力を思うように発揮出来なくさせているのか。逆に、それが無くなれば彼は途轍もない力を使えるようになれる。僕とは違う、本物の天才なのだ。悔しいが、認めるしかない。
もう自惚れるのはやめよう、自分の実力を受け入れるべきだ。
静かな夏の夜空に、僕は自分の小ささを見た。