10岁

iamk 日本恐怖故事 2024-02-13 12:00:01 286 0

男孩

男孩

迷雾中,我听到熟悉的声音。

啊,又是这个梦。就像一个人造的,人造的世界,就像一个游戏世界。

白色的雾气渐渐成形,最后化作了一只巨大的怪物。

“我给你◯◯”

正当我拼命承受巨大的压力时,另一只怪物从背后张开了嘴,我一直在等待这个.. .

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每年盂兰盆节的时候,我们家总要回[文]到九州的乡下。

“喂,准备好了吗?我们先发动引擎[章]吧。”我提高声音,好像在说。

自驾6小时到达目的地。我不禁像期[来]待见到心爱的祖母一样期待开车上路[自]

一边听收音机一边哼着歌,一边欣赏平时看不到的山景,一边在停车场吃软冰淇淋和章鱼烧,是一种享受。

平时容易生气的妹妹玛丽心情很好,从早上开始就在我身边跳舞。

我们走吧!

……

我在妈妈膝上醒来,砰的一声浑身发[i]抖。

好像出门没多久就睡着了,可能是因[a]为堵车,晚上10:00出门吧。车[m]里很安静,妈妈和妹妹睡得很香。

“爸爸去哪儿了?”

窗外是一座黑色的山,安装在路上的[k]光源每隔一段时间就会照亮车内。

“广人,你醒了吗?我们已经到九州[.]了,再过三十分钟就到外婆家了,睡[c]吧。”

父亲透过电话说道镜子。。

“爸爸你怎么不叫醒我!冰淇淋呢?[n]章鱼烧?我好期待啊。”他没有说话[恐],继续向前行驶。

车子按照爸爸说的准时到了到了外婆[怖]家。

外婆家很大。像客栈一样的建筑很赞[鬼],不过园子反正很宽阔。

进入现场,我把车停在一个池塘边,那里有很多鲤鱼在游动。我父亲说,“我们到了,”然后下了车。

不知不觉,妈妈醒了,我抱起熟睡的妹妹,她就朝客栈一样的大房子走去。入口处有两盏小灯。

“还是4点钟,哇!奶奶一定在睡觉[故]。”

我朝摇摆不定的鲤鱼扔了一块小石头[事]

Dobon

“喂,Hiroto,你别乱玩了,你还是尽快回家吧,安静点,别吵醒外婆。”

< p>爸爸打开后备箱,拿出一个包裹,里面装着一周的衣服。

是的。

父亲的字字句句冰冷。说不好,但总[文]觉得自己和平时慈祥的父亲有些不一[章]样。

Pachan和鲤鱼跳跃着,溅起了[来]水花。

“哇,该死!”

我用袖子擦了擦脸上的水,然后从手[自]里拿出一块稍微大一点的石头扔进了[i]池塘里。

多邦!

正当我咧着嘴笑着看着四处奔跑的鲤[a]鱼时,突然听到远处传来一个声音。[m]

男孩

男孩

外婆的声音。我焦躁地四处张望,只见刚进的门柱旁边,一位老太太正在挥手。

我没有看到我父亲,因为他提着行李进了屋。

我跑到奶奶身边,搂住了她的腰。

“宝宝最近怎么样?一年下来长高了[k]吗?”

我最喜欢的奶奶的味道。我牵着奶奶[.]的手出去散步。

毕竟农村的明星数量不一样。

不用手电筒,自然光足以看清周围。[c]风清澈而舒服,河水流淌的声音和蟋[n]蟀的叫声,让我感觉今年又回到了这[恐]里。

“嘿嘿奶奶。你不是要告诉你爸爸去[怖]散步吗?”

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奶奶笑着点点头。

“小子,想看点什么好玩的吗?”

“想看!” 一道通向后山的狭长阶梯出来了。我[鬼]们手牵着手爬上去,继续沿着未铺砌[故]的碎石路前行。

我周围的树木又粗又壮​​。

然而,偶尔,它会被包裹在一些看起来像是通过连接几个白色三角形纸制成的东西,或者是一根用于拔河的粗绳。

幼稚的我觉得还是不要再往前走为好,但是当我看到老奶奶边走边哼着歌的时候,我好像错过了说什么的时机。我觉得

“奶奶,你在唱什么?”

“小伙子,这是一首让你小时候想吃糖的歌。”

>“年轻甜甜的?”

“奶奶,慢慢来,把糖吃10年,在舌头上卷一下,才不会破。”

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“嗯,好奇怪”

哦,哦,风,像有人在呻吟,摇动着树木,月亮和星星出现在头顶。

这时候我才明白过来。在被高大树木遮挡的漆黑山峦中,为什么我能看清周围的环境和外婆的脸?

“没什么好怕的,山神会喜欢你的,[事]你放心吧。”

祖母仿佛看穿了我的感情似的说道。[文]

“看,那是玛尔塔卡大人。”

就好像是从森林里长出来的一样。走近一看,是一块似乎有3米多高的大石块。

它的身体被一根比其他树木还要粗的绳索缠绕着,月光诡异地照在它头顶的岩石上。

“这是山神。”

一转身,只见许多木板直接钉在了岩[章]石上。有的中间断了,好像被什么强[来]力拉断了一样。

外婆在附近的一块石头上坐下,让我[自]也坐下。

“久未被奉为神明,老妪该出世了。[i]很久以前了。那时候,村里出生的婴[a]儿每十年都要祭祀神灵一次,祈求五[m]谷丰登。”

“祭祀?”

“那么,把它活生生地放在那边的洞[k]里,盖上盖子祭拜。

未来10年,请不要让灾难发生在村[.]子里。水稻会长得很好。加油。”

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外婆站起来,慈爱地抚摸着钉在岩石上的木板。

“嘿小子,你知道为什么10年才吃一次吗?玛塔卡大师不吃一整只宝宝,所以他会在10年后还给你。”

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外婆的眼睛像狐狸一样猛地往上翻。

“不过,如果被牺牲的婴儿是男的,[c]那就◯◯,如果是女的,两条腿都要[n]被吃掉再回来,就算他活着回来,也[恐]不可能长寿。献给马尔塔卡大人。所[怖]有被杀死的人都将在成年之前死去。[鬼]

男孩-----

我听到了电灯的光芒和声音祖母打电话给我。

“你今年几岁?”.

“振作起来”

怪物话音一落,张开双臂张开獠牙向[故]我扑来。

祖顿! !

一声响亮的枪响贯穿了神殿,怪物倒在了我的面前。

“Hiroto,你还好吗!”

“男孩,男孩?”稻田。

“小子,◯◯没事吧?”

奶奶一直担心我的裤裆。

“嗯,没事。”

回家的路上,我一转身,就看到原来[事]怪物所在的地方,躺着一具焦黑的动[文]物尸体。

……

奶奶在车上跟我说,这山里住着一只睡鼠。

许多深深依附于那个地方(岩石)的怨恨,在很久以前就是一个刑场,与周围的动物等低级灵体混合在一起,形成了一个整体。据说它已经变成了一个身体。

不过,连我都不明白野猪为什么要吃◯◯。

妈妈一直在哭。

我被带到附近的一座寺庙,在那里我被几个僧人围着,听了几个小时听不懂的经文。我也被打了。

之后,一家人被送到大殿,得到和尚[章]的交代。

我好不容易从我儿子的胯下扯下了玛[来]尔塔卡的尸体,但我还是不能放心。[自]

我身边有个小妹妹,考虑到这一点,[i]不幸的是,我认为它会

僧人的话,家中无人反对。

“不行,我不想一直待在这里”

外婆、妈妈,甚至爸爸都一脸悲伤的[a]盯着我的裤裆。

对了,你女儿现在在哪里?

于是和尚问他的母亲。

“对,我现在让你在车里等着,我觉[m]得还是不带你来比较好。”

“哇,好蠢啊!

众修士同时站起身来,看着这片法场[k],整个人都愣住了。我们的家人也被[.]吸引到那个方向。 (注:爷爷还在看我的裤裆。)

然后,我看到妹妹玛丽从敞开的入口[c]另一侧的鸟居门里吃力地走过来。

“Kyaa!Mari-chan![n]

妈妈喊道。

马里有八只手臂。

男孩

男孩

隔着远方,我都能清楚地听到一个声[恐]音在呼唤我。

“女士,很抱歉这么说,但我想你妹妹一时半会儿也走不了这里。” .

“玛尔塔卡的封印似乎已经被打破了,他也被称为‘10岁的孩子’,一个附身在一个又一个孩子身上,并在这个过程中逐渐蚕食他们身体的妖怪。 10年!”特别喜欢吃男生的◯◯。」进来。

他们一个个用布满血丝的眼睛瞪着我[怖]们。

吃饭吧◯◯,不需要鱼竿吗?

看到我立刻用手捂住裤裆,玛丽露出了诡异的笑容。

《库瓦塞罗》

[完]


作者:ロビンⓂ︎
原文:10年坊

坊ーー

坊ーー

霧の中からどこかで聞いた事のある[鬼]ような懐かしい声がする。

ああ、またこの夢か。まるで作り物[故]のような、ゲームの世界のような作[事]為的で白々しい世界。

白い霧はやがてふわふわと形を成し[文]て行き、遂には大きな化け物へと姿[章]を変えた。

「お ◯ ◯ を く わ せ ろ」

凄まじい圧力に飛ばされそうになりながら必死に耐える僕を、背後から別の化け物が大口を開けて今か今かと待ち構えていた…

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毎年、盆になると九州の片田舎に里[来]帰りするのが僕たち家族の常である[自]

「おーいもう準備はいいか?先にエ[i]ンジンかけとくぞー」

せっかちな父が玄関から早くしろ![a]と言わんばかりに大声をあげている[m]

目的地まで車で片道六時間。僕は大[k]好きなおばあちゃんに会えるのと同[.]じくらい車での道中が楽しみで仕方[c]ない。

ラジオから流れてくる曲を皆で口ず[n]さんだり、普段は見れない山々の景[恐]色をながめたり、パーキングに寄っ[怖]てソフトクリームやたこ焼きを食べ[鬼]たりするのも楽しみの一つだ。

いつもはすぐにぐずる妹のマリもこ[故]の日は上機嫌で、朝からずっと僕の[事]隣りで変なダンスを踊っている。

さあ、出発だ!

ガタンと身が揺れて、僕は母親の膝[文]の上で目を覚ました。

渋滞をみこして夜の10時に家を出[章]たのがまずかったのか、僕は出発し[来]てからすぐに眠ってしまったようだ[自]。車内は静かで母も妹もスヤスヤと[i]寝息を立てている。

「お父さんここどこ?」

窓の外は一面黒い山と、道路に設置[a]された光源が一定の間隔を開けて車[m]の中を照らす。

「起きたのかヒロト?もう九州に入[k]ったぞ。あと30分ほどでおばあち[.]ゃんの家に着くからもう少し寝てな[c]さい」

父がミラー越しに言った。

「えーーなんで起こしてくんなかっ[n]たんだよお父さん!アイスは?たこ[恐]焼きは?楽しみにしてたのにー」

ぶつくさ文句を垂れる僕に向かって[怖]父は何を言うでもなく、ジッと前を[鬼]向いたまま運転を続けた。

父の言った時間通りに車はおばあち[故]ゃんの家へ到着した。

おばあちゃんの家はでかい。旅館み[事]たいな建物も凄いが庭がとにかく広[文]いのだ。

敷地内に入ると、鯉が沢山泳いでい[章]る池の側に車をつけた。父は「着い[来]たぞ」といって降りていった。

いつの間にか母も起きており、眠っ[自]たままの妹を抱き上げると旅館のよ[i]うな大きな家の方へと歩いていった[a]。玄関には小さな灯りが二つともっ[m]ている。

「まだ4時か、ちぇっ!おばあちゃ[k]んもまだ寝てるだろうな」

僕はゆらゆらと泳ぐ鯉に向かって小[.]さな石を一つ投げた。

ドボン

「こらヒロト、遊んでないでお前も[c]早く家に入ってなさい。おばあちゃ[n]ん達を起こさないように静かにする[恐]んだぞ」

父はトランクを開けて、中から一週[怖]間分の着替えが入った荷物などを取[鬼]り出している。

「はーい」

父の一言一言が冷たく感じる。うま[故]く言えないがいつもの優しい父とは[事]どこか違っている気がするのだ。

パチャンと鯉が跳ねて水しぶきが飛[文]んできた。

「うわ、くっせー!」

僕は顔にかかった水を袖で拭きとる[章]と、手元にあったさっきよりも一回[来]り大きな石を池の中に放り込んだ。[自]

ドボン!

逃げ回る鯉をニヤニヤしながらなが[i]めていると、不意に遠くから声が聞[a]こえた。

坊ーー

坊ーー

おばあちゃんの声だ。キョロキョロ[m]と辺りを見回すと、今入ってきた門[k]柱のすぐそばでおばあちゃんが手を[.]振っていた。

父はもう荷物を持って家に入ってし[c]まったのか、姿が見えない。

僕はおばあちゃんのそばまで駆け寄[n]ると、そのままの勢いで腰の辺りに[恐]抱きついた。

「坊や久しぶりだの元気だったか?[怖]一年見ん間にまた身長が伸びたか?[鬼]

大好きなおばあちゃんの匂い。僕は[故]おばあちゃんと手を繋いだまま散歩[事]に出かけた。

やはり田舎の空は星の数は違う。

懐中電灯などなくとも自然の明かり[文]だけで十分に周りを見渡せる。風も[章]澄んでいて心地よいし、川を流れる[来]水の音と鈴虫の声が子供心にまた今[自]年もここへ帰ってこれたんだという[i]気分にさせてくれた。

「ねえねえおばあちゃん。散歩に行[a]く事お父さん達に言わなくても良か[m]ったの?」

おばあちゃんはニコリと頷いた。

「坊や、面白いものを見たいか?」[k]

「うん見たい!」

川沿いを10分ほど歩き、暗い林道[.]を抜けると裏の山へと通じる細長い[c]階段が出てきた。僕たちは手を繋い[n]だままそれを登りきり更に舗装され[恐]ていない砂利道を進んだ。

周りの木々は一本一本が太くて力強[怖]い。

ただ時折それに白い三角の紙をいく[鬼]つも繋げて作ったようなものや、綱[故]引きで使うような太い縄が巻かれて[事]いた。

子供心にここから先は行かない方が[文]良いと感じたが、唄を口ずさみなが[章]ら歩くおばあちゃんの姿を見ている[来]と、どこか言いだせるタイミングを[自]逃してしまっていたように思う。

「ねえおばあちゃん、何の唄うたっ[i]てるの?」

「おお坊や、若くて甘い飴玉を喰い[a]たいなあという唄じゃよ」

「若くて甘い?」

「婆はの、その飴玉を10年かけて[m]ゆっくりと味わうんじゃ。噛み砕か[k]ないようにコロコロと舌の上で転が[.]してのう」

「ふーん、変なのー」

おおおおと、まるで人の呻き声のよ[c]うな風が木々を揺らすと頭上から月[n]と星が顔を見せた。

僕はこの時になって初めて気がつい[恐]た。高い木々で遮られた暗い山の中[怖]で、なぜこんなにもはっきりと周り[鬼]やおばあちゃんの顔が見えているの[故]だろう?

「何も怖い事はねえ。坊は山の神さ[事]んに好かれとるから心配する事はね[文]えべな」

僕の気持ちを見透かしたかのように[章]、おばあちゃんが言った。

「ほら見えたぞ、あれがマルタカ様[来]じゃ」

それはまるで森の中から生えてきた[自]ような異質さを持っていた。近寄っ[i]てみると軽く高さ3メートルは超え[a]ていそうな大きな岩の塊だった。

そのカラダには他の木よりも更に太[m]い縄がぐるぐると巻き付けられてお[k]り、月明かりが頭の岩肌部分を怪し[.]く照らしていた。

「これが山の神さんじゃ」

裏側へまわると、岩に直接木の板が[c]何枚も打ち付けられていた。その内[n]の数枚は何か強い力で引き剥がされ[恐]たかのように途中から折れてしまっ[怖]ている。

おばあちゃんは近くの石の上に腰を[鬼]下ろすと、僕にも座れと言った。

「 じゃが神さんと崇めらたのはもう随[故]分と昔の話でな、婆が生まれるもっ[事]とずっとずっと前の話じゃ。その頃[文]は豊作を願うために村に生まれた赤[章]子を10年に一度、神さんに生贄と[来]して捧げておったんじゃ」

「いけにえ?」

「ほうじゃ、生きたままそこの穴の[自]中に置いて蓋をして拝むんじゃ。

どうか向こう10年間、村に災いが[i]起きませんように。稲がしっかりと[a]育ちますよにとな」

おばあちゃんは立ち上がると、岩に[m]打ち付けられた板を愛おしそうに撫[k]でた。

「なぁ坊、なぜ10年に一度か分か[.]るかえ?マルタカ様はなにも赤子を[c]まるまる喰うたりはせんのじゃ、1[n]0年経ったらまたきっちりと返して[恐]くれる」

振り返ったおばあちゃんの目は狐の[怖]様に鋭く吊り上っていた。

「だがの、贄にされた赤子が男なら[鬼]◯◯、女なら両脚を、返す直前に喰[故]われてしまうんじゃ。生きて帰った[事]ところで長生きは出来ん。マルタカ[文]様に捧げられた者は皆、成人を待た[章]ずして死んでしまうんじゃよ」

坊ーー

坊ーー

岩のすぐ向こう側から懐中電灯の照[来]らす光と、僕を呼ぶおばあちゃん達[自]の声がした。

「坊 は 今 年 で 何 歳 じゃ ?」

岩の前に立つおばあちゃんはいつの[i]間にか身体から何本もの腕を生やし[a]たドス黒い化け物に変わっていた。[m]

「 く わ せ ろ 」

化け物はそう言うや否や、腕を無茶[k]苦茶に振り回しながら牙を剥き出し[.]て僕に飛びかかってきた。

ズドン!!

大きな銃声が一発でそのこめかみを[c]撃ち抜き、化け物は僕のすぐ目の前[n]に崩れ落ちた。

「ヒロト、大丈夫か!」

10岁 日本恐怖故事

「坊、坊やー」

猟銃を構えたおじいちゃんの後ろか[恐]ら、父とおばあちゃんが走り寄って[怖]きた。

「坊、◯◯は大丈夫かえ?」

おばあちゃんはしきりに僕の股間を[鬼]気にしている。

「うん大丈夫、何ともないよ」

帰り際に一度だけ後ろを振り向くと[故]、あの化け物がいた場所には黒ずん[事]だ動物の死骸が転がっていた。

あれはこの山に住み着くヤマノケな[文]んだとおばあちゃんが車の中で話し[章]てくれた。

その昔、処刑場だったあの場所(岩[来])に深く執着しているいくつもの怨[自]念が、周りの動物などの低級霊と混[i]ざり合って一つの集合体になってし[a]まっているのだという。

ただ、なぜヤマノケが◯◯を喰らう[m]のかはワシにも分からんと、おばあ[k]ちゃんはまた僕の股間を見ながら悲[.]しげに言った。

母はずっと泣いていた。

そのまま近くの寺に連れてこられた[c]僕は、お坊さん数人に囲まれて何時[n]間も訳の分からないお経を聞かされ[恐]、硬い棒のような物で股間を何度も[怖]叩かれた。

その後、家族全員が広間に通されお[鬼]坊さんの説明を受けた。

「何とか息子さん(股間)からマル[故]タカ本体を引き剥がす事には成功し[事]ましたが、まだまだ安心は出来ませ[文]ん。

幼い妹さんも近くにいる事を考えま[章]すと、残念ですが暫くは彼をこちら[来]で預からせて頂くのが賢明だと思い[自]ます」

家族の誰もお坊さんの言葉に反論す[i]る者はなかった。

「そんな、嫌だよ僕こんな所にずっ[a]といるなんて」

おばあちゃんも母も、父までもが僕[m]の股間を悲しげな表情で見つめてく[k]る。

「ところで娘さんは今どちらに?」[.]

お坊さんは母にそう訪ねた。

「ええ今は車の中で待たせてます。[c]この場には連れてこない方がいいか[n]と思いまして」

「な、なんと馬鹿な事を!」

お坊さん達は同時に立ち上がると境[恐]内の方を見たまま固まってしまった[怖]。つられて僕ら家族もそちらを向く[鬼]。(注:おじいちゃんはまだ僕の股[故]間を見ている)

すると開け放たれた玄関口の向こう[事]にある鳥居の門をくぐり、よたよた[文]と歩いてくる妹マリの姿があった。[章]

「きゃー!マリちゃん!」

母が叫ぶ。

マリの体には腕が8本はえていた。[来]

坊ーー

坊ーー

これだけ距離があるのに僕を呼ぶ声[自]がはっきりと聞こえる。

「奥様、大変申し上げにくいのです[i]が、妹さんも暫くはここから帰す事[a]が出来そうにありません」

お坊さんは大玉の数珠をギュッと握[m]りしめた。

「やはりマルタカの封印は解けてし[k]まっていたようです。奴は別名「1[.]0年坊」、次々に子供にとり憑き1[c]0年かけて身体を徐々に蝕む妖怪で[n]す!特にやつは男の子の◯◯を好ん[恐]で喰らいます」

マリは突然ビデオのコマ送りのよう[怖]な動きでガコガコと階段を駆けのぼ[鬼]り、僕たちのいる屋内にまで侵入し[故]てきた。

血走った目で僕らを順々に睨みつけ[事]る。

坊はいねえか◯◯喰わせ〜

竿はいらんで◯◯喰わせ〜

「あ、あの時、おばあちゃんが口ず[文]さんでいた唄だ!」

咄嗟に股間を手で覆う僕の姿を見て[章]、マリはニタァと不気味な笑みを見[来]せた。

「 く わ せ ろ 」

【了】

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