Dharma Sanga Koroshita。 [姐妹系列]

iamk 日本恐怖故事 2024-03-05 06:00:02 288 0

我有一个比我大四岁的姐姐。它的名字也叫Kunogiri Mikage。

正如名字中的“影”字一样,___[文]__姐的成长经历如同影子一样阴暗[章]沉重。最近的一个趋势是,听说父母[来]在孩子出生时经常使用“阳”字。太[自]阳似乎与太阳有关,具有明亮而充满[i]活力的形象。

“影”字怎么说?就像不出众、性格[a]阴郁的人,被人嘲讽为“如影随形”[m]。将过着不幸生活的人称为“阴人”[k]。影子这个词并不能让人联想到一个[.]非常生动的形象。

阳光与阴影。它们具有完全相反的特[c]性。但是,缺少任何一个,都不能存[n]在。没有太阳,就没有影子。如果没[恐]有阴影,就不要让阳光照耀。

如果你妹妹是“影子”。谁能成为“[怖]阳”?

○○○

最近,农村城镇不发生暴力事件的规[鬼]则正在成为常识。在我居住的一个明[故]显的乡村小镇,发生了一件令人发指[事]的事件。

有个小庙叫N庙。一名小学女生在辖[文]区内被谋杀。放学后,女孩正在 N Temple 和她的一些同学玩耍。几个朋友,包[章]括那些目击谋杀现场的人,都惊呆了[来]。我没有害怕地哭泣,也没有逃离现[自]场。

除了现场惨不忍睹外,我不知道详情。毕竟,似乎还没有掌握这个似乎是凶手的人的特征和动机,以及逃跑的步骤。毕竟,目睹凶案现场的受害女孩的几位朋友都患有休克症、失语症和恐慌症,很难采访到她们。

尽管发生了大事,但新闻和报纸的报道却很轻松。街上传言,被害女孩被杀的方式太过残忍,听说是有规定的,但也不确定。

当地中小学校对这起事件非常重视,每天强制要求分组上下学。即使在我上的初中,我们也被要求在这一天集体上下学。我不觉得我有点保护过度,但即使是第一次来这个乡下小镇,也太过分了。大人们似乎也对发生了无法言说的残酷事件感到不知所措。

这一天,就像今天早上一样,镇上的学生们聚集在一起,三五成群地离开了学校。有的是让父母来接的,我爸妈都出差了,姐姐说今天要晚了,我靠不住家人。我恋恋不舍地和同乡的小伙子并排离开了学校。

我在十字路口等红绿灯。有人拉我的[i]袖口。当我转过眼时,我的同学日野[a]幸子,一个像猫一样细长的眼睛的女[m]孩正在微笑。

日野因为不喜欢巧克力糖果,所以被[k]班级称为巧克力。他成绩优异,人缘[.]好,是深受老师欢迎的模范孩子。不[c]过,另一方面,它又是怪事的始作俑[n]者,对于像我这样每次都和她出去的[恐]人来说,她是个有点麻烦的存在。

这就是为什么我最近非常谨慎,但是[怖] ______。

“你不在我镇上,你来这里做什么?[鬼]

“哈,你刚刚溜出去了。”我没有像[故]逃课一样说出来。我本能地压低声音[事],把脸转向乔可拉。

“你没事吧?”你应该不会有什么麻[文]烦的。嘿,欧酱。更重要的是,它就[章]在附近,对吧?幸好他们似乎没有注[来]意到乔可拉是异城的学生,所以也就[自]没有大惊小怪。好吧,也许这只是时[i]间问题。

“嗯?就在这附近是什么意思?”我[a]说着,他用力拉了我的袖口。红绿灯[m]刚刚从绿变红,大家立刻开始往前走[k]。但是,被乔可拉拉着,我被带出了[.]离开学校的队伍。

“嗯,反正欧酱有空,我们去N神殿[c]吧。”

“嗯?”

你在干什么?如果你想去说出来它又[n]被触发了,这种麻烦的好奇心。

急忙想要挣脱乔可拉的手臂。我越是挣扎,Chocolat就越是抓住我的胳膊不松手,就像风筝的腿被缠住了一样。事实上,它是被拖着走的。不一会儿,我们就并肩站在了恩济寺门口,远离了离开学校的人群。

他来了……我早该小心的……

“巧克力……你是不是和我有仇啊?[恐]就在前几天,你带了东西去凶杀案的[怖]地方。”

“没事的,没事的难得去一个真正发生过杀人事件的地方,这个时候警察安全性弱,很容易闯入。”

“什么叫容易闯入?你不忍心让我参与犯罪,是吗?”这不是问题,除非他是那个会背负我所犯下的所有罪行并自杀的人。欧酱很认真,他会马上自首。不过他是一只鸡,所以他首先就参与了犯罪。不要太自负了。”

“当你犯罪时,一个人做。”

一边说着这样的事情。我们悄悄地走[鬼]进了N寺的范围内。正如乔可拉所说[故],这段时间的安保似乎很薄弱。目前[事],入口处贴着一条黄色胶带,上面写[文]着“禁止入内”,但我找不到任何警[章]察。

翻阅录像带,环顾辖区。院内有一棵[来]大树,可能是神木,树干上挂着一根[自]绳子。在树的下方,有一抹红色的东[i]西,与泥土的颜色明显不同。

“他就死在这里了。”

巧克力面无表情地把手放在树干上。[a]死者很可能就是前几天在这N神殿遇[m]害的一名小学生。我耸了耸肩,远离[k]了树。乔可拉只是把脸转向我,淡淡[.]的说道,

“你说你的下巴被拿掉了。”

“……啊,你呢?”

< p> p>

“是的。下颚。发现死者的下颚已被移除。在尸体附近发现了下颚。好像是……我想知道是谁干的,为什么。死者的直接死因似乎是心脏病发作,然后是下巴被咬。

“鞭打死人……什么都不做,不,连[c]杀都不行。毁尸灭骨……”

p>“在不同的音符……喂,欧酱。最近有关于这个的传言。

“如果你在寺庙[Dharma-s[n]an摔倒],你会被诅咒。”你听说[恐]过,不是吗?这个游戏主要是5、6[怖]个小学生玩的。它的根源似乎来自标[鬼]签。

方法如下:首先,妖魔是由石头剪刀[故]布等决定的。恶魔面向前方,闭上眼[事]睛,大叫道:“达磨同学倒下了。”[文]恶魔以外的孩子,从距离恶魔10米[章]左右的地方开始。拉近与恶魔的距离[来],直到恶魔说完「达摩同学倒下」为[自]止。

恶魔说完“达磨同学倒下了”后转过[i]身。到时候,除了魔族以外的孩子,[a]都必须停止一切动作。稍有动静,就[m]会被妖魔点名,俘虏,与妖魔牵手。[k]这是重复的。

最后,若是有人触动了妖魔,俘虏就会被释放。恶魔以外的孩子逃跑,恶魔追赶,抓到人,恶魔的角色就变了。每个地区都有不同的规则和方法,但大纲是这样的。

【达磨君跌倒】只是一种戏法,没听说过被诅咒的。如果我因为玩这个游戏而被诅咒,我早就被诅咒了,因为我在小学时曾经和我的朋友一起做过[Daruma-san fall down]。

“欧酱,你在听我说什么吗?如果你在[寺庙][达摩先生坠落],你会被诅咒的。你会被诅咒的。” p>

“在寺庙里?也就是说,是特定地方的诅咒吗?那你绝对不能那样做。这附近的小学好像有传言。”

"...不可能,一个女孩死在这里,你不应该说你因为 [Daruma-san fall down] 而受到了诅咒。”

_____________ 他们说没有火就没有烟。

○○○

5分钟后。我将右臂按在圣树上,闭[.]上了眼睛。

“Darumasa-ga-kor[c]o-da”

说着,他转过身。大约十米开外,C[n]hocolat故意翘起一条腿站着[恐]。因为是这个距离,我好像看不到我[怖]的裤子……但不是这样的。

“你还在做吗?”

不知疲倦地嘀咕着。远远地,乔科拉[鬼]特说着难以理解的话,“当然是饼干[故]。”

是的。我们正在N寺院内进行[Da[事]ruma-san fall down]。不用说,恶魔角色就是[文]输在剪刀石头布中的我。既然乔可拉[章]不管怎样都闹腾了,她才不情愿地和[来]他出去了。

“为什么我非要变成中学生才说【达[自]摩同学倒下了】?”虽然说有时候是[i]好的。前几天,在凶案发生的地方,[a]没有什么可以回到我的童年。可怜的[m]故事,我被报告为在谋杀现场游荡的[k]可疑人物。

“达摩三合一”

啊。我叹了口气。我们必须继续这样[.]做多久?想了想,回过头来看。

还有。巧克力无处可寻。我现在应该[c]已经到了。取而代之的是一个留着短[n]发的小女孩。

七岁左右。虽然不是七五三,但她穿[恐]着红色的和服。脚上穿着带红色丁字[怖]裤的木屐。多只眼睛,仿佛双手被蒙[鬼]上了双眼,一动不动地站在那里。

“咦,谁……”毕竟,看起来好像下[故]雨了。女孩闭上眼睛笑了。那是一种[事]粘稠的笑声,嘴巴张得大大的,让我[文]担心自己的嘴巴会裂开。

保持不动,不要有丝毫的动作。蒙着[章]眼睛站在那儿,一根手指都没有动。[来]

啊,好惨和。

我对神秘学没有经验。本能地感觉到[自]危险,我转身就跑。就在这时,有人[i]用巨大的力道抓住了我的肩膀,我的[a]背一下子沉了下去。一股铁锈腥味似[m]的叹息悬在我头上。

“哇……”

迷糊了。有什么白色的东西落在了他[k]的肩膀上。当我震惊地转过脸时,刚[.]才那个小女孩正紧紧地贴在我身上。[c]小女孩没有眼球,睁大的瞳孔里蠕动[n]着白色的蛆虫。它滴落在他的肩膀上[恐]

“不,虫虫!哇,不,不,不,不!”蛆虫倒在地上,吐出黄色的体液,痛苦地扭动着。好像是我横冲直撞地踩到了其中一些,隔着鞋子都能感受到那种不爽的感觉。

发出一声惨叫,我背着小女孩狂暴起来。小女孩依偎着我一会儿,最后还是用她小小的右手抓住了我的下巴。

这太疯狂了。那是我感觉到的时候。[怖]

“您好,这里是美少女的收货地址。[鬼]

一位骑着mamachari的姐姐[故]从天而降。

○○○

一瞬间,我不明白发生了什么事。感[事]觉就像我姐姐骑着妈妈从天上掉下来[文]一样……这是白日梦吗?

但这显然不是白日梦。我的妹妹,骑[章]马马查里,当然在那里。刚才一直贴[来]在我背上的小女孩现在在mamac[自]hari下面。对了,mamach[i]ari下面的小女孩被mamach[a]ari压死了,跟跪在地上似的

,双手和脸都被牢牢的按在地上,还[m]不死心移动。

姐姐直截了当地对目瞪口呆的我说道[k]

“你干什么?快点到后面去”

“……”

“我们走吧”

姐姐一脚踩在踏板上,我赶紧往回跳。我站不起来,就侧着身子坐着。我的屁股很痛,但如果我要抱怨,我知道我会被从 mamachari 上扔下来,所以我什么也不会说。

“坚持”

姐姐使劲划着mamachari。[.]一边用眼角的余光捕捉到被困在下面[c]的少女更加崩溃的样子,我听说是

“你姐怎么来了?”当这种情况发生[n]时,无论你问多少问题,他们都不会[恐]回答这个问题。所以我问了以下问题[怖]

“那个小丫头……是什么东西?”

“是佛”

“……咦,融化了?”

>“准确来说,这是佛陀堕落的结果。”

Mamachari离开N-ji Temple,无视红绿灯,穿过十[鬼]字路口。我一边听着背后响亮的喇叭[故]声,一边问了另一个问题。

“你要去哪里?”

“S神社”

Mamachari爬上山坡右转。沿着道路一直往前走,就看到了白色的鸟居。姐姐把马车停在鸟居附近,拉着我进了神社。

在通往神社的路上,一位似乎是牧师的老人正在用竹扫帚清扫枯叶。神父看了我一眼,笑着对我说话。

“哦,难得啊,我还以为这几天见的[事]不多呢,没想到现在还在。”他掏出[文]一样东西递给我。我不明白,只是盯[章]着米桑加。我姐姐接过米桑加,把它[来]缠在我的左手腕上。

“那是个好护身符,你要戴半年,洗澡睡觉,甚至上学都不要摘下来,孩子已经没有生命危险了。” ”到时候,弦结自然会断。

神父如此嘀咕了一句,再次动了动握着扫帚的手。

○○○

从S神社回家的路上。我和两个人骑[自]马马查里时从姐姐那里听到的故事。[i]

日本本来就是一个【神道】国家。敬[a]拜、尊荣、尊荣神。所以,神殿和参[m]与神殿的人,都是绝对的存在。神道[k]是信仰的中心,人们的利益始终在那[.]里。

但是。当佛教从某个国家传入后,情[c]况就完全改变了。在那之前,它绝对[n]存在。本来应该是神道教,但人们开[恐]始把注意力转向佛教。身体。佛教传[怖]播迅速,寺院和僧侣得势。不知不觉[鬼]中,神道开始没落,佛教开始成为信[故]仰的中心。

它创造了什么?尽管他们一直是绝对的存在,但他们的地位受到寺庙和佛教的威胁。

然而,公然亵渎寺庙和佛教会导致冲突。寺庙和佛教都在崛起,与佛教徒对抗是很无聊的。那我们该怎么办。想了想,『达摩同学倒下』这句话诞生了。作为游戏的一部分,我把这件事告诉了村里的孩子们。

【达磨先生跌倒】是日本自古流传下[事]来的传统游戏。名称因地区而异。例[文]如,关东地区有“佛法降临”之说,[章]而关西地区则有“和尚放屁”之说。[来]在九州地区称为【印度库伦博】。

其实这三个名字有共同点。都是对佛[自]教的亵渎。

首先,在关东地区被称为【不倒翁倒下】。

当我想到达磨时,我会想到人们在新年期间购买的红色圆脸小雕像作为幸运符。这个小雕像是仿照一位名叫达摩的印度佛教僧侣设计的。据说“kotta”是佛教衰落的愿望。

接下来在关西地区的叫法是【和尚嘎[i]屁】。和尚是寺庙的住持,说“我放[a]屁”也是一种侮辱。

最后是九州地区的地名【印度Kur[m]ombo】。印度是佛教的发源地,[k]也是佛教传入日本的国家。 “库伦博”是对黑人的歧视性称呼。[.]

[达摩摔倒][和尚放屁][印度黑球]。这三个名字中的每一个都是对佛教的亵渎。

不明情况的孩子看新戏乐此不疲,不自觉地吐出亵渎佛法的话。佛陀和上帝都是由人类信仰创造的。如果你继续被亵渎_____,换句话说,如果你的信仰消退,你将成为对人类有害的存在。从信仰的对象上掉下来,变成单纯的怪物。

在N神殿袭击你的小姑娘凶手就是杀[c]害醒来的小学生的那个人。是恩济寺[n]供奉的佛陀,失去了力量,变成了怪[恐]物。佛要是那样,N寺就完了。迟早[怖]会变成一座废弃的寺庙。崇拜者不会[鬼]来到谋杀案发生的寺庙。

顺便说一句。如果在寺庙里[达磨先[故]生跌倒],神官会生气,但如果在神[事]社里,神官会表扬你。我不知道这是[文]真的还是假的。

我看着S神社的神官给我的misa[章]nga。按照姐姐的说法,“脱了会[来]死”,所以不管发生什么,都要戴半[自]年。直到结自然断开,永远不要。我[i]想这就是和这样一个坏人有牵连的意[a]义吧。

在十字路口等红绿灯。在我和姐姐乘[m]坐的mamachari旁边,我听[k]到低年级的男孩和女孩在谈论什么。[.]

“咦,是这样吗?”

“是这样的。如果你在寺庙[达摩先生堕落],你会被诅咒的。”

“哦,我好害怕,我要被诅咒了。”

“不过看起来很有趣。>”春君你问谁的,这么可怕的事情?

“嗯……”

少年想了想,喃喃道。

“名字像巧克力的姐姐”


作者:まめのすけ。
原文:ダルマサンガコロシタ。【姉さんシリーズ】

俺には4つ年上の姉がいる。その名も玖埜霧御影(クノギリミカゲ)という。

名前に「影」という文字があるよう[c]に___姉さんの生い立ちは確かに[n]影のように暗く重い。最近の傾向と[恐]して、親は子どもが生まれると、「[怖]陽」の文字を使うことが多いと聞く[鬼]。陽は太陽を連想させ、明るく元気[故]なイメージがあるからだそうだ。

それに対し、「影」という文字はど[事]うだろう。目立たない陰気な性格の[文]人間を「影のような」と揶揄するこ[章]とがあるように。不幸せな人生を送[来]っている人間を「日陰者」と憐れむ[自]ように。影という文字からは、あま[i]り溌剌としたイメージは浮かばない[a]

太陽と影。これらは全く逆の性質を[m]持っている。しかし、どちらかが欠[k]けてしまえば、どちらも存在出来な[.]いものなのだ。太陽がなければ、影[c]は出来ないように。影がなければ、[n]太陽が差さないように。

姉さんが「影」だとすれば。「陽」[恐]となりうるのは、一体誰なのだろう[怖]か。

○○○

田舎町では凶悪な事件は起こらない[鬼]____そんな法則が常識となりつ[故]つある今日この頃。俺が住む紛れも[事]ない田舎町で、凶悪な事件が起きて[文]しまった。

N寺という小さなお寺があるのだが[章]。その境内で小学生の女児か殺害さ[来]れたのだ。何でもその女児は、学校[自]帰りにクラスの友達数人とN寺で遊[i]んでいたという。殺人現場を目の当[a]たりにした友達ら数人は放心状態。[m]怖がって泣くことも、その場から逃[k]げ出すこともしなかった。

現場は凄惨だったということ以外、[.]詳しいことは分からない。何しろ犯[c]人と思しき人物の特徴や動機、逃げ[n]た足取りなどは未だに掴めていない[恐]らしい。何しろ、殺人現場を目撃し[怖]てしまった被害者女児の友達数人は[鬼]、ショック状態からか失語症になっ[故]たり、パニック障害を発症し、事情[事]聴取が困難であるからだという。

大きな事件であるにも関わらず、ニ[文]ュースや新聞での報道はあっさりし[章]たものだった。巷の噂によると、被[来]害者女児の殺され方があまりにも残[自]虐性を帯びていたため、規制が掛か[i]ったと聞くが……それも定かではな[a]い。

地域内の小学校及び中学校では、こ[m]の事件を重く受け止め、集団登校及[k]び下校を強いられる毎日である。俺[.]が通う中学校でも、この日は集団で[c]登校、下校が命じられた。些か過保[n]護な気がしないでもないが、この田[恐]舎町で初と言っても過言ではない凶[怖]悪な事件の発生に、大人達も浮き足[鬼]立っているようだ。

この日も今朝と同じく、町内の生徒[故]ごと集まり、集団で下校した。中に[事]は親に迎えに来て貰う奴もいたが、[文]うちの両親は揃って出張だし、姉さ[章]んも今日は遅くなると言っていたの[来]で、家族には頼れない。俺は渋々、[自]同じ町内の奴らと肩を並べて学校を[i]後にしたのだった。

交差点で信号待ちしていた時だ。誰[a]かが袖口をクイクイと引っ張ってく[m]る。目を向ければ、猫のように細い[k]目をした女子____クラスメート[.]の日野祥子がにこりと笑っている。[c]

日野はチョコレート菓子類にめがな[n]いため、クラスの連中からはショコ[恐]ラと呼ばれていた。成績優秀で人望[怖]もあり、教師受けもいい模範的な子[鬼]だ。だが、一方では奇妙な事件の呼[故]び水でもあり、毎回付き合わされて[事]いる俺としては、少々厄介な存在で[文]ある。

なので、最近はかなり警戒している[章]のだが____って、おい。

「お前、うちの町内じゃないじゃん[来]。何でいるんだよ」

「はっ。ガキじゃあるまいし、集団[自]登校だの集団下校だのかったるくて[i]。さっき抜け出してきたんだよね」[a]

悪びれることなく、堂々とほざくシ[m]ョコラ。抜け出してきたって……授[k]業をサボるようなノリで言ってんじ[.]ゃないよ。俺は思わず声を潜め、シ[c]ョコラに顔を寄せる。

「大丈夫なのかよ。後でお前がいな[n]いのがバレて叱られたって知らんぞ[恐]

「平気平気ー。私がいなくっても誰[怖]も気付かないし、困らないだろうし[鬼]。ねえ、欧ちゃん。それよりも、こ[故]の近くにあるんでしょ」

声を潜める俺とは裏腹に、ショコラ[事]はいつも通りの調子で話してくる。[文]幸いにも、ショコラが違う町内の生[章]徒だとは気付かれていないらしく、[来]騒ぎ立てられることはなかった。ま[自]あ、これは時間の問題かもしれない[i]けれど。

「ん?この近くにあるって何のこと[a]だよ」

「N寺に決まってんじゃん」

ショコラはさらりとそう言うと、俺[m]の袖口を力強く引っ張った。信号は[k]ちょうど青から赤に変わり、みな一[.]斉に歩き出す。だが、ショコラに引[c]っ張られる形で、俺は集団下校の列[n]から出されてしまった。

「ね、どうせ欧ちゃんは暇でしょ。[恐]行ってみようよ、N寺」

「はっ、はあああー?」

何を言い出すやと思えば。また発動[怖]したよ、こいつの面倒な好奇心が。[鬼]

慌ててショコラの腕を振り解こうと[故]もがくが。もがけばもがくほど、凧[事]の脚に絡まるように、ショコラは俺[文]の腕をガッチリ掴んで離さない。そ[章]のまま、ズルズル引きずられていく[来]。やがて、俺達は集団下校の列から[自]大分離れたN寺入り口に並んで立っ[i]ていた。

来てしまった……気を付けていたは[a]ずなのに……。

「ショコラ……。お前は俺に何か怨[m]みでもあるのかよ。つい先日、殺人[k]事件があった場所になんか連れてき[.]やがって」

「まあまあ。いいじゃないの。実際[c]に殺人事件が起きた場所なんて、滅[n]多に行かれるもんじゃなし。今の時[恐]間帯なら、ちょうど警察の警備も薄[怖]れているから、侵入しやすいし」

「侵入しやすいって何だよ。お前、[鬼]俺に犯罪の片棒担がせようって魂胆[故]じゃないだろうな」

「莫迦だねえ。犯罪を犯す時は、欧[事]ちゃんとなんか組まないよ。私の犯[文]した罪を全部ひっかぶって、自殺し[章]てくれる人じゃなきゃ問題外。欧ち[来]ゃんなんてクソ真面目だから、すぐ[自]自首しちゃうでしょ。ってかチキン[i]だから、そもそも犯罪に手を染めた[a]りしないでしょうが。自惚れないで[m]よね」

「お前が罪を犯すその時は、単独犯[k]でやれよ」

共犯者が憐れ過ぎる末路を辿らぬよ[.]うに。

そんなことを話しつつ。俺達はそっ[c]とN寺の境内に足を踏み入れる。シ[n]ョコラの言った通り、この時間帯の[恐]警備は手薄らしい。一応、keep[怖]outと書かれた黄色いテープが入[鬼]り口に張り巡らされてあるが、警察[故]官らしい人影は見当たらない。

テープをくぐり、境内を見てまわる[事]。境内の中には御神木だろうか__[文]___大きな木が茂っており、幹に[章]は注連縄が施されている。その木の[来]下に、明らかに土の色とは違う、赤[自]茶けたシミのようなモノが広がって[i]いた。

「この場所で亡くなってたんだって[a]

ショコラが無表情で木の幹に手をや[m]る。亡くなったというのは、先日、[k]このN寺で殺害されたという小学生[.]の女児のことだろう。俺は肩を竦め[c]、木から距離を取った。ショコラは[n]顔だけこちらに向け、淡々とした様[恐]子で、

「顎をね、毟り取られてたんだって[怖]

「……あ、ご?」

「そ。顎だよ。亡くなった子は顎を[鬼]毟り取られた状態で発見されたの。[故]顎は遺体の近くで見つかったみたい[事]だけど……誰が何のためにそんなこ[文]としたのかな。亡くなった子の直接[章]の死因は心臓発作で、その後に顎を[来]毟り取ったみたいだよ。」

「死者に鞭打つというか……ひでー[自]ことするな。いや、殺すことだって[i]よっぽどだけどさ。遺体の損壊だろ[a]。顎を毟り取ったなんて……」

「話は変わるんだけど……ねえ、欧[m]ちゃん。最近ね、こんな噂が流行っ[k]てるんだけど」

ショコラは唇の端を歪め、ニヤリと[.]した。

「お寺で【達磨さんが転んだ】をやると、呪われちゃうんだって」

Dharma Sanga Koroshita。 [姐妹系列] 日本恐怖故事

【達磨さんが転んだ】とは、誰しも[c]1度は聞いたことがあるのではない[n]だろうか。主に小学生くらいの子が[恐]5、6人ほどで集まって遊ぶゲーム[怖]である。そのルーツは鬼ごっこが派[鬼]生したものであるらしい。

やり方は以下の通り。まず、じゃん[故]けんなどで鬼を決める。鬼は正面を[事]向いて目を瞑り、「達磨さんが転ん[文]だ」と叫ぶ。鬼以外の子は、鬼から[章]10メートルほど離れた場所よりス[来]タート。鬼が「達磨さんが転んだ」[自]と言い終わるまでに、鬼との距離を[i]詰める。

鬼は「達磨さんが転んだ」と言い終[a]わったら振り返る。その時は鬼以外[m]の子は一切の動きをストップさせな[k]くてはいけない。もし、少しでも動[.]いてしまうと、鬼に名指しされ、捕[c]虜となり、鬼と手を繋ぐ。これを繰[n]り返していく。

やがて、誰かが鬼にタッチすれば、[恐]捕虜は解放される。鬼以外の子は逃[怖]げ出し、鬼は追い掛け、誰かを捕ま[鬼]えたら鬼役の交代となる。地域別に[故]色々なルールややり方はあれど、大[事]筋はこんな感じである。

【達磨さんが転んだ】は、あくまで[文]も遊びの一種であり、呪われるなん[章]て話は聞いたことがない。この遊び[来]をして呪われるというならば、小学[自]生の時に友達と散々【達磨さんが転[i]んだ】をしている俺は、とっくに呪[a]われているはずだ。

「欧ちゃん、私の話ちゃんと聞いて[m]る?【達磨さんが転んだ】をすれば[k]呪われるんじゃないの。【お寺】で[.]【達磨さんが転んだ】をすると呪わ[c]れるんだってば」

「お寺で?つまり、場所限定の呪い[n]なのか?」

「みたいね。他の場所でやる分には[恐]問題ないらしいんだけど、お寺では[怖]絶対にやっちゃいけないんだって。[鬼]この辺りの小学校では、そんな噂が[故]あるみたい」

「……まさか、ここで亡くなったっ[事]ていう女の子も、【達磨さんが転ん[文]だ】をして呪われたとか言うんじゃ[章]ないだろうな」

「はは、まさかー。噂は噂だよ。何[来]の確証もないし。でも、さ」

_____火のない所に煙は立たな[自]いって言うしね。

○○○

5分後。俺は御神木に右腕を押し付[i]け、目を瞑っていた。

「だーるーまーさーんーがーこーろ[a]ーんーだ」

そう言って振り向く。ショコラは1[m]0メートルほど離れた場所で、わざ[k]とらしく片足を上げて立っていた。[.]この距離だから、パンツは見えそう[c]にない……って、そうじゃなくて。[n]

「まだやるのー?」

面倒臭そうに呟く。ショコラは離れ[恐]た位置から「当たり前だのクラッカ[怖]ー」と、意味不明なことを言ってく[鬼]る。

そう。俺達はここ、N寺境内で【達[故]磨さんが転んだ】をしているのだ。[事]言うまでもなく、鬼役はじゃんけん[文]に負けた俺。ショコラがどうしても[章]やろうと騒ぐので、渋々付き合って[来]やっているのだ。

「ったく、何で中学生にもなって【[自]達磨さんが転んだ】なんてやらなき[i]ゃいけねーんだよ」

ショコラに言わせれば、童心に帰る[a]のもたまにはいいんじゃないかとの[m]ことだが。先日、殺人事件があった[k]場所で童心に帰るも何もない。ヘタ[.]な話、殺人現場でウロウロしている[c]怪しい人物として、通報されてしま[n]う。

「だーるーまーさーんーがーこーろ[恐]ーんーだ」

はあ。溜め息が漏れる。いつまでこ[怖]んなことを続けなくてはいけないの[鬼]だろう。そう思い、振り返る。

と。ショコラの姿はどこにもない。[故]今し方までそこにいたはずなのに。[事]その代わりにとでもいうように、お[文]かっぱ頭の童女がそこにいた。

年は大体、7歳くらいだろうか。七[章]五三の時期でもないのに、赤い着物[来]姿だ。着物と合わせたのか、足元は[自]赤い鼻緒の下駄。両手で目隠しする[i]ように両目を多い、じっとそこに立[a]っている。

「え、だ、誰……?」

突然現れた童女に、俺は動揺を隠せ[m]ない。何しろ降ってわいたかのよう[k]に現れたのだから。童女は目隠しし[.]ながら、笑った。口が裂けてしまう[c]のではないかと不安になるくらい大[n]口を開け、べたっとした笑い方だっ[恐]た。

そのまま、微動だにしない。指1本[怖]動かさず、その場に目隠ししたまま[鬼]立っている。

あ、ヤバイかも。

伊達にオカルト経験はしていない。[故]本能的に危険と察知し、俺は踵を返[事]して走る。その時、物凄い力で両肩[文]を掴まれ、背中がずしりと重くなっ[章]た。生臭い鉄錆にも似た吐息が掛か[来]る。

「わっ、……」

ぼとり。肩先に白い何かが落ちる。[自]ギョッとして顔を向けると、先ほど[i]の童女が俺にしがみついていた。童[a]女には眼球がなく、ぽかっと開いた[m]瞳孔からは白い蛆虫がゾワゾワ蠢い[k]ていた。それがぼとぼと肩先に落ち[.]ているのだ。

「や、虫虫虫!わっ、やだやだやだ[c]!」

恐怖より、生理的な気持ち悪さのほ[n]うが勝り、両手をバタつかせる。蛆[恐]虫はぼとぼとっと地面に落ちた衝撃[怖]で、黄色い体液が染み出し、苦しそ[鬼]うにもがく。暴れた拍子に何匹か踏[故]みつけてしまったらしく、グシャリ[事]とした嫌な感触が靴越に伝わってく[文]る。

情けない悲鳴を上げ、俺は童女をお[章]ぶったまま、ジタバタと暴れる。童[来]女はしばらくしがみついていたが、[自]やがて小さな右手で俺の顎を掴んだ[i]

ヤバイ。そう感じた時だった。

「どうも。美少女のお届け先です」[a]

ママチャリに乗った姉さんが、空か[m]ら降ってきた。

○○○

一瞬、何が起きたのか理解出来なか[k]った。姉さんがママチャリに乗った[.]まま、空から降ってきたような気が[c]したのだけれど……白昼夢か?

だが、どうやら白昼夢ではない。マ[n]マチャリに乗った姉さんは、確かに[恐]そこにいた。つい今まで、俺の背中[怖]にしがみついていた童女をママチャ[鬼]リの下敷きにしているのだから。ち[故]なみにママチャリの下にいる童女は[事]、ママチャリに押し潰され、土下座[文]するか

のように両手と顔をベチャリと地面[章]に押し付けたまま、やはり動かない[来]

呆然としている俺に、姉さんはぶっ[自]きらぼうに言う。

「何してんの。早く後ろ乗れよ」

「………」

「置いてくよ」

姉さんがペダルに足を乗せたので、[i]俺は慌てて後ろに飛び乗った。立ち[a]乗りは出来ないので、横座りだ。尻[m]が痛いが、文句を言おうものなら、[k]ママチャリから振り落とされるのは[.]目に見えているので、何も言うまい[c]

「掴まってな」

姉さんは勢い良くママチャリを漕い[n]だ。下敷きになっていた童女が更に[恐]潰れたのを目の端に捉えつつ、1番[怖]気になっていたことを聞いた。

「ど、どうして姉さんがここにいる[鬼]の?」

「さあ、どうしてでしょう」

はぐらかされた。こうなると、幾ら[故]問い質しても、この質問には答えて[事]くれないだろう。なので、次の質問[文]をした。

「あの童女……、何なの」

「仏様だよ」

「……ほ、とけ?」

「正確に言うならば、仏様が落ちぶ[章]れた成れの果て」

ママチャリはN寺を出、信号を無視[来]して交差点を突っ切る。けたたまし[自]いクラクションを背中に聞きつつ、[i]俺は更に質問した。

「ど、どこに向かってるの?」

「S神社」

ママチャリは坂を登り、右に曲がる[a]。そのまま、道なりにまっすぐ進む[m]と、白い鳥居が見えた。姉さんはマ[k]マチャリを鳥居のそばに停めると、[.]俺を引っ張って神社の中に向かう。[c]

神社の参道には、神主さんと思しき[n]初老の男性が竹箒で枯れ葉を掃いて[恐]いた。神主さんはチラリとこちらを[怖]見ると、ニコニコしながら話し掛け[鬼]てきた。

「おや、珍しい。最近じゃあまり見[故]掛けなくなったと思ったが、まだい[事]るとはねぇ」

そして着物の袂から小さな鈴の付い[文]た赤いミサンガのような物を取り出[章]し、俺に差し出した。訳が分からず[来]、ミサンガをただ見つめていると。[自]姉さんが代わりにミサンガを受け取[i]り、俺の左手首に巻き付けた。

「それは御守りだよ。半年は身に付[a]けておくといい。入浴中も寝る時も[m]、勿論学校に行く時も外してはいけ[k]ないよ。坊やに危険が及ばなくなっ[.]たその時、自然と紐の結び目が切れ[c]るから。嗚呼、それとね____」[n]

【達磨さんが転んだ】は、寺でやら[恐]ないほうがいいよ。

神主さんはそう呟くと、また箒を持[怖]つ手を動かした。

○○○

S神社からの帰り道。ママチャリを[鬼]2人乗りしつつ、姉さんから聞いた[故]話。

日本はさ、元々【神道】の国なんだ[事]よ。神様を崇め、奉り、敬う。だか[文]らこそ、神社や神社の関係者が絶対[章]的な存在であったんだ。信仰の中心[来]は神道であり、人々の関心は常にそ[自]こにあった。

だけれど。ある国から仏教が伝らし[i]てくると、状況は一変する。それま[a]で絶対的なそこにあった。であるは[m]ずの神道だったけれど、仏教に人々[k]の関心が向き始めたからだ。仏教は[.]瞬く間に広がり、寺や僧侶達が力を[c]つけていく。いつの間にか神道は衰[n]退の道を歩み始め、信仰の中心は仏[恐]教となりつつあった。

それが何を生み出したか_____[怖]そう、神社及び神道関係者は面白く[鬼]ないわけさ。今まで自分達こそが絶[故]対的な存在であったにも関わらず、[事]その地位を寺や仏教に脅かされてい[文]るんだから。

だが、表立って寺や仏教を冒涜すれ[章]ば、争いが起こりかねない。寺や仏[来]教は力をつけてきていたし、仏教徒[自]の反感を買うのもつまらない。では[i]、どうするか。考えに考えた挙げ句[a]、【達磨さんが転んだ】が生まれた[m]。これを村の子ども達に遊びの一環[k]として伝えたんだよ。

【達磨さんが転んだ】は、古来より[.]伝わる日本の伝統的な遊びだ。地域[c]によって、呼び名は変わってくる。[n]例えば、関東地方では【達磨さんが[恐]転んだ】だけれど、関西地方では【[怖]坊さんが屁をこいた】という。九州[鬼]地方では【インド人のくろんぼ】と[故]かね。

実はこの3つの呼び名には、ある共[事]通点がある。それは、どれも仏教を[文]冒涜しているという点だ。

まず、関東地方での呼び名【達磨さ[章]んが転んだ】。

達磨と聞けば、正月に縁起物として[来]購入する赤くて丸い顔をした置物を[自]思い浮かべるけれど。あの置物のモ[i]デルは、インド出身の仏教徒である[a]達磨大師という人物からきている。[m]そして「転んだ」は、仏教の衰退を[k]願うものだとされているんだとか。[.]

次に関西地方でのや呼び名【坊さん[c]が屁をこいた】。坊さんは寺の住職[n]のことであり、「屁をこいた」とい[恐]うのは辱めでもある。

最後に九州地方での呼び名【インド[怖]人のくろんぼ】。インドこそ、仏教[鬼]発祥の地であり、日本に仏教を伝来[故]してきた国でもある。「くろんぼ」[事]は、黒人種に対する差別用語だ。

【達磨さんが転んだ】【坊さんが屁[文]をこいた】【インド人のくろんぼ】[章]。この3つの呼び名は、それぞれ仏[来]教を冒涜している言葉なんだ。

事情の知らない子ども達は、新しい[自]遊びだと喜び、知らず知らずのうち[i]に仏教を冒涜する言葉を紡いでいく[a]。仏様も神様も、人間の信仰心によ[m]って出来ているもの。冒涜され続け[k]ていくと____つまり、信仰心が[.]薄れてしまうと、人間に害を成す存[c]在となる。信仰の対象から落ちぶれ[n]、ただの怪異と化す。

さっきN寺でお前を襲った童女も、[恐]つい先日起きた小学生の女の子を殺[怖]したのも、犯人は同じ。力を失い、[鬼]もはや化け物と化した、N寺に祀ら[故]れている仏様だ。仏様がああなっち[事]ゃ、N寺もおしまいだね。遅かれ早[文]かれ、廃寺になる。殺人事件の起き[章]た寺に、参拝者は来ないだろうしな[来]

ちなみに。【達磨さんが転んだ】を[自]寺でやると住職に怒られるけれど、[i]神社でやると神主に褒められるみた[a]いだよ。嘘か本当かは知らないけど[m]な。

俺はS神社で神主さんから貰ったミ[k]サンガを見やる。姉さん曰わく、「[.]外したら即死ぬよ」とのことなので[c]、何があっても半年の間は付けてい[n]なくてはならないらしい。結び目が[恐]自然に切れるその時までは、絶対に[怖]。それだけヤバイ奴と関わってしま[鬼]ったと、そういうことなのだろう。[故]

交差点での信号待ち。俺と姉さんが[事]乗るママチャリの横に、低学年くら[文]いの男の子と女の子が何やら話し込[章]んでいるのが聞こえた。

「ねー、それ本当なの?」

「本当なんだってー。お寺で【達磨[来]さんが転んだ】をすると、呪われち[自]ゃうんだって」

「えー、こわーい。呪われちゃうの[i]やだー」

「でも、面白そうだよ。やってみよ[a]うよ。ウソかホントか試してみたい[m]なー」

「ハル君は誰に聞いたの、そんな怖[k]いこと」

「うーんとねえ……」

男の子は少し考えた後、呟いた。

「チョコレートみたいな名前のお姉ちゃん」

日本日文kowabana
声明

部分内容涉及暴力、血腥、犯罪等,来自网络,请勿模仿

版权:内容只是个人喜好搜集,如有侵权请联系处理。

发表评论

评论列表(0人评论 , 288人围观)
☹还没有评论,来说两句吧...