《无敌幽灵》

iamk 日本恐怖故事 2024-01-06 15:00:01 371 0

“莫氏……那边那个……莫氏……”

一道声音从路边的草丛中传来。哪怕是大白天,声音也阴沉到让胆小的“我”瑟瑟发抖。

我叫林崎时三郎。是一名剑客。我对自己的剑法很有信心,但我无所谓……我不能砍人……

虽然师傅说我精通木剑编目,但一直保护我的徒弟入职后,我还是可怜兮兮的奉命踏上修炼之旅。

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结束了。我为自己感到难过。

我已经知道那里有人了。然而,因为[文]我散发出太多的阴森气息,也因为我[章]太死气沉沉

我害怕被要求“帮助我实现我最后的[来]愿望……”。

“我”不能杀人……

当我不自然地停下来“啊……啊……”的时候,声音的主人爬出了马路。

“我求你了,我求你了。”声音的主[自]人似乎是一个衣衫褴褛的修士。再想[i]想和尚没有理由伤害自己,“我”赶[a]紧把他扶了起来。

求求你了。 /p>

然后包裹就交给了。

你拼命坚持了吗?结解开,露出里面[m]的东西。

一个该死的木符……

“哇……”,我惊得护身符掉在地上[k],连忙抓了起来。看着和尚“哇……[.]”的时候,他已经倒闭了……

暂时,我呼唤他,“Gonan-d[c]ono...”但当然没有回应。

我很迷茫... “哈哈”环顾四周……没有人在这里[n]···。还有一具尸体...

没有哀悼和挖坟的工具,只好把尸体[恐]拖到原甘南所在的地方,用草和树枝[怖]盖住,安放在在那儿的加南

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我决定把本来应该是行李的东西一起捡起来送过去。

离开时,我说,'对不起,Gonandon。请务必[鬼]交付您的行李。请不要惹上野狗和乌[故]鸦…… ’和‘我’离开了那个地方。

那个那个……草丛中的行走声……血[事]腥味……

一名独眼武士站在热南的尸体前。

我在流血,因为我的左肩被割伤了。[文]

武士见和平,远远的走开。看到一副[章]武士模样的男人,

“靠……你是不是来晚了点?……你[来]先走吧。” “我出不去了……严格冷静!我这次[自]也遇到了危险。”

“好吧,吃和平疗伤吧。”

独眼人拖着尸体的下巴消失在草丛中[i]

两天后……在一座山寺门前请了向导[a]

当我告诉出来的小男孩加南的名字时[m],他倒在里面,和老祭司一起出来了[k]。老和尚一来,就问道:

“你有符吗?符安全吗?”

当‘我’献符的时候……

“这是什么血?

看‘我’只是站在那里,没有血老和尚回答说:“对不起。在里面。”

终于可以进寺了。

当我被带到一个房间里,说完了细节,老和尚问我:“有独眼王子吗?”

不,我一个人,杰南大人……

“我又失败了……多少人的生命消失了……”,泪流满面。

就在我预感不好,准备提早离开的时候,有什么东西映入了我的眼帘。

这是一根烟管...曾当过军官,如[.]今疏远的师兄烟斗。那是我们分别时[c]“我”送的礼物。毫无疑问。

虽然我应该停下来,但我胆怯地指着[n]说:“啊……那个烟管……”

“那个独眼男是织田中吾的。 ”

“尾田?织田中吾?这是“我”的兄弟。本来应该在萨鲁氏族服役的……为什么?那一只眼睛呢?

“我不知道详情...好像……对那[恐]剑臂的期待,我只是许了一个无用的[怖]愿望……

'什么?那个愿望是什么?你的使命是什么? ’我忍不住问道。

脑海中浮现出温柔学长的面容……

“不过,是不是你的亲戚啊……多惨啊……不过这件事我也不能就这么跟你说了,符咒不清理干净是不能用的

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那你最好还是离开吧。当我离开时,有人把有问题的烟管递给我,因为它是一个纪念品。

在这种情况下,根本不可能知道中吾大辅发生了什么事。下了山,顺着公路

,到一家茶馆小憩……

也是中吾的影响,让我学会了香烟的[鬼]味道。我以前有时间练习剑术时就抽[故]烟斗。

一切都是楚戈打理的。

我发现自己在原路返回。如果我回到发现尸体的地方,说不定还能查出什么。

加南自己靠着那个身体不可能走那么远,所以楚吾的身体应该就在附近。

虽然不明白为什么,但学长还是很想悼念他。不要让它一个人呆着。

当我从附近的村子里借了一把锄头,向那些心存疑虑的村民说明了原因时,他们血本无归,紧紧地抱住了我。

“武克大人!不!不要去那里。你永远不能回到那里。怪物从很久以前就生活在那里。每杀死一个武士,怪物就会变得更强大。

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再强的人,也永远赢不了!连道士的经文都不管用!不能杀人的“我”不能砍魔物。

虽然被村民劝说,但他也有着武士的气概。我害怕地前往他的土地,至少只有死者的头发。

不过,在供奉他的地方并没有发现他的尸体,而且还有遗迹,好像是被人抬到灌木丛深处一样。吓到我了...

这附近没有熊。没有任何生物大到可[事]以拖一个人。

一定是例子中的怪物。因此,人们普[文]遍认为楚吾的尸体也被抬走了。我迷[章]路了……我迷路了。

吓人又吓人。但是这个训练是为了什[来]么?就算不能杀人,杀妖也能扬名立[自]万! ···不可能···。

我讨厌看到血。我感觉晕...我差[i]点掉下那个符咒的原因是上面有血。[a]我应该怎么办...

“你是谁?”

“是千斤丸吗?你呢?”

千斤丸是我在道场的外号。

《无敌幽灵》

一转身,就看到了一个面目全非的独[m]眼徒弟……

“楚...楚...楚吾大人?

左边那位咧着嘴笑的独眼男对着“我”胆战心惊地反问道:“Nitari。”

“是千后丸还是时三郎?同样是胆小[k]的家伙,在学长面前跑了!真是个白[.]痴!”

我泪流满面。不是出于恐惧。因为楚[c]戈还活着。

或许是因为失去了一只眼睛,他的脸[n]色有些凝重,但声音却一如当年的温[恐]柔。

当你看到楚吾走近时,你开始注意到[怖]

“亲爱的楚吾,这是什么怪物?”你[鬼]受伤了吗?

“...他打我...我也受了伤.[故]..我的左肩。”

然后抓伤。显示...深...令人难以置信...

「你这个笨蛋!!还怕血吗?你的身手超过我……你什么都做不了!!」〉骂骂咧咧的声音也很温柔。

“时三郎,前面有个小屋,我们过去吧!”

我踉跄着跟在徒弟身后。

到了茅屋,暖暖的,锅里冒着热气,大概是煮了什么东西吧。

...突然觉得肚子饿了。

“等等!

“趁热吃吧,”中吾说。

“你忘了我是猫舌头了吗?”

“那么,等菜凉了再说故事吧……”

在某家族任职后,卷入传家宝之争,眼球被刺客夺走。

我自告奋勇,一边修炼剑术,一边消[事]灭这里的妖怪……

和他战斗。

我是吃了冷饭,听了故事。感觉很好[文]

“我有一个干安寺的护身符,只要我[章]有,他就不能进入我的体内。”

“很久以前,他一个人.这是一个被[来]武士从永恒的沉睡中唤醒的怪物。我[自]不知道你是否注意到了,但是这个小[i]屋后面有一个山洞。

在它后面的岩石中,他被一个和尚封[a]印了. 就是。

他附身武士,无恶不作,只是神官的诅咒太强,等他的身体腐烂,又要被封印在岩石里了。”

楚戈继续。 “我”感到困倦,可能是因为疲劳。

···为了从睡梦中醒来,我点燃了[m]哥哥的烟管,试着吸了一口。

不愧是你,我有点害怕。

“中后大人,说吧。”

“我不抽烟……”

喂?只要你想,故事就会继续……

“多年来,强大的人聚集在这里试图[k]除掉他......让我们一起反击[.]......你无法击败他。时间站[c]在他这一边。”嗯.

他的肉体在腐烂前移到下一个。

即使他的肉体被砍倒,他的灵魂却不死不灭。拥有一个强者。

他的实力越来越强,终于从山洞里出来了……还有几天前……

封印他的修士传人,我和亚南有来打[n]败他。”

片刻的沉默……而楚戈的声音再次响[恐]起……好吓人。

“我被砍的很漂亮……我进不去他有[怖]符,他不想喝毒药,怕出什么事。”[鬼]和尚真的很危险冒着不伤害自己的风[故]险。

但是……也许他把我砍倒后感到如释[事]重负,然后他把护身符丢在了血泊里[文]……我很幸运……有了这个

不过,他的左肩也被狠狠地砍了一刀,不知道能不能撑一个月……加南拿着符咒跑了,是……

然后你就来了!!你没有受伤!!我很感谢你!!Chigomaru!”

在我渐渐模糊的意识中,我看到了一[章]位学长正在狼吞虎咽地吃着火锅。

锅里都是人骨……可能是伊恩登..[来].

无意识那是……兄弟们别笑成那样…[自]

眼前一片漆黑……一片漆黑……

多久了?

在火已经熄灭的黑暗小屋里,时三郎摇摇晃晃地站了起来。

在他身边的是师兄楚吾。低着头坐着。

时三郎一拔剑,就砍下了中吾的脑袋。一个滚动的脖子...

黑色的血从伤口处滴落。

“那么,这次‘我’能出去多远?”

时三郎笑得嘴角往左一撇。

〗 〉〉〉Kai

已发布的恐怖故事:恐怖恐怖最后的恶魔


作者:怖話
原文:『不破の妖霊』

「もぉ~し・・・そこの御方・・・もぉ~し・・・」

道脇の草むらより声がする。日は中[i]天にあっても臆病者の『私』をすく[a]ませるには十分な暗い声だった。

『私』の名は林崎 時三郎 基亮(ときさぶろう もとすけ)。剣客である。剣の業前[m]には自信があるが・・・如何せん・[k]・・人を斬れない・・・。

師匠からも木剣では目録の腕前と言[.]われるも『私』を常に庇ってくれた[c]兄弟子が仕官してからは、余りの情[n]けなさに修行の旅を命じられる

始末である。我ながら情けない。

そこに人が居ることは前から解って[恐]いた。ただ余りにも壮絶な鬼気を放[怖]って居た為、そして余りにも生気が[鬼]無かった為、

「末期の願いに介錯を・・・」と乞[故]われるのが恐ろしかったのだ。

『私』は人を斬れない・・・・。

不自然に立ち止まり『あう・・・あ[事]う・・・』と言っていると、声の主[文]が道まで這い出してきた。

「お頼み申す。お頼み申す。」

『あわわわ・・・』と腰を抜かす『[章]私』。見ると声の主はボロをまとっ[来]た僧である。僧が自害する訳が無い[自]と考え直し『私』は慌てて助け起こ[i]す。

「貴殿にお頼み申す。わしは厳安と[a]申す修行僧です。訳あって仔細は語[m]れませぬが、これをこの先の山寺ま[k]で届けて下され・・・。」

と包みを渡された。

必死に抱いていたのだろうか?結び[.]目が解け、中身がのぞいている。

血のついた木の御札である・・・。[c]

『うわっ・・・』と驚き御札を落と[n]しかけ、慌てて掴む。『やれやれ・[恐]・』と僧を見ると・・・既に事切れ[怖]ていた・・・・。

とりあえず『厳安殿・・・』と声を[鬼]かけるも当然返答はない。

途方に暮れ立ちすくむ・・・。『は[故]っ』と気づき周りを見渡す・・・。[事]誰もいない・・・。そして遺体が一[文]つ・・・。

弔うにも墓を掘る道具も無く、仕方[章]なく厳安がもといた場所まで遺体を[来]引きずり、草や木の枝をかぶせ安置[自]し、その場にあった厳安の

荷物であろう品物を取り一緒に届け[i]る事にした。

去り際に、『厳安殿すまぬ。荷物は[a]必ず届けよう。どうか野犬、カラス[m]の難に遭われないように・・・。』[k]と手を合わせ『私』はその場を後に[.]したのだった。

ザ・ザ・ザ・・・・草中を歩く音・[c]・・血の臭い・・・

厳安の遺体の前に隻眼の武士が立っ[n]ている。

左肩を斬られたのか血が流れていた[恐]

武士は厳安を見、遠くを歩くこれも[怖]武士らしき男を見て、

「くそ・・。少しばかり遅れたか・[鬼]・・。これより先へは出られん・・[故]・。厳安め!此度は俺も危なかった[事]。この男には感謝せねばな・・・。[文]

と自分の首をポンとたたいた。そし[章]てもう一度かなたの武士を憎憎しげ[来]に見やり、

「さて厳安を喰ろうて傷を癒すかの[自]」とつぶやき左に唇を歪め「ニタリ[i]」と笑う。

遺体のアゴに手をかけて引きづりな[a]がら、隻眼の男は草中へ消えて行っ[m]た。

あれから二日の後・・・『私』はあ[k]る山寺の門前で案内を請うた。

出てきた小僧に厳安の名を告げると[.]、転げながら中に入り老僧を伴って[c]出てきたのだ。老僧は来るやいなや[n]

「札はあるか?護符は無事か?」と[恐]問うて来た。

『私』が御札を差し出すと・・・

「何じゃこの血は?そこもとのもの[怖]か?いや・・・アヤツの血か?・・[鬼]・・」

『私』が答えられずただ立っている[故]のを見て老僧は「いや失礼した。挨[事]拶も済ませておらんのに取り乱し、[文]お恥ずかしい限り・・・まずは中へ[章]

とようやく寺内に入る事が出来た。[来]

一室に通され今までに仔細を語り終[自]えると老僧は「片目の御仁は居られ[i]なんだか?」と問うてきた。

『いや厳安殿御一人でしたが・・・[a]。』と答えると、悲痛な顔で

「此度も失敗・・・。幾人の命が露[m]と消えたか・・・」と涙を流す。

何となく嫌な予感がし、早々に立ち[k]去ろうとした時、眼に飛び込んで来[.]た物がある。

煙管(キセル)だ・・・。仕官をし[c]今となっては疎遠となった兄弟子の[n]煙管。『私』が別れの際に贈った物[恐]だ。間違いない。

止せばいいのに『あ・・・あの煙管[怖]は・・・』と恐る恐る指差すと

「あれはその片目の御仁、小田 忠吾殿のものだ。厳安と共に使命を[鬼]果たしに行ったのだが・・・もはや[故]帰るまい・・・。」

『小田?小田 忠吾?それは『私』の兄弟子です。[事]さる藩に仕官したはず・・・。なぜ[文]?しかも片目とは・・・?』

「仔細は知らず・・・。御浪人のよ[章]うでしたが・・・。その剣の腕を見[来]込んで無用の願いをしたばかりに・[自]・・。」

『何です?その願いとは?使命とは[i]?』聞かずにはいられなかった。

優しい兄弟子の顔が浮かぶ・・・・[a]・。

「しかし・・・お身内でしたか・・[m]・なんとも惨い・・・。だがこれば[k]かりはお知らせ申す訳には参りませ[.]ん。護符も穢れを落とさなければ使[c]えぬ

以上、貴殿はこのまま去られるのが[n]一番。それが貴殿のため。」

と席を立った。去り際にこれは形見[恐]ですのでと件の煙管を渡された。

こうなってしまっては、兄弟子忠吾[怖]に何が起こったのか知る事は出来な[鬼]い。山を降り、街道を

進み茶屋で一服・・・。

タバコの味を覚えたのも、やはり忠[故]吾の影響だった。剣の稽古の暇を見[事]つけては煙管を吹かしていたものだ[文]

何かにつけ面倒を見てくれたのも忠[章]吾だ。

気がつくと来た道を引き返していた[来]。厳安の遺体の場所まで戻れば何か[自]分かるかもかも知れない。

厳安自身あの体でそうは遠くに歩け[i]たはずはなく、ならば忠吾の遺体も[a]そばに在るはずであった。

訳が分からずとも、兄弟子は弔って[m]やりたかった。ほってはおけない。[k]

近くの村で「クワ」を借り、不審が[.]る村人に訳を話すと血の気を失って[c]しがみついて来た。

「お武家様!駄目だ!あそこの地へ[n]は行くな。決して戻れねえ。昔っか[恐]ら化け物が棲んでんだ。化け物はお[怖]武家様を殺すごとに強くなる。

どんなに強い人でも絶対に勝てねえ[鬼]!坊様のお経も効かねえ!駄目だっ[故]て!」

 

正直恐ろしくなった。人を斬れない[事]『私』が化け物を斬れるはずがない[文]

散々村人に説得されてしまったのだ[章]が、武士の意地もある。せめて遺髪[来]だけでもと、恐る恐る彼の地へと向[自]かった。

ところが、厳安を安置した場所に彼[i]の遺体は無く草むらの奥へと持ち運[a]ばれたように延々と跡がついている[m]。怖くなった・・・。

この当りに熊などいない。人一人を[k]引きずるだけの大きな生き物など居[.]ないのだ。

例の化け物に違いない。すると忠吾[c]の遺体も運ばれてしまったと考える[n]のが普通である。迷った・・・迷い[恐]に迷った。

怖い怖くてたまらない。だが何の為[怖]の修行か?人は斬れずとも化け物を[鬼]斬って名を挙げよう!・・・無理だ[故]・・・。

血を見るのが嫌だ。気が遠くなる・[事]・・。あの護符を落としそうになっ[文]たのも血がついていたからだ。・・[章]・一体どうしたら・・・・。

「誰だ?」

いきなり声をかけられ、思わず走っ[来]て逃げる後ろからまた声があがった[自]

「稚児丸か?お前?」

稚児丸とは『私』の道場でのあだ名[i]である。

振り返ると隻眼の変わり果てた兄弟[a]子の姿があった・・・・・・。

  

『ちゅ・・・ちゅう・・・忠吾殿?[m]

恐る恐る問い返す『私』に「ニタリ[k]」と左に引きつった笑みを浮かべ隻[.]眼の男が言う。

「やはり稚児丸、時三郎か?兄弟子[c]を前に逃げるとは相も変わらず意気[n]地の無い奴!馬鹿者が!!」

涙が出た。怖いからではない。忠吾[恐]が生きていてくれたからだ。

顔立ちは片目をなくしたせいか幾分[怖]、鬼気を帯びているが声はあの頃の[鬼]様に優しい。

近づいてくる忠吾の姿に、はっと気[故]づき

『忠吾殿、化け物は?お怪我は?』[事]と問うと

「・・・・・奴は倒した・・・・。[文]俺もホレ・・・、左肩をヤラれたよ[章]。」

と傷を見せる・・・・深い・・・気[来]が遠くなる・・・。

「馬鹿者!!貴様まだ血が怖いのか[自]?業は俺の上を行くものを・・・ど[i]うしようもない奴め!!」 罵る声もまた優しい。

「時三郎、この先に小屋がある。そ[a]こまで行くぞ!!」と声がかかる。[m]

ふらつきながら『私』は兄弟子につ[k]いていった。

小屋についてみると暖がとってあり[.]暖かく、鍋には何かを煮たのであろ[c]う、湯気が立っている。

・・・いきなり空腹感を覚えた。

「待て!ついでやろう。」と忠吾が[n]椀を取り出し鍋の食べ物をついでく[恐]れた。

「熱いうちに喰え。」と忠吾。

『私が猫舌なのをお忘れですか?』[怖]

「ならば食が冷めるまで経緯を話そ[鬼]うか・・・」と語りだした。

ある藩に仕官後、跡目争いに巻き込[故]まれ、刺客より片目を奪われ逐電し[事]た事・・・・。

剣の修行がてらここの化け物退治を[文]買って出た事・・・・。

そして奴との戦い。

『私』は冷めた食を食べ食べ話を聞[章]いた。なんだか気持ちがいい。

「俺は厳安殿より魔除けの護符をも[来]ろうていた。それがある限り奴は俺[自]に入れん。」

「奴は古い昔、一人の武士によって[i]永久の眠りから起された魔物じゃ。[a]気がついたか知らんがこの小屋の裏[m]には洞穴がある。

その奥の岩に奴はある坊主によって[k]封じられていたのだ。

奴はその武士に取り憑き悪行の限り[.]を尽くした。だが坊主の呪は強く肉[c]体が朽ちるとまた岩へ封じられそう[n]になるのだ。」

忠吾は語り続ける。『私』は疲れか[恐]らかフト睡魔に襲われる。

・・・・眠気覚ましに兄弟子の煙管[怖]に火を付け、一服しようとした。

流石に気が引け

『忠吾殿、お先にどうぞ。』と煙管[鬼]を差し出すと、

「俺はタバコはやらん・・・。」と[故]言う。

おや?と思う間に話は続く・・・・[事]・。

「何年もの間、奴を退治しようとツ[文]ワモノ共がこの地に集った。・・・[章]皆返り討ちよ・・・。奴には勝てん[来]。時が奴の味方なんじゃ。

奴の体は朽ちる前に次の体へと移っ[自]て行く。

もし奴の体を斬り伏しても奴の霊は[i]死なずに生き残った強者に取り憑く[a]

奴はどんどん強くなり、そしてよう[m]やく洞穴の外へも出られる様になっ[k]た。・・・・そして数日前・・・・[.]

奴を封じた子孫の僧、厳安と俺とで[c]奴を倒しに来たのだ。」

しばらくの沈黙・・・・。そして再[n]び語る忠吾の声は・・・・・怖かっ[恐]た。

「俺は見事に斬られたよ・・・。護[怖]符があるのでヤツの中には入れない[鬼]。厳安のヤツはもしもを見越して毒[故]を飲んでいやがった。俺とした事が[事]僧が自害などせんとタカをくくって[文]いて本当に危なかった。

が・・・俺を斬って安心したのかヤ[章]ツは血溜りに護符を落としたのよ・[来]・・。幸運だった・・・これでヤツ[自]に入れる。

しかしヤツも左肩を斬られ深手だ。[i]一月もつかどうか・・・。厳安も護[a]符を持って逃げた。困っておったの[m]だ・・・。

そこにお前が来た!!無傷のお前が[k]!!お前には本当に感謝しておるぞ[.]!!稚児丸!」

薄れ行く意識の中、鍋を貪る兄弟子[c]が見えた。

鍋の中には人骨がある・・・。おそ[n]らくは巌安殿だろう・・・・。

不覚だった・・・兄弟子はあんな笑[恐]い方はしない・・・。

 

目の前が暗くなる・・・・そして一[怖]切の闇・・・・・。

どれ位時がたったか?

火の消えた暗い小屋の中、時三郎は[鬼]ふらつきながら立ち上がる。

かたわらには兄弟子、忠吾の姿・・[故]・・。うつむき座っている。

時三郎は刀を抜くや一刀で忠吾の首[事]を斬りおとした。転がる首・・・・[文]

斬り口よりドロリと黒血が滴り落ち[章]る。

『さてさて、『俺』は此度はどこま[来]で外に出れるかの?』

時三郎は「ニタリ」と左に唇を歪め[自]笑うのであった・・・・・。

           終

最後までお付き合い下さり感謝しま[i]す。    拝

怖い話投稿:ホラーテラー 最後の悪魔さん  

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