来自远古时代的邀请外传-风子:第2部-

iamk 日本恐怖故事 2024-03-30 18:00:01 68 0

刚刚进入大学的南风子和苍井樱受好友山田丽奈邀请到她的公寓举办章鱼烧派对,但途中却听到了奇怪的声音,丽美一脸惊恐地看着两人.我恳求他在那里过夜。

原因是...

◇◇◇◇

当我决定进入大学时,我搬进了一个[文]和我父亲住的公寓。做出决定后,雷[章]娜从四月初开始独自住在公寓里,正[来]好赶上入学典礼。

父亲的熟人,房地产经纪人,给我们[自]介绍的房间有点旧(20年了),但[i]治安很好,户型合理,女房客也不少[a]。 ,雷纳毫无怨言地决定来到这里。

我立刻爱上了吉祥寺这座城市,第一[m]次没有任何人干扰的独自生活有了一[k]个舒适的开始。

那是4月10日晚上,我正专心致志[.]地搭建自己的城堡,吃着自己想吃的[c]东西,入学仪式结束后,我开始一一[n]交朋友。

那天下课后我没有什么特别的计划,[恐]所以我直接回到了我的公寓,洗了个[怖]澡,吃完了晚饭。

当时是晚上十一点多,我穿着睡衣悠[鬼]闲地看视频网站。

碰撞声

餐厅的厨房里传来一声像是有东西掉[故]落的轻微声音。

在蕾娜的房间里,餐厅/厨房和客厅[事]被一扇装有凹凸玻璃的推拉门隔开,[文]但玻璃上却反射出某种阴影。

餐厅里的灯灭了,虽然透过玻璃看不[章]清楚,但看起来有人站在那里。

是小偷吗?不过,刚刚开始独自生活[来]的蕾娜记得自己一直把门锁着,链子[自]紧紧地锁着,虽然她以为他们不可能[i]轻易闯进来,但她还是僵在了那个姿[a]势,抬起了头,目不转睛地盯着影子[m],然而影子却似乎没有丝毫动静。

大约过了十分钟,雷娜缓缓起身,朝[k]玻璃门走去。

影子还在。

雷娜深吸一口气,一下子打开了玻璃[.]门。

嘎嘎声...

那里没有人。

蕾娜立即检查了前门,但门仍然锁着[c],还拴着链子。

也许这是光的折射。

雷纳这才松了口气,回到客厅,关上[n]了玻璃门,但那道影子已经不复存在[恐]了。

也许是看智能手机上的视频太久眼睛[怖]疲劳了,所以雷娜决定去睡觉。

因为担心,我把餐厅的玻璃门开着,[鬼]关了灯,爬上了床。

平时,蕾娜一旦睡着,就会沉沉地睡[故]到早上,但那天晚上,不知为何,她[事]半夜突然醒来。

由于外面的光线透过窗帘射入,房间[文]里并没有完全黑暗,但黑暗而安静。[章]

当我看床边的时钟时,数字时钟显示[来]凌晨 2 点 12 分。我并不想去洗手间,然后我就睡[自]着了,心里想着为什么我会在这个时[i]间醒来。 .我翻身试图修复它。

正当我要闭上眼睛的时候,我看到了[a]刚才打开玻璃门的餐厅,有人站在那[m]里。

餐厅有一扇小窗户,正对着公寓的走[k]廊,走廊里的灯光是背光的,形成了[.]明显的黑色阴影。

蕾娜吃了一惊,睁开了原本快要闭上[c]的眼睛,盯着那影子,但这并不是视[n]错觉。

它肯定存在于那里。

也许影子注意到了雷纳醒了,因为一[恐]开始它没有动,但后来它慢慢地靠近[怖]了床。

然后,当他继续走进客厅的时候,原[鬼]本因为背后的光线只能看到剪影的他[故]的身影,因为透过窗帘漏进来的光线[事]而变得清晰可见。起居室。

那是一个女人。

她长发及胸,身穿深色连衣裙,喇叭[文]裙摆慢慢靠近,没有晃动。

因为低着头,所以很难看清楚她的脸[章],但她的身材还算不错,也很漂亮。[来]

然而,他苍白的脸色中却没有一丝生[自]机。

这是鬼!

蕾娜立刻这么想,用蒲团捂住头稳住[i]自己。

************

``然后,当我醒来时,已经是早上[a]了。我走进了明亮的房间。即使我环[m]顾四周一切都没有改变,我想这一定[k]是一个梦。那天晚上我心里焦急万分[.],但好一会儿什么事情也没有发生,[c]我才松了口气,毕竟只是一场梦。 ”

****************[n]

但那是一个月后的事了。

那天,我加入的戏剧社正在举办新生[恐]欢迎会,我赶着赶末班车回到公寓时[怖],已经是凌晨1:00多了。 。

已经到了平时睡觉的时间,喝了不习[鬼]惯的酒,很困,但睡前还是想把妆卸[故]干净,神清气爽,于是我决定去洗澡[事]。我脱掉衣服,走进餐厅旁边的单位[文]浴室。

正当我舒舒服服地冲个澡,睡意泛红[章]的时候,突然从浴帘的缝隙里看到浴[来]室的镜子,发现玄关的门开了大约1[自]0厘米。 。

我以为我忘记关窗帘了,结果打开一[i]转身,门就正常关上了。

当我再次照镜子时,门仍然微开着。[a]

如果你仔细观察,你会看到有人从那[m]个缝隙里偷看。

“谁!”

蕾娜以为是色狼,躲在窗帘后面对着[k]镜子里的门大喊。

当我直视门时,门仍然关着。

不明白为什么,蕾娜交替看了一会儿[.]镜子和门,门却始终紧闭,似乎没有[c]打开,当她靠近门时,门外却没有任[n]何声音。外面,我也听不到。

我胆怯地把门打开了一点,但看到的[恐]只是一间空荡荡的客厅,亮着灯,周[怖]围没有人。

心里稍微踏实了一些,我用浴巾裹住[鬼]了自己的身体,慢慢地打开了门,注[故]意着周围的情况,当我把一只脚伸出[事]门外时,我看到一个影子站在那里在[文]昏暗的餐厅后面。我注意到这样的事[章]情。

雷娜立即意识到,这就是上个月她以[来]为是梦中的那个女人的鬼魂。

“嗨!”

蕾娜愣在当场,叫不出声,手放在浴[自]室门把手上,盯着女人看了好几秒。[i]然而,此刻,女人走向了雷纳,雷纳[a]忍不住冲进了浴室。跳出。

然后,我跑进了明亮的客厅,尽管身[m]上还湿漉漉的,我还是跑到了床边,[k]跳进了被子里。

当我胆怯地从盖住头的蒲团的缝隙里[.]往外看时,我看到一个女人在昏暗的[c]餐厅里盯着我看。

“不是!那是什么?是谁?”

我又用毯子盖住头,像猫一样蜷缩起[n]来,尽管身上湿漉漉的。摇晃得很厉[恐]害,但房间里却没有发生任何事情的[怖]迹象。

那个女人失踪了吗?

我想再偷偷看一眼被窝外面,但如果[鬼]我看到面前有一张女人的脸,我的心[故]脏可能会停止跳动,因为我什么都没[事]穿,所以我就跑出去了。我可以甚至[文]不这样做。

我吓得什么都做不了,在被窝里瑟瑟[章]发抖的时候,我又睡着了,不知不觉[来]间,我的意识猛地一跳,接下来我知[自]道的是,我听到鸟儿的鸣叫声和外面[i]早晨的喧嚣。

************

``我每天都会在笔记本上写一篇简[a]单的日记,当时是午夜5月11日,[m]也就是5月11号。于是我查了一下[k]我第一次见到那个女人那天的日记,[.]发现是4月11号。''

“嗯,我明白了。还有今天是6月1[c]0日。今晚,日期改变时,那个女人[n]可能会再次出现。”

佐仓 当我一脸焦急地对蕾娜说这句话时,[恐]蕾娜抱歉地点了点头。

“我本来可以和小樱或者枫子待在一[怖]起,但我只见过那个女人两次,而且[鬼]两次都是在11日早些时候,也许这[故]只是一个巧合。”你不能这样做那个[事],对吗?这就是为什么我邀请你们两[文]个参加章鱼烧派对,因为我想让你们[章]和我一起看看。​​很抱歉!但是拜[来]托!今晚请和我在一起。”

双手合十,小樱和风子看向丽奈。

“我们该怎么办,枫子?”

不知道为什么,枫子对小樱的问题笑[自]了。

“我可以过夜,这个房间里确实有女[i]灵,但她也不是坏人。”

“怎么可能?你明白吗? ?''

丽奈一脸疑惑地看着枫子,枫子犹豫[a]了一会儿,但还是慢慢地用平常的语[m]气说道。

风子自从他有记忆以来,他就能够听[k]到不属于这个世界的声音和声音。

由于我本来就是一个害羞的人,很少[.]主动与人交谈,也不会主张自己,所[c]以这种能力并没有传播给周围的人,[n]但我能够与我的家人和朋友分享……[恐]被人嘲笑太懒是常有的事。

枫子自己可以在周围没有人的情况下[怖]清楚地识别出一个声音,但是当她和[鬼]某人在一起时,她无法区分正在对她[故]说话的声音和其他人的声音有时我最[事]终会提出问题或回答,但我不想感觉[文]自己什么都没说就被忽视了,所以我[章]确信我有麻烦了。

大部分能听到的怪物声音只是简单地[来]呼唤你,事故现场也有很多无声的咆[自]哮声。

在大多数情况下,如果你忽略正在呼[i]唤你的东西,什么都不会发生,但如[a]果你知道它能听到你的声音,你可能[m]会着魔。

公平地说,风子没有人可以说话,但[k]她已经学会了如何用自己的方式应对[.],要么忽视,要么逃跑。

****************[c]

“自从我爬上这间公寓的楼梯以来,[n]我就感觉有事要发生了。当我走进房[恐]间时,我听到一个声音说:“你们是[怖]谁?” “哦,我还以为这个房间里有地缚灵[鬼],不过我并没有对它产生任何敌意,[故]而且声音也似乎很友善,所以我就忽[事]略了它。”

小樱和丽奈环顾四周。一边在房间里[文]听枫子的故事。

“我不知道为什么这个房间里有一个[章]地球灵魂,但我不认为它做了什么可[来]怕的事情。它只是住在这里。而且可[自]能是每个月的11号。不是吗?是某[i]人的忌日吗?”

“嗯。”

最后,小樱和风子留下来过夜,原本[a]不准备的两人过夜我们轮流洗澡,借[m]了雷纳的T恤当睡衣,裹上雷纳给我[k]们准备的毯子。

当我看表时,已经是午夜了。

“我们该怎么办?是保持清醒等待鬼[.]魂出现?还是去睡觉?”

当小樱问丽奈时,丽奈用眼神看着枫[c]子。一副困惑的表情。我看到了。

“枫子,你觉得我应该做什么?”

“什么?我觉得还好,但是如果不出[n]来的话,那就太无聊了,所以我就去[恐]睡觉了。 ”

“是的。”

当他们都同意枫子的意见时,丽奈在[怖]自己的床上,小樱和枫子在地毯上。[鬼]我赶紧盖上毯子。然后就去睡觉了。[故]

“晚安”“晚安”“晚安”

********

小樱我突然醒了。

我抱着一只大泰迪熊当枕头睡着了,[事]但由于我躺在地毯上,虽然地毯很厚[文],但我感到肩膀轻微疼痛,翻了个身[章]

然后,原本应该睡在我面前的枫子就[来]消失了。

剩下的就是我一直用作枕头和卷曲毯[自]子的填充密封件。

我以为他去洗手间了,但我听到不知[i]道什么地方传来了声音。

“……是的,我明白了。”

这是枫子的声音。

当我抬头时,借着蕾娜床边的微弱光[a]线,我看到枫子背对着我平坐在地板[m]上,就在客厅和餐厅的交界处。看了[k]一下。

“枫子?”

当我呼唤她时,我感觉到有人在我身[.]后悄悄移动。看来丽奈也醒了,并且[c]意识到了风子。

如果你仔细观察,你可以看到枫子的[n]肩膀后面有一个女人坐在餐厅的地板[恐]上,面对着她。

正如蕾娜所说,她是一个有着黑色长[怖]发和深色连衣裙的美丽女人。

小樱生平第一次见到鬼,但或许是因[鬼]为风子在她面前平静地说话,所以她[故]看到鬼的时候并没有感到强烈的恐惧[事]。做吧。

床上的丽奈也在注视着枫子。

“是的,我会的。所以别担心。”

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由于某种奇怪的原因,丽奈和小樱听[文]不到鬼魂的声音,只能听到风子的声[章]音。

过了一会儿,枫子站了起来。他的面[来]前并没有女鬼。

“枫子,你没事吧?”

枫子站起身来,丽奈和樱向她喊道。[自]

雷纳胆怯地往餐厅里看去,但到处都[i]没有女人的影子。不。

“是啊。没关系。你真是个可怜的姐姐。不过我累了,先睡一会儿吧。明天早上醒来我会慢慢跟你说的。” < /p>

枫子说道,说完,她摇摇晃晃地回到床上,抱着毛绒玩具,立刻就安心地睡着了。

丽奈和小樱面面相觑,不明白发生了[a]什么事,但已经没有再保持清醒的意[m]义了,两人都躺了下来,像个孩子一[k]样看着风子的睡脸。我摔倒了。立刻[.]就睡着了。

◇◇◇◇ 继续最后部分


作者:天虚空蔵
原文:古からの誘い 外伝<風子:中編>

大学へ入学したばかりの三波風子と青井さくらは、友人の山田麗奈に誘われ彼女のアパートでたこ焼きパーティをやっていたが、途中でおかしな物音が聞こえ、そして麗美は怯えた表情でふたりに泊って行って欲しいと懇願した。

その理由は・・・

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◇◇◇◇

大学入学が決まり、父親と一緒にア[c]パートを決めた麗奈は入学式に合わ[n]せ、四月の頭にアパートでの独り暮[恐]らしを始めた。

父親の知り合いの不動産屋が紹介し[怖]てくれた部屋は、築二十年と少し古[鬼]かったがセキュリティもしっかりし[故]ており、間取りも手ごろで女性の入[事]居者も多いことから、麗奈は文句な[文]くここに決めた。

吉祥寺という街もすぐに気に入り、[章]誰にも干渉されない初めての独り暮[来]らしは快適なスタートを切った。

夢中で自分の城を整え、自分の食べ[自]たいものを食べ、そして入学式の後[i]、ぽつりぽつりと友達も出来始めた[a]四月十日の夜だった。

その日は授業が終わると特に予定は[m]なく、真っ直ぐアパートに帰ってシ[k]ャワーを浴び夕食を済ませた。

そしてパジャマ姿でのんびり動画サ[.]イトを見ていた夜十一時過ぎのこと[c]だった。

カタン

何かが倒れるような小さな音がダイ[n]ニングキッチンから聞こえた。

麗奈の部屋はダイニングキッチンと[恐]居室の間が凸凹ガラスの嵌め込まれ[怖]た引き戸で仕切られているのだが、[鬼]ガラスに何やら影が映っている。

ダイニングの照明は消えており、ガ[故]ラスの向こうはよく見えないが誰か[事]が立っているようにも見える。

泥棒だろうか。しかし独り暮らしを[文]始めたばかりの麗奈はしっかり鍵と[章]チェーンを掛けた記憶があり、そう[来]簡単には侵入できるはずがないと思[自]いながらも、顔を上げたその状態の[i]まま固まり、じっとその影を見つめ[a]ていたが、その影は全く動く様子が[m]ない。

そのまま十分も経っただろうか、し[k]びれを切らした麗奈はゆっくりと立[.]ち上がるとガラス戸へ向かって進ん[c]だ。

まだ影はそのままだ。

麗奈は大きく息を吸って一気にガラ[n]ス戸を開けた。

ガラガラッ・・・

そこには誰もいなかった。

麗奈はすぐに玄関のドアを確認した[恐]が、ドアのロックもチェーンも掛か[怖]ったままだ。

光の屈折の具合だったのだろうか。[鬼]

ひとまず安心した麗奈は居間に戻る[故]とガラス戸を閉めたがそこにはもう[事]あの影はなかった。

長時間スマホの動画を見ていた為に[文]目が疲れたのかと思い、麗奈は寝て[章]しまうことにした。

心配だったため、ダイニングのガラ[来]ス戸は開け放ったままにして、照明[自]を消すとベッドに潜り込んだ。

普段の麗奈は一度眠りにつくと朝ま[i]でぐっすり眠るのだが、その夜はな[a]ぜか夜中にふと目が覚めた。

部屋はカーテンを通して入ってくる[m]外の光で真っ暗と言う訳ではないも[k]のの、暗く静まり返っている。

枕元の時計を見るとデジタル時計が[.]午前二時十二分と表示しており、特[c]にトイレに行きたいわけでもなく、[n]なぜこんな時間に目が覚めたんだろ[恐]うと思いながら寝直そうと寝返りを[怖]打った。

そして目を瞑ろうとした時、ちょう[鬼]ど目の前に先程ガラス戸を開けてお[故]いたダイニングが見え、そこに誰か[事]が立っていた。

ダイニングにはアパートの通路に面[文]した小窓があり、通路の照明が逆光[章]となる形ではっきりと黒い影を浮か[来]び上がらせていた。

ドキッとした麗奈は一度閉じかけて[自]いた目を見開き、その影をじっと見[i]つめたが目の錯覚などではない。

間違いなくそこに存在している。

影は麗奈が目を覚ましたことに気が[a]ついたのだろうか、最初はじっと動[m]かなかったその影が、やがてゆらゆ[k]らと揺れるようにベッドの方へ近づ[.]いてくるではないか。

そしてそのまま居室へと入ってくる[c]と、それまでは背後からの光によっ[n]てシルエットしか見えなかった姿が[恐]、居室のカーテンから洩れ入ってく[怖]る光で見えるようになってきた。

それは女性だった。

胸まで届く長い髪と濃い色のワンピ[鬼]ース姿で、フレアのスカートの裾を[故]揺らすことなく滑るようにゆっくり[事]と近づいてくる。

顔は俯いているためにはっきりとは[文]分からないが、比較的整った顔立ち[章]で美人だ。

しかしその青白い顔色に全く生気は[来]感じられない。

幽霊だ!

咄嗟にそう思った麗奈は頭から布団[自]を被り、身を固めた。

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***********

「そして、気がつくと朝だったの。[i]明るくなった部屋の中を見回しても[a]何も変わったところはないし、きっ[m]と夢だったんだって思ったの。その[k]日の夜はものすごく不安だったけど[.]、しばらくは何も起こらなくて、や[c]っぱり夢だったんだって安心してた[n]のね。」

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***********

しかしそれから一か月経った日の事[恐]だった。

その日は加入した演劇サークルの新[怖]入生歓迎コンパがあり、終電に駆け[鬼]込んでアパートに帰って来たのは午[故]前一時を過ぎていた。

普段はもう寝ている時刻であり、多[事]少不慣れなアルコールが入っていた[文]こともあってかなり眠たかったが、[章]それでも寝る前に化粧を落としてす[来]っきりしたかったためシャワーを浴[自]びようと服を脱ぎ捨てるとダイニン[i]グの横にあるユニットバスへ入った[a]

眠気で火照った体に心地良いシャワ[m]ーを浴びながら、ふと浴槽のカーテ[k]ンの隙間から見えている洗面の鏡を[.]見ると入り口の扉が十センチ程開い[c]ている。

閉め忘れたのかと思い、カーテンを[n]開けて振り返るとおかしなことにド[恐]アはきちんと閉まっていた。

もう一度鏡を見るとやはりドアは少[怖]し開いている。

そしてよく見るとその開いている隙[鬼]間から誰かが覗いているではないか[故]

「誰!」

変質者かと思い、麗奈はカーテンで[事]体を隠しながら鏡の中のドアに向か[文]って怒鳴った。

そして直接ドアを見るとやはりドア[章]は閉まっている。

訳が分からず麗奈はしばらくそのま[来]ま鏡とドアを交互に見ていたが、ド[自]アはぴったりと閉じたまま開く様子[i]はなく、ドアに近寄ってみても外か[a]らは何の物音も聞こえない。

恐る恐るドアを少しだけ開けてみた[m]が、照明の点いた誰もいない居室が[k]見えるだけで人影はない。

少し安心して身体にバスタオルを巻[.]き付け、ゆっくりと周囲に気を配り[c]ながらドアを開けて片足をドアから[n]出した時、照明がついていない薄暗[恐]いダイニングの奥に立っている影の[怖]ような存在に気がついた。

麗奈はすぐにそれが先月夢だと思っ[鬼]ていた女性の幽霊だということに気[故]がついた。

「ひっ!」

麗奈は大きな悲鳴を上げることも出[事]来ずにその場で固まり、バスルーム[文]のドアノブに手を掛けたまま数秒間[章]女と見つめ合う形となったが、その[来]女がすっと麗奈の方に動いた瞬間、[自]麗奈はたまらず浴室を飛び出した。[i]

そして明るい居室に駆け込むと体が[a]濡れたままなのにも関わらず、ベッ[m]ドに駆け上がり布団の中に飛び込ん[k]だ。

頭まで被った布団の隙間から恐る恐[.]る覗いて見ると、女は薄暗いダイニ[c]ングからじっとこちらを見ている。[n]

「やだ!あれは何?誰なのよ?」

再び布団をしっかりと頭まで被り、[恐]猫のように丸まって、体が濡れてい[怖]るせいもあってかガタガタと震えて[鬼]いたが、部屋の中では何も起こる気[故]配はない。

女は消えてしまったのだろうか。

もう一度布団の外をこっそり見てみ[事]たかったが、万が一目の前に女の顔[文]があったりしたら心臓が止まってし[章]まうかもしれないし、何も着ていな[来]いため外へ逃げだすこともできない[自]

怖くて何も出来ないまま、布団の中[i]で震えているうちにまた眠ってしま[a]ったのか、いつの間にか意識が飛び[m]、気がつくと外から鳥の鳴き声と朝[k]の喧騒が聞こえていた。

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「私、毎日手帳に簡単な日記を書い[.]ているんだけど、その日は五月十日[c]の深夜、つまり五月十一日だったの[n]。それで、最初にその女を見た日の[恐]日記を見てみたら、それが四月十一[怖]日だったのよ。」

「ふうん、そっか。それで今日は六[鬼]月十日。今夜、日付が変わるあたり[故]で、またその女が出てくるかもって[事]ことね。」

さくらが不安そうな表情で麗奈にそ[文]う言うと、麗奈は申し訳なさそうに[章]頷いた。

「さくらか風子のところに泊めて貰[来]っても良かったんだけど、その女を[自]見たのがまだ二回だけで、その二回[i]とも十一日の早い時間って偶然かも[a]しれないでしょ?だから一緒に確か[m]めて欲しくて、たこ焼きパーティっ[k]てことにしてふたりを誘ったの。ご[.]めん!でもお願い!今夜は一緒にい[c]て。」

拝む様に両手を合わせる麗奈に、さ[n]くらと風子は顔を見合わせた。

「どうする?風子。」

さくらの問い掛けに風子は何故か微[恐]笑んだ。

「私は泊ってもいいよ。確かにこの[怖]部屋には女の人の霊がいるけど、悪[鬼]い人じゃないもん。」

「どうしてそんなことが判るの?」[故]

麗奈が怪訝そうな顔をして風子を見[事]つめると、風子はしばらく躊躇って[文]いたがいつもの調子でゆっくりと話[章]し始めた。

風子は物心がついた頃からこの世の[来]者ならぬ存在の音や声を聞くことが[自]出来た。

もともと内気な性格であったため、[i]自分から積極的に他人と話をするこ[a]とは少なく、自己主張もしない為、[m]その能力が周囲に広まることはなか[k]ったが、家族や友達に空耳が多いと[.]笑われることは日常茶飯事だった。[c]

風子自身も、誰もいないところで声[n]が聞こえればはっきりそれだと判る[恐]のだが、誰かと一緒の時は話し掛け[怖]られた声とこの世以外の者の声を区[鬼]別できずについ聞き返したり、返事[故]をしたりしてしまうこともあるが、[事]何も言わずに無視されたと思われる[文]のも嫌なので、困っているのも確か[章]なのだ。

聞こえる物の怪の声は、単純に呼び[来]掛けてくるものが最も多く、また事[自]故現場などは言葉にならない唸り声[i]が多い。

殆どの場合は呼び掛けてくるものを[a]無視すれば何事もないのだが、こち[m]らが聞こえていると判ってしまうと[k]憑きまとわれることもある。

風子は誰に相談することも出来ず、[.]それでも自分なりに対処する方法、[c]無視するか逃げるだけだが、を身に[n]つけてきたと言って良い。

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***********

「このアパートの階段を昇っている[恐]時から何かありそうな気がしていた[怖]し、部屋に入った時に声が聞こえた[鬼]の。”あなた達は誰?”って。ああ[故]、この部屋の地縛霊だにゃって思っ[事]たんだけど、特に敵意は感じなかっ[文]たし、声が優しそうな感じだったか[章]ら無視してたの。」

さくらと麗奈は風子の話を聞きなが[来]ら部屋の中を見回している。

「何でこの部屋の地縛霊になってい[自]るのか理由は分からないけど、酷い[i]ことはしないと思う。単にここへ棲[a]みついているだけ。そして多分、毎[m]月十一日がその人の月命日じゃない[k]かにゃ。」

「ふ~ん。」

結局、さくらと風子は泊ることにな[.]り、泊まる用意をしていなかったふ[c]たりは交代でシャワーを浴びると寝[n]巻代わりに麗奈のTシャツを借りて[恐]麗奈が用意してくれた毛布に包まっ[怖]た。

時計を見ると午前零時を過ぎたとこ[鬼]ろだ。

「どうする?このまま起きて幽霊が[故]出てくるのを待つ?それとも寝ちゃ[事]う?」

さくらが麗奈に問いかけると、麗奈[文]は困ったような表情で風子を見た。[章]

「風子、どうしたらいいと思う?」[来]

「どっちでもいいと思うけど、出な[自]かったらつまんにゃいから寝ちゃお[i]うよ。」

「そうね。」

風子の意見にふたりが同意すると、[a]やはり怖いのだろう、麗奈は自分の[m]ベッドに、そしてさくらと風子はカ[k]ーペットの上で早々に毛布を被って[.]眠る体勢に入った。

「おやすみ~」「おやすみ」「おや[c]すみにゃ」

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********

さくらはふと目を覚ました。

大きなクマのぬいぐるみを枕にして[n]眠りについたのだが、やはり厚手と[恐]はいえカーペットの上で横になって[怖]いたため肩の辺りに軽い痛みを感じ[鬼]て寝返りを打った。

すると目の前で寝ていたはずである[故]風子の姿がない。

枕にしていたアザラシのぬいぐるみ[事]と丸まった毛布があるだけだ。

トイレに行ったのかと思ったが、何[文]処からか声が聞こえた。

「・・・・うん、わかった。」

風子の声だ。

顔を上げると麗奈の枕元の弱い灯り[章]の中で、居室とダイニングの境目の[来]ところに風子がこちらに背中を向け[自]て床にお尻をつけてぺたっと座って[i]いるのが見えた。

「風子?」

声を掛けると背後でごそっと人の動[a]く気配がした。どうやら麗奈も起き[m]ていて風子に気づいているようだ。[k]

よく見ると風子の肩越しにダイニン[.]グの床に風子と同じように座り、風[c]子と向かい合っている女性の姿が見[n]えているではないか。

その姿は麗奈の話にあった通り、長[恐]い黒髪に濃い目のワンピースを着た[怖]綺麗な人だ。

さくらにとって生まれて初めて見る[鬼]幽霊ということになるのだが、おそ[故]らく目の前で風子が穏やかに話をし[事]ているからだろう、それほど強い恐[文]怖を感じることなく、その姿を見る[章]ことが出来た。

ベッドの上の麗奈も風子の様子をじ[来]っと見守っている。

「うん。そうする。だから安心して[自]。」

不思議に麗奈とさくらには幽霊の声[i]は聞こえず、受け答えする風子の声[a]だけしか聞こえない。

そしてしばらくして風子が立ち上が[m]った。その前に女性の幽霊の姿はな[k]かった。

「風子、大丈夫?」

立ち上がった風子に麗奈とさくらが[.]声を掛けた。

麗奈が恐る恐るダイニングを覗いた[c]が、女性の姿は何処にも見えない。[n]

「うん。大丈夫。お姉さん、可哀そ[恐]うな人だったにゃ。でも疲れちゃっ[怖]たから今は寝かせて。明日朝起きた[鬼]らゆっくり話をするから。」

風子はそう言うとふらふらと自分の[故]寝床に戻り、ぬいぐるみを抱きしめ[事]るようにしてすぐにすやすやと寝息[文]を立て始めた。

何が起こったのか理解できない麗奈[章]とさくらは顔を見合わせたが、これ[来]以上起きていても仕方がないのでふ[自]たりとも横になると、風子の子供の[i]ような寝顔を眺めながらすぐに眠り[a]に落ちていった。

◇◇◇◇ 完結編へつづく

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