虚假的同学聚会-第二部分-_1

iamk 日本恐怖故事 2024-04-21 03:00:02 53 0

突然失去联系的高中女友亚纪子让他以为这是一次同学聚会,并邀请他去她父亲开的一家温泉旅馆,据说那里闹鬼。她的父亲要求她驱除鬼魂。

我们竟然遇到了女鬼,但她为何会出[文]现在这间客栈的附属建筑中?

◇◇◇◇

我半夜醒来,感觉想小便。

当我看向时钟时,它显示为 2:30。

房间里的灯不知不觉就灭了,可能是[章]晶子把灯关掉了,但外面的月光让房[来]间明亮了,似乎不需要开灯任何灯。[自]

当我向旁边看去时,我看到亚子正安[i]静地睡着,全身赤裸,就像以前一样[a]

那张没有化妆的睡脸,漂浮在月光下[m],就像是她高中时的女朋友。

我轻轻地放开亚希子的手,以免吵醒[k]她,穿上床边的浴衣,走向浴室。

露天浴池的门不知不觉就关上了,我[.]走过去查看时,也锁上了。

早点开业就好像是个谎言。

总之,我去卫生间解了手,然后打开[c]门回了自己的房间。

``!''

有一个穿着浅蓝色连衣裙的女人就站[n]在我面前。

我惊讶得连声音都发不出来,就退进[恐]了准备离开的浴室。

然后,你越退后,她就越靠近。

然后,两人一进浴室,门就自动关上[怖]了。

当我距离她大约50厘米的时候,我[鬼]愣住了,盯着她,不知道该怎么办。[故]

也许他希望如果他这么做了,她会再[事]次像以前一样消失。

但她并没有消失,慢慢地伸手抚摸我[文]的胸口。

我全身赤裸,只有浴衣的袖子露在外[章]面,我想把浴衣的前面合在一起,但[来]我的手根本动不了。

她的手慢慢地开始抚摸我无法动弹的[自]乳房。

我以为她是鬼魂,没有真实的存在,[i]只是抚摸她胸口的手有些冰凉,但我[a]能感觉到她指尖柔软的触感。它正在[m]增长。

“...onegai...sam[k]uino...atatamete[.]te...”

我能听到她的声音,带着轻微的回声[c],在我的脑海中回响。

她一边重复说自己很冷,一边拉开背[n]上的拉链,让裙子顺利地落到脚上。[恐]我下面没穿任何东西。

然后,她全身赤裸,慢慢地抱住了我[怖]

天气很冷。

她柔软的肌肤和寒冷的触感让我全身[鬼]起鸡皮疙瘩。

“苏梅岛...Konna,Hay[故]ashinonakani...O[事]iteikanaide...”

她穿上衣服,仿佛想用我的体温来温[文]暖自己。她把她把手伸进浴衣里,抚[章]摸着我的背和屁股。

然而,重复了这些之后,她的手和身[来]体却一点也不暖和。

``...Nande...Kon[自]natkoroni...

Oiteikanaide...T[i]suretekaete...''

在抚摸我的身体时,她开始了哭了。[a]

这个女人怎么了?

我对她有一种可怜的感觉。

然后,不知为何,双臂开始移动。

但我无法让自己推开她,所以当我把[m]脸埋在胸口,试图拥抱她哭泣的身体[k]时,我的手臂划破了空气,她就消失[.]了。

这是一场梦吗?

当我看她的脚时,她脱下的衣服已经[c]不见了。

感觉就像被狐狸夹住了一样,我回到[n]自己的被窝里,爬到了明子身边。

明子一定是被我的动作惊醒了,半睡[恐]半醒的她又抱住了我。

“好冷!怎么了?”

明子似乎清醒了,对我抱住她时身体[怖]的冰冷感到惊讶。

明子用无比温暖的双手抚摸着我冰凉[鬼]的肌肤,就像之前海贼王里的女朋友[故]一样,但我没有隐瞒自己刚才在浴室[事]的事实,说话了。

“是的,我想知道那个人发生了什么[文]事。他被留在森林里了……但连小一[章]都变得这么冷了。我会温暖他。”

明子在蒲团下交换了身体,将胸部压[来]在一起。他紧紧地、用力地抱住了我[自]

温暖的感觉真好,我抱着亚纪子又睡[i]着了。

◇◇◇◇

吃完迟来的早餐后,我和明子出了旅[a]馆。

昨晚,或者更确切地说,今天凌晨,[m]我在《海贼王》中的女朋友说:“别[k]把我一个人留在森林里。”

她只出现在附属建筑中。

那么,认为附属建筑后面的森林里有[.]什么东西就很正常了。

她从去年秋天开始露面。以前从未有[c]过这样的故事。

这是什么意思?

反正我和明子今天也没什么事可做,[n]所以我们决定去探索一下这个地方后[恐]面的森林。

************

我问经理怎么去附属建筑后面的森林[怖]。,告诉我我应该从主楼的后面走。[鬼]

然后,由于没有合适的道路,我们必[故]须在森林里走来走去,Akiko的[事]高跟鞋无法做到这一点,所以她把工[文]作靴借给了我。

“你一点性感都没有。”

她没有昨天的套装,换上了毛衣和牛[章]仔裙,但胶靴果然不适合她。

“还可以,过膝的裙子和胸部,符合[来]性感标准。”

“正是,你有什么审美观?”

“ >

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明子听了我的笑话,向我伸出了手,我们手拉着手,绕到了主楼的后面。

主屋后面的土地被夷为平地,一直到[自]后门的前面,但除此之外还有茂密的[i]森林。

现在还不到黄金周,但是今天很暖和[a]

当明子穿过森林时,她的额头上已经[m]冒出了汗水。

当我们沿着建筑穿过森林时,主楼走[k]到了尽头,远处映入眼帘的是一座附[.]属建筑。

再往前,你可以看到露天浴池周围的[c]竹栅栏。

“就在那个区域附近。”

我去了竹篱笆那里,当然看不到露天[n]浴池了。

这里是一片约10厘米粗的山毛榉树[恐]林,露天浴池后面可以看到的竹林是[怖]为了从附属建筑上眺望而种植的。大[鬼]概。

新绿叶的季节刚刚开始,这个地区即[故]使是森林里也有充足的阳光。

“现在就先调查一下这一带吧,明子[事]会从这一带调查到另一边,我会调查[文]这一边。”如果是去年秋天的事,就[章]算有痕迹,也有落叶都是堆积起来的[来],所以事情没那么简单。

我缓慢地移动,一边踩着压扁的树叶[自],一边注视着周围的环境。

没有迹象表明最近有人走过这里。

当我走到竹篱笆的边缘,改变走路的[i]姿势再回来时,明子就在我的正前方[a]回到了原来的位置。

“那里什么也没有。因为落叶,我什[m]么也说不出来。”

附近有一棵倒下的大树在阳光下,我[k]们坐在它旁边。

温柔的阳光和叽叽喳喳的鸟儿。

我已经很久没有在无人陪伴的大自然[.]中度过如此轻松的时光了。

Akiko就在我旁边,让我感觉自[c]己回到了高中时代。

“啊,秋子,你看那边!”

我发现那个女孩全身都站在30米外[n]的树荫下。

我很惊讶她会在这​​样的白天出现[恐],但那是她第一次出现在露天浴池里[怖],然后消失在栅栏后面。

握住明子的手,慢慢靠近她。

然而,就在十米开外,她又消失了。[鬼]

我赶紧跑到她站的地方,但到处都看[故]不到她。

“小一,在那里!小一的脚!”

听到秋子的声音,我低头一看,发现[事]自己身处距离我站的地方大约一米远[文]的落叶之中。一片浅蓝色布正在偷看[章]

当然,布料只能提供一个图像。

当我小心翼翼地走近它,拂去周围的[来]一些落叶时,我确信那是一条浅蓝色[自]裙子的下摆。

然后我抓住末端并将其拉动。

然后,不由自主地,不费吹灰之力,[i]它就被从落叶下拔了出来,露出了一[a]件熟悉的衣服。

怎么样?似乎没有尸体,只有一件衣[m]服。

“哎呀!”

明子突然发出一声令人发指的尖叫。[k]

我被那个声音吓了一跳,再看向自己[.]的双手,在我掀起一半的衣服下面,[c]可以看到一具已经腐烂的、半具骨骼[n]的尸体的一部分。

这件衣服没有穿,只是简单地披在尸[恐]体上。

◇◇◇◇

……

他在客栈大厅接受警察询问,并说明[怖]了情况“导致尸体被发现。”我诚实[鬼]地解释道。

采访他的侦探似乎半信半疑,但事实[故]证明,明子是这家旅馆老板的女儿,[事]而且所有参与其中的人都说有一个穿[文]着浅蓝色衣服的鬼魂。有一次我出来[章],我终于能够让人们信任我了。

由于尸体是在后面的树林里发现的,[来]而不是在案发现场,警方允许使用外[自]屋,所以直到日落之后警察才赶到。[i]被释放后,我和明子回到了别馆。

“那么,接下来我们该怎么办?我想[a]我们的目的已经达到了,但是我们应[m]该结束这件事吗?”

尸体在现场结束后不久就被运走了。[k]检查了一下,今天就被拿走了,不过[.]附属楼周围并没有警察。

``我父亲说他明天会在这里,所以[c]我就留下来,但是小一本来也打算明[n]天回家,所以我们再住一晚也可以吧[恐]?我们留下来吧多住一晚。'' ”

我也没有特别反对,决定按计划再住[怖]一晚。

“好了,忙碌的一天结束了,我们泡[鬼]个温泉放松一下吧。”

明子说完就给前台打电话,说她她在[故]的时候我要去洗澡。我让他给我准备[事]晚饭。

当我脱光衣服去露天浴池的时候,外[文]面天已经黑了,一轮美丽的新月正照[章]在竹林的上空。

“如果我一个人来的话,我永远不会[来]找到那具尸体。谢谢你,小一。”

他在浴缸里握住我的手臂,对我说,[自]我把我的头靠在他的肩膀上。

我感觉房间里有人在移动。他可能正[i]在准备晚餐。

“不知道她的鬼魂是否还出现。”

我这么说。我随意地把头转向我第一[a]次见到她的地方。

“!”

她就像昨晚一样站在那里。

明子也在看着他们。

她似乎在等我和明子转身,当我们的[m]目光相遇时,她第一次微笑,深深地[k]鞠了一躬,然后消失了。

“现在她要穿过彩虹桥了。”

明子说着叹了口气,收回目光,把头[.]重新靠在他的肩膀上。我骑了它。

“对了,我忘记感谢我的女朋友了。[c]明子在抱怨。”

“我的意思是,我看到你和小一调情[n]。我打扰你了。但这是好吧,我们慢[恐]慢享受吧。”

明子说完,又转向竹篱笆,小声说了[怖]声谢谢。

****************[鬼]

罪魁祸首很快就被抓获了。

这件浅蓝色连衣裙是定做的,在联系[故]制作这件衣服的商店后,立即确定了[事]该女子的身份,并从酒店的留言簿中[文]确认了该男子的身份,从而将他逮捕[章]

去年夏末来过这家旅馆并住在这栋别[来]馆的一对奸夫的男子在露天浴池里勒[自]死了他想娶的女人,杀死了她,然后[i]把她放了尸体在栅栏后面。它被遗弃[a]在外面。

即便如此,她似乎还是不愿意让尸体[m]赤身裸体,所以她把女人身上穿的浅[k]蓝色裙子挂在尸体上,短暂地埋在落[.]叶中,第二天早上带着一张纸出去了[c]。她脸上表情茫然。

然而,这个人的不经意的考虑却变成[n]了敌人。

************

作为第一个发现它的人,即使在我发[恐]现它之后,我也经常打电话报警。回[怖]到家,我接到了他的电话,我的妻子[鬼]也知道了这件事。

最后我们双方协议离婚,我的妻子因[故]为我的外遇而接管了我们居住的公寓[事]

“如果你没有地方住,那你也没有办[文]法,我会照顾你的。”

明子笑着说道,他咒骂了她,说这可[章]能是你的错。不过,他心情很好地搬[来]进了明子的公寓。

还有秋子,她在那家温泉旅馆里顺利[自]怀孕,最终生下了一个可爱的女婴。[i]

我女儿长得很好,但随着她长大,我[a]觉得她开始像那个穿裙子的女人了。[m]我没办法。

Akiko 对此没有说什么。

但是,Akiko绝对不会让女儿穿[k]浅蓝色的裙子。

◇◇◇◇FIN


作者:天虚空蔵
原文:偽りの同窓会<後編>

突然音信不通だった高校時代の彼女、亜希子から同窓会だと騙されて、幽霊が出ると噂される彼女の父親が所有する温泉旅館へと誘われた。彼女の父親はその幽霊を追い払ってくれという。

実際に女性の幽霊に遭遇するが、い[.]ったい彼女はどのような理由でこの[c]旅館の離れに現れるのだろうか。

◇◇◇◇

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夜中に尿意を覚えて目が覚めた。

時計を見ると二時半を指している。[n]

亜希子が消したのだろうか、部屋の[恐]照明はいつの間にか消えていたが、[怖]外の月明かりで部屋の中は明るく、[鬼]特に明かりをつける必要はなさそう[故]だ。

横を見ると、先程と同じように亜希[事]子が全裸のまますやすやと眠ってい[文]る。

月明りに浮かぶスッピンの寝顔は高[章]校の頃の彼女のままだ。

起こさないように抱きついている亜[来]希子の手を静かに外し、枕元の浴衣[自]を羽織るとトイレに向かった。

露天風呂への扉はいつの間にか閉ま[i]っており、傍に行って確認すると鍵[a]も掛かっている。

まるで先程開いていたのが嘘のよう[m]だ。

とにかくトイレに入り用を足して、[k]部屋に戻ろうと扉を開けた。

「!」

なんと目の前にあの水色のワンピー[.]スを着た女が立っているではないか[c]

あまりの驚きに声も出せず、出よう[n]としていたトイレの中へと後ずさっ[恐]た。

すると後ろに下がった分だけ彼女は[怖]近づいてくる。

そしてふたりともトイレの中へ入る[鬼]とすっとドアが勝手に閉じてしまっ[故]た。

五十センチほどの距離を置いて彼女[事]と対峙すると、俺はどうしてよいの[文]か分からず、固まったまま彼女をじ[章]っと見つめた。

そうしていればこれまでと同じよう[来]にまた彼女は消えてしまうとどこか[自]で期待していたのかもしれない。

しかし彼女は消えることなく、その[i]ままゆっくりと俺の胸に手を伸ばし[a]てきた。

全裸の上に浴衣の袖を通しただけの[m]姿である俺は、浴衣の前を合わせよ[k]うと考えたが手は全く動かない。

彼女の手はゆっくりと身動きが取れ[.]ない俺の胸を撫で回し始めた。

彼女は幽霊であり実体はないものと[c]思い込んでいたが、胸を撫でまわす[n]手は少し冷たいがしっかりとそのし[恐]なやかな指先の触感を伝えてきてい[怖]る。

「・・・オネガイ・・・サムイノ・[鬼]・・アタタメテ・・・」

少しエコーを伴った彼女の声が頭の[故]中に響くように聞こえてきた。

彼女は寒いと繰り返しながら背中の[事]ファスナーを降ろし、ワンピースを[文]するりと足元に落とした。その下に[章]は何も身につけていない。

そして全裸の彼女はゆっくりと俺に[来]抱きついてきた。

冷たい。

彼女の柔らかい肌の感触と共に感じ[自]るその冷たさで全身に鳥肌が立った[i]

「サムイ・・・コンナ、ハヤシノナ[a]カニ・・・オイテイカナイデ・・・[m]

俺の体温で自分の体を温めようとす[k]るように、彼女は羽織った浴衣の中[.]に手を差し入れて俺の背中や尻を撫[c]でまわした。

しかしそれを繰り返しても彼女の手[n]も体も全く暖かくならない。

「・・・ナンデ・・・コンナトコロ[恐]ニ・・・

オイテイカナイデ・・・ツレテカエ[怖]ッテ・・・」

俺の体を撫でまわしながら彼女はシ[鬼]クシクと泣き始めた。

この女性に何があったのだろうか。[故]

俺の中で彼女を不憫に思う気持ちが[事]湧いてきた。

するとその途端、何故か両腕が動く[文]ようになった。

しかし彼女を突き放す気にはなれず[章]、胸に顔を埋めて泣いている彼女の[来]冷たい身体を抱きしめようとすると[自]、両腕は空を切り、彼女は消えてし[i]まったのだ。

夢だったのか?

足元を見ても彼女が脱ぎ捨てたはず[a]のワンピースが落ちていない。

キツネにつままれたような気持ちで[m]布団に戻ると亜希子の隣に潜り込ん[k]だ。

俺の動きで目を覚ましたのだろう、[.]亜希子は半分寝ぼけながら元のよう[c]に俺に抱きついてきた。

「冷たっ!どうしたの?」

抱きついた俺の体の冷たさに驚いて[n]亜希子ははっきりと目を覚ましてし[恐]まったようだ。

先程ワンピースの彼女がしていたよ[怖]うに、しかし比べようのない暖かい[鬼]手で冷たくなった俺の肌を撫でてく[故]れている亜希子に、たった今トイレ[事]であったことを包み隠さず話した。[文]

「そう、その人に何があったのかし[章]ら。林の中に置いて行かれた・・・[来]、でも弘一までこんなに冷たくなっ[自]て。温めてあげるね。」

亜希子は布団の中で体を入れ替える[i]と胸を合わせてぎゅっと力強く抱き[a]しめてくれた。

その温かさが心地良く、亜希子を抱[m]き返しながら俺はまた眠りに落ちて[k]いった。

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◇◇◇◇

遅い朝食を済ませると、俺と亜希子[.]は宿の外に出てみた。

昨夜、と言うか今日の未明にワンピ[c]ースの彼女は「林の中に放っておく[n]な」と言った。

そして彼女は離れにしか出現しない[恐]

そうなれば離れの裏の林に何かある[怖]と考えるのが普通だろう。

そして彼女は去年の秋頃からその姿[鬼]を見せ始めた。それ以前にこのよう[故]な話はなかったのだ。

これが何を意味しているのか。

そして俺と亜希子は、どうせ今日一[事]日何もすることがないのだからと、[文]裏の林を探索してみることにしたの[章]だ。

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**********

番頭さんに離れの裏にある林へ回る[来]にはどうすれば良いかと聞くと、母[自]屋の裏を通って行けば良いと教えて[i]くれた。

そして道らしい道はなく林の中を歩[a]き回ることになるから亜希子のハイ[m]ヒールでは無理だと作業用の長靴を[k]貸してくれたのだ。

「何だか色気が無いわね。」

昨日のスーツ姿ではなく、セーター[.]とデニムのスカートに着替えている[c]が、やはりゴム長靴は似合わない。[n]

「大丈夫。膝上のスカートとおっぱ[恐]いで充分色気の基準を満たしている[怖]から。」

「まったく。どういう美的感覚をし[鬼]ているの?」

俺の冗談に笑いながら、亜希子は俺[故]に手を伸ばし、手をつなぐと母屋の[事]裏手へと回った。

母屋の裏手は勝手口の前まで整地さ[文]れているが、そこから先は鬱蒼とし[章]た林になっている。

まだゴールデンウィーク前なのだが[来]、今日は非常に暖かい。

林の中を歩く亜希子の額には既に汗[自]がにじんできている。

建物沿いに林の中を進むと母屋が途[i]切れ、その向こうに離れが見えてき[a]た。

そしてその向こうに露天風呂を囲う[m]竹の柵が見える。

「あの辺りだね。」

竹の柵の傍まで行ってみたが、当然[k]露天風呂は見えない。

この辺りは太さ十センチ程度のブナ[.]の林になっており、露天風呂の向こ[c]うに見える竹林は離れからの景観の[n]ために植えられたのだろう。

ようやく新緑の季節が始まったばか[恐]りであり、この辺りは林の中でも充[怖]分に陽が差している。

「取り敢えず、この辺りを調べてみ[鬼]ようか。亜希子はこの辺から向こう[故]、俺はこっちを調べてみるよ。」

そう言って手分けをしたものの、何[事]かが起こったのが去年の秋だとする[文]と何か痕跡が残っていても落ち葉が[章]降り積もっており、そう簡単な事で[来]はない。

押し葉を踏みしめながらゆっくりと[自]周囲に目を配りながら進んで行く。[i]

最近この辺りを誰かが歩いた形跡は[a]全くない。

竹の柵の端まで行って、歩く位置を[m]変えて戻ってくると、正面から同じ[k]ように亜希子が元の位置に戻ってき[.]た。

「何もないわね。落ち葉で何もわか[c]らないわ。」

近くの陽だまりに大きな倒木があり[n]、そこに並んで座った。

穏やかな日差しと鳥の鳴き声。

こんな誰もいない自然の中でのんび[恐]りとした時間を過ごすのは凄く久し[怖]ぶりだ。

そして横にいるのは亜希子であり、[鬼]まるで高校の頃にタイムスリップし[故]たような気分になる。

「あっ、亜希子、ほら、あっち!」[事]

三十メートル程向こうの木の陰に、[文]あのワンピースの彼女が立っている[章]のを見つけたのだ。

こんな日中にも表れるのかと驚いた[来]が、最初に露天風呂に彼女が現れ柵[自]の向こうへ消えていった先があの辺[i]りになる。

亜希子と手をつなぎ、彼女の方へゆ[a]っくりと近づいて行く。

しかし、あと十メートルというとこ[m]ろで彼女はまた消えてしまった。

急いで彼女が立っていた位置まで行[k]ってみたが、彼女の姿は何処にも見[.]えない。

「弘一、そこ!弘一の足元!」

亜希子の声に下を向くと俺の立って[c]いる位置から1メートルと離れてい[n]ない場所の落ち葉の間に水色の布が[恐]覗いている。

もちろんその布からイメージされる[怖]ことはひとつだ。

恐る恐る近づいてその周囲の落ち葉[鬼]を少しだけ払い除けてみると、やは[故]り間違いなく水色のスカートの裾の[事]部分だ。

そしてその端を摘まんで引っ張って[文]みた。

すると意に反してそれは大した手ご[章]たえもなくずるずると落ち葉の下か[来]ら引き出され、見覚えのあるワンピ[自]ースが姿を見せた。

どうやら遺体ではなく、ワンピース[i]だけが落ちていたようだ。

「ぎゃ~っ!」

突然亜希子がとんでもない悲鳴を上[a]げた。

その声に驚いてもう一度自分の手元[m]を見ると、俺が半分程持ち上げたワ[k]ンピースの下には、腐敗し半ば白骨[.]化した遺体の一部が見えていた。

ワンピースは、着ていたのではなく[c]遺体の上に掛けられていただけだっ[n]たのだ。

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◇◇◇◇

旅館のロビーで警察の質問を受け、[恐]遺体発見までの経緯を正直に説明し[怖]た。

聴取に当たった刑事は半信半疑の様[鬼]子だったが、亜希子がこの旅館のオ[故]ーナーの娘であり、かつ関係者の誰[事]に聞いても水色のワンピースを着た[文]幽霊の話が出てくるに至ってようや[章]く信用して貰えた。

遺体が発見されたのは裏の林であり[来]、直接の事件現場ではないことから[自]、離れの使用は問題ないと警察から[i]許可が出たため、日没が過ぎてよう[a]やく警察から解放された俺と亜希子[m]は、取り敢えず離れへと戻った。

「さて、この後どうする?これで一[k]応目的は果たしたと思うけど、これ[.]でお開きにする?」

遺体は現場検証を終えて先ほど運び[c]出され、今日のところは離れの周辺[n]に警察の人達の姿はない。

「明日、父親がここに来るって言っ[恐]ているから私は残るけど、弘一も元[怖]々明日帰る予定だったんだからもう[鬼]一泊しても大丈夫でしょう?もう一[故]泊一緒にいようよ。」

俺も特に異存はなく、予定通りもう[事]一泊することにした。

「じゃあ、慌ただしかった一日も終[文]わったし、ゆっくりと温泉に浸かり[章]ましょ。」

亜希子はそう言うとフロントに電話[来]を掛け、これから入浴するのでその[自]間に夕食の準備をして欲しいと頼ん[i]だ。

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裸になり、露天風呂に出ると外はも[a]うすでに闇に包まれ、竹林の上には[m]きれいな三日月が輝いている。

「私ひとりで来ていたらあの遺体見[k]つけることなんかできなかったわ。[.]ありがとう、弘一。」

湯の中で俺の腕を抱きしめ、そう言[c]うと俺の肩に頭を乗せてきた。

部屋の中で人の動く気配がしている[n]。きっと夕食の準備をしているのだ[恐]ろう。

「まだ彼女の幽霊は現れるのかな。[怖]

俺はそう言うと何気なく最初に彼女[鬼]を見た方へ顔を向けた。

「!」

そこには昨夜と同じように彼女が立[故]っていた。

亜希子もそちらを見ている。

彼女は俺と亜希子が振り向くのを待[事]っていたように、視線が合うと初め[文]てにっこりと微笑み、深々と頭を下[章]げると消えていった。

「これで彼女は虹の橋を渡ってくれ[来]るわね。」

亜希子はそう言ってため息を吐くと[自]視線を元に戻し、再び肩に頭を乗せ[i]た。

「そういえば、彼女にお礼を言うの[a]を忘れてたね。亜希子は愚痴を言っ[m]ていたけど。」

「だって、せっかく弘一とイチャイ[k]チャしてるところを邪魔するんだも[.]ん。でももう大丈夫よね。ゆっくり[c]楽しみましょ。」

亜希子はそう言うともう一度竹の柵[n]の方を向いて、ありがとうと小さな[恐]声で言った。

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***********

犯人はすぐに捕まった。

この水色のワンピースはオーダーメ[怖]イドで、仕立て元の店に問い合わせ[鬼]るとすぐに女性の身元が判明し、宿[故]帳から男性が特定され逮捕に至った[事]のだ。

昨年の夏の終わりにこの旅館を訪れ[文]、この離れに泊まったその不倫カッ[章]プルの男性が、結婚を迫る女性の首[来]をこの露天風呂で絞めて殺害し、そ[自]の遺体を柵の外に遺棄したのだ。

それでも全裸のまま放置するのは気[i]が引けたようで、女性が着ていた水[a]色のワンピースを遺体に掛け、落ち[m]葉で簡単に埋めると、翌朝素知らぬ[k]顔でチェックアウトしたのだった。[.]

しかしこの男の何気ない気遣いが仇[c]となったのだ。

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***********

そして俺も第一発見者として、自宅[n]に帰った後もたびたび警察から連絡[恐]が入り、今回のことが女房の知ると[怖]ころとなった。

そして結局のところ協議離婚という[鬼]ことになり、俺の浮気が原因という[故]ことで住んでいたマンションも女房[事]に取られてしまった。

「住むところがないんだったら仕方[文]がないわね。私が拾ってあげる。」[章]

笑いながらそう言う亜希子に、そも[来]そもお前のせいだろうと悪態をつき[自]、それでも機嫌良く亜希子のマンシ[i]ョンに転がり込んだのだった。

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そして亜希子は、あの温泉旅館で見[a]事に妊娠しており、やがて可愛い女[m]の子を出産した。

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娘は元気に育っているのだが、成長[k]するにつれあのワンピースの女性に[.]似てきているような気がしてならな[c]い。

亜希子はそれについて何も言わない。

虚假的同学聚会-第二部分-_1 日本恐怖故事

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しかし亜希子は絶対に水色のワンピ[n]ースだけは娘に着せようとしないの[恐]だ。

◇◇◇◇ FIN

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