(续)标志女人 - 停止

iamk 日本恐怖故事 2023-05-21 08:30:02 376 0

我站在K家门前,冒着蒙蒙细雨。

那天,我险些从路标女手中逃过一劫,不知怎的,我觉得以后的事情不会这么顺利了。

K失踪那天发生了什么?

听一听,说不定就能想办法渡过这险境。

这就是我千里迢迢来到K家的原因。

我深吸一口气,按下了对讲键。

叮咚

・・・・・・・・

是。

果然是K的妈妈。

“啊,是○○,我之前问过谁了,我[文]是来见K的。”

“抱歉,我现在不能去。”

和之前的回答一模一样。

上次我就在这个时候放弃了,但是这次没有成功。

“这很重要。你能不能让我见见K,[章]哪怕只是一会儿?拜托!”

我对着镜头说了这句话。我深深地低[来]下了头。

「・・・・・・・・・・・」

当我快要放弃的时候,

「・・・加油。」

对讲机响了,过了一会儿,我听到咔[自]嚓咔嚓的开门声。

因为突发事件,我在原地站了一会儿[i],突然回过神来,打开大门,朝前门[a]走去。

刚到前门,K妈妈就开门走了出来。[m]

“请上去吧。”

“我打扰了。”

我紧张地鞠了一躬,向稻田里走去。[k]

在K妈妈的带领下,我穿过宽大的玄[.]关,进入了客厅。

“拜托,我只能端上这个。”

坐在玻璃盘桌前,给我一杯花式茶杯[c]里的茶。稻田。

“哦,对不起。Itadakima[n]su。”

说着,他慢慢地把茶杯端到嘴边,喝了一口。

一种难以形容的尴尬气氛在两人之间流动。

“那个女孩……”

第一个开口的是K的妈妈。

“自从那天晚上回到家后,她变了,大半天都在房间里,出来的时候只有我上厕所吃饭的时候……我才不”根本不使用筷子,即使我吃饭的时候。”

“它不和任何人说话。他甚至不尝试进行正常的对话。我尝试这样做,但我真的很讨厌它……现在我不知道该怎么办……”。

“……嗯,你想见见K吗?”

K妈妈想了想,缓缓开口。

“是的,如果她一直这样,什么都不[恐]会改变。如果她看到她的朋友,也许[怖]她会好一点。前门有一个楼梯。” 上面的第一个房间是 K's房间。没有钥匙。”

“谢谢。”

我喝得半醉,把茶留在桌上,立马朝[鬼]楼梯走去。

入口是拱形的天花板,一直延伸到二[故]楼,天花板上挂着一盏时尚的灯。

(K家有钱。。。)

想着那些孩子气的事情,我一步一步[事]慢慢的爬上了楼梯。

上楼的时候,我看到一扇门就在我面[文]前。

“这个地方还好。”

我顿了顿,深吸一口气,有些收敛地[章]敲了敲门。

Concon ................[来].....

里面没有回复。

“嘿K,我是○○。我想和你聊一会[自]。我可以进房间吗?”

・・・・・・・・・・・・・

没有回复。

“我们进去吧……”

说着,我缓缓转动把手,打开了门。[i]

“呃……”

从里面飘来的怪味,我捂住了鼻子。[a]

房间里弥漫着一股发酵的恶臭。.

窗帘拉上,房间里昏暗,空气闷热,尘土飞扬。

我从窗外望向墙壁,深吸一口气。

整面墙都贴满了类似字母的东西。

“tomare tomare tomare tomare tomare tomare tomare tomare tomare tomare tomare tomare……”上面刻着“停”[m]

从平假名到片假名,从大字到小字如[k]点,各种“站”字排在墙上。

而在墙壁的正中,是一个漆成鲜红色[.]的大倒三角形。

就像那些标志一样。

K蹲在房间中央。

本该是白色的衣服,竟然变黄了。

我很快意识到刺鼻的气味是衣服造成的。

“哦,喂,K……”

当我胆怯地喊K时,他蜷缩的肩膀抽[c]动了一下。

K缓缓抬起头。

那张脸让我愣住了。

K的脸,正对着我,被包着胶带。

除了嘴巴以外,其他地方都被胶带封[n]住了。

我从嘴巴上看得出来,我是从打包带[恐]的缝隙里看的,K此时面无表情。

“哦,好久不见。”

K的嘴角透过包装胶带偷看了一眼,笑了。

白牙映照在脸上,看不到眼睛和鼻子,颇为诡异。

“哦,你……那张脸是什么?”

我用颤抖的声音问K。

“喂,把门关上。”

K笑着说道。

“啊,对不起。”

我赶紧关上身后的门。

“坐这里。”

K说着指了指面前的地板。

我慢慢地在K面前坐下,尽量不表现出无法摆脱的戒心。

“K,你一直在做什么?”

“啊,好惨。”

“K,那天晚上发生了什么事?”

“会撞到你的。” /p>< p>“喂,认真回答我。”

“喂,你看得见吗?”

相对于自己认真提问的情况,我越来越厌烦K,他的回答是莫名其妙的。

请,至少告诉我您对那个时候的记忆。 ,我无意中对他大吼大叫。

“喂K!!!”

就在这时,K的声音突然停止了。

在紧张的气氛中,K低声说道。

「・・・・・・・・・・・Toma[怖]le」

「咦?」

「Tomale Tomale Tomale Tomale Tomale Tomale Tomale ……」

K的声音越来越大。

“哎呀哎呀,怎么回事……”

“住手啊啊啊!!!”

那一刻,K哭得震耳欲聋,然后以极[鬼]快的速度抓住我的脖子。

“咕……”

Patsun------

就在我脑子里有什么东西啪的一声响起的时候,我的眼前一片空白。

在我纯白的意识深处,我看到了雨声和蓝色的东西。

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Boooo...

一辆蓝色跑车在大雨中的山路上呼啸[故]而过,引擎在运转

“下雨这么大……”

副驾驶座上的女人盯着窗外喃喃自语[事]

“当然可以,下雨会毁了期待已久的[文]车程。”

开车的男人苦笑着回答。

“我是稳步往上走,可是山顶上有什[章]么?”

“有一个地方可以看到非常美的夜景[来],我不知道”

“对啊!我很想看,可是这雨你看不[自]到它。啊哈哈……”

“我还不知道?说不定我们到山顶的[i]时候就天晴了!”,直树。”

“它绫子要是受到我的启发,早日积[a]极起来就好了。”

“啊哈哈哈哈,开个玩笑而已。”

与这对幸福的夫妻相反,雨越下越大[m]

“你看,这时候不可能是晴天,你还[k]上去吗?”

“我好想给你看。p>

什么时候直树说着冲绫子笑了笑,

“在直树之前!!!!!!”

“哇!”

有什么东西突然跳到他面前。

在潮湿的地面上失去控制的汽车漂浮[.]在空中。

车子翻了个底朝天,冲击力很大。

Gangga Shanga Shanga 山!

他们被震到了外面。

翻倒的汽车冲破护栏,滚下陡坡。

“呜……呜……”

绫子第一个站了起来。

破碎的车窗碎片散落一地。

刚才的冲击让我耳鸣不止。

在我的面前,那只想必是刚刚跳出来的貉和它的妈妈从身边跑了过去。

“哎呀……坏了……”

当我想站起来的时候,发现腿上有一个很大的划痕,一定是被玻璃划破的。

绫子痛苦地扭曲着脸,环顾四周。

“……直树!!”

我能看到直树脸朝下躺在离我大约1[c]0米的地方。

我拖着疼痛的腿跑向直树。

“直树!喂,直树,你还好吗?”

“喂直树……”

我的手摸到了直树的腹部。绫子轻轻[n]地将手掌放回温热的触感。

整个手掌都被染红了。

我将视线转向突然倒下的直树腹部。

一块蓝色的大轿车的一块碎片深深地卡在了直树的身侧。

“不!!直树不!不要死!!请睁开[恐]眼睛!直树!!”去。

“直树!!醒醒!直树!”

绫子满脸泪水和雨水,拼命喊着一动[怖]不动的直树的名字。

“你……绫子……”

“直树!!!”

带着沙哑的声音,直树缓缓睁开了眼[鬼]睛。

“直树!没事的!我会帮你的!我没[故]有任何问题!你就努力吧!”

绫子哭着握紧了直树的手。

虽然说了会帮忙,手机还是随车掉了。

绫子拼命想要抬起直树的身体。

可是,以我脆弱的身体,连直树的身体移动几公分都做不到。

Naoki 的脸痛苦地扭曲着,他试图强迫它移动。

我该怎么办...我该怎么办...[事]

当我不知所措的时候,

呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜呜

从引擎后面我听到了声音

当我转过头时,头灯的黄光正从另一[文]边逼近。

那是一辆大卡车。

“拜托!!!救救我!!!”

绫子尖叫着朝卡车挥手。

Gooooooooooooooo[章]oooooooooooooooo[来]oooooooooooo

卡车似乎没有减速,可能是雨下得很大,你看不清前方。

直树躺在路中间,如果有卡车从这边经过,直树就会被拉过来。

无论如何,我都必须停下卡车。

“请!!注意我!停下!!!”

呜呜呜呜呜

卡车向我们呼啸而来。

看不下去了……这样下去,我要打直树了……

绫子像被撕裂一样挥舞着双臂,提高了声音。

“请停下……停下,停下,停下!!!”。

下一刻,绫子的身体在空中飞舞。

一股碎骨般的冲击袭向你的全身。

风景缓缓流过。我看到雨滴从天而降。

绫子的身体仿佛一切都在慢动作般倒在地上。

我的身体刚一接触地面,时间的速度就恢复了正常,我滚到了地上。

奇奇! ! !

最近,卡车的刹车声从后面传来。

砰!

伴随着货车车门打开的声音,一名惊慌失措的男司机冲了出来。

“哦,我做到了……”

司机颤声嘀咕了一句,缓缓后退。

绫子用尽全力向司机伸出吱吱作响的手臂。

“帮帮我。”

“呃……呃……”

司机松了口气,下一刻跳上卡车,以[自]极快的速度开走了。曾是

引擎声渐渐远去,只剩下瓢泼大雨的[i]声音。

“呃……呃……”

我全身剧痛。

当我迷迷糊糊的将目光移到路上时,[a]

我看到直树凄惨地躺在被雨水浸湿的[m]血泊中。

“不不不……直树,直树……”

我用沙哑的声音叫着他的名字。

从她头上流出的鲜血进入了她的眼睛,染红了绫子的视线。

“直树,直树……”

绫子在倾盆大雨中不断呼唤着直树的[k]名字。

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帽子当我醒来时,K看着我的脸。

他的脸上没有贴胶带。

“哦,我是……”

“你还好吗?

“你没事吧,一定是你勒死我了!”[.]

我说着就起身了。

K一脸懵逼的坐在那里,就好像他没[c]有这样的记忆。

“那不是我干的。”

“我干的……你不记得也没关系。”[n]

这样的事不仅如此,我还忍不住为刚[恐]才的梦担心起来。

这能叫梦吗?

太真实了。

那个叫绫子的女人……她是谁?

正在我想着各种事情的时候,K忽然[怖]开口了。

“绫子,我为你感到难过。”

“你也做了那个梦吗?”

K.抓住了肩膀让我吃惊。

我不太记得了,但是是的。

我想知道 K 是否比我先知道那件事。

“不止于此……”

K又张了张嘴。

“我有点饿了。”

刚才奇怪的气氛哪里去了?

在我面前说话的K,除了脸颊凹陷,面色苍白之外,和之前的K完全一样。

“我给你带点吃的好吗?”

K站起来问我。

“不不不,我没事……”

我谦虚地笑了笑,但我敢肯定那张脸[鬼]是紧绷的。

“嗯,那我自己去拿点东西。”

“哦,好的。”

K说完就离开了房间。

我默默地环视了一下房间。

房间里还残留着那种刺鼻的味道。

我慢慢起身,慢慢靠近墙。

“停”字排在狭小的空间里。

K的过往异常一目了然。

墙上一个红色的倒三角形状像血一样[故]红。

“嗯?”

在那下面,找到一个明显不是“st[事]op”的字母。

眯起你的眼睛,让你的脸靠近墙壁。[文]

听起来像个名字。

“山本义文”

字母之上,有着坚韧无比的划痕。

“这个名字是……”

当时,

哇! ! ! !

下方的地板上,传来震天动地的恐怖[章]声音。

吵得我动弹不得。

“Yaaaaaaaaaaaaaa[来]aa!!!”

几秒后,K妈妈的惨叫声响起。

我冲出K的房间,站在二楼的栏杆上[自]往下看。

我惊得瞪大了眼睛。

“你对K的孩子做了什么?”K在翻[i]滚。

他趴在地上,四肢弯曲,各自指向一个不可能的方向。

明明应该是趴着的,K却扭着脖子仰着头看着二楼的我。

我一看就知道他脖子断了。

鲜红的鲜血像西瓜一样从干裂的脑袋里渗出,铺满地板,勾勒出K脑袋的轮廓。

那个梦里看到的叫直树的男人的身影[a]和K重合了。

当我的目光与K相遇时,我无法动弹[m]

K的脸上带着笑意。

“不,不!”

K死了...

我咽了咽口水。

从二楼的天窗射进来的阳光,在K周围蔓延的红色血液上闪闪发亮。


作者:籠月
原文:(続)標識女ー止まれー

しとしとと冷たい雨の振るなか、俺はKの家の前に立っていた。

あの日、危機一髪で標識女から逃れ[k]た俺は、これから先はそう上手くは[.]いかないだろうとどこかで感じてい[c]た。

あのKが消えた日に一体何があった[n]のか。

それを聞けば何かこの危険な現状を[恐]打開する方法が見つかるかもしれな[怖]い。

そのために今こうやってKの家の前[鬼]までやってきたのだ。

俺は一度深呼吸すると、意を決して[故]インターホンのボタンを押した。

ピンポーン

・・・・・・・・・・

「・・・・・・はい。」

出たのは案の定Kのお母さんだった[事]

「あ、あの前にも伺った○○です。[文]Kに会いたくて来たんですが・・」[章]

「ごめんなさいね、今はまだ無理な[来]の。」

前と全く同じ返答だった。

前回はここまでで諦めていた俺だっ[自]たが、今回はそうはいかなかった。[i]

「とても大事なことなんです。少し[a]だけでもいいので、なんとかKに会[m]わせていただけませんか。お願いし[k]ます!」

俺はそう言ってカメラに向かって深[.]く頭を下げた。

「・・・・・・・・・・」

やはりだめかと少し諦めかけたとき[c]

「・・・どうぞ。」

インターホンが切れ、しばらくして[n]ガチャリと玄関の鍵の開く音が聞こ[恐]えた。

予想外の出来事に俺はしばらくその[怖]まま立っていたが、はっと我に帰り[鬼]門を開けて玄関の方へと向かった。[故]

玄関の前に着くと同時にKのお母さ[事]んが扉を開けて出てきた。

「どうぞ、上がってください。」

「お、おじゃまします。」

俺は少し緊張気味に会釈をすると、[文]中に入った。

Kのお母さんに案内され、広い玄関[章]を通り過ぎ居間へと入った。

「どうぞ、こんなのしか出せないけ[来]れど。」

ガラス板のテーブルの前に座ってい[自]る俺に、お洒落なティーカップに入[i]った紅茶を出してくれた。

「あ、すみません。いただきます。[a]

そう言ってゆっくりとティーカップ[m]を口へと運び、一口すすった。

なんとも言えない気まずい雰囲気が[k]二人の間に流れる。

「あの子・・・」

最初に口を開いたのはKのお母さん[.]だった。

「あの子、あの夜に家に帰ってきて[c]からまるで人が変わったみたいにな[n]っちゃったわ。一日のほとんど部屋[恐]の中にこもりっぱなしで、出てくる[怖]ときといったらトイレと食事の時だ[鬼]けで・・・。その肝心の食事もほと[故]んど箸をつけないの。」

「・・・Kから何か聞いたりしませ[事]んでしたか?その夜のこととか。」[文]

「それが何にも話さないのよ。普通[章]の会話さえほとんどしようとしない[来]わ。ずっと俯いたまま動こうとしな[自]いのよ。一度病院に連れて行こうと[i]したのだけれど、とても嫌がって・[a]・・もう、私どうしたらいいのかわ[m]からなくなってしまって・・。」

そう話すKのお母さんの目には涙が[k]浮かんでいた。

「・・・・・・あの、Kに会えませ[.]んか。」

Kのお母さんはしばらく考え込むと[c]、ゆっくりと口を開いた。

「そうね、このままでいたって何も[n]変わらないものね。あの子も友達に[恐]会えば少しは元気になるかもしれな[怖]いわ。さっき玄関を上がったすぐの[鬼]ところに階段があったでしょう。そ[故]こを上って最初の部屋がKの部屋よ[事]。鍵は付いていないから。」

「ありがとうございます。」

俺は飲みかけの紅茶をテーブルに残[文]し、すぐに階段へと向かった。

玄関は二階の天井まで吹き抜けにな[章]っていて、その天井からはお洒落な[来]照明がぶら下がっていた。

(Kの家、お金持ちなんだなぁ・・[自]・)

そんな子供のようなことを思いなが[i]ら、階段を一歩一歩ゆっくりと上る[a]

二階に上がると、すぐ目の前にドア[m]が見えた。

「ここか・・よし。」

俺は一度立ち止まって一呼吸おくと[k]、少し控え気味にドアをノックした[.]

コンコン・・・・・・・・・・・

中から返事は無い。

「おーいK、俺、○○だけど。少し[c]話がしたいんだ。部屋に入ってもい[n]いかな。」

・・・・・・・・・・・

やはり返事は返ってこなかった。

「入るぞー・・・」

俺はそう言うとゆっくりとノブを捻[恐]ってドアを開けた。

「うっ・・・」

中から漂う異臭に俺は思わず鼻を覆[怖]った。

何かが発酵したようなすえた臭いが[鬼]部屋中に充満している。

カーテンは締め切られて部屋の中は[故]薄暗く、空気もこもって埃っぽい。[事]

窓から壁に視線を移して、俺は息を[文]呑んだ。

壁一面がなにか文字のようなもので[章]埋め尽くされているのだ。

『トマレトマレトマレトマレとまれ[来]トマレとまれトマレトマレとまれと[自]まれトマレトマレトマレ・・・』

先のとがったペンか何かで力強く半[i]ば彫られたかのように壁中に「止ま[a]れ」の文字が刻まれている。

ひらがなにカタカナ、大きな文字か[m]ら点のように小さな文字まで、あら[k]ゆる「止まれ」が壁中に並んでいる[.]

そして壁の真ん中には大きな逆三角[c]形が真っ赤な色で描かれていた。

まるであの標識のようだった。

Kは部屋の真ん中にうずくまってい[n]た。

元は白かったであろう衣服は、黄色[恐]く変色していた。

この鼻をつくようなすえた臭いはこ[怖]の服のせいだとすぐに分かった。

「お、おい、K・・・。」

おそるおそるKに呼びかけると、う[鬼]ずくまっていたKの肩がピクリと震[故]えた。

ゆっくりとKが顔を上げる。

その顔に俺はその場に固まった。

俺に向けられたKの顔は、ガムテー[事]プでぐるぐるに巻かれていた。

口の部分意外すべてがガムテープに[文]覆い尽くされている。

ガムテープの隙間から覗いた口から[章]、今のKが全くの無表情だというこ[来]とが分かった。

「おぉ、○○じゃんか。久しぶり。[自]

突然Kがいつもと変わらぬ声の調子[i]で俺に話しかけてきた。

ガムテープから覗くKの口がニッと[a]笑った。

目も鼻も見えないその顔に映える白[m]い歯が、むしろ不気味だった。

「お、お前・・なんだよその顔。」[k]

俺は震える声でKに問いかけた。

「ね、閉めてよドア。」

Kが笑ったまま言った。

「あ、あぁごめん。」

俺は慌てて自分の後ろのドアを閉め[.]た。

「ここ、ここ座りなよ。」

Kがそう言ってKの目の前の床を指[c]差した。

俺は拭いきれない警戒心をなるべく[n]表に出さないようにしながらゆっく[恐]りとKの前に座った。

「K、今まで・・・何してたんだ?[怖]

「あーやばいやばい。」

「Kさ、あの夜・・・何があった?[鬼]

「あたっちゃうよ、。」

「おい、真面目に答えてくれよ。」[故]

「ねぇ見える?見えてる?」

全くKと会話が噛み合わない。

真剣に質問を投げかける自分と反対[事]に、まるでわけの分からないことを[文]返してくるKに対して、だんだんと[章]イライラがつのっていく。

「頼む、あの時何があったか思い出[来]せる範囲だけでも教えてくれ。」

「ブゥウゥ・・・ブオオオオオオン[自]・・」

終いには車のエンジン音のような真[i]似をし出したKに、俺は思わず怒鳴[a]り声をあげた。

「おいKってば!!!」

瞬間、Kの声がぴたりと止む。

張り詰めた空気の中、Kがぼそりと[m]呟いた。

「・・・・・・・・・・・・・・ト[k]マレ」

「え?」

「トマレトマレトマレトマレトマレ[.]トマレトマレ・・・・」

Kの声がだんだんと大きくなる。

「お、おい、どうし・・」

「止まれよおおおぉぉああああぁぁ[c]ぁぁ!!!!」

その瞬間、Kが耳をつんざくような[n]大声で叫んだかと思うと、物凄い速[恐]さで俺の首に掴みかかった。

「ぐっ・・・」

パツンッーーーー

何かが頭の中で切れる感覚と共に、[怖]俺の視界が真っ白になった。

真っ白な意識の奥に、雨の振る音と[鬼]、青い何かを見た。

ーーーーーーーーーーーーーーーー[故]ーー

ーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー

ブオォォォ・・・

強い雨が降りつける山道を、一台の[事]青いスポーツカーがエンジン音をと[文]どろかせながら走っていた。

「すごい雨だね・・」

助手席に座った女性が窓の外を見つ[章]めながら呟いた。

「確かに。せっかくのドライブもこ[来]の雨じゃ台無しだな。」

車を運転する男性が苦笑いで答えた[自]

「どんどん上ってくけど、山の上に[i]何があるの?」

「すっごい綺麗な夜景が見えるとこ[a]があるんだよ。この調子じゃ見られ[m]ないかも知れないけど。」

「そうなんだ!すごく見たいけどこ[k]の雨じゃ見えないでしょ。あはは・[.]・・」

「まだ分かんないよ?もしかしたら[c]山頂に着く頃には晴れてるかもじゃ[n]ん!な。」

「ほーんといっつも前向きだよね、[恐]直樹は。」

「こんな俺に触発されて綾子もそろ[怖]そろ前向きになったらいいじゃん。[鬼]

「余計なお世話ですぅ、どうせ私は[故]ネガティブですよー。」

「あははは、冗談だって冗談。」

他愛も無い会話をしながら車はどん[事]どん山を登っていく。

そんな楽しそうな二人とは裏腹に、[文]雨は強さを増していった。

「ほらぁ、これじゃ晴れるわけない[章]って。それでもまだ上るの?」

「どうしても見せたいんだよ。ダメ[来]もとで行こうぜ!」

そう言って直樹が綾子に向かって笑[自]いかけたその時、

「直樹まえ!!!!!」

「うわっ!」

目の前に突然飛び出した何かに、直[i]樹は思い切りハンドルを切った。

濡れた地面でコントロールを失った[a]車がふわりと宙に浮く。

凄まじい衝撃と共に車が横転した。[m]

ガンッガシャンガシャンガシャンッ[k]

そのあまりの衝撃に二人は外に投げ[.]出された。

横転した車は、そのままガードレー[c]ルを突き破り、急な斜面を転がり落[n]ちていった。

「うぅ・・・う・・」

先に起き上がったのは綾子だった。[恐]

割れた車の窓ガラスの破片がそこら[怖]中に散らばっている。

さっきの衝撃のせいで耳鳴りが収ま[鬼]らない。

自分の目の前を、さっき飛び出して[故]きたのであろう狸の親子が走り抜け[事]ていった。

「いっ・・・切れてる・・・」

立ち上がろうと力を入れた足には、[文]ガラスで切ったであろう大きな傷が[章]ついていた。

痛みに顔を歪めながら綾子は辺りを[来]見回した。

「・・・直樹!!」

自分から10メートルほど離れた先[自]に、直樹がうつ伏せで倒れているの[i]が見えた。

痛む足を引きずりながら直樹に走り[a]よる。

「直樹!ねぇ直樹大丈夫!?」

一生懸命ゆするが、直樹はうつ伏せ[m]のままピクリとも動かなかった。

「ねぇ直樹って・・・・ば。」

直樹の腹部に触る自分の手に感じた[k]生暖かい感触に綾子はそっと掌を返[.]した。

掌全体が真っ赤に染まっていた。

はっと倒れる直樹の腹部に視線を向[c]ける。

直樹の脇腹には青い大きな車の破片[n]が深く突き刺さっていた。

「いやだ!!直樹だめ!死んじゃだ[恐]め!!お願い目を開けて!直樹ぃ![怖]!」

雨に濡れたアスファルトに赤黒い直[鬼]樹の血液が滲んでいく。

「直樹!!起きて!直樹ぃ!」

涙と雨で顔をぐしゃぐしゃに濡らし[故]ながら綾子は必死で動かない直樹の[事]名前を叫んだ。

「う・・・・・綾・・子・・」

「直樹!!!」

かすれた声と共に、直樹がゆっくり[文]と目を開けた。

「直樹!大丈夫!私が、私が助ける[章]から!」

「お前は・・・綾子は大丈夫なのか[来]・・」

「私はなんとも無いから!だからあ[自]と少し頑張って!ね!」

綾子は泣きながら直樹の手を握り締[i]めた。

助ける、助けるとはいっても携帯は[a]車と一緒に落ちていってしまった。[m]

綾子は必死で直樹の体を持ち上げよ[k]うとした。

しかし華奢な自分の体では、直樹の[.]体を数センチ移動させることすらで[c]きない。

むしろ無理やり動かそうとして、直[n]樹は苦痛に顔を歪める。

どうしよう・・・どうしよう・・・[恐]

途方に暮れていたその時、

ゴオオオオオォォォ

後方からエンジンの音が聞こえてき[怖]た。

はっと顔を向けると、向こうからヘ[鬼]ッドライトの黄色い光が近付いてく[故]る。

一台の大型トラックだった。

「お願い!!助けてぇ!!!」

綾子は大声で叫ぶと必死でトラック[事]に向かって手を振った。

ゴオオオオオォォォ

土砂降りの雨で前があまり見えてい[文]ないのか、トラックがスピードを下[章]げる様子は無い。

直樹が倒れているのは道のど真ん中[来]、このままトラックがここを通過す[自]ると直樹が引かれてしまう。

何がなんでも絶対にトラックを止め[i]なければならなかった。

「お願い!!気づいてぇ!止まって[a]ぇぇぇ!!!」

そんな綾子を嘲笑うかのように雨は[m]どんどんと強さを増していく。

ゴオオオオオォォォ

トラックは轟音を響かせながらこち[k]らに迫ってくる。

見えてないの・・・このままじゃ、[.]このままじゃ直樹に当たっちゃうよ[c]・・。

綾子は千切れんばかりに両腕を振っ[n]て声を張り上げた。

「お願いとまって・・・とまれとま[恐]れ、止まれぇぇぇぇぇ!!!!」

綾子の声を掻き消すように、空に雷[怖]鳴が轟いた。

次の瞬間、綾子の体は宙を舞ってい[鬼]た。

骨のひしゃげるような衝撃が全身を[故]襲う。

ゆっくりと景色が流れていく。空か[事]ら落ちる雨粒が見える。

まるで全てがスローモーションのよ[文]うに綾子の体は地面へと落ちていっ[章]た。

地に体が触れると同時に時の早さが[来]元に戻り、そのままゴロゴロと地面[自]に転がった。

キキィィィィィ!!!

遅れてトラックのブレーキを踏む音[i]が後ろから聞こえる。

バンッ!

トラックの扉が開く音と共に中から[a]男性の運転手が慌てた様子で飛び出[m]してきた。

「あぁ、やっちまった・・・」

運転手は震える声でそう呟くと、ゆ[k]っくりと後ずさりした。

綾子は軋む腕を精一杯運転手のほう[.]へと伸ばした。

「助けて。」

そう叫んだつもりが、つぶれた喉か[c]らはかすれた息の音しか出てこない[n]

「あぁ・・うぁ・・」

運転手は放心したように声を漏らし[恐]ながら、さらに後ずさると次の瞬間[怖]、トラックに飛び乗り物凄いスピー[鬼]ドで走り去っていった。

エンジンの音がだんだんと遠くなり[故]、土砂降りの雨の音だけがその場に[事]響いた。

「うぐっ・・うぅ・・」

体のいたる所が酷く痛む。

朦朧とする意識で目線を道路に移す[文]と、

雨に滲んだ血溜りの中、無残な姿で[章]転がる直樹を見た。

「嫌、嫌ぁ・・・直樹、直樹・・・[来]

かすれる声で彼の名を呼んだ。

頭から流れる血が目に入り、綾子の[自]視界を赤く染めた。

「直樹、直樹ぃ・・・」

叩きつけるような雨のなか、綾子は[i]直樹の名前を呼び続けた。

ーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーー

ーーーーーー

はっと目を覚ますと、Kが俺の顔を[a]覗き込んでいた。

その顔に、さっきまで巻かれていた[m]はずのガムテープはなかった。

「お、俺は・・」

「大丈夫?ずっと意識失ってたけど[k]。」

Kがいつもの調子で尋ねた。

「大丈夫かって、お前が俺の首絞め[.]てきたんだろうがよ!」

俺はそう言ってその場に起き上がっ[c]た。

Kはまるでそんな記憶は無いという[n]ようにきょとんとした顔でその場に[恐]座っている。

「俺、そんなことしてないよ。」

「したんだよ・・・覚えてねぇなら[怖]いいよもう。」

そんなことよりも、ついさっきまで[鬼]見ていた夢が気になってしょうがな[故]かった。

あれを夢と呼んでいいのだろうか。[事]

あまりにリアルだった。

あの綾子という女性・・・あの人は[文]一体・・・。

色々なことを考えていると、ふいに[章]Kが口を開いた。

「綾子さん、かわいそうだな。」

「お、お前もあの夢見たのかよ!![来]

俺は驚いたようにKの肩を掴んだ。[自]

「よく覚えてないけど、うん。」

Kは俺よりも前にあの出来事を知っ[i]ていたのだろうか。

「それよりさ・・・」

またKが口を開いた。

「なんかお腹すいた。」

さっきまでの異様な雰囲気はどこへ[a]いってしまったのだろうか。

目の前で話すKは、頬がこけて顔色[m]が悪い以外はすっかり今まで通りの[k]Kだった。

「なんか食べるもの持ってこようか[.]。」

Kがその場に立ち上がりながら俺に[c]向かって尋ねた。

「い、いや、俺はいい・・・」

少し控えめに俺は笑ったが、その顔[n]はきっと引きつっていただろう。

「そか、じゃあ俺なんか自分のとっ[恐]てくるわ。」

「お、おう。」

Kはそう言うと部屋を出て行った。[怖]

俺は静かに部屋を見回した。

相変わらずあの鼻をつくような臭い[鬼]は部屋の中を漂っていた。

俺はゆっくりと腰を上げると、おも[故]むろに壁に近付いた。

所狭しと並ぶ「止まれ」の文字。

Kのこれまでの異常さが、一目でわ[事]かる。

壁に描かれた赤い逆三角形はまるで[文]血のように赤かった。

「ん?」

その下に、明らかに「止まれ」では[章]ない文字を見つける。

目を細めて、壁に顔を近付ける。

どうやら名前のようだった。

『山本義文』

その文字の上には、これでもかとい[来]うくらい強い力で引っかき傷がつい[自]ていた。

「この名前って・・・・・」

その時、

ドォォォォン!!!!

下の階から、地面を震わすほどの物[i]凄い音が響いた。

あまりの音に俺はその場から動けな[a]かった。

「イヤアアアアァァァァァァァァ![m]!!」

数秒後、Kのお母さんのけたたまし[k]い悲鳴がこだました。

俺は慌ててKの部屋を飛び出すと、[.]二階の手すりから下の階を見下ろし[c]た。

あまりの衝撃に目を見開いた。

「Kに、家の子になにしたのよぉぉ[n]ぉぉぉぉ!!!!」

泣き叫ぶKのお母さんのすぐ近くに[恐]は、無残な姿のKが転がっていた。[怖]

うつ伏せに倒れ、腕や足は折れ曲が[鬼]り、それぞれがありえない方向を向[故]いていた。

うつ伏せのはずなのに、Kの首はね[事]じれ、二階の俺を見上げていた。

一目で首が折れているのだとわかった。

(续)标志女人 - 停止 日本恐怖故事

ぱっくりとスイカのように割れた頭[文]から溢れ出す真っ赤な血が、Kの頭[章]の輪郭をなぞるように床に広がって[来]いく。

あの夢で見た直樹という男性の姿が[自]Kに重なる。

俺はKと目が合ったまま、動くこと[i]ができなかった。

Kの顔は、笑っていた。

「いやぁ、いやぁぁぁぁ!」

Kのお母さんの泣き叫ぶ声が意識の[a]遠くで響く。

Kが、死んだ・・・。

俺はごくりと唾を飲んだ。

二階の天窓から差し込む太陽の光が、Kの周りに広がる赤い血潮をキラキラと照らしていた。

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