世界上有很多比赛,但也有很多小型比赛。赌盘里只剩下一只炸鸡的剪刀石头布锦标赛,老太太和神经衰弱等使用纸牌的简单游戏。
总会有赢家和输家。通常它在输赢之间来回走动,但有时会有人走一条路。一直赢的感觉很好,但一直输的感觉不好。
从今年四月份开始,我就成了一名阳光明媚的大一学生。刚开封的亮晶晶的状态,一放手就脏了,一放就不容易掉。就像浴室里的水渍或厨房里的油渍一样,我要小心不要让懒惰渗透到我身上。
我有一个朋友和我是同一所高中上的这所大学,我一开始上学,她就把我介绍给了她。从那以后我见过他好几次,但我还是不认识他的脸。
作为大二的大四,他在比赛中的表现极其薄弱。当我和一些同年级的朋友以及一些二年级的学长们一起去居酒屋时,我是唯一一个在我之前提到的炸鸡剪刀石头布比赛中获得成功的人,而且丢掉了所有的桌上游戏和电子游戏。收起来了。似乎他从未赢得过战斗。
据我所知,彩票似乎没有希望了。好像他从来没有过成功的单行道。我的彩票运气也很糟糕,但更糟糕的是……
他的背上系着一颗海星。纵然不是海中的海星,但也是常人看不到的东西。所谓的妖怪海星。
从小我就能够看到常人看不到的东西。所谓的鬼怪和妖怪。因为我知道除了我以外任何人都看不到它,所以我一直对自己保密。我敢肯定,如果你与人交谈,他们会认为你疯了。我不喜欢那样…
这颗海星半黑半白,有着勾玉般的花纹,相当丰满。后来才知道,它长得很像海星,叫做河手袋。
偶尔,他会发出“咯咯”的声音,活动一下手臂。到第二天,它已经移到了左肩,所以它似乎还活着。
通常情况下,它们不会像化石那样移动哪怕是最轻微的动作,所以当你知道它们在移动时,它会有点诡异,让你不寒而栗。
初见被海星附体的前辈,脸色黑的如同被墨汁涂抹,脖子和手臂上,全是黑色的星状瘀伤。那就是我刚才说的,我不认识你的脸。背部有海星和星形瘀伤。很容易猜到这是开诚的所作所为,但很快就变成了一种信念。
当他丢掉剪刀石头布的时候,他的手掌上出现了星状的瘀伤。如果你输了,你会得到一颗星星。关键是它有一颗黑色的星星。也不知道什么时候开诚附体了,他一个劲地输啊输,脸上好像黑了很多黑星。
所以如果你赢了,你就赢了?不幸的是,我从未见过他在比赛中表现不佳时获胜,所以我无法确认。
不一会儿,他不断的输,全身都黑了。即便如此,他也没有身体不佳或者出事的不幸,估计也只是一个输了就得到黑星印记的妖怪。
即使是现在,他也一直在输。所以我还是不认识他的脸。
作者:一日一日一ヨ羊羽子
原文:◇海星◇
勝負事は世の中にたくさんあるけれど、小さな勝負事も同様にたくさんある。お皿の上に一つだけ残った鳥の唐揚げを賭けて行われるじゃんけん大会、ババ抜きや神経衰弱などのトランプカードを使った簡単なゲームなどなど。
それには必ず勝者と敗者がいる。普通は勝ったり負けたりを行ったり来たりだけど、たまに一方通行の人がいる。勝ち続けるのは気持ちが良いけど、負け続けるのは気分が良いものではない。
私は今年の四月から晴れてぴかぴかの大学一回生となった。封を開けたばかりのぴかぴかな状態は気を抜くとすぐに汚れがついて、放置すると簡単には落ちなくなる。お風呂場の水垢や台所の油汚れの如く、怠惰が染みつかないように充分注意したい。
この大学には私と同じ高校から進学した友人がいて、通いはじめてすぐに彼女から紹介された人がいる。その人とはそれから何度か顔を合わせているのだけど、私は未だに彼の顔が分からないでいる。
二回生の先輩であるその人は勝負事に滅法弱い。同回生の友人達と二回生の先輩方の数人で居酒屋さんを訪れた際、先程述べた唐揚げ争奪じゃんけん大会で一人だけパーを出して負けたり、テーブルゲームやテレビゲームなどでも悉く負けてしまう。勝負事に関しては一度も勝利したことがないそうだ。
聞くところによるとくじ運も絶望的らしく、おみくじでは凶しか引けず、好きなアーティストのライブチケットの当選には一度も当たったことがない。ハズレ一方通行で当たりらしい当たりを出したことが全くないそうだ。私もくじ運はひどい方であるが、さらに下がいたとは…。
そんな彼の背中には海星がはりついている。と言っても海にいる海星ではなく普通の人には見えないモノ。所謂、妖怪の海星だ。
私は幼い頃から普通の人には見えないモノが見えてしまう。所謂、幽霊や妖怪。それが私以外には見えないことを知ってから、この事は自分だけの秘密にしている。きっと人に話したら頭のおかしい奴だと思われる。それが嫌だったから…。
その海星は半分が黒く、もう半分が白い勾玉みたいな模様をしていて、随分ぽっちゃりしていた。後で調べて分かったことだけど、カワテブクロと言う海星に姿形がそっくりであった。
たまに「くちゃり」と音を立てて腕を動かしたり、前日は右肩に居たそれが翌日には左肩に移動してたりと、一応生きているようではあった。
普段は化石みたいに微動だにしないので「動いている」と分かるとそれがなんだか不気味で、ぞわっと寒気がする。
海星に憑かれた先輩を初めて見たときは顔面が墨で塗りたくられたように真っ黒で、首や腕などには星形の黒い痣が点在していた。先程顔が分からないと言ったのはこういうことだ。背中の海星と星形の痣。それは容易にこの海星の所業であると推察できたが、それが確信に変わったのすぐだった。
彼がじゃんけんに負けたとき、掌に滲むように星形の痣が現れたのだ。負けると星がつく。要は黒星がついたということ。いつ海星が彼に憑いたかは分からないけど負けに負け続け、こうしてたくさんの黒星がついて彼の顔面は真っ黒になってしまったようだった。
では勝つと白星がつくのか。残念ながら勝負事に弱い彼が勝った瞬間を見たことがないので確認のしようがない。
それからしばらくして、負け続けた彼は全身が真っ黒になってしまった。だからといって体調が悪かったり、不慮の事故に遭うような不幸もないので、ただ単に負けると黒い星の痣をつける妖怪なのだろう。
今でも彼はひたすら負け続けている。だから私は未だに彼の顔を知らない。