来自远古者的邀请外传-风子:最终章-

iamk 日本恐怖故事 2024-03-30 21:00:01 69 0

刚刚进入大学的南枫子和苍井樱受好友山田丽奈的邀请,到她的公寓举办章鱼烧派对,但途中却听到了奇怪的声音,丽美就去和他们住在一起。我苦苦哀求取悦他。那天晚上,房间里出现了一个女鬼,似乎正在和拥有通灵能力的风子说话……

******** *** *

早上丽奈醒来时,风子已经不见了,[文]只有小樱在地毯上安静地睡着。

当枫子环顾四周,想知道出了什么问[章]题时,她听到厨房里传来沙沙的声音[来]

“枫子?”

当蕾娜去厨房看的时候,只穿着T恤[自]的枫子打开了水槽下面的门,拿出了[i]上面的东西。地板上。,四肢爬行,[a]探出头做某事。

“枫子,你在做什么?我都看到你的[m]内裤了。”

“啊,丽奈酱,你来了个好地方。有[k]一个很大的猴子还是扳手。?”

一边想知道自己会用这样的东西做什[.]么,一边从工具抽屉里拿出一把扳手[c],递给枫子。

“谢谢。”

枫子接到了扳手,微笑着接过,又把[n]头探了进去。

看起来有些管道已被拆除。

很快我就听到了水流的声音,接着是[恐]潺潺的声音。

“就是这样!”

坤!

伴随着风子的声音,传来了物体碰撞[怖]的声音。显然,当他发现什么的时候[鬼],他突然高兴地抬起头,把头撞到了[故]水槽下面。

枫子抱着头走出来,手里拿着扳手,[事]把一个小东西放在餐桌上。

“这是什么?”

这是一块出奇清澈的蓝色卵石。直径[文]大概有2厘米左右。

“是的,你姐姐把它丢了。”

显然它在水槽管道的U形部分。枫子[章]回答完后,又把屁股探了出来,把头[来]探到了水槽下面。

被移除的 U 形管可能会被放回原位。

枫子将水管放回原处,将原本放在那[自]里接水管里的水的脸盆放回浴室,将[i]水槽下面的东西放回原来的位置。

小樱不知不觉就醒了,和蕾娜一起看[a]着青石。

“这大概是青金石原石,这么大的波[m]纹,边角圆润整齐,很少见。”

他懂宝石吗?他手里拿着一块鹅卵石[k]。 “手。”小樱一边嘀咕着,一边接起[.]它。

“那是那个鬼姐姐的。”

枫子的话吓了小樱一跳,赶紧把石头[c]放到了桌子上。

“那位女士死在这个房间,这个餐厅[n]里。”

尽管枫子说她可以和鬼魂交谈,但她[恐]无法通过语言表达他们的意识。更正[怖]确的说法是它被读作

因此,并不总是能够听到一个合乎逻[鬼]辑的故事,相反,枫子通过聚集其支[故]离破碎的意识来了解鬼魂在想什么。[事]

这名女子在找到工作的同时搬到了东[文]京,但她的家人强烈反对她独自生活[章]的想法,因为她患有慢性心脏病。

然而,从小生活在父母保护下的她,[来]非常想独立生活。

我和男朋友分手了,他是我在家乡的[自]儿时玩伴。

这块鹅卵石是我的爱人送给我的。

她也爱他,因为他从小就对她柔弱的[i]身体很温柔体贴,但她却反抗他,她[a]和她的父母都极力反对她去东京,所[m]以我们最终分手了。向上。

当然,他是发自内心的为了她,看着[k]东京的鹅卵石,他后悔自己的自私。[.]

有一天,我发现鹅卵石上有污垢,在[c]自来水下清洗时,我的手滑倒了。

不幸的是,当我清洁水槽时,集尘器[n]的盖子脱落了,鹅卵石被深深地吸进[恐]排水沟里消失了。

她回到自己的公寓,每次看到水槽都[怖]会哭,想起那块鹅卵石,但几天后她[鬼]心脏病发作,脸朝下倒在餐桌上。水[故]已经用完了。 。

然而,她并没有意识到自己的死亡。[事]

当时,我感到胸口一阵剧烈的疼痛,[文]但我想,只要休息一会儿,就会像平[章]常一样消失了。

当我意识到这一点时我无法离开原地[来],我的行李被从房间里拿出来,我看[自]到一些不认识的人进来了。我想知道[i]这个人是谁,但当我试图与他们交谈[a]时,没有人她似乎不知道该怎么办,[m]因为每个注意到她存在的人都脸色苍[k]白并试图避开她。

他掉进水槽里的鹅卵石还在那里,但[.]他看起来很伤心,因为他说他无法把[c]它捡起来。

“所以我认为鹅卵石并没有被冲走,[n]而是留在了排水管里。”

枫子一边说,一边拿起桌上的鹅卵石[恐]。我接了起来。

“嗯?”

枫子将一颗小石子放到了手掌上,眼[怖]睛猛地望向空中。

“……我明白了。”

她在说谁?风子嘟哝了一句,看着丽[鬼]奈的脸。

“喂,枫子,我该怎么办?我该搬家[故]吗?”

还没等枫子开口说话,丽奈就一脸担[事]心地向枫子问道。

“我不认为姐姐会对蕾娜做什么。她喜欢这个第一次独自一人的房间,所以她只想和这颗卵石一起待在这里。”

>< p>丽奈默默地听风子说话。

``蕾娜,如果可以的话,我希望你[文]永远呆在这个房间里,不要动。另外[章],每个月的十号到十一号,我会把这[来]些鹅卵石和小花放在某个地方。在餐[自]厅里。双手合十。”

“就这些了吗?”

“是的。就这些。但不要表现出不必要的同理心。说“Namu”阿弥陀佛”三遍。我就这样念诵并说道:“安息吧。”通常情况下,最好不要接触你不认识的灵魂,但丽娜被允许住在她的地方。”

“如果你表现出过多的感情,你就会着魔。”

枫子默默地点点头。就是在那个时候[i]

下巴

昨晚我听到的凛声音是从哪里传来的[a]

蕾娜和小樱似乎也听到了,两人环视[m]餐厅。

``姐姐说:'谢谢你。''''

当枫子这么说并微笑着时,丽奈突然[k]抱住了娇小的枫子。

“我很高兴枫子在这里。谢谢你。我[.]松了一口气。”

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“但是风子很清楚这些事情。”

小樱对风子给丽奈的建议留下了深刻[c]的印象,风子点点头。

``是啊。你从小就听到鬼的声音。[n]我见过,当和尚和灵媒对鬼做出什么[恐]事情时,他们要么平静下来,要么变[怖]得愤怒。,我依稀记得这才是我应该[鬼]做的。”

“嗯,我想,能看见、听见的人,学会了如何用身体来处理事情。”

“是的。”

“但是枫子,我在这里没关系,但我[故]不会永远住在这里。我搬家后该怎么[事]办?”

“我不明白。”

果然枫子也没有明白一切。

当风子告诉她不明白并且丽娜看起来[文]很困惑时,风子拍了拍丽娜的肩膀。[章]

“那我再来这里听听她的,我该怎么[来]办?”

“好的,谢谢。”

那么,蕾娜餐厅的架子上放了一个可[自]爱的木雕地藏菩萨和一块青金石,每[i]个月的十号,她都会在小花瓶里放一[a]朵花,双手合十。

正如枫子所说,从那以后她就再也没[m]有见过她,但丽奈仍然时不时地感觉[k]到她的存在。

◇◇◇◇

时光飞逝,风子他们即将满二十六岁[.]了。

风子看上去仍像个小学生,住在别处[c],而丽奈则决定结婚并搬出这间公寓[n]

“玲奈酱,你继续好好地献花了,太[恐]好了。”

当玲奈打电话给她,枫子按照之前的[怖]约定去她的房间时,她被告知要搬家[鬼]了。一堆纸箱后面的架子上有一尊静[故]静微笑的地藏菩萨像和一块蓝色的鹅[事]卵石。

枫子站在他面前,从包里拿出柘植的[文]念珠,挂在手上,静静地握着双手。[章]

枫子一动不动,只是闭上了眼睛。

你在和那个女人进行心灵对话吗?

蕾娜双手合十地看着枫子时,突然发[来]现……我开始咕哝。

他们在念经。

吟唱完毕后,风子缓缓回头看向丽奈[自]

“多亏雷娜每个月的帮助,她的灵魂[i]都快要从这里消失了。既然最后一次[a]送来了,就埋葬这颗卵石吧。”

“埋葬?”

“是啊。交给我吧。”

枫子这么说着,然后就找到了一块鹅[m]卵石、一个地藏宝宝,还有丽奈每个[k]月都会用的瓷器。我拿起花瓶离开了[.]房间。

我下了一楼,进入公寓的庭院,从那[c]里抬头看公寓。

“那是丽娜的房间,不是吗?”

枫子一边说着,一边开始在附近的树[n]根处挖洞。

然后,我把它挖到了大约20厘米的[恐]深度,把我带来的鹅卵石、地藏菩萨[怖]像和花瓶横放在那里。

然后,他蹲在他身前,再次取出念珠[鬼],双手合十,念了一首短诵。

“好吧,那我们把它埋起来吧。”

枫子和丽奈用手轻轻地盖住了土,然[故]后用手轻轻地把土压下去,默默地把[事]手放了上去。一起。

“不用放块石头什么的做标记吗?”[文]

对于丽奈的问题,枫子摇了摇头。

“这不是坟墓,没有人会去参观,这[章]些孩子就应该安息在这里。”

“我明白了。”

************

两人回到房间,喝着收拾好的行李里[来]的罐装果汁。正当他们回忆着大学时[自]光时,枫子突然看了一眼时钟,起身[i],因为她一会儿还有事要做。

“那么,之后你想和我一起吃晚饭吗[a]?”

“抱歉,我今天有约会,所以可能没[m]能去。”

“呃……!枫子什么时候有男朋友了?”

“没有,男朋友,我该怎么说呢?诶[k]嘿嘿。”

枫子说说完就羞涩地离开了房间,雷[.]娜目送他向公寓出口走去。

“枫子,今天非常感谢你。现在我可[c]以舒服地搬出这里了。”

“不客气。那么好吧。”

挥了挥手。枫子小跑着走出公寓,看上去很友善。一个男人微笑着站在那里。

“夏树同学,让你久等了。”

男人向跑进来的枫子打招呼,然后向[n]丽奈点点头,然后两人……挽着手一[恐]起离开。

“你什么时候交到这样的男朋友了?[怖]“喵”是男朋友的专利吗……

嘿,枫子,你也幸福吧!”

蕾娜大喊一声,挥了挥手,然后回到庭院,再次牵手,回到了自己的房间,完成了移动。

◇◇◇◇FIN


作者:天虚空蔵
原文:古からの誘い 外伝<風子:完結編>

大学へ入学したばかりの三波風子と青井さくらは、友人の山田麗奈に誘われ彼女のアパートでたこ焼きパーティをやっていたが、途中でおかしな物音が聞こえ、そして麗美はふたりに泊って行って欲しいと懇願した。その夜、部屋に女性の幽霊が現れ、霊感持ちの風子と何やら話をしていたようなのだが・・・

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***********

朝になり、麗奈が目を覚ますと風子[鬼]の姿はなく、さくらだけがカーペッ[故]トの上ですやすやと寝ていた。

風子はどうしたのかと思い、周りを[事]見回すとキッチンからガタガタと音[文]が聞こえる。

「風子?」

麗奈がキッチンを見に行くと、まだ[章]Tシャツ一枚の風子が流し台の下の[来]扉を開けて中の物を床に取り出し、[自]四つん這いになって頭を突っ込み何[i]かをやっている。

「風子、何やってるの?パンツ丸見[a]えよ。」

「あ、麗奈ちゃん、良いところに起[m]きて来てくれたにゃ。大きめのモン[k]キーかスパナある?」

そんなもの何をするのかと思いなが[.]ら工具入れからスパナを出すと風子[c]に渡した。

「ありがと。」

スパナを渡された風子は笑顔でそれ[n]を受け取ると再び頭を突っ込んだ。[恐]

どうやら配管の一部を外しているよ[怖]うだ。

そして程なくジャーっという水の流[鬼]れる音がして、更にごそごそ音が聞[故]こえた。

「あった!」 

ゴン!

風子の声と共に何かがぶつかる音が[事]した。どうやら何かを見つけた拍子[文]にその嬉しさからいきなり頭を上げ[章]てシンクの下に頭をぶつけたようだ[来]

頭を押さえながら出てきた風子は片[自]手に握っていたスパナと共に何か小[i]さなものをダイニングテーブルの上[a]に置いた。

「何これ?」

それは驚くほど澄んだ青い色の小石[m]だった。直径2センチ程だろうか。[k]

「うん、お姉さんの無くした物。」[.]

どうやら流し台の配管がU字型にな[c]っている部分にあったようだ。風子[n]はそれだけ答えると再びお尻を突き[恐]出してシンクの下に頭を突っ込んだ[怖]

外したU字管を元に戻すのだろう。[鬼]

風子が配管を元に戻し、管内の水を[故]受けるために置いておいた洗面器を[事]浴室に戻すと、シンクの下に入って[文]いた物を元通りに片付けた。

いつの間にか起きていたさくらも麗[章]奈と一緒にその青い石を眺めている[来]

「これ、たぶんラピスラズリの原石[自]ね。綺麗に角が取れた”さざれ”で[i]こんな大きいのは珍しいわ。」

宝石には詳しいのか、小石を手に取[a]ったさくらがそう呟いた。

「それ、あの幽霊のお姉さんのもの[m]よ。」

風子の言葉にさくらは驚いて慌てて[k]小石をテーブルの上に置いた。

「あのお姉さんはね、この部屋で、[.]このダイニングで死んじゃったの。[c]

風子は幽霊と会話できると言っても[n]、幽霊の意識を言葉として読み取る[恐]と言った方が正しい。

それ故必ずしも理路整然とした話が[怖]聞けるわけではなく、断片的な意識[鬼]を風子が組み立てていくことにより[故]その幽霊が何を思っているのかを理[事]解するのだ。

あの女性は就職と同時に都内へ引っ[文]越してきたのだが、もともと心臓に[章]持病があった彼女はひとり暮らしを[来]することを家族から猛烈に反対され[自]ていた。

しかし小さい頃から親の庇護の下で[i]生活してきた彼女はどうしてもひと[a]りで生きてみたかったのだ。

そして地元で幼馴染だった恋人と別[m]れた。

その恋人がくれたのがこの小石だっ[k]た。

彼女も、小さい頃から体の弱い彼女[.]を理解し優しかった彼が大好きだっ[c]たのだが、彼女の親と一緒になって[n]自分の東京行きを猛烈に反対した彼[恐]に反抗して別れることになってしま[怖]った。

勿論それは心の底から彼女のためを[鬼]思っての事であり、東京で小石を見[故]つめながら、そのことだけは自分の[事]我儘を後悔した。

そしてある日小石に汚れがついてい[文]るのに気付き、水道で洗っている時[章]に手が滑ってしまった。

運悪くシンクの掃除をしていたため[来]ゴミ取りの蓋が外れており、小石は[自]排水口の奥へと吸い込まれるように[i]消えてしまったのだ。

彼女はアパートに帰ってきてシンク[a]を見るたびにその小石の事を思い出[m]して泣いていたのだが、それから数[k]日後に彼女は心臓発作を起こし、ダ[.]イニングテーブルに突っ伏した状態[c]で事切れてしまった。

しかし彼女は自分の死を認識できて[n]いなかった。

その時強い胸の痛みを感じたがしば[恐]らく休んでいればいつものように直[怖]るだろうと思っていたのだ。

そして気がついた時にはこの場所か[鬼]ら動くことが出来ず、自分の部屋の[故]荷物は運びだされ、入れ替わり知ら[事]ない人が入ってくるのを見て、これ[文]は誰だろうと見ているのだが、話し[章]掛けようとしても誰も答えてはくれ[来]ず、自分の存在に気がついてくれる[自]人も皆青い顔をして自分の事を避け[i]ようとするため、どうしていいのか[a]分からないようなのだ。

そしてシンクに落とした小石はまだ[m]そこにあるのだが、手に取ることは[k]出来ないと悲しそうな顔をした。

「だから、小石は流れて行かずに排[.]水管の中に留まっていると思ったの[c]。」

風子はそう言ってテーブルの上の小[n]石を手に取った。

「ん?」

小石を手のひらに乗せた風子の目が[恐]ふと宙を泳いだ。

「・・・わかった。」

誰に向けたのか、風子はひと言そう[怖]つぶやくと麗奈の顔を見た。

「ねえ、風子、私どうしたらいい?[鬼]引っ越すべき?」

風子が言葉を発する前に麗奈が不安[故]そうな表情で風子に聞いた。

「あのお姉さんは麗奈には何もしな[事]いと思う。お姉さんは初めて独り立[文]ちしたこの部屋が好きだから、この[章]小石と一緒にここにいたいだけだっ[来]て。」

麗奈は黙って風子の話を聞いている[自]

「麗奈、できれば引っ越さないでず[i]っとこの部屋にいて欲しいにゃ。そ[a]して毎月十日から十一日はこの小石[m]と小さくていいからお花をダイニン[k]グのどこかに置いておいて、手を合[.]わせて。」

「それだけ?」

「うん。それだけ。でも必要以上に[c]情を掛けちゃダメだよ。”南無阿弥[n]陀仏”って三回唱えて”安らかにお[恐]過ごしください”ってそれだけ。普[怖]通は知らない霊に手を合わせること[鬼]はしない方がいいんだけど、麗奈は[故]彼女の居場所に住まわせて貰ってる[事]からね。」

「必要以上に情を掛けると、憑かれ[文]ちゃうってことね。」

風子は黙って頷いた。その時だった[章]

チーン

昨夜聞こえたあの凛の音がどこから[来]ともなく聞こえた。

麗奈とさくらにも聞こえたようでふ[自]たりともダイニングの中を見回して[i]いる。

「お姉さんが、”ありがとう”って[a]。」

風子がそう言って微笑むと、麗奈は[m]小柄な風子をいきなり抱きしめた。[k]

「風子がいてくれてよかった。あり[.]がとう。安心したわ。」

「でも風子はよくそんなことまで知[c]っているわね。」

風子が麗奈にしたアドバイスに対し[n]てさくらが感心したようにそう言う[恐]と風子は頷いた。

「うん。小さい頃から幽霊の声が聞[怖]こえるでしょ。その幽霊に対してお[鬼]坊さんとか霊媒師が何かすると、幽[故]霊が落ち着いたり、逆に怒ったりす[事]るのを見てきて、ああこうすればい[文]いんだっていうのを何となく覚えた[章]の。」

「ふうん、見えたり聞こえたりする[来]人はそれなりに対処する方法を体で[自]覚えていくってことだな。」

「うん。」

「でも風子、私が居る間はいいけど[i]、私だってずっとここに住み続ける[a]わけじゃないわ。引っ越しする時は[m]どうしたらいいの?」

「わかんにゃい。」

さすがに風子も全てを理解している[k]わけではないのだ。

風子にわからないと言われ、麗奈が[.]困ったような顔をすると風子が麗奈[c]の肩を叩いた。

「その時はまた私がここへ来て彼女[n]の話を聞いてあげるわ。どうすれば[恐]いいかって。」

「うん。ありがと。」

それから麗奈はダイニングの棚の上[怖]に小さな可愛らしい木彫りのわらべ[鬼]地蔵とラピスラズリの小石を置き、[故]毎月月命日である十日には小さな一[事]輪挿しに花を挿して手を合わせた。[文]

風子が言った通り、それ以降彼女の[章]姿を見ることはなくなったが、時折[来]麗奈は彼女の存在を感じることがあ[自]ると言う。

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◇◇◇◇

そして月日は流れ、風子達は二十六[i]歳になろうとしている。

相変わらず小学生のような風子を他[a]所に、麗奈は結婚が決まりこのアパ[m]ートを引き払うことになった。

「麗奈ちゃん、ちゃんとお花を供え[k]続けていたんだ。偉いね。」

麗奈に呼ばれ、以前の約束通りに風[.]子が部屋を訪れると、引っ越しのた[c]めに積み重ねられた段ボールの向こ[n]うにある棚の上に静かに微笑むわら[恐]べ地蔵と青い小石があった。

風子はその前に立ち、バッグから柘[怖]植の数珠を取り出し手に掛けると、[鬼]静かに手を合わせた。

そのまま風子は微動だにせず、じっ[故]と目を閉じている。

あの女性と心の中で会話しているの[事]だろうか。

麗奈もその後ろでじっと手を合わせ[文]て風子の様子を見守っていると、風[章]子が突然ぶつぶつと声を出し始めた[来]

経を唱えているのだ。

そして唱え終わると風子はゆっくり[自]と麗奈を振り返った。

「毎月手を合わせてくれた麗奈のお[i]陰で彼女の魂はこの場所からほとん[a]ど消えかかっているの。今、最後の[m]送りをしたからこの小石を埋葬しま[k]しょ。」

「埋葬?」

「うん。任せて。」

風子は、そう言うと小石とわらべ地[.]蔵、そして麗奈が毎月使っていた磁[c]器の一輪挿しを手に取り部屋を出た[n]

そのまま一階まで降りるとアパート[恐]の中庭へ入り、そこからアパートを[怖]見上げた。

「あそこが麗奈の部屋だよね。」

風子はそう言うとその傍にある木の[鬼]根元に穴を掘り始めた。

そして深さ二十センチほどまで掘り[故]下げ、そのそこに持ってきた小石と[事]わらべ地蔵、そして一輪挿しを横に[文]して並べた。

そしてその前にしゃがんだまま再び[章]数珠を取り出し、手を合わせて短く[来]教を唱えた。

「さあ、じゃあ埋めましょ。」

風子と麗奈は手で優しく土を掛け、[自]最後に優しく手で土を押さえ、静か[i]に手を合わせた。

「何か目印の石か何かを置かなくて[a]いいの?」

麗奈の問いに風子は首を横に振った[m]

「お墓じゃないから。誰かがお参り[k]するわけじゃないし、この子達はこ[.]の土地に静かに眠っていればいいの[c]よ。」

「そっか。」

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*********

ふたりは部屋に戻り、まとめられた[n]荷物の中で缶ジュースを飲みながら[恐]大学時代の思い出話に花を咲かせて[怖]いたが、ふと時計を見た風子はこの[鬼]あと用事があるからと立ち上がった[故]

「じゃあ、その後、晩御飯を一緒に[事]食べない?」

「ごめん。今日はデートだから駄目[文]かも。」

「え~っ!風子いつの間に彼氏作っ[章]たの?」

「いや、彼氏というか、何というか[来]。えへへ。」

そう言って、はにかみながら部屋を[自]出る風子を麗奈はアパートの出口ま[i]で見送った。

「風子、今日は本当にどうもありが[a]とう。これで気持ち良くここから引[m]っ越せるわ。」

「どういたしまして。それじゃ。」[k]

手を振って小走りにアパートを出て[.]行く風子の向こうに優しそうな男性[c]がにこやかに立っていた。

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「夏樹さん、お待たせにゃ。」

その男性は駆けて来た風子を出迎え[n]ると麗奈に会釈し、ふたりは腕を組[恐]み並んで去っていった。

「いつの間にあんな彼氏を捕まえた[怖]んだろ。"にゃ&quo[鬼]t;は彼氏にだけか・・・

お~い、風子も幸せになれよ~!」[故]

麗奈はそう叫んで手を振ると、中庭[事]に戻ってもう一度手を合わせ、引っ[文]越しを済ませるために部屋へと戻っ[章]て行った。

◇◇◇◇ FIN

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