100个故事

iamk 日本恐怖故事 2024-02-20 12:00:01 332 0

‖今年春天,我进入了某所高中。连推荐都没有,成绩也不好不坏,过着枯燥乏味的高中生活,在没有“青春”这个蓝色二字的日子里度过。

〉善待朋友,或者说,我交了一个和他相似的朋友。他们的共同点是都不属于社团活动,放学后就去游乐场闲逛,为琐碎的无聊故事而兴奋。一个是游戏宅,一个是偶像宅,一个是恐怖宅。

‖一般来说,一群朋友一般都是三个[文]人,我想这也是日本人特有的。当每[章]个人都厌倦了常规行为时,第一学期[来]结束了。尽管暑假是学生的特权,但[自]我们没有任何特别活动。当时,我的[i]一位朋友 Tomoki 建议这样做。

“大家好,你们暑假有什么计划吗?[a]

Tomoki说。

我说:“不,不。”

“我也是,我很想去柏原48的li[m]ve,但是买不到票。”

偶像宅男博人说。

“那么,这个暑假你想不想去我爷爷家?”

智树说。

“咦~?你爷爷家?为什么?”

“其实,爷爷,真的很农村。当然,这里没有游戏机厅,真的只是稻田,田地,山区。这里连便利店都没有,我带着我家。”可是我是独生女对不对?再说我爸妈也没有兄弟姐妹,我表哥们也不会来。老夫老太婆的环境下,我真的很孤单。 "

智树阴沉的表情。变得。

“所以你在那里很无聊,那你为什么[k]不和我们一起去?”

Hiroto 很坚决。然后 Tomoki 恳求道。

“求求你了,你们要被关在偏远的小岛上一个星期吗?

“我们才不想去这么无聊的地方呢。[.]

我这么说的时候,智树抓住了我的手[c],它就在这里。我觉得恶心!

“我们有你期待已久的新游戏。”

当我这么说时,Tomoki 只在嘴角咧嘴一笑。

“不行!说真的!光是那台游戏机就[n]很贵,新作品不可能……”

“不行不行,怪物克星

“真的吗?我没有从父母那里得到任何零用钱。我的高中不允许兼职,除非有很好的理由,我唯一的收入来源就是压岁钱。 Tomoki 是独生子,似乎他收到了一定数量的钱,可以让他获得自由。

“没有,不过你要是跟着我去乡下,[恐]我就让你想怎么样就怎么样。”

“擦,胆小鬼。”

< p>“我不去。”

弘人连忙回答。

你肯定是Kashiwara48的[怖]相泽加奈子的粉丝。你知道她是我爷[鬼]爷家附近的人吗?当我这么说的时候[故],Hiroto 挑起了眉毛,这很容易理解。

“咦?难不成你爷爷是XX州XX市[事]人?离我们连五百米都不到。”

“说真的!嗯,也许.. ."

Hiroto一贯的死鱼眼闪着光。[文].

“说起来,她在某杂志采访时说,暑[章]假总是去爷爷家。”

以前在杂志上看过,裕人还没来得及[来]回答当他说出他依稀记得的信息时,[自]把话说完。

“去吧!

“不过你有一周时间吧?总不能一直[i]跟人在一起吧。”咬牙切齿的笑道。[a]

“哦,那好吧,爷爷,有单独的房间[m],我睡那儿。”挺好的,人也散了,[k]想干什么就干什么。因为在乡下,所[.]以即使有点吵,也不会影响到邻居。[c]

我是一个害羞的人,所以听到这话我[n]有点欣慰。

“还有,我在考虑一件小事。”

智树意味深长地笑了笑。那个时候,[恐]我记得智树是个恐怖宅男。

“等一下,很经典,但请不要叫我试[怖]胆。”也有遗迹,不过管理的很好,[鬼]不可能闯入。山很深,

“那什么是事件?”

当Hiroto问Tomoki时,[故]Tomoki看着我和Hiroto[事]意味深长地笑了。

“Hiroto和Yuuki希望你[文]从现在开始收集鬼故事。”

“鬼故事?”我盯着Tomoki。[章]

“对啊,鬼故事。不光是恐怖故事,[来]还有玄幻故事。我们来写一百个故事[自]吧。”

“三个人?你会做吗?”

智树的反驳,广人说。

“在网上查一下,一下子就能凑齐了[i],一人33集,是不是很轻啊?”

“等等一分钟。p>

“嗯,我会准备34集的,你别着急。”

我说这话的时候吓坏了,广人说

“这不可能。”

。 Hiroto 出奇地务实,不相信任何神秘的东西[a]。这就是为什么有时候我会和智树发[m]生冲突,但我总是一个缓冲器。广人[k]对害怕的我生气了。

“真有趣,我们来试试看,证明10[.]0个故事里看不懂的东西都是迷信。[c]

智树看起来有些恼火。不过,他什么也没说,也许是因为他对 Hiroto 在船上的表现感到满意。

‖然后三人的暑假就这样毫无计划的开始了,出发的日子到了。 Tomoki的父母热情地欢迎了我们。相反,我很高兴 Tomoki 交到了朋友。我在那里。显然,由于他不同寻常的性格,Tomoki 并没有很多朋友。

‖智树的爷爷比我想象的要大。不知道是多少年建的,但看样子这房子的结构还是挺古老的。 Tomoki 的祖先一定是一位富有的农民。我看到的仓库里堆满了我从未见过的旧农机具。库房有梯子通往二楼,我们在里面探索,仿佛置身于秘密基地,仿佛回到了童年。

‖这比我预想的还要有趣。去溪流捕[n]鱼,或探索森林。光是听着爷爷奶奶[恐]的往事,那些我们从来没有经历过的[怖]事情,就激起了我们微不足道的好奇[鬼]心。

〉大花园里的烧烤也很好玩。我们吃的肉多得吃不下​​,还有河里捕获的新鲜香鱼和山豆鳟鱼。老实说,我很高兴我们来了。

然后,在我们乡村生活的最后一天,我们终于开始准备100个故事。我从互联网、我从周围的人那里听到的故事以及我在杂志上读到的故事中汲取灵感。

“嘿,说到 100 个故事,它是关于蜡烛的,但是蜡烛[故]很危险,不是吗?如果着火了,我该[事]怎么办?”我问 Tomoki。

“不用担心,我已经为你准备好了一[文]切。”

说着,智树从包里拿出了一块平板电[章]脑。开关打开后,智树轻敲图标。然[来]后,大量蜡烛的图像充满了屏幕。

“我编的,一共有100个,轻敲蜡烛,让蜡烛熄灭,这样安全吗?”

弘人惊讶地笑了起来。

最后一天,吃完晚饭,我们搬到了annex。就这样开始了。

据说开头智树开始,最后百集智树结束。

‖鬼故事的内容通常有很多相同的故[自]事和发展,也有很多相似的故事。

‖出于好奇,踏入乡间不该去的地方[i]。和朋友因奇怪的事情而失踪。和成[a]年人交谈和“你为什么去那里!”出[m]于好奇而打破禁忌的朋友仍然是跛子[k],等等。

〉潜入灵点。其中一个被诅咒是个白痴。仍然无法恢复。或者一个人失踪。就算发生了离奇的命案,故事也根本没有变成事件。

〉在都市传说中,有一个地灵在那里出事的故事,但没有证据表明那个地方发生过如此惨烈的事故。

‹ 坦率地说,这些故事都是不尽如人意的,但由于黑暗和老房子独特的氛围,我们在继续讲述这100个故事时从心底感到恐惧。当你说完后,点击蜡烛将其熄灭。由于我们一整夜都在不眠不休地重复着这件事,尽管我们的疲劳已经达到了顶峰,但我们还是感到周围的空气有些刺痛。

〉这真的很糟糕。什么都没有出来,但我对围绕着我们的痛苦的沉默以及尽管夏天仍然持续下降的温度表示同情。

〉而当我说完第99集并试图敲蜡烛时,我感到一种不协调感。

“嘿,Tomoki。这些蜡烛真的[.]有 100 支,不是吗?”

“少了一根。如果我把它擦掉,那就是一百个故事了。”< /p>

“没有人一次擦掉两个吗?”

>

和 Hiroto。

“不,这不可能。它的程序是这样的[c],如果你一次删除两个,你会得到一[n]个错误。”我每次完成时都会检查表[恐]格上的所有内容,所以应该没有错误[怖]。 ”

“那怎么会有这么多故事呢?如果是[鬼]真的,智树的故事应该是最后一个了[故]。”

众人都沉默了。难道真的发生了什么[事]奇怪的事情?

“我们来看看吧。”

智树打破了沉默。

“咦?看?什么?”

我质疑道。

“其实,我从百物语开始就开始录视频了。我把放在单独房间里的床边灯笼式灯罩取下来了。然后那里配备了一个小相机。

坦率地说,我不想看到它。我不想承认发生在我们身上的奇怪事情。

“别听我的,为什么不说话?”

当我抱怨的时候,广人阻止了我。

“让我们看看,发生了什么事?嗯,[文]一定是出了什么问题,会不会是刚刚[章]被人不小心删除了?”

很难全部看完,所以我们决定快进。[来]我回放了一下,确认大家都在敲屏幕[自],而要敲屏幕,就得敲中间放的平板[i],即使没有人不小心点,也可以敲屏[a]幕。你们两个一起确认过,你应该指[m]出来。就算我一直尝试确认作品,大[k]家也肯定是点了屏幕,另外两人确认[.]了。

“什么都没发生,一定是我一路走错[c]了。”

广人咧嘴一笑,露出了牙齿。当我在[n]第 99 集中说完并试图点击屏幕时,那里传[恐]来了噪音。三人同时看向屏幕,顿了[怖]顿,回放了智贵正在快进的视频。

‖先前清晰的影像被扰乱,声音嘈杂[鬼]。有人开始跟我说话。我从噪音中分[故]不清是谁。我分不清他们在说三个人[事]中的哪一个,因为声音中夹杂着杂音[文],就像收音机走调时一样。

“这一次……(Zazaza)轮到[章]我了。(Zazazagaga)三[来]名高中生A、B、C(Zaza)萌[自]生了做一百个故事的想法(Gaga[i]ga ) 暑假的时候。

(Zaza) 嗯,不知从哪弄来的(ZazaZa[a]) 我们一起搜集了标准的鬼故事(ZZ[m]ZAGAGAGA)。C 笑了。

(Zha Zha ) 我们都累了,因为我们一夜没睡。([k]Zaza) 我们决定睡个午觉,但是(Gaga[.]) 早上醒来的时候,C不在。我联系了[c]大人,还有警察,居委会,以及其他[n]所有人都在寻找他。并且(ZaZa[恐]Za)他被发现了。在意想不到的地[怖]方,以完全不同的面貌......[鬼](Butsu)“

然后视频突然变黑了。

“这是谁告诉你的?”

我们三个都不记得了,是吧?

黑屏顿时开始播放亮光。这是某人的[故]手指在点击屏幕。

“咦,这是谁?”

“Whoaaaaaaaaaaaa[事]aaaaa!”

我们开始齐声尖叫。之后继续播放,[文]下一个场景是当我试图点击屏幕时,[章]我的手指停住了。音频继续。

“嘿,Tomoki。这些蜡烛真的是 100 支蜡烛,不是吗?”由于是清晨,我们被问到发生了什么事。而智树也将刚刚发生的事情老老实实地告诉了父母。鬼故事里,爷爷生气骂他们三个很正常,说:“你们为什么要这么做?!”没有。

〉智树的父母一笑置之,说这只是你的错觉。我带来的证据视频根本没有显示这种怪物的存在。稻田。

真的是我们看到的错觉吗?但我们三个人同时看到了同一件事。不满意,我们离开了 Tomoki 的爷爷。

〉五年过去了,但到目前为止我们没有任何问题。但我仍然无法摆脱那个形象。而我也忘不了第99集的去向,中途结束。

〉他说的失踪C是谁?也许C就是我。我敢肯定 Tomoki 和 Hiroto 有同样的感受,并且生活在恐惧中。


作者:よもつひらさか
原文:百物語り

 この春、俺はとある高校に入学した。推薦だとかも無く、成績も可もなく不可もなくこれといって取り柄のない俺は、中学生の時は強制だった部活にも所属せず、かと言って彼女も無しで、惰性でだらだらとした高校生活を送り、青春という青の字も無い退屈な日々を過ごしていた。

 類は友を呼ぶというか、そんな俺に[来]も似たような友人ができた。それぞ[自]れ共通しているのは、いずれも部活[i]に所属しておらず、学校が終われば[a]ゲーセンでたむろし、他愛のないバ[m]カ話で盛り上がる。一人はゲームオ[k]タクでもう一人はアイドルオタク、[.]そしてもう一人はホラーオタクとい[c]う、まあ絵にかいたようなオタクグ[n]ループである。

 だいたい友人グループというのは三[恐]人が多くて、これも日本人ならでは[怖]なのかなと思ったり。だいたいお決[鬼]まりの行動にそろそろ皆飽きが来て[故]いたところに、一学期が終わりを告[事]げる。夏休みという学生にとっての[文]特権を持て余しているというのに、[章]俺達にはこれと言ったイベントもな[来]かった。そんな時に、友人の一人、[自]トモキが提案したのだ。

「なあ、お前ら、夏休みなんか予定[i]ある?」

とトモキ。

「うんにゃ、別に。」と俺。

「俺も。本当は柏原48のライブに[a]行きたかったんだけど、チケットと[m]れなかった。」

と項垂れるのはアイドルオタクのヒ[k]ロト。

「じゃあさ、今年の夏休み、お前ら[.]俺のじいちゃん家に一緒に行かね?[c]

とトモキ。

「ええ~?お前のじいちゃん家?何[n]で?」

俺は人見知りが割とあるので難色を[恐]示した。

「実はさ、じいちゃんち、すげえ田[怖]舎でさ。もちろんゲーセンなんかも[鬼]無いし、本当に田んぼと畑と山しか[故]ないようなところでさ。コンビニす[事]らなくて、しかも家族で行くんだけ[文]ど、俺は一人っ子だろ?それにうち[章]の親も兄弟とか居ないから、いとこ[来]とかも来ない。本当にジジイとババ[自]アだけの環境に俺一人なんだよね。[i]

トモキは暗い表情になる。

「ということは、そこで退屈だから[a]、俺達に来いと?」

ヒロトは歯に衣を着せない。すると[m]トモキは懇願する。

「頼むよ、お前ら。陸の孤島に一週[k]間も閉じ込められるんだぜ?俺。俺[.]はじいちゃんにとってたった一人の[c]孫だから行かないわけにはいかない[n]んだよ。」

「俺らだって、そんな退屈な所に行[恐]くのはやだよ~。」

俺が横からそう口を挟むと、トモキ[怖]は俺の手を握ってきた。気持ちわる[鬼]っ!

「お前が前から欲しがっていた新作[故]ゲームがうちにはある。」

そう言うとトモキがニヤリと口の端[事]だけで笑った。

「うっそ!マジか!あれゲーム機だ[文]けでも高いのに。新作ってことは、[章]まさか・・・。」

「そう、そのまさか。モンスターバ[来]スターだ。」

「マジ?今やらせろ!」

俺はゲームオタクだが、いかんせん[自]先立つものがない。親からはお小遣[i]いすらもらっていない。うちの高校[a]はよほどの理由が無い限りはバイト[m]禁止だし、俺の唯一の収入源はお年[k]玉のみ。トモキは一人っ子だけあっ[.]て、わりとその辺は自由になる金を[c]いくばくかもらっているようだ。

「ダメ。でも、俺の田舎についてき[n]てくれるんならいくらでもやらせて[恐]やる。」

「ぬぐぐ、卑怯な。」

「俺は行かない。」

ヒロトは即座にそう答えた。

「確かお前、柏原48の、藍沢加奈[怖]子ちゃんのファンだったよな。彼女[鬼]の出身って俺のじいちゃんちの近く[故]だって知ってたか?」

トモキがそう言うと、ヒロトはわか[事]りやすいほど眉が上がった。

「え?もしかして、お前のじいちゃ[文]んちって、〇〇県〇〇市か?」

「そうだよ。しかも、藍沢加奈子ち[章]ゃんの母方の実家が、じいちゃんち[来]から500mも離れていない。」

「マジか!じゃあ、もしかしたら・[自]・・。」

ヒロトのいつもの魚の死んだような[i]瞳がキラキラ輝いている。

「そう言えば彼女、何かの雑誌のイ[a]ンタビューで、夏休みは必ずおじい[m]ちゃんちに行くって言ってたな。」[k]

俺が以前雑誌で読んだうろ覚えの情[.]報を口にすると言葉が終わらないう[c]ちにヒロトが即答した。

「行く!絶対に行く!」

こうして、俺達は夏休みにトモキの[n]じいちゃんちにお邪魔することにな[恐]った。

「でもさあ、一週間もあるんだぜ?[怖]ずっと人んちに居るってのもなあ。[鬼]

俺はまだ難色を示していると、トモ[故]キは歯を出してにっこり笑った。

「ああ、それは大丈夫。じいちゃん[事]ち、離れがあるから。そこに寝泊ま[文]りすればいいし、離れだから好き勝[章]手できる。田舎だから少々騒いでも[来]近所迷惑にはならないし。」

人見知りの激しい俺はそれを聞いて[自]少し安心した。

「それとさ、ちょっとしたイベント[i]も考えてある。」

とトモキが意味深に笑う。俺はその[a]時、トモキがホラーオタクなのを思[m]い出した。

「ちょっと待て。定番だが、肝試し[k]とかいうのは勘弁してくれよ。」

「それも考えたんだがな~。なんせ[.]山と田んぼしかねえからな。廃墟と[c]かもあるけど、ちゃんと管理されて[n]て侵入とか無理だし。山も深いから[恐]一度入ったらマジで帰れなくなるか[怖]もしれないから。」

「じゃあ、イベントってなんだよ。[鬼]

ヒロトがトモキに尋ねると、トモキ[故]が俺とヒロトを見て意味深に笑った[事]

「ヒロトとユウキはさ、これから怪[文]談をかき集めて欲しいんだ。」

「怪談?」

俺とヒロトは声を合わせてトモキを[章]見つめた。

「そう、怪談。別に怖い話だけじゃ[来]なくて、不思議な話とかでもいい。[自]百物語やろうぜ。」

「三人でか?百も集められるのかよ[i]。」

ヒロトが言うと、トモキは反論した[a]

「ネットとかで見ればあっと言う間[m]に集まるぜ。一人33話くらい軽い[k]だろ?」

「ちょっと待て。33話じゃ足りな[.]いだろ。」

「まあ、そこは俺が34話用意する[c]から安心しろ。」

「それにしてもさ、もし百話終わっ[n]て・・・その・・・何か出たらどう[恐]すんだよ。」

俺がビビってそう言うとヒロトが、[怖]

「そんなのあるわけねーじゃん。」[鬼]

と言った。ヒロトは妙に現実主義で[故]、オカルト的なものは一切信じない[事]。だから時々トモキと衝突すること[文]もあるが、俺がいつも緩衝材になっ[章]ている。ビビってる俺に、ヒロトは[来]ムキになった。

「おもしれえじゃん。やってみよう[自]ぜ。そんで百物語りみてえなものが[i]全て迷信だって証明しようぜ。」

トモキは少しムッとした顔をしたが[a]、ヒロトをうまく乗せられたことに[m]満足したのか何も言わなかった。

 そして何も予定のない三人組の夏休[k]みが始まり、出発の日を迎えた。ト[.]モキの両親は俺達の飛び入りを快く[c]迎えてくれた。むしろトモキに友人[n]が出来たことを事のほか喜んでいた[恐]。トモキはどうやら変わった性格か[怖]らあまり友人はいなかったらしい。[鬼]

 たどりついたトモキのおじいちゃん[故]ちは、想像以上に大きかった。築年[事]数はわからないけど、その家の構造[文]がかなり古いことを物語り、大きな[章]敷地内には、離れが二つと蔵まであ[来]る。きっとトモキの先祖は豪農だっ[自]たに違いない。見せてもらった蔵の[i]中には、それを物語る古い農機具や[a]見たことも無いような道具で溢れて[m]いた。蔵には、二階に繋がるはしご[k]があり、俺達は幼少に戻ったように[.]、秘密基地感覚で探索した。

 思った以上に楽しかった。小川に魚[c]を取りに行ったり、森を探検したり[n]。俺達が今まで体験したことのない[恐]ことや、じいちゃんとばあちゃんの[怖]昔の話を聞いたりするだけでも、俺[鬼]達の貧弱な経験値では測り知れない[故]好奇心をくすぐられた。

 広い庭でのバーベキューも楽しかっ[事]た。食べきれないほどの肉と、川で[文]釣れた新鮮な鮎やヤマメを焼いて食[章]べた。正直、俺達は来てよかったと[来]思った。

 そして、田舎生活の最終日、いよい[自]よ俺達は離れで百物語りの準備に取[i]り掛かった。話はネットや、周りか[a]らの聞き込み、雑誌で読んだものな[m]どを持ち寄った。

「なあ、百物語りって言えばロウソ[k]クだけど、ロウソクってやばくね?[.]火事出したらどうすんだ?」

俺はあらかじめネットから得た知識[c]で、トモキにたずねた。

「大丈夫。ちゃんと用意してあるか[n]ら。」

そう言うとトモキは自分のカバンか[恐]ら、タブレットを取り出した。スイ[怖]ッチを入れて起動するとトモキはア[鬼]イコンをタップした。すると画面一[故]杯に夥しいロウソクの画像が映し出[事]された。

「俺がプログラムした。全部で百本[文]ある。ロウソクをタップすると消え[章]るようになっている。これなら安全[来]だろ?」

「すげえな。いつの間に。」

ヒロトが呆れ気味に笑った。

最終日、夕飯をごちそうになったあ[自]と、俺達は離れに移動した。そして[i]、それは始まった。

最初はトモキから始まり最後の百話[a]でトモキが締めるという。

 怪談の内容は、たいていお決まりの[m]ストーリーや展開が多く、似通った[k]話がたくさんあった。

 田舎の行ってはいけない場所に好奇[.]心から踏み入る。そして怪異に合い[c]友人が行方不明になる等。そして大[n]人に相談すると「何故そこに行った[恐]!」と言われ除霊するなど。好奇心[怖]で禁忌を破った友人はいまだに廃人[鬼]などなど。

 心霊スポットに侵入する。うち一人[故]がバカをやり祟られた。そしていま[事]だに再起不能。もしくは一人行方不[文]明になる。猟奇的な殺人が行われた[章]にしても、まったく事件にならなか[来]った話。

 都市伝説においては、そこで事故に[自]あった地縛霊がという話があるのに[i]、その場所でそんな悲惨な事故があ[a]った事実はない。

 はっきり言ってどれもこれも眉唾も[m]のの話ばかりだが、暗さと古い家の[k]独特な雰囲気から、俺達は心底怯え[.]ながらも百物語りを続けた。話し終[c]えたものは、ロウソクをタップして[n]消す。一晩中寝ずにこれを繰り返す[恐]のだから、俺達の疲れはピークに達[怖]しながらも、周りの空気にピリピリ[鬼]した何かを感じていた。

 これは本当にヤバイ。何が出るわけ[故]でも無いが、俺達の周りに張りつめ[事]る痛いほどの静寂と夏にもかかわら[文]ず下がり続ける体温を共感している[章]

 そして俺が99話目を話し終えて、[来]ロウソクをタップしようとした時に[自]、俺は違和感を覚えた。

「なあ、トモキ。このロウソクって[i]本当に百本だよな?」

「ああ、間違いないよ。だって横五[a]列に縦二十列だから百だろ?」

「一本足りないんだけど。俺がこれ[m]消すと百話になる。」

「誰かいっぺんに二本消したんじゃ[k]ないの?」

とヒロト。

「いや、あり得ねえ。いっぺんに二[.]本消すとエラー出るようにプログラ[c]ムしてあるから。」

「それに、話は百話分しか用意して[n]ない。終わるたびに全部シートにチ[恐]ェック入れてるから間違いないはず[怖]。」

と俺。

「じゃあ何で話が一話多いんだよ。[鬼]本当なら今からするトモキの話が最[故]後の百話目のはず。」

一同そこで静まり返った。もしかし[事]て、本当に怪異が起こってしまった[文]のか?

「見てみようぜ。」

トモキが沈黙を破った。

「え?見るって?何を?」

俺が疑問を口にした。

「実は百物語始まってからずっとビ[章]デオに撮ってあるんだ。お前らがビ[来]ビると思って内緒で撮ってた。」

そう言うとトモキはおもむろに離れ[自]に置いてある枕元の行灯風の照明の[i]カバーを取った。するとそこには小[a]型カメラが仕込んであった。

 俺ははっきり言って見たくなかった[m]。俺達に起こった怪異を認めたくな[k]かったのだ。

「聞いてねえよ。何で黙ってたんだ[.]。」

俺が不満を口にすると、ヒロトが制[c]止した。

「確かめてみようぜ。何が起こった[n]か。まあ、何かの間違いだろうがな[恐]。誰かが操作を誤って消さなかった[怖]だけなんじゃねえの?」

全部見るのは大変なので、俺達は早[鬼]送りで確認することにした。再生し[故]て確認しているが、皆確かに画面を[事]タップしているし、画面をタップす[文]るには真ん中に置かれたタブレット[章]にタップする必要があり、誰かが誤[来]ってタップしなくても他の二人が一[自]緒に確認しているから、それを指摘[i]するはずだ。ずっと確認作業をすす[a]めてみても、皆確実に画面をタップ[m]して、それを他の二人が確認してい[k]る。

「何もねえじゃん。やっぱ何か途中[.]でミスったんだよ。」

ヒロトが歯を見せて笑った。99話[c]目に俺が話し終えて画面をタップし[n]ようとすると、そこにノイズが入っ[恐]た。三人同時に画面を覗き込みトモ[怖]キが早送りにしていたビデオを一時[鬼]停止して再生した。

 今までクリアだった画像が乱れて音[故]声もノイズが入った。俺の後に誰か[事]が話を始めている。ノイズでそれが[文]誰なのか見分けることができない。[章]音声はラジオのチューニングが合わ[来]なかった時みたいにザザザと雑音に[自]紛れて三人のうちの誰の声ともわか[i]らなかった。

「今度は・・・(ザザザ)俺の番ね[a]。(ザザザーガガー)とある三人の[m]高校生A,B,Cが(ザザ)夏休み[k]に百物語りを(ガガガー)しようと[.]思いついたんだ。

(ザザー)まあ、どこからか仕入れ[c]てきた(ザザザ)定番の怪談を寄せ[n]あって(ザザーガガガ)なんとか百[恐]話まで話したあと、最後の(ガガー[怖])ロウソクを消した。ところが(ザ[鬼]ザッ)何も起きなかった。(ザーザ[故]ー)なんだ、何も起きねえじゃねえ[事]か。Cが笑った。

(ザザザー)一晩中寝ずにいたので[文]皆疲れて(ザザ)仮眠しようってこ[章]とになった。ところが(ガガー)朝[来]起きるとCが居ない。(ザーザー)[自]AとBはあたりを必死で探したがC[i]は居なかった。(ザザザー)周りの[a]大人に連絡して警察、町内会、総出[m]で彼を探した。そして(ザザザ)彼[k]は見つかった。思いもよらぬ場所、[.]変わり果てた姿で・・・。(ブツッ[c])」

そこで映像は突然途切れて真っ黒に[n]なった。

「これ話したの誰?」

三人に身に覚えはないこんな話はま[恐]ったくしていないし、話の内容があ[怖]まりに今の俺達に似てないか?

真っ黒だった画面が突然鮮明に再生[鬼]し始めた。それは誰かの指が画面を[故]タップする場面だ。

「なあ、これ、誰?」

そこに映し出されたのは、俺達の誰[事]でもない何か。

「うわあああああああああっ!」

俺達は一斉に叫び始めた。その後も[文]再生は続いており、次の場面は俺が[章]画面をタップしようとして指が止ま[来]った場面だった。音声はさらに続く[自]

「なあ、トモキ。このロウソクって[i]本当に百本だよな?」

 俺達は転がるように離れを飛び出し[a]て母屋に駆け込んだ。朝早くだった[m]ので、俺達は何事かと問われた。そ[k]してトモキは正直に、今あったこと[.]を両親に話した。怪談お決まりの展[c]開であれば、ここでじいちゃんが激[n]怒「何故そんなことをしたのか!」[恐]と叱って謎の除霊師の元に三人を行[怖]かせる、というのが常であるが、そ[鬼]んなことは無かった。

 トモキの両親には一笑に付されてお[故]前たちの錯覚、気のせいだと言われ[事]た。証拠にと持ってきたビデオにも[文]そんな怪異の存在は全く映っておら[章]ず、俺たちが延々と百物語りをする[来]場面が映し出されるばかりで、九十[自]九話目のあいつはどこにも映っては[i]いなかった。

 本当にあれは俺達が見た幻だったのだろうか。だが、俺達は三人同時に同じものをみたのだ。俺達は釈然としないままに、トモキのじいちゃんちを後にした。

100个故事 日本恐怖故事

 あれから五年の月日が流れたが、今[a]のところ俺達には異常はない。だが[m]、俺はいまだにあの映像が頭に焼き[k]付いて離れない。そして中途半端で[.]終わった九十九話目の行方を忘れる[c]ことができない。

 あいつの話した行方不明になったCが誰なのか。もしかしたらCは俺なのではないか。きっとトモキもヒロトも同じ気持ちで怯えながら暮らしているのだと思う。

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