“我能看到”S先生

我的朋友 M 可以看到灵魂。

我和M-chan小学、初中、高中，甚至大学都在一起。

我上高一了。

我和M-chan坐火车去了大约4个站外的一所公立高中。

很不幸，我们不在同一个班级，但因为同属文学部，所以我们从来没有疏远过。

当你成为高中生后，到初中的熟人会减少。

我在班上真的很紧张，因为只有我不认识的孩子，但一个女孩引起了我的注意。孩子的名字叫S。

我之所以被她吸引，是因为觉得她长得像M-chan。

总之，M-chan给人的印象是幼稚温柔，而S-san给人的印象是成熟、冷酷、难以接近。

他们长得并不像，但不知为什么，他[文]们又很像。

到我入学两周过去的时候，我的朋友[章]圈已经基本形成了。

我和几个孩子关系很好，但S先生总[来]是一个人。

很明显，S老师在课堂上飘飘然。

一开始，有一些女生试图和S女士相处，但她只是冷淡对待她们，并没有尝试与她们交流。

因为一些事情，我开始和S先生说话。

有一天午休时间，我和朋友们一起吃午饭。

那天，隔壁班的M-chan也在我们身边。

我们愉快地聊了一会儿，但当我注意到时，M酱正盯着教室里的某个地方。

就在黑板的左边，靠近窗户的地方，[自]是一个用来盖冬天用的加湿器的地方[i]。

发生了什么事？我问。

M-chan立刻移开视线说：“没[a]什么。”但认识她很久的我却明白了[m]。

“我一定是看到了什么不好的东西。[k]”

事实上，当我们单独在一起后，当我问 M-chan 时，她说：“有一个浑身是血的男人。看起来不错，但感觉不太好，”他说。

不过，当时教室里并不是只有M-chan在看它。

S君也在同样的方向看着那里。

我不只是盯着你看。

我一脸不悦的看着他。

不禁越来越担心S先生了。

那天放学后，我试图和 S 先生交谈。

“S先生，那边有什么事吗？”

“没有，我只是在看。”

“有一个浑身是血的人吗？”

S先生又是一脸惊讶的表情。

“你……”

“哦不，我可以看到我的朋友，但他说那是因为他在看同一个地方。”

Mr.想了想，然后开口了。

“……那是什么？你是不是疯了？”[.]

“你能看到它，所以你一直在看着它[c]，对吧？也许这就是你总是一个人的[n]原因？”我说。

别告诉我它看起来太糟糕了。

之前我听M-chan说，“如果你的外表暴露太多，会很危险，因为人们会注意到你。”所以我利用了这一点。

从那以后，我和S老师经常聊天。

一天，班上一个男生调皮地从窗户掉了下去。

所幸没有生命危险，只是右腿骨折。

老师解释说他粗心大意，但是男孩从窗户掉下来的正是M-chan和S-san正在看的窗户，所以也许我想。

我先问了S先生他有什么要说的。

S先生催我换地方。

“……对啊，正好看到了，不过那边[恐]的家伙是从外面拉的。”

“那你为什么不阻止我！”

“你，我为什么要那样做？我只能做这么多。”

“我能看得见，所以可能还好，但我对那些看不到的人怎么办？如果他们能看得见，自然要帮助他们！”

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我还是很后悔这次。

因为不了解S先生的情况，强加给了[怖]他意见。

M-chan 似乎并不担心被“看得见”。

所以没想到看得见的人在担心。

S先生沉默寡言，但似乎很生气。

但也有令人难过的地方。

“我不看是因为我想看，再说了，我[鬼]也不想再模仿通灵了。”

先生不见了。

我立马后悔了。

就算不知道详情，但毫无疑问，我触[故]动了S君不想让他触碰的部位。

我立马想到了追上去道歉。

但随后教室里传来一声尖叫，这个想[事]法被否决了。

这次是个女学生。

这个地方毕竟是窗户。

“怎么了？”

我冲过去的时候，M-chan也在。

听说这个故事的时候，女孩在窗边和朋友聊天的时候，突然觉得自己的头发被人从后面拽了一下，快要掉下来的时候，M-chan拉住了她的手.据说他抓住并支持了

就在这时铃声响起，M-chan回到她的班级，这时她对我说：“我待会儿再找你。”

放学后，我和M-chan在走廊相遇。

“刚才那个人快要成魔了，我想一定是有什么东西触发了……在那之后，我会尝试驱除它。”

“恶魔……你的意思是有人做了什么[文]？”

“也许是这样。”

这时，S路过。

我想起了我跟S先生说过的话，想要道歉。

然而，S先生看了我一眼，没有理我[章]。

突然，我的脑子里冒出一个念头，但[来]很快就打消了。

不会吧，S先生会做出这样的事情。[自]

不管怎样，我还是决定去参加M酱的驱魔仪式。

傍晚6:00之前，除了一些文化社团，学校里几乎空无一人。

M-chan回到家，做了各种准备[i]。

有账单、某种器具（也许我们应该称它们为礼仪用品）、两个塑料瓶液体和盐。

当我走进空荡荡的教室时，M-chan递给我一张账单。

“拿着以防万一”

然后M-chan走到那个窗口，用[a]毡尖笔在地板上写了些什么，手里拿[m]着法器.我开始念咒语。

我看不见也听不见她，但M-cha[k]n似乎在和我说话。

看了一会儿，我屏住呼吸。

M-chan突然发生了奇怪的事情。

他一脸的痛苦，满脸的汗水。

当M-chan一屁股坐倒时，教室[.]的门窗一下子关上了。同时，我的心[c]里充满了那种我曾多次经历过的“沉[n]重的空气”。

“○○酱，这个”

M酱走到我身边，递给我一个塑料瓶[恐]，让我喝一口。

里面是水，味道怪怪的，喝了之后，[怖]竟然有一种莫名的精神振奋。

然后M-chan在她和我的身上撒了盐，并用手做了记号。

“有点危险，所以我会尽力帮助你逃[鬼]脱的。”

M-chan对着迷茫的我说着，开[故]始念咒语再次。

这是我第一次听到M-chan的咒[事]语近到可以依偎在我身边。

法术和而是感觉自己从嘴里发出声波[文]，有一种神秘的韵律。

然而，M酱却一脸的难看。我还是满[章]头大汗。

第一次看到M酱这么狼狈的样子。

这一定是一件很糟糕的事情。

渐渐地，M-chan的身体开始颤抖。

当时，我以为这一次已经没有了。

只有我的身体火辣辣的，脑袋昏昏沉[来]沉的。

空气越来越重，现在似乎凝固了。

那是我几乎绝望的时候。

教室的门砰的一声开了。

是Mr.S.

先生

就在这时，空气忽然变得轻盈了起来[自]。

“……那你在干什么？”

S君静静的对着窗子这么说道。

“我会永远后悔的……”

S先生的右手‘巴掌’似的朝空处一[i]挥。

然后他又一跺脚，喝道：“给我滚！”

我和M-chan看着都傻眼了。

此后只剩下一片寂静。

“S先生，你怎么来了？”

我胆怯的问道。

“……没什么。我只是觉得我班上有[a]一个讨厌的人很恶心。”

我先生说没有。

但不知何故我很高兴。

“对不起，我习惯了。”

S老师回答我说我不太会表达自己的[m]时候，显得有些害羞。

“对了，你们是能看到那个孩子的朋[k]友吗？”

“啊，是的。面对M。

“你不擅长社交，你走错了路。”

对方是一个自己选择了死亡的乖张家[.]伙，却还执着于这个世界，还想拉着[c]无关的人一起走，对吧？

你不会听别人这样温和地劝告别人吧[n]？”

除此之外，S君又来了一个打击。

“而且你以为你害怕那个，你不能那样做。一旦你这么想，你就被利用了，你什么也做不了。”

当你连自己都保护不了，怎么能牵扯到和我们不同的人呢？”我是。

你也是。他也这么对我说。

“你这么说是担心我。”

不过，当时我不知为何情绪高涨，不[恐]知不觉间，脱口而出的那些话。稻田[怖]。

“哈……！我不是那个意思。”

“这就是为什么……你……喝醉了吗？”

S先生抓起我随身携带的塑料瓶，查看里面的东西。

“原来如此……fufu”

而S君则笑得好笑。

第一次看到S先生笑。

“不知道是不是叫M，你有个有趣的[鬼]朋友。”稻田。

“那个人……单看，比我还好看。”[故]

S-san走后，M-chan小声[事]说道。

从这里开始，后来听说S先生用了一个乱七八糟的方法驱散了那个灵体。

S先生不仅能看到灵体，似乎还能看到灵体对自己生前记忆的影像。似乎是老师的精神自杀了。

据M-chan说，这个精灵的性格正在帮助它成为一个相当强大的恶魔，但S-san强行驱散了它。

对于那个因为对一个年轻高中生的怨恨而无法离开那个地方，无怨无悔的精神，似乎需要那种强势。

据S先生说，当一个学生在那个地方说老师的坏话时，由此引发的邪气越积越多，似乎灵气都快要变成邪灵了.

因为这件事，我和S先生有些亲近了[文]。

不过，M-chan似乎不喜欢S-[章]san。

不过，或许是因为两人之间有些诡异[来]的缘分，此后便多次牵扯进来。

但那是另外一回事了。

发布的恐怖故事：恐怖恐怖卡鲁尼

私の友達Ｍちゃんは霊が見えます。

私とＭちゃんは小学校、中学校、高[自]校、そして大学まで一緒でした。

高校一年生の頃です。

私とＭちゃんは、電車で４駅程行っ[i]た所にある、公立高校に通っていま[a]した。

残念ながらクラスは別だったのです[m]が、二人とも文芸部に所属したので[k]、疎遠になることもありませんでし[.]た。

高校生にもなると、中学までの知り[c]合いも少なくなるものです。

知らない子ばかりのクラスで、私は[n]ガチガチに緊張していたのですが、[恐]ある一人の女の子に目を引かれまし[怖]た。その子は、Ｓさんといいました[鬼]。

何故目を引かれたかというと、「Ｍ[故]ちゃんに似てる」と感じたからです[事]。

どちらかと言えば幼い感じでおっと[文]りした印象のＭちゃんと、大人びて[章]いて冷たく近寄りがたい印象を与え[来]るＳさん。

どうしたって似た者同士には見えな[自]い二人でしたが、何故か似ているよ[i]うに感じたのです。

入学して二週間も経つ頃には、友達[a]グループも大体出来上がっていまし[m]た。

私も例に漏れず、何人かの子と仲良[k]くしていたのですが、Ｓさんはいつ[.]も一人でした。

明らかにＳさんはクラスで浮いてい[c]ました。

はじめのうちは仲良くなろうとＳさ[n]んに話しかける子もちらほらいまし[恐]たが、彼女は冷たくあしらうだけで[怖]コミュニケーションを取ろうとせず[鬼]、そうして彼女は自ら孤立していっ[故]たのです。

私がＳさんと話すようになったのは[事]、ある事がきっかけになったからで[文]す。

ある日の昼休み、私は友達とお弁当[章]を食べていました。

その日は隣のクラスからＭちゃんも[来]来ていて一緒でした。

しばらく楽しく話していましたが、[自]ふと気付くと、Ｍちゃんは教室のあ[i]る一点を見つめていました。

ちょうど黒板の左側、窓際の辺りで[a]、冬場に使われる加湿器がカバーを[m]かけて置いてある所です。

どうしたの？ と私は聞きました。

Ｍちゃんはすぐに目を逸らして「な[k]んでもないの」と言いましたが、付[.]き合いの長い私には分かりました。[c]

「きっとよくないものが見えたんだ[n]ろうな」と。

実際、後で二人きりになってＭちゃ[恐]んに聞いてみたら、「血まみれの男[怖]の人がいるの。まだ大丈夫そうだけ[鬼]ど、ちょっとよくない感じ」と言っ[故]ていました。

しかし、その時教室でそこを見てい[事]たのは、Ｍちゃんだけでは無かった[文]のです。

Ｓさんも、同じようにそこを見てい[章]たのです。

ぼーっと見ている訳ではありません[来]。

不機嫌そうな顔をして、そこを睨み[自]付けるように見ていました。

私はいよいよＳさんが気になって仕[i]方がなくなりました。

そして、その日の放課後、私はＳさ[a]んに話しかけてみました。

「あの、Ｓさん。あそこに何かいる[m]の？」

最初Ｓさんは驚いたような顔をしま[k]したが、すぐに仏頂面に戻りました[.]。

「別に。見てただけよ」

「血まみれの男の人がいるの？」

Ｓさんはまたもや驚いた顔をしまし[c]た。

「あなた……」

「ああいや、私の友達が見えるんだ[n]けど、同じ所を見てそう言ってたか[恐]ら」

Ｓさんはしばらく何か考えていてい[怖]ましたが、やがて口を開きました。[鬼]

「……何それ。頭おかしいんじゃな[故]いの？」

そして黙って帰ろうとしましたが、[事]私は食い下がりました。

「やっぱり見えてるんだよね、だか[文]ら見てたんでしょ？　もしかして、いつも一人なのはその[章]せい？」

するとＳさんは血相を変えて私に詰[来]め寄り、小声で言いました。

「あんまり見えるとか言わないで。[自]むこうに気付かれると厄介だから」[i]

実は、これは計算の上でした。

以前Ｍちゃんから、「あんまり見え[a]ることをアピールし過ぎると、あっ[m]ちに目を付けられちゃって危ないの[k]」と聞いていた私は、それを利用さ[.]せて貰ったのです。

それ以来、私とＳさんは度々話すよ[c]うになりました。

そんなある日、クラスの男子がふざ[n]けて窓から落ちる、という事故が起[恐]きました。

幸い命に別状はなくて、右足の骨折[怖]だけで済んだのですが、その男子は[鬼]「俺は何もしてない、いきなり引っ[故]張られたんだ」と言っていました。[事]

不注意で、と先生は説明していまし[文]たが、男子が落ちた窓というのが、[章]ちょうどＭちゃんとＳさんが見てい[来]た所の窓だったので、私はもしかし[自]て、と思いました。

私はまずＳさんに話を聞いてみまし[i]た。

Ｓさんは場所を変えるよう私に促し[a]ました。

「……あれね。たまたま見てたけど[m]、あそこにいたヤツが外から引っ張[k]ってたわ」

しれっと答えるＳさんに、私は怒り[.]ました。

「だったらどうして止めなかったの[c]！」

「あなたね、どうして私がそこまで[n]しなきゃいけないの。大体私は見え[恐]るだけで、自分の身を守るくらいし[怖]か出来ないんだから」

「自分は見えるからいいかもしれな[鬼]いけど、見えない人はどうしようも[故]ないでしょ？　見えるんなら、助けてあげるのが当[事]然じゃない！」

この時のことを、私は今でも後悔し[文]ます。

Ｓさんの事情も知らず、自分の考え[章]を押し付けてしまったからです。

Ｍちゃんは「見える」ことを悩んで[来]いる風には見えませんでした。

だから私は、見える人がそのことを[自]悩んでいるとは、思ってもいなかっ[i]たのです。

Ｓさんは静かでしたが、とても怒っ[a]ているようでした。

でもどこか悲しそうでもありました[m]。

「私は、見たくて見てるわけじゃな[k]いのよ。それに、もう霊媒師みたい[.]なマネはしたくないの」

Ｓさんは黙って行ってしまいました[c]。

私は途端に後悔しました。

詳しい事情は分からくても、Ｓさん[n]の触れられたくない部分に触れてし[恐]まったのは、間違いありません。

私はすぐに追いかけて謝ろうと思い[怖]ました。

しかし、その時教室から悲鳴が聞こ[鬼]えてきて、その考えは打ち消されて[故]しまいました。

今度は女子生徒でした。

場所は、やはりあの窓でした。

「どうしたの？」

駆けつけると、そこにはＭちゃんも[事]いました。

話を聞くと、窓際でその女の子が友[文]達とお喋りしていたら、急に髪の毛[章]を後ろから引っ張られるような感じ[来]がして、そのまま落ちそうになった[自]時にＭちゃんが手を掴んで支えた、[i]とのことでした。

ちょうどそこでチャイムが鳴って、[a]Ｍちゃんは自分のクラスに戻って行[m]きましたが、その時「後で話がある[k]の」と私に言いました。

放課後になって、私とＭちゃんは廊[.]下で落ち合いました。

「あそこにいたのが、悪霊になりか[c]けてるの。きっと何かがキッカケに[n]なったんだと思うの。……この後、[恐]祓ってみる」

「悪霊って……つまり、誰かが何か[怖]をしたって言うの？」

「多分、そう」

その時、Ｓさんが通りがかりました[鬼]。

私はＳさんに投げ掛けた言葉を思い[故]出し、謝ろうと思いました。

しかしＳさんは私を少し睨むと、無[事]視して行ってしまいました。

不意に、私の頭にある考えが浮かび[文]ましたが、すぐにそれを打ち消しま[章]した。

まさか、Ｓさんがそんなことをする[来]わけがない。

ともかく、私はＭちゃんの除霊に立[自]ち合うことにしました。

夕方の６時前にもなると、校内には[i]一部の文化部が活動してる以外、ほ[a]とんど人はいません。

Ｍちゃんは一旦家に帰って色々準備[m]をしてきていました。

お札や、何かの器具(祭具と呼んだ[k]方がいいかもしれない)や、液体の[.]入ったペットボトルが二本、それに[c]塩でした。

誰もいない教室に入ると、Ｍちゃん[n]は私に一枚お札を渡しました。

「念のために持っていて」

そしてＭちゃんはあの窓際へ行くと[恐]、サインペンで床に何かを書きこん[怖]でから、手に祭具を握って呪文を唱[鬼]えはじめました。

私には見えも聞こえもしませんでし[故]たが、Ｍちゃんは対話のようなこと[事]をしているようでした。

しばらく私はその様子を、固唾を飲[文]んで見守っていました。

すると、突然Ｍちゃんに異変が起き[章]ました。

苦しそうな表情で、その顔には汗が[来]浮かんでいました。

弾かれたようにＭちゃんが尻餅をつ[自]くと、一斉に教室の扉と窓が閉まり[i]ました。それと同時に、何度も体験[a]したあの「重い空気」が充満してき[m]ました。

「○○ちゃん、これを」

Ｍちゃんは私の側へ来るとペットボ[k]トルを一本渡し、中身を一口飲むよ[.]うに促しました。

中身は変な味がする水で、飲むと、[c]不思議と気分が高揚しました。

そしてＭちゃんは自分の体と私の体[n]に塩をふりかけると、手で印を組み[恐]ました。

「ちょっと危ないから、なんとか逃[怖]げれるようにするね」

Ｍちゃんは戸惑う私に一言そう告げ[鬼]ると、また呪文を唱えはじめました[故]。

寄り添うほど近くでＭちゃんの呪文[事]を聞くのは、初めてでした。

呪文というより、音の波を口から出[文]している感じで、不思議なリズムが[章]ありました。

しかしＭちゃんは難しい顔をしてい[来]ました。相変わらず凄い汗でした。[自]

私は、ここまで苦しそうなＭちゃん[i]を初めて見ました。

相当タチの悪いモノなのでしょう。[a]

次第にＭちゃんの体がガクガク震え[m]はじめました。

その時私は、今回はもう駄目なんじ[k]ゃないかと思いました。

体だけがやけに熱く、頭はボーッと[.]していました。

空気の重さはどんどん増し、今や固[c]形化してるようにさえ思えました。[n]

そんな、私が希望を無くしかけた時[恐]。

教室の扉が荒々しく開かれました。[怖]

Ｓさんでした。

Ｓさんはつかつかとあの窓際まで歩[鬼]いていくと、強く足を踏み鳴らしま[故]した。

その瞬間にふっと空気が軽くなりま[事]した。

「……それで、こんなことを？」

Ｓさんは静かに窓際の空間と向かい[文]合って、そう言いました。

「いつまでも未練がましい……」

Ｓさんは、何もない空間に向かって[章]「平手打ち」のように右手を振りま[来]した。

そしてもう一度足を踏み鳴らし、「[自]さっさと消えろ！」と叫びました。[i]

その様子を、私もＭちゃんも、呆気[a]に取られて見ていました。

後には静寂だけが残りました。

「Ｓさん、なんで、ここに？」

私は恐る恐る聞きました。

「……別に。ただ自分のクラスにタ[m]チの悪いモノがいるなんて、気分悪[k]いと思っただけよ」

Ｓさんは、いつものように仏頂面で[.]言い捨てました。

でも、何となく私は嬉しく思ってし[c]まいました。

「あの、ごめんなさい。私、さっき[n]は……。Ｓさんだって、見たくて見[恐]てるわけじゃないのに」

「……別に気にしてないわ。慣れて[怖]るし」

上手く伝えられない私にそう答える[鬼]Ｓさんは、少しだけ照れているよう[故]に見えました。

「ところで、その子が見えるって友[事]達？」

「あ、うん。Ｍちゃんっていうの」[文]

私が答えると、ＳさんはＭちゃんと[章]向かい合いました。

「あなた、人付き合い苦手でしょ。[来]アプローチが間違ってるのよ。

相手は自分で死を選んだくせして、[自]それでも現世にしがみついて無関係[i]の人間を連れてこうとするような、[a]ひねくれたヤツなのよ？

そんな相手を優しく諭したって聞く[m]わけないでしょ」

「えっと……その……」

Ｍちゃんは戸惑っていました。

さらにＳさんは追い打ちをかけます[k]。

「それに、あれを怖いって思ったで[.]しょ。駄目ね。一度そう思ったせい[c]でそこに付け込まれて、手も足も出[n]てなかったじゃない。

自分一人守れないのに、私たちとは[恐]違う人間を巻き込むなんてね」

「……」

Ｍちゃんは何も言い返せず、ただ黙[怖]っていました。

「あなたも。どういうつもりで立ち[鬼]合ってたか知らないけど、あまり私[故]たちの世界に首を突っ込まない方が[事]いいわよ」

Ｓさんは厳しい顔で私にもそう言い[文]ました。

「そんなこと言って、心配してくれ[章]てるんだ」

しかし、その時の私は、何故か気分[来]が高まっていて、気付いたらそんな[自]言葉を口走っていました。

「っ……！　別に、そんなつもりで言ったんじゃ[i]ないわ」

「またまた〜、ここにいるのも、心[a]配して様子を見に来てくれてたから[m]なんでしょ？　……ひっく。あれ？」

「だから違う……って、あなた……[k]酔ってるの？」

「そういえば、さっきから気分が良[.]いような……ひっく」

Ｓさんは私が持っていたペットボト[c]ルをひったくると、中身を確認しま[n]した。

「なるほどね……ふふっ」

そして、Ｓさんはおかしそうに笑い[恐]ました。

私はＳさんが笑う所を、初めてみま[怖]した。

「Ｍっていったかしら。あなた、面[鬼]白い友達を持ったわね」

ひとしきり笑ってから、Ｓさんは最[故]後にそう言うと、帰って行きました[事]。

「あの人……見るだけなら私より見[文]えるみたい」

Ｓさんが帰ってから、Ｍちゃんはポ[章]ツリとそう呟きました。

ここからは後で聞いた話なのですが[来]、Ｓさんはめちゃくちゃな方法であ[自]の霊を祓ってしまったらしいです。[i]

Ｓさんは霊が見えるだけでなく、そ[a]の霊が持つ生前の記憶までイメージ[m]として見えるらしく、窓際にいたあ[k]の霊は、７年ほど前に生徒から酷い[.]イジメを受けて自殺した先生の霊だ[c]ったそうです。

Ｍちゃんによれば、霊の性格も手伝[n]ってかなり手強い悪霊になりかけて[恐]いたそれを、Ｓさんは気合いで無理[怖]矢理除霊したというのです。

未練という未練もなく、ただ若い高[鬼]校生への恨みが凝り固まってあの場[故]所から離れられなかったあの霊には[事]、それくらいの強引さが必要だった[文]そうです。

Ｓさんによると、あの場所で生徒が[章]教師の悪口を言ったりした時、それ[来]に触発されて沸き上がった悪意が積[自]み重なり、あの霊は悪霊になりかけ[i]ていたらしいです。

私は、この件をきっかけにＳさんと[a]いくらか仲良くなりました。

しかしＭちゃんは、どうもＳさんが[m]苦手なようでした。

でもこの二人、不思議な因縁がある[k]のか、このあとも度々関わることに[.]なったのです。

しかし、それはまた別のお話。

怖い話投稿：ホラーテラー　かるねさん