[落语] Jaganso -外面-

iamk 日本恐怖故事 2023-07-09 08:30:01 480 0

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――十十十十……

嗯……非常感谢您的好意。拜托,我想请求你的合作。

我的名字是Yorozuya Johnjiro,艺人最重要的是记住他们的脸和名字。请记住这一点回家......

--我是约翰次郎。

--这就是你的样子。那是我的名字[文]

如果你以后在任何地方看到我,请随[章]时叫我“John John”...

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嗯...我想你们中的一些人可能想知道 John Jiro 今天是否比平常更宽。但是...

没错。傻瓜。

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我吃饱了,感觉满脑子都是拉面……[来]是的,我要是受到奇怪的刺激就要吐[自]了!我感到...我给你看一个非常[i]难看的地方。

啊,前座的人没事。您不会意外掉落[a]它。

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可是好疼啊。。。我吃那么多干嘛?[m]更何况。。。我想知道它闻起来像艾[k]蒿年糕。

啊,要是我看到这么好吃的大福,我[.]也吃不下了,但是啊,好可惜……

你为什么要来这里在吞下大约两个之[c]后?是的,但是...

是的,我最终还是吃了它...

嗯,看来你想吃多少就吃多少。

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在江户时代,有一家荞麦面店供应这[n]道非常受欢迎的菜肴。我正在做我很[恐]抱歉,但...

“我把账单放在这边,是的。嘟~沫[怖]~”

“将军,刚才,你吃了多少?好多钱[鬼]啊,听说了吗?哎,连10个,江户[故]人吃完10个荞麦面,掏出口袋里的[事]钱就回家了。嘿嘿,这么气势,我应[文]该能吃20个左右吧...你呢?不[章]对,你觉得你现在这个人能吃20个[来]左右吗?”

p>“啊,那气势,我吃20个左右吧。”

p> p>

“我觉得我不能吃。”

“我能吃。”“我不能吃。”“我能[自]吃。”“我能不吃吧。”

“嘿嘿嘿嘿等等,你们那边说可以吃[i],吃不到,是现在的人。”

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好吧,来这里一分钟。怎么样?你为什么不在一段时间内第一次进行荞麦面赌注?“

“这是什么?荞麦面赌注?什么事?[a]

“我刚刚听将军说他每天都来。不不不,我提出这个,所以我给你一分钟。

如果那个人吃不下饭,从他们那里得到一分钟,然后用那笔钱和他一起喝酒。我们喝酒成为朋友吧。赌荞麦面怎么样,20片。你为什么不试试呢?“你”你是付钱的人吧?我一直在等你。

“Do~mo~”

“请问,嘿嘿,你能在这里坐一会吗[m]?我正等着呢。”

到说实话,看你昨天吃荞麦面,那气[k]势,不吃20不,20?吃不下,吃[.]不下,吃不下吃吧,我吃不下,嘿嘿[c]我被切成两半。

那么,你怎么看?我可以离开这里一[n]分钟。如果我能吃二十个,你介意把[恐]这个当作奖品吗?

虽然我不知道该说什么,但如果你吃[怖]不下饭,我分分钟给你,我会用那笔[鬼]钱陪你喝酒,做朋友。

1分钟20张怎么样?你可以做到吗[故]

“二十块……你在说什么?二十块就是多少荞麦面,我买不起。”

>

但是……我刚搬到这个小镇,我连搬家的荞麦面都还没来得及打招呼呢。

“这荞麦面总是很好吃.

不对,虽然一直都很好吃,但20个也不是吃的多少。

……总之,今年雨下得很多吧? zu zu zu)

...好像不下雨米饭就不好吃了,要是下雨太多,井水变浑浊什么的,(Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z Z ZUZUZU...

“我不知道他是在吃饭还是在说话...

有多少?嗯,已经十九岁了?因为他[事]只是在谈论会不会下雨?所以19

“请问,我还要吃多少?哦,再吃一个?...我可以吃吗~?” 哎,我吃19个,看看能不能再吃一个”我今天身体不错,所以我能得到20个。 >“na还有那个混蛋……二十块……?吃完20根荞麦面,神情淡定,呃……好郁闷,哎!明天我就三十了!我给你钱!

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第二天,我赚一半的钱。~也是~”[文]

“他来了!对不起,Edokko的[章]戏,你能陪我出去玩吗?二十分钟![来]三十块!”

>

“三十……你在说什么?三十块不够一个人吃的。那很,非常感谢。

但我昨天只有一分钟。”,我什至没有对移动荞麦面打招呼,所以我会给你两分钟作为回报,所以 30,我知道我要走了to lose, yes, du~mo~.

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…昨天,机缘巧合,(zuzu…)…我的状态很好,能够得到20片,但是(zuzu...)...一个人吃的量不够,(zuzu...)...30这样的数字是(zuzu...)...我知道我要输了,(zuzuzu)"

“嗯,我有30个,现在,我要两分钟,呃~”

“……你不是在开玩笑,打开你的肚[自]子,看看里面是什么样的of mechanism is this...

嘿,你认识那边那个正在看着这边咧着嘴笑的人吗?嗯。

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如果你一直在这边看着笑了一会儿,我们输掉了荞麦面赌注有那么好笑吗?”

“不,不是那样的。但是,你知道你[i]现在是谁吗?啊,你不知道吗?你现[a]在是谁?哦,原来如此。

现在的人是清兵卫,爱吃荞麦面,外[m]号叫荞麦清。你就是那个在荞麦赌上[k]盖了三栋房子的人吧? ”

“说说吧!”

“不,我想你知道。好像他们一直在打340,五十这个数字是……”

“五十是游戏。”你还没做到吗?好吧,五十!一辆车,一辆车!眨眼间,一笔钱凑齐了。

“Do~mo~”

“过来,你是什么东西?没事的。呵[.]呵呵呵……对不起。”

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我不知道,我还没有玩过五十张牌呢。不管你输赢,今天就是你的最后一天了!哟!五十张牌的大牌游戏!你能做到吗?”< /p>

“五十……?”

我还没打这个号呢。

“我今天有点不舒服。是的。

秋天正在慢慢的临近。

清兵卫先生正吃着美味的荞麦面。正想着怎么回村子的时候,突然听到有什么大东西被拖着走的声音。Uwabami)爬上去,滑倒了,失误,失误,所以“南木散!并躲在一块岩石后面。连喝醉的样子都看不出来。

我胆战心惊的抬起头,一个猎人腰间挂着枪,两人对视一眼,道:“咱们吞了猎人。”

刚才猎人把手放在枪上,但是蛇咬枪[c]的速度比猎人的射速还快。

嘎巴……嘎巴……嘎巴……嘎巴……[n]

我吞了一个人。

我的胃要炸裂了。大蛇一定很疼,往那边敲,往那边敲……

周围长了很多“红草”。当大蛇用长舌舔过这草时,肿胀的肚皮就消退了,若无其事地回到了山神社。。

“完了!那草,你吃什么什么都能融[恐]化...只要有那株草,哪怕是一百[怖]条、一千条荞麦面,我们也能大打出[鬼]手……” 不过,这里清志犯了一个错误。

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清桑砍下的红草不是什么都能融化的[故]草……

但是“什么蛇吃了“”融化了…

请记住这一点…

“Doooooo”

“嘿,Kiyo先生是回来,很快,[事]但是五十张……”

“是的,我今天就做”

“嘿,给全镇打个招呼。” Kiyo-san 是回来!这是一场盛大的比赛!”

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看起来要……

“嘿,太神奇了……我想知道你呼吸的地方。呼吸越来越困难了。< /p>

那一共有多少个?嗯?十个 那该往那边躲了

咦,四十个?又是我们的损失了。”[文]

“等等, Kiyo-san,你看起来很痛苦[章]吧?我的筷子停了。我从来没有停止[来]过用筷子。嘿嘿嘿谢谢!这次我们赢[自]了!

Kiyoshi-san,我们现在[i]应该停下来吗?放下筷子!对不起,[a]我给了你一个 ryo,我们一起喝吧!?”

“......不要害怕.....[m]. ”

“你在做什么?什么?想呼吸新鲜空气吗?各位清志先生

清志先生,你不能久留,你行吗?背着它!...别撑着肚子,我们出去吧。撑着你的背。好吧,我们走吧!

嗯?哟?”

“……呼……我到家了……哈哈……[k]只要我有这个草...然后...

尽可能多的床单...hehehe[.]...(chu chu chu ...)”但我正在做……

清志君……什么……什么……

我在吃……对了……嗯……”

“白痴...

我能吃...所以...

我明白了...

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观众开始吵起来。

>前排座位的顾客走近讲台,往里看,尖叫起来。

“嗨!拉面坐着穿着和服!”


作者:綿貫一
原文:【落語】蛇含草(じゃがんそう)-外-

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――テンテケテンテン…

えー…お運び様で大変ありがたく御[c]礼申し上げます。どうぞ、一席お付[n]き合いの程を願っておきますが…。[恐]

アタクシの方は万家(よろずや)ジ[怖]ョン次郎と申しまして、芸人という[鬼]のは顔と名前を覚えていただく、こ[故]れが一番ありがたいことでございま[事]すから、どうぞ今日は顔と名前を覚[文]えて帰っていただいて…、

――ジョン次郎、でございます。

――こういう顔でございます。あれ[章]が名前でございます。

これからどっかでもってアタクシの[来]ことを見かけましたら、どうぞお気[自]軽に、

「ジョンジョン」、と呼んでいただければと思います…。

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えー…お客様の中には、今日のジョ[i]ン次郎はいつもより横幅があるんじ[a]ゃないか、とお思いの方もいらっし[m]ゃるのではないかと思うんですが…[k]

そうです、アタシね、今日こちらに伺う前に、ラーメンの大食いチャレンジというのをやってまいりまして…。ゥプ。

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もー腹一杯というか、頭のこの辺ま[.]でラーメンが詰まってるみたいな状[c]態で…ええ、もう変な刺激があった[n]ら吐いちゃう!って感じでして…。[恐]大変お見苦しいところをお見せして[怖]おります。

あ、前の方の席の方、大丈夫ですよ。うっかりかけちゃったりしませんから。

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でもって、うー苦しい…、なんで俺[鬼]こんなに食っちゃったんだろう、な[故]んて思いながら楽屋に来ましたらね[事]、ウマそうなピンク色の大福があり[文]ましてね…。なんですかね、匂いは[章]ヨモギ餅みたいだったんですけど。[来]

あーいつもだったらこんなウマそう[自]な大福があったら食わずにおかない[i]のに、あー残念…

なんてんで、ふたつほど飲みこんでこちらに出てきたんでございますけど…

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ええ、結局食っちゃたんですがね…[a]

まあ、好きなものってのはいくらも食えるってことは、あるようでございますが…。

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江戸の頃、大変にこの、流行っていた食べ物で蕎麦屋さんがございまして、

[落语] Jaganso -外面-

若い連中が集まりまして、ワイワイ[m]ガヤガヤとやっていたようでござい[k]ますが…。

「こちらの方にお勘定置いておきま[.]す、はい。どぅ~も~」

「大将、今のひと、何枚食っていったの?十枚?ほお、たいしたもんだね、聞いたかい?おい。十枚だってよ。十枚の蕎麦をつーっと平らげて懐から銭出して、どぅ~も~なんて帰っていくところなんて江戸っ子だね、おい。あの勢いなら二十枚ぐらい食えるだろうな」

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「馬鹿なこと言うなよ。二十枚なん[c]てどれだけの蕎麦の量だと思ってん[n]だい。それは食えねえな」

「俺は食えると思うね、よっちゃん[恐]お前は?いや、二十枚くらい食える[怖]と思うかい、今の人?」

「ああ、あの勢いなら二十枚くらい[鬼]食うよな」

「俺は食えねえと思うよ」

「食えるよ」「食えねえ」「食えるよ」「食えねえ」

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「おいおいおい、へへ。待ちなよ。[故]お前たちがそこで食えるの食えない[事]の言ったってしょうがねえじゃねえ[文]か。食うのは今の人だ。

まあまあ、ちょっとこっちおいで。[章]どうだい?久しぶりに蕎麦の賭けで[来]もやらねえか?」

「なんだい?蕎麦の賭けってのは?[自]

「あの人は毎日来るんだってよ、今[i]大将に聞いた。明日来たらよ、二十[a]枚、食えたら一分(いちぶ)の金出[m]そうじゃねえか。いやいや、これは[k]俺が言い出したんだから一分は俺が[.]出すよ。

もしな、あの人が食えなかったら向[c]こうから一分もらってよ、その金で[n]もってあの人と酒呑んでオトモダチ[恐]になろうってんだい。どうだい?蕎[怖]麦の賭け、二十枚。やってみねえか[鬼]い?」

「面白えなあ!しばらくそういう遊びしてねえもんな。第一お前が金出すんだろ?こっちの懐は痛まねえや。ああやるやるやる!」

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あくる日になりますと町内の若い連[故]中が手ぐすねを引いて待っておりま[事]して。

「どぅ~も~」

「すんません、へへ、ちょっとここ[文]に座っちゃもらえねえか。え?大勢[章]?いや大勢も何も、これ、お前さん[来]が来るのを待ってたんですよ。

実はね、昨日のお前さんの蕎麦の食いっぷりを見て、あの勢いなら二十枚くらい食っちまうんじゃねえか、いや二十枚となったらと食えないよ、食える食えない食える食えない、へへへ、これ真っ二つになっちまったんですよ。

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そこでね、どうだろうなあ、江戸っ[自]子のお遊び、怒っちゃいやだよ?こ[i]こに一分出てますよ。二十枚、食え[a]たらね、これを賞金に持ってってく[m]れねえかな?

その代わりと言っちゃあなんだが、[k]手前勝手な話ですいませんがね、も[.]し食えなかったらお前さんの方から[c]一分もらってさ、その金でもってお[n]前さんと酒呑んでオトモダチになろ[恐]うってんだが、

どうだい、二十枚で一分。やっちゃくれないかな?」

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「二十枚…なにをおっしゃいます。[怖]二十なんてどれだけの蕎麦の量、そ[鬼]れはもうとてもとても、いただけや[故]しません。

ですが…アタクシ、こちらのご町内[事]引っ越してきて、まだ引っ越し蕎麦[文]のご挨拶もさせていただいておりま[章]せんので、

それでは、二十枚で一分、負けを承知でやらせていただきます、はい、どぅ~も~」

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「こちらのお蕎麦はいついただいて[来]も美味しゅうございますねえ。

いや、いついただいても美味しいと[自]言っても二十枚なんてとてもとても[i]食べられる量じゃございません。

…それにしても今年はよく雨が降り[a]ましたですねえ、(ズ・ズ・ズズー[m]

…雨が降らないとお米の出来がよく[k]ないそうでございますんでなあ、([.]ズ・ズ・ズズー)

…かと言って降りすぎたら降りすぎ[c]たで井戸水が濁ったりなんかしたり[n]すると、(ズ・ズ・ズズー)

…雨というのは、(ズズズー)」

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「食ってんだかしゃべってんだかわ[恐]かんねえな…。

何枚?え、もう十九?だって雨が降[怖]るとか降らねえとか話ししてただけ[鬼]だよ?それで十九枚いっちゃったの[故]かよ?」

「恐れ入ります、あと、何枚食べれ[事]ば?あ、あと一枚?…食べられるか[文]な~?」

「わざとらしいねえ、おい。十九枚[章]ぺろりと食ってなにがあと一枚食べ[来]られるかだよ」

「こういうのはその日の調子でござ[自]いますから…(ズズズー)

今日は調子がよくて二十枚いただくことができました。では、この一分はいただいてまいりますので、はい、どぅ~も~」

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「なにあの野郎…。二十枚だよ…?二十枚の蕎麦平らげて、平気な顔でどぅ~も~だって…悔しいねえ、おい!明日は三十でやんねえか!俺金出すよ!」「俺も出す!」「俺も!」

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あくる日になりますと、二分という[i]金をこしらえまして、

「どぅ~も~」

「来た来た!恐れ入りやしたね。江[a]戸っ子のお遊び、とことん付き合っ[m]ちゃくれねえかな?二分出てますよ[k]!三十枚!」

「三十枚…なにをおっしゃいます。[.]三十なんて人の食べられる量じゃご[c]ざいませんよ。それはとてもとても[n]

でもアタクシ、昨日一分いただいておりますし、引っ越し蕎麦のご挨拶もしておりませんので、あわせて二分、皆さまにお返しをするということで、それでは三十枚、負けを承知で、はい、どぅ~も~。

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…昨日はたまたま、(ズズ…)…調子がよくて二十枚いただくことができましたが、(ズズ…)…人の食べられる量じゃございません、(ズズ…)…三十枚などという数は、(ズズ…)…負けを承知で、(ズズズー)」

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「おいおい昨日より速いんじゃねえ[恐]か…?」

「ああ、三十枚いただけました。で[怖]は、二分いただいてまいりますので[鬼]、どぅ~も~」

「…冗談じゃねえな。あの野郎の腹[故]を裂いて中を見てみてえな。どんな[事]仕掛けになってんだろ…。

おい、あそこでこっち見てニヤニヤ[文]笑ってる人、知ってる人かい?知ら[章]ねえ?ふうん。

もしあなた、さっきからこっち見て[来]笑ってますが、あたしらが蕎麦の賭[自]けに負けたのがそんなに面白いんで[i]すか?」

「いいえ、そういうわけじゃないん[a]ですが、あなた方、今の方どなただ[m]かご存知で?あ、ご存じない?ああ[k]それでね。

今の人、蕎麦好きの清兵衛さん、あ[.]だ名がそば清さんって言うんですよ[c]。蕎麦の賭けで家を三軒建てた人な[n]んですよ?」

「教えてくれよそういうことは!」[恐]

「いや、皆さんご存じだと思って、[怖]ずいぶんお手軽な勝負をしてるなあ[鬼]、と思いまして。三十四十なんて勝[故]負はいつもやるようですよ。五十っ[事]て数は…」

「五十って勝負はまだしたことがね[文]え?よし五十だ!一両一両!」

町内中に声をかけまして、あっという間に一両という金が集まりました。

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「どぅ~も~」

「来たよおい。あんた何ですって?[章]そば清さんですって?ああ逃げなく[来]たっていいよ。へへへ…恐れ入りや[自]した。

どうだろうねえ、五十という勝負は[i]まだしたことがねえ。勝っても負け[a]ても今日が最後!一両出てますよ![m]五十枚大勝負だ!やってちゃくれね[k]えかなあ!」

「五十……?」

という数はまだやったことがござい[.]ません。

「今日はちょっと、お腹の調子が…[c]はい。ええ、またいずれ、どぅ~も[n]~」

その場はなんとかうまいこと逃げ出しました。

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さあ、だんだんと秋も深まってまい[恐]ります。

あちらこちらで美味しいお蕎麦を食[怖]べ歩いておりました清兵衛さん、あ[鬼]る日どこをどう間違ったか山中に迷[故]い込んでしまいまして、

どこへ行ったら人里に降りられるだ[事]ろうと思案投げ首しているところを[文]、ズルズルズルズルなにか大きなも[章]のが引きずられる音がいたしますの[来]で、

ひょいと振り返りますと、ふた抱え[自]もあるような大きな大蛇(ウワバミ[i])がズル、ズル、ズル、ズルと這い[a]あがってまいりますから、『南無三[m]!』と岩陰に身を隠します。飲まれ[k]る様子もありません。

恐る恐る首をもたげると、ひとりの狩人が腰だめに鉄砲をぶら下げて隙があったらこの大蛇を撃ち殺してやろう、大蛇の方でも狩人に気が付きましたから、こちらも隙あらば狩人を飲みこんでやろう、と二人が睨みあっております。

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と、狩人の方が一瞬早く鉄砲に手を[.]かけましたが、大蛇の方が狩人が撃[c]つより早く頭からガバっと食い付い[n]た。

ガバ…ガバ…ガバ…ガバ…

人ひとり飲み込んでしまいました。[恐]

もう腹ははちきれんばかり。よほど[怖]大蛇も苦しいんでしょう、あちらへ[鬼]バターン、こちらへドターン…

周りに「赤い草」がぽや~っと生えている。この草を大蛇が長~い舌でもってペロペロっ、ペロペロっと舐めますと膨れ上がっていた腹が、つ、つ、つーと引っ込みまして、何事もなかったかのように山のほこらに帰っていく。

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「しめた!あの草、食ったものがな[故]んでも溶けるんだ…。あの草さえあ[事]れば、蕎麦が百枚でも千枚でも、大[文]勝負をすることができる…」

清さんは赤い草をみんな刈り取ってどうにかこうにか人里に降りてきましたが、清さんここでひとつ間違いを犯していました。

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清さんが刈り取った赤い草は、食べ[章]たものが「何でも」溶ける草ではな[来]い…

でも「大蛇の食べたもの」は溶けた[自]

そのあたりをよく覚えておいていただきまして…

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「どぅ~も~」

「おい、清さんが帰ってきたよ、早[i]速だが五十枚…」

「ええ、今日はやらせていただきま[a]す」

「おい町内中に声かけろ!清さんが[m]帰ってきたぞ!大勝負だ!」

町内の連中がわんさを集まってまいりまして。

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さあ、正体の現われた清さんの食う[k]のの早いの早くないのって、つーつ[.]ーつーと、まるで蕎麦がつながって[c]飛び込んでいくようで…

「おい、すごいね…どこで息継ぎし[n]てんだろうなあ。見てるこっちが息[恐]苦しくなっちまうよ。

それ何枚いったんだい?え?十?じ[怖]ゃあそっちに避けときな。

え、四十?もう四十かい?ひい、ふ[鬼]う、みい…四十七かい?へへへ、こ[故]りゃだめだ。赤穂浪士じゃねえけど[事]敵討ちだよ。こりゃまた俺たちの負[文]けだよ」

「いや待て、清さん苦しそうだよ?[章]箸が止まった。これまで箸が止まる[来]ことなんてなかったんだよ。食えね[自]えんだ!へへへありがてえ!今度は[i]俺たちの勝ちだよ!

清さん、もうやめよう?箸置いて!一両出してごめんなさいして、そんで皆で呑もう?」

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「……やびまず…」

「やるの?なに?外の空気を吸いた[a]い?皆、清さんが縁側で外の空気吸[m]いたいんだってさ、いいかい?ちょ[k]っとならいいよな?

清さん、長いことはだめだよ?え、[.]動けない?そりゃそうだろうな。お[c]い、運んでやれ!…腹を押すんじゃ[n]ねえよ、ぴゅって出ちまうじゃねえ[恐]か。背中押してやれ。よいしょよい[怖]しょ!

え?ふすま?ああ閉めとくよ。清さん、長いことはだめだよ?」

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「……へえ……ただいま…。はは…[鬼]、この草さえあれば…、あと…、

何枚でも…へへへ…(チュ・チュ・[故]チュ…)」

「おい…、なんかチュチュって音が[事]、してるよ…、

清さん…、なに…か…、

食ってんじゃ…ねえ…か…」

「ばか…

食える…わけ…

ね…

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****************[文]************

急に前のめりにうずくまった噺家。[章]ぴくりとも動かない。

客がざわつきはじめる。

前の席の客が高座に近づいて、覗き[来]こんで悲鳴を上げた。

「ヒッ!ラーメンが着物を着て座ってやがる!」

日本日文kowabana
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