二十年前。
我有一个很奇怪的经历。
一个叫A的女生转学到了隔壁的班级。
A的特点是自然烫的长发及腰。
休息时总是一个人。
说话时没有反应。
手腕上有很多像手腕割伤的疤痕。
有时他会自言自语。
A的传言是这样的。
但她其实很漂亮。
总是往下看,可是这附近的名人连个种族都算不上。
我感觉你是在故意不显眼。
有一天,我想在课间休息时看看A的脸,所以我去了下一节课。
A还是一个人。
无论你是在睡觉还是在冥想,你都是[文]低着头坐着不动的。
过了一会儿,铃声响起,我回到教室[章]。
“哎……我不禁担心A,但是真的不[来]行吗?”
我咨询了朋友B。
“说真的!嗯……我怎么说呢……是不是有点毛骨悚然?我听说你因试图自杀而住院的传言。/p>< p>B说的是真的吗?
我越来越关注A了。
作为一个迟到的学生,有一天第一学[自]期快结束的时候,我在放学回家的路[i]上看到了A,没有采取任何行动。
他一边和别人说话,一边把书包抱在[a]胸前,脸上带着我在学校从未见过的[m]笑容。
不,准确的说不是人,而是一只鸟。
不管跟谁说话,A的笑容最可爱。
我被它的可爱程度迷住了。
A突然转向我。
“我被看见了”
A说这话的时候脸红了,低下了头。[k]
我的心怦怦直跳。
然后我就开始一点一点的跟A说话。[.]
“你真了不起!你跟A说了什么?你[c]要上那家伙吗?”
B好像很担心我我越来越被吸引了给[n]A。
放学回家,A照例跟一只鸟说话去那个地方
没有人去那里,因为它只是一个神社。
我只是路过,因为这是一条捷径。
从那以后,我每天都盼着路过这里。[恐]
今天A又来了。
哈哈大笑。
“喂!你笑什么?”
我自然也笑了。
“托里先生给我讲了一个有趣的故事[怖]。”
“你说什么?”
A是我,咯咯地笑着。
诶! ?什么?什么?
这是什么发展! ! !
A的小手还拉着我的手,说:“到我[鬼]家来吧。”
拉着我走了。
我走了大约 30 分钟吗? .
眼前是一扇巨大的大门。
后面是一座巨大的房子。
这姑娘真了不起。
我还没紧张就拉着他的手进屋了。
一个场景,一个安静,独特的香味。[故]
“家里有谁?”
“妈妈生下我不久就去世了,爸爸每[事]天都工作到很晚。”
我额外说了句。 ..
A似乎不在乎
“我的房间很乱,”
一边开门。
...
这个尺寸是多少?
它比我的客厅还大。
右后方的大床。
一张桌子和一把椅子,在你面前看起[文]来很高大上。
左边是另一个巨大的书架。
还有一幅昂贵的画。
这是我第一次进女生的房间
与其说是兴奋,不如说是不知所措。[章]
A说完“我给你换衣服”就离开了房[来]间。
.
我不安的看着书架上的书。
…不知道英文写的是什么。
翻开一看,原来是一本关于魔法或者巫术之类的书。
一辈子也看不懂。
我闻起来像熏香。
桌子上有一个简单的娃娃。
你试图捡起它的那一刻
“别碰它”
A不知不觉就在我身后。
老实说,我吓坏了。
但不仅如此,当我第一次看到穿着便装的A时,我张嘴就想看看她有多漂亮。
无袖。
无袖连衣裙。
这是一条黑色的长裙,但是很适合你,看起来像个洋娃娃。
A粗暴地抓起人偶,推到桌子上。
你认为你疯了,不是吗?
? ? ?
将瘦弱的手臂举起,双手合十。
“这样静下来的时候,可以听到各种[自]声音。”
我注意到A手腕上的伤疤,但是他的[i]手臂上全是伤疤,不仅仅是手腕.稻[a]田。
A闭了会儿眼睛。
过了一会儿,嘴巴开始动了。
我听不见你在说什么,但你闭着眼睛在说什么。
我不相信通灵现象或不明飞行物或类似的东西。
所以没看懂A在干什么。
我就是喜欢A,所以我试着去了解他[m]。
现场与静室。
熏香的味道很浓。
我在做什么?
当我开始那样想的时候
...我听到了一些声音。
低声说话,喃喃自语。
诶! ?
我把头转向声音传来的地方。
…A的办公桌。
别被骗了。
我害怕地靠近桌子。
然后
我听到敲门声。
我差点尖叫出来。
“是您的丫鬟。”
A打开门,接过一份点心。
不由被刚才的声音打扰了。
“你想看看桌子里面吗?”
仿佛看穿了我的脑海,A打开了桌子[k]。
里面只有那个娃娃。
“这是我的坏分身。所以我不能让人[.]碰它。”
什么是坏分身? ? ?
“你想听更多吗?”我得到了它。
……香火的味道很浓。
A的长发撩着我的胳膊。
近到可以听到 A 的呼吸声。
我想我要忘记那个神秘的事件了..[c]....
我是在做梦吗?
正当我这么想的时候,手臂传来一阵疼痛。
! ! !
我看到我的手臂上有血。
A拿着那个不知道从哪里来的恶心人[n]偶擦我的血。
“你在做什么?”
伤口看起来并不太严重。
A看起来很满意,给了我一个天使般[恐]的微笑。
“这是你的坏分身”
“那就把你的头发塞进这个女孩里面[怖]吧。”
说着,人偶就出现了。
我不相信通灵现象或不明飞行物或类似的东西。
但这到底是什么?
B说的台词我都记在脑子里了。
“……你真的要和那个家伙混吗?”[鬼]
……香火味浓。
我看着递给我的人偶。
A桌上的洋娃娃有点不一样。
“……对不起,我先回家了。”
A正看着窗外。
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回家的路,感觉好久不见。
“欢迎回来”
没想到妈妈的声音这么让人安心。
到二楼你的房间,躺在床上。
我觉得裤子不舒服,把口袋里的东西[故]都拿出来了。
……当时是送给A的,他好像是不小[事]心收下了。
没有面部表情、衣服或其他细节。
这个简单的娃娃有些地方很脏。
污垢一定是我的血。
……
我想过扔进垃圾桶,但我记得A说的[文]话。
“你的另一个自我”
我给B打了电话。
“我告诉过你了。他很危险。把他扔[章]掉。他只是个神秘的疯子。”
...打电话给我,因为我不能把他[来]扔掉我不知道。
嘶哑的声音响起。
我听不太清楚。
生气了。
说清楚。
生气了。
微风拂面。
某人的头发让我的脸颊发痒。
自然烫发团圆圆的。
“您好,您来这里做什么?”
“先生! ! !
我浑身都是汗。
我想我不知不觉睡着了。
当我试图站起来时,有什么东西碰到[自]了我的手。
是个洋娃娃……别闹了。
我到底做了什么?
第二天早上去隔壁班看A。
A看着我,若无其事地笑了笑。
在裤兜里窃窃私语
“不要把它带到这个地方”
也不要大声说出来
A to de ne
A钟声听起来好像与时间相符。
老师张着嘴巴合着黑板忙着写东西。[i]
书桌上的课本已经翻了好久了。
铃声一响,我就离开了教室。
我不是吹牛,但我从来没有逃过课。[a]
所以我不知道该去哪里。
想了想,终于来到了平时冷清的神社[m]。
抬头仰望天空,一片湛蓝,没有一丝[k]云彩。
这里很安静,因为远离主干道,很少[.]有人经过。
风吹过,树叶摇曳。
感觉时间都停止了。
蒸粗麦粉。
不回头就知道。
“……喂,你想要什么?”
风吹过,树叶摇曳。
我从口袋里掏出洋娃娃,用美工刀在[c]肚子上划了一道口子。
然后……我把头发拔出来插了进去。[n]
“……这样可以吗?”
>A像按下停止键一样停了下来,但随即笑了笑。
那时,栖息在树上的鸟儿一下子飞走了。
鸟儿太多了,深蓝的天空有一瞬间漆黑一片。
A站起来摊开双手,喃喃自语着什么。
一头及腰的长发随风摇曳,十分美丽。
“你们在干什么!!!”
B.
“抱歉,以后再说,今天就别来了…[恐]…”
我还没说完,B就把我手里拿着的娃[怖]娃拿走了。
又踩又摔。
我在那里失去了知觉。
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我在平常的神社等着A。
多么美好的一天。
一只鸟在我附近鸣叫。
“您好,有什么可以为您效劳的吗?[鬼]”
我伸手就跑。
...这对我来说是不可能的。
我放声大笑
寂寞涌上心头。
飘逸的长发映入眼帘。
你好。
我拼命跟。
不!
请稍等!
“……你还好吗?”
咦……?
我在做什么?
听说我顿时崩溃了,B赶紧喊S。
记忆在慢慢恢复。
A在哪里?
我环顾四周,却不见他的身影。
我的头很痛。
摸上去感觉很滑。
S一直叫我去医院。
也许你摔倒的时候撞到了它。
我跟S说我要去医院,好不容易说服[故]了他。
那只脚我去了A家。
我按了铃声,但是没有人出来。
我犹豫了一下,但我把手放在门上,[事]门开了。
我从里面闻到了香。气味令人窒息。[文]
上楼梯
在A的房间前,喊你的名字。
...回答没有
打开门,A就在那里。
A面向窗户。
仿佛透过悬窗看天。
然后缓缓转身。
他的脸比以往任何时候都白,他的身[章]体也比以往任何时候都小。
“对不起”
说着,他靠在了我的胸口。
A的手臂在流血。
“如果你给你的分身血液,它会实现[来]你的一个愿望。”
问之前,A笑着回答道。
我的分身好像因为被触动而失去了力[自]量。
老实说,我不关心这个。
A 抬头看着我笑了起来。
通常的A。
我想就这样一直待下去,但我有件事要问。
“……你是从什么时候开始做这个的[i]?”
恐怖故事发布:恐怖恐怖无名氏
作者:怖話
原文:A
今から20年前。
とても奇妙な体験をした。
隣のクラスにAという女が転校して[a]きた。
Aは天然パーマでぐるぐるの腰まで[m]ある長い髪が特徴。
休憩時間はいつも1人。
話し掛けても無反応。
手首にはリストカットらしき傷痕が[k]多数。
時々独り言をブツブツ言ってる[.]。
Aの噂はこんな感じ。
でも本当はかなり美人。
いつも下向いてるけどそこらへんの[c]芸能人なんかレースにならないくら[n]い。
なんだかわざと目立たないようにし[恐]てるって感じがする。
ある日の休憩時間Aの顔見たくて用[怖]もないのに隣クラスに行った。
相変わらずAは1人だった。
寝てるんだか瞑想してるんだか座っ[鬼]てうつむいたまま微動だにしない。[故]
しばらくしてチャイムが鳴ったので[事]クラスに戻った。
「なぁ…俺、Aのこと気になって仕[文]方ないんだけどやっぱり無理かな?[章]」
友人のBに相談してみた。
「マジで!?う〜ん…なんて言えば[来]いいか…なんか気味悪くないか?自[自]殺未遂ばっかで病院に入ってたって[i]噂聞いたぞ。確かに可愛いと思うけ[a]ど…」
Bの言ってたことは本当なのか?
ますますAのことが気になった。
奥手な俺は行動にうつせないまま1[m]学期が終わろうとしたある日下校途[k]中にAを見かけた。
学校では見たことがない笑顔でカバ[.]ンを胸に抱き誰かと話していた。
いや正確に言うと誰かではなく鳥と[c]。
話している相手はともかくAの笑顔[n]は最高に可愛かった。
あまりに可愛く俺は魅入っていた。[恐]
Aが突然こちらを向いた。
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「見られちゃった」
Aはそう言うと照れたように顔を赤[怖]らめ下を向いた。
俺は胸がドキドキした。
それからAと少しずつ話すようにな[鬼]った。
「お前すげえじゃん!Aになんて言[故]ったんだよ。つ〜かあんな奴に深入[事]りしてヤバクネ?」
Bは俺を心配しているみたいだが俺[文]はどんどんAに惹かれていった。
下校時間いつものようにAが鳥と話[章]していた場所に行く。
そこは神社という名ばかりのもので[来]寂れて誰も通らない。
俺は近道になるから通ってるだけ。[自]
あれから毎日ここを通るのが楽しみ[i]になっていた。
今日もAは居た。
クスクスと笑っている。
「よぉ!何笑ってんの?」
俺も自然と笑顔が出る。
「鳥さんがね、面白い話を聞かせて[a]くれたの」
「…なんて言ってた?」
クスクス笑いながらAは俺の手を握[m]った。
え!?何だ?何だ?
何だ、この展開!!!
小さな手で俺の手を握ったままAは[k]
「家においでよ」
と言い俺を引っ張って行った。
30分ぐらい歩いただろうか。。
目の前にはばかでかい門。
その奥にはばかでかい家。
こいつとんでもないお嬢だ。
俺は緊張する間もなく手を握られた[.]まま家の中に入って行った。
シーンと静まり独特な香り。
「家の人は?」
「ママは私を産んですぐに死んだ。[c]パパは仕事で毎日遅いの。」
余計なこと言ってしまった…。
Aは気にする様子もなく
「散らかってるけど私の部屋」
と言いながらドアを開けた。
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…
何だ、この広さ。
俺の家のリビングより広いぞ。
右奥にでかいベット。
真正面に高そうな机と椅子。
左側にはこれまたでかい本棚。
そして高そうな絵。
女の子の部屋初の俺だが
ドキドキするより圧倒されていた。[n]
「着替えてくるね」
と言い部屋を出たA。
俺は落ち着かなく本棚の本を見た。[恐]
…英語で何て書いてあるか分からな[怖]い。
パラパラ見るとなんとなくだが魔法[鬼]とか魔術とかたぶんそんな類いの本[故]。
俺には一生かかっても読めない代物[事]。
お香のような香りが漂ってきた。
机の上には簡素な作りの人形が1つ[文]置いてある。
手に取ろうとした瞬間
「触ったら駄目」
Aがいつの間にか俺の背後に居た。[章]
はっきり言ってびびった。
でもそれよりAの私服姿を初めて見[来]た俺はあまりの美しさに口をあんぐ[自]り開けた。
ノースリーブって言うんかな。
袖のないワンピース。
黒い長いワンピースなんだけどとて[i]も似合ってて人形みたいなんだ。
Aは人形を乱暴に掴むと机の中に押[a]し込んだ。
「頭おかしいと思ってるでしょ」
???
細い両腕を上にあげ両手を合わせる[m]。
「こうして心落ち着かせるといろん[k]な声が聞こえてくるの。」
Aの手首の傷痕には気がついていたが手首どころか腕の至るところに傷痕があった。
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Aはしばらくその状態で目をつむっ[.]ていた。
しばらくすると口元が動き始めた。[c]
何を言ってるのか聞き取れないが目[n]を閉じたまま何か言っている。
俺は心霊現象とかUFOとかそうい[恐]う世界は全く信じない。
だからAのやっていることは理解出[怖]来なかった。
ただAのことが好きだから理解しよ[鬼]うと努めた。
シーンと静まりかえった部屋。
お香の匂いがきつい。
俺何してんだっけ?
そんなことを思い始めた時
…なんだか聞こえたんだ。
小さな声でボソボソって話し声。
えっ!?
音のする場所に顔を向けた。
…そこはAの机。
空耳なんかじゃない。
俺は机に恐る恐る近寄る。
その時
ドアをノックする音が聞こえた。
俺は悲鳴をあげそうになった。
「お手伝いさんだよ」
Aはドアを開けおやつを受け取った[故]。
俺はさっきの話し声が気になって仕[事]方なかった。
「机の中見たい?」
俺の心を見透かすように言いAは机[文]を開けた。
中にはあの人形しか無かった。
「これは私の悪い分身。だから人に[章]触らせたら駄目なんだ。」
悪い分身ってなんなんだ???
「もっと聞きたい?」
俺の腕をさわりながらAは身体を寄せてきた。
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…お香の匂いがきつい。
Aの長い髪が俺の腕をくすぐる。
Aの息遣いが聞こえてきそうなほど[来]近い。
先ほどの摩訶不思議な出来事なんて[自]忘れてしまいそうだ…
俺は夢を見てるのか?
そう思っていた時腕に痛みが走った[i]。
!!!
腕を見ると血が流れている。
Aはどこから持ってきたのかあの気[a]持ち悪い人形で俺の血を拭っていた[m]。
「何してんだ!!!」
俺は夢から目が覚めたようにふらふ[k]ら立ち上がり腕を見る。
傷はたいしたことなさそうだ。
Aは満足気な顔をして俺に天使の笑[.]顔を向けた。
「これは貴方の悪い分身」
「あとは貴方の髪の毛をこの子の中[c]に入れてね」
そう言うと人形を差し出した。
俺は心霊現象とかUFOとかそうい[n]う世界は全く信じない。
けどこれは一体何なんだ。
頭の中でBが言ってた台詞を思い出[恐]す。
「…あんな奴に深入りしてヤバク[怖]ネ?」
…お香の匂いがきつい。
俺は渡された人形を見た。
Aの机にあった人形とは少し違う。[鬼]
「…ごめん。俺帰るわ」
Aは窓から外を眺めていた。
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家までの帰り道とてつもなく長く感[故]じられた。
「おかえり」
母の声がこんなに安心出来るなんて[事]。
2階の自分の部屋に行きベットに寝[文]転がる。
ズボンに違和感を感じポケットの中[章]身を取り出した。
…あの時Aに差し出されて迂闊にも[来]受け取っていたようだ。
顔の表情とか服とか細かな物は無い[自]。
シンプルな作りの人形は所々汚れて[i]いた。
その汚れは俺の血に違いない。
……
ゴミ箱に投げ捨てようかと思ったが[a]Aの言った言葉を思い出す。
「貴方の分身」
俺はBに電話をかけた。
「だから言っただろう。あいつはか[m]なり危ない奴だ。そんなもんとっと[k]捨てろ。オカルトマニアなだけだよ[.]」
……捨てれないから電話してんだろ[c]〜が。
ボソボソと耳障りな話し声が聞こえ[n]る。
よく聞こえないな。
苛々する。
はっきり喋ろ。
苛々する。
心地よい風が吹いてきた。
誰かの髪が俺の頬をくすぐる。
天然パーマのぐるぐる。
「やあ。こんな所で何してんの?」[恐]
「鳥さんがね貴方とお話したいって[怖]。髪の毛ちょうだいって」
!!!
身体中から汗が吹き出ていた。
いつのまにやら眠っていたようだ。[鬼]
起き上がろうとした手に何かが触れ[故]た。
人形だ…勘弁してくれ。
俺は一体どうしちまったんだ。
翌朝俺はAに会いに隣のクラスに向[事]かった。
Aは何事もなかったように俺の顔を[文]見微笑んだ。
俺のズボンのポケットを
ツンツンしながらこう囁いた。
「こんな所に持って来たらダメだ[章]よ」
そして声に出さず
ア・ト・デ・ネ
そのタイミングに合わせるかのようにチャイムが鳴った。
nextpage
教師が口をパクパクさせながら[来]黒板になにか熱心に書いている。
机の上の教科書はさっきからずっと[自]同じページのままだ。
チャイムが鳴ったと同時に俺は教室[i]を出た。
自慢じゃないが俺は授業をさぼった[a]ことは一度もない。
だからどこに行けばいいか皆目検討[m]がつかない。
考えた挙げ句結局いつもの寂れた神[k]社に来た。
空を見上げると真っ青で雲ひとつ無[.]い。
ここは大きな道路から離れているし[c]滅多に人が通らないのでとても静か[n]だ。
風が吹き木の葉がゆれる。
時が止まったような気分になれる。[恐]
クスクス。
振り返らなくても分かった。
「…ねぇ、君の望みは何?」
Aは答えず俺の横にちょこんと座り[怖]砂をいじり始めた。
風が吹き木の葉がゆれる。
俺はポケットから人形を取出しカッ[鬼]ターナイフで腹の部分に切れ目を入[故]れた。
そして…髪の毛を抜き突っ込んだ。[事]
「…これでいい?」
Aは停止ボタンを押したかのよう[文]に止まっていたがみるみる笑顔にな[章]っていった。
その時木にとまっていた鳥達が一斉[来]に飛び立った。
真っ青な空が一瞬真っ暗に感じられ[自]るほどたくさんの鳥。
Aは立ち上がり両手を広げ何かを呟[i]いている。
腰まである長い髪が風に揺られとて[a]も綺麗だ。
「お前ら何してんだよ!!!」
Bだ。
「悪い。後で話すから今日は勘弁し[m]てくれ…」
言いおわらないうちに俺が持ってい[k]た人形をBは取り上げた。
そして踏みつけ放り投げた。
俺の意識はそこで途絶えた。
nextpage
いつもの神社で俺はAを待っていた[.]。
気持ちいい日だな。
鳥がさえずりながら俺のそばに来た[c]。
「やあ。何か用かい?」
俺が手を差し伸べると逃げて行った[n]。
…やっぱり俺には無理なんだな。
フッと笑いがこぼれ
そして寂しさがこみあげた。
ぐるぐるの長い髪が俺の視界に入る[恐]。
「やあ。待ってたよ」
俺が声かけるとぐるぐるの長い髪は[怖]俺の視界から消えた。
俺は必死で後を追う。
嫌だ!
頼むから待ってくれ!
「…おい大丈夫か?」
担任のSが心配そうに俺をのぞきこ[鬼]んでいる。
あれ…?
俺何してんだっけ?
聞けば俺が急に倒れBは慌ててSを[故]呼びに行ったらしい。
記憶が徐々に戻ってきた。
Aはどこだ?
辺りを見回すがどこにも居ない。
頭が痛い。
触るとヌルッとした。
Sはしきりに病院へ行こうと言って[事]いる。
たぶん倒れた時に打ったんだろう。[文]
Sには病院に行くと告げ、なんとか[章]納得させた。
俺はその足でAの家に行った。
チャイムを押すが誰も出てこない。[来]
躊躇ったがドアに手をかけると開い[自]た。
中からお香の匂いがした。むせかえ[i]る程の匂い。
階段を上がり
Aの部屋の前で名前を呼ぶ。
…返事がない。
ドアを開けるとAが居た。
Aは窓のほうを向き立っている。
ダランと腕を垂らし窓から見える[a]空を見ているようだった。
そしてゆっくり振り返った。
その顔はいつにも増して真っ白でそ[m]の身体はいつにも増して小さく感じ[k]た。
「ごめんね」
そう言いながら俺の胸にもたれて来[.]た。
Aの腕から血が流れている。
「分身に血をあげると願いをひとつ[c]叶えてくれるの」
聞く前にAはそう答え微笑んだ。
俺の分身は触られたせいで力を失っ[n]たそうだ。
正直そんなことはどうでもいい。
Aが俺を見上げてクスクス笑う。
いつものAだ。
このままこうして居たいが俺は聞か[恐]なければならないことがある。
「…いつからこんな事始めたんだ?[怖]」
俺はAの原点を知って言葉を失った[鬼]。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
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