“装饰性的谎言”(不存在的记忆vol.5)

iamk 日本恐怖故事 2023-12-26 06:00:01 133 0

秋冬即将换季的一天

阿良良木裕司正在便利店上班,22:30换上了一件淡粉色的外套。北野叶月来了到店里

“啊,叶月先生来了。”

“我叫阿良良木先生。”

“兰石先生,你会的给我想要的答案[文]。”

“不是,我是叶月同学。”

叶月解释说是裕二他们用的视频软件[章]。诈骗事件发生了,管理公司向经销[来]商披露了其中的窍门,并提醒他们

“我明白了,如果你知道这个窍门,为什么不注意一下呢?”

>

“问题是在那之后,他们似乎正在考虑将昂贵的礼物锁定在这一招中,以便只有通过提交身份证明文件注册的用户才能使用它。”

“我明白了……如果是这样的话情况下,那么你就知道礼物丢在了哪里,是谁丢的,所以可能会导致抓捕凶手。” p>

“不能打开,超过1000点的礼物是不能丢的。 .." 尽情享受吧。"

"对了,别扔了。"

"贵的礼物真好。

可以买Yuji 等人使用的视频应用程序上的积分从[自] 110 日元起

110 日元 50 积分

这是一个观众可以使用他们的积分向[i]经销商赠送礼物的系统。然后,貌似[a]叶月是在向雄二要收入,不过之前雄[m]二扔了50点礼物的时候,节目中叶[k]月正常的说了句感谢的话,但是叶月[.]我告诉他我下一次来到便利店的时候[c]有多开心天。

雄二扔掉昂贵的礼物后,他自杀了。[n]告诉雄二不要这样

但是,我把雄二当成我的朋友,因为[恐]我可以谈论我最喜欢的动漫和偶像。[怖]

下班回家

村)悠二的手机通知了美奈子的信息[鬼]

“悠,你有麻烦了”

“早上好,美酱,发生什么事了?”

>

“应用程序正在进行诈骗”

“发生了一些事情,美酱是不是中招[故]了?” ”

“嗯,我表哥我不介意,不过这次轮[事]到小雨了,是吧?”

“为什么?”写下来,就会“什么都[文]解决了,对吧?你也解决了我的问题[章]。” ・ 咦,为什么米伊酱知道这件事……世[来]代都不知道,对吧? 我哥哥告诉我,他在重播时看到了它[自]。 ・ 现在是警察抓骗子的时候了。”

雄二忍不住想知道雄二在美欧娜心目[i]中是个什么样的人

突然,他打开了SNS。

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算命师Himiko感叹最近受骗者的咨询量增加了

Yuji立即回复Himiko。

p>

Miko嗨,谁不看电视

你可能不知道的近期事件

1:30年前,有个骗子

他的名字就是稻叶白人

他从来没有被警察抓到过,据说损失[a]总额超过了1亿。

警察官员或者只有骗子知道名字的骗[m]

这个名字将被大众所熟知之所以会这[k]样,是因为骗子假借白人的名义,骗[.]取了骗子,受害人被汇回了损失金额[c]。让他名声大噪

不过,从那以后,白人就再也没有出现过< /p>

而现在

一座孤零零地矗立在深山中的建筑就[n]是一颗卫星。是否有人居住或仍在使[恐]用,面谈另议

房子是住户已经过世,短时间播出,[怖]邮箱里塞了一张兔子卡。

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那是白人离开藏身处后留下的卡片。

2:Talpa 一切如常。

他们三人的常规流程聊天然后分手

Talpa 必须服用精神药物。如果我这样做我[鬼]就睡不着

今天是我的休息日

虽然正想着吃药睡觉

塔尔帕的手机响了

是大国集的来电

“别君,你呢?”现在打电话还好吗[故]?”

“Kuni-san,好久不见了。[事] ?

舒今年55岁,是一名警察

他是辖区刑事科科长

5年前,他负责

塔尔帕约会的女子被毒品迷惑

发生争吵,附近居民报案

民警赶到赶到现场的是舒

女子一直对警官说

“不要相信他,他是个魔鬼!”

但是警官

结果被一个精神错乱的女人袭击,自[文]卫成立。我对他产生了兴趣,决定以[章]警官的身份成为顾问。我做了什么

“不,这次我没有怀疑。”

“别怀疑我,完全催眠是有可能的。你认为?

``这是可能的,但是......这不是完全困难吗?

“对了……我辖区发生了一件麻烦事[来],想听听你的意见。”

“好的,你在哪?”我走了,你来我[自]家接我。”

“我现在在警察局。

3:来接我Talpa的小伙子到了[i]警局,正和两个刑警聊天。

当我被带到一间空荡荡的审讯室时,[a]Shu正坐在那儿等着.

桌子上放着一个文件叠起来

“早上好,不好意思给你打电话”

“没关系,我”今天我请假了,怎么[m]回事?”

第一起事件发生在大阪府

诈骗案,嫌疑人却极力否认

当天1日他自称不记得

即使是测谎,法医研究所的工作人员[k]从数据上也断定他不是罪犯

京都府也是如此。< /p>

东京发生3起

全国共发生10起

为防止冤假错案,警方监控

Talpa正在看修订购的资料。出事了

“Kuni-san,你知道这个街[.]头算命先生是谁吗?”

“这个我就不知道了……所有的嫌疑人都不记得他们的脸了,他们的名字都不一样,在我们家发生的事件中,他们自称是‘Yokihi’ ”

>

“你听不到嫌疑人的声音吗?

``是的,总公司在审讯时主动录音,我们家发生的事件嫌疑人打电话给公司请假,他们还提交了录音资料。

>

Talpa 听了并对比了音频数据

感觉很奇怪

听了几遍之后,他发现了一些东西

“数据说他是在这家公司休息……语调有点不一样,有点东北口音。”

舒惊讶

想想看,正如塔尔帕指出的那样。

谢谢。

4:某天

因为下雨取消了工作,Talpa去[c]女生酒吧喝酒

在回家的路上

我正想去参观雄二工作的那家店。

算命先生泽渡琴音坐在已经关门但现在空着的大楼前。/ p>

她是个女人,有一张漂亮的脸

她没有穿斗篷之类的东西,但她穿着[n]一件黑色外套

我的时候他不在

塔尔帕的精神力即使在他喝醉的时候[恐]也会发挥作用。

“晚上好,你想算命吗?”

塔尔帕没有看漏

算命师一时浑身一颤,僵住了

“不……那是我的名字。”不是这样[怖],是是吗?”

“嗯……那你的身体怎么一瞬间僵硬[鬼]了?

“你是谁?” p>“跟我来”

说着,算命先生收拾了桌椅,站了起来。 >终于,我们到了周公馆并把Talpa领到一个房间

“我是稻叶白斗,你叫什么名字?”

“我不是算命先生,我之前劫持了算命先生,我”我是个骗子……我想和你做一笔交易,所以我想知道你的名字。”

塔尔帕想

看来会比我好玩期待

“我是另一个天神Talpa”

声音和琴音一样,自称白人的人带着[故]轻微的东北口音

5:塔尔帕在闹市区郊外的一栋公寓[事]

白人走近塔尔帕。一笔交易

那个,和

公馆是持牌情趣用品店,没有招牌

完善的预约系统,没有初来乍到

完全保护顾客隐私

< p>Talpa进了门,往门卫办公室走去

“我约了8910,他昨天打来的。[文]

门卫房间里的男人是个年轻人

这个人是这家店的接待员

“我们在等你,请稍等。”

前台的人拨通了分机,之后不一会儿[章]自动上锁的大门打开,出现了一位老[来]

这人。就是这家店的店长

曾经从白人那里继承这家店并受托的[自]

Hakuto 称自己为“Inada”作为经理

p>

“看起来您找到了一个相当年轻的继任者,Inada 先生。请走吧到经理办公室。"

公寓一共3层,一二楼各5个房间,[i]有保安室和监控金库

经理办公室是一个房间公寓里有一张[a]桌子和一张沙发用来接待,经理催促[m]Talpa坐下

>“请先给我举个例子。”

Talpa从里面拿出一个信封

收到信封后,他去了后面的办公桌,[k]我检查了信封里的内容

这是一个毫无意义的用白人特有的笔[.]迹写成的代码

前一天拥有Talpa的白人写的

>

“当然可以。确认了。我会准备好钱。你去玩吧,对吧?”

“被27号VIP明美小姐任命”

tulpa被传的房间里的女人是个24岁的美少女

p>

在那之后,白人还出没于塔尔帕,享受着女性难以光顾的夜店。

塔尔帕醒来时口袋里有20万日元。[c]你逗我开心。但乐趣还在后面。”

Talpa 阴险地笑着说

5:白人之所以至今没有被抓到

是因为他使用了先天能力“附身”

由于附身,调查员< /p>

这样做,他逃脱了抓捕

首先,他附身琴音,寻找猎物进行诈[n]

控制猎物行骗

把钱交给琴音后,离开琴音放出猎物

只是今天不一样

一边控制着猎物,一边去琴音所在的后巷,被刑警盘问了一番等待。比看起来更清晰

白人选择逃跑

逃离他的猎物,将他的灵魂逃到琴音[恐]

放弃他赢来的钱

p>

转几个弯,走向一条荒凉的小巷

直奔琴音等候的地方

突然出现了一个意想不到的人。

手拿剃刀的塔尔帕

“斩皇”

挥动手中的剃刀

变成斩击,命中白斗< /p>

“为什么?”

白人的灵体在斩击中被撕裂

“你是谁……”

白人说道对塔尔帕怒目而视

既然白人操纵了他的记忆,他不可能被问及他的职责,否则塔尔帕会出现在这里。

/p>

“你明白吗,如果我说平行思维?我不孤独...只有百分之几的人脑被使用。我在那个空白处植入了一些人格,所以我被允许看到你所有的记忆。你很快就会把我卖给警察,因为我是个骗子,是吗?这是一个前景。在那之前,我会让你消失。” 琴音感觉到消失了就冲了过来

“你是谁?”

“你是恶魔。直到最后,直到我厌倦[怖]它,即使是魔鬼。现在,我们去藏钱[鬼]的地方吧。

藏钱的地方是白人接手琴音契约的后[故]备箱。

即使必要的费用扣除了,5000万日元还在这个地方。

/p>

``你要做什么?你愿意自首吗?

“我不想被抓”

“那么份额就是7:3。”我会救你我要吃掉你的窝你可以成为我的眼睛,用那种灵感来帮助我。”


作者:蘭ユウジ
原文:『装飾虚偽(そうしょくきょぎ)』(存在しない記憶vol.5)

秋から冬に季節が変わろうとしているある日の事

蘭(あららぎ)ユウジが職場のコン[事]ビニエンスストアで仕事中、22時[文]30分に薄いピンク色のコートを着[章]込んだ北野(きたの)ハヅキが来店[来]した

「あ、ハヅキさんいらっしゃい」

「らららぎさん!事件です」

「僕の名前を歌い上げるように間違[自]えるな、僕の名前はあららぎだ」

「流石蘭さん、私が欲しい返しをく[i]れますね」

「いや、今のはハヅキさんからのネ[a]タ振りでしょ・・・ところで事件?[m]

「あー、そうなんですよ、蘭さん」[k]

ハヅキの説明ではユウジ達が使用し[.]ている動画アプリで詐欺事件が起き[c]、運営会社から配信者に向け手口を[n]公開して注意喚起されていた

「なるほどね、手口が分かってるな[恐]らそれに注意すれば良いんで無い?[怖]

「問題はその後なんですよ、今回の[鬼]手口にある高額ギフトに鍵を掛けて[故]本人確認書類提出で登録したユーザ[事]ーのみ使える様にする事を検討して[文]るらしいのです」

「なるほど・・・確かにそれなら何[章]処の誰がギフト投げたか分かるから[来]犯人逮捕に繋がるかもね」

「そんな事になったら蘭さん絶対鍵[自]開けないですよね」

「開けないね、そもそも1000ポ[i]イントを超えるギフトなんて投げれ[a]ないし…」

「ですよね!よし!蘭さん、鍵が付[m]く前に私に高額ギフトを投げてその[k]快感を楽しみましょう」

「やっぱそう来たか、投げねーよ」[.]

「高額ギフトは良いですよぉーまず[c]はライバーからの心よりの感謝、そ[n]してリスナーからは羨望と尊敬を受[恐]けれるんです」

ユウジ達が使う動画アプリでは11[怖]0円からポイントを購入出来る

110円で50ポイント

視聴者はそのポイントを使用して配[鬼]信者にギフトという形で投げ銭が出[故]来るシステムである

配信者はポイントに応じた金額が報[事]酬として支払われる

一見するとハヅキがユウジに収入の[文]為におねだりしてる様に見えるが、[章]以前ユウジが50ポイントのギフト[来]を投げた時

配信中は普通にお礼の言葉を発した[自]が、ハヅキが次の日コンビニに来て[i]嬉しかった気持ちを伝えた

ユウジは100円程度と言ったが、[a]ハヅキは値段で無くユウジが自分の[m]為に使ってくれたのが嬉しいと言っ[k]

ユウジが高額のギフトを投げた後自[.]殺・・・

そんな事になったら悲しいから無理[c]はしないで欲しいとユウジに話して[n]いる

ハヅキは自分に起きた怪現象を解決[恐]したユウジに感謝の気持ちを持って[怖]いるが、ハヅキ自体は恋愛に興味は[鬼]無く恋人を作る気は無い

しかし、好きなアニメやアイドルの[故]話が出来るユウジを友人と思ってい[事]

仕事が終わり帰宅後

有村(ありむら)ミオナからの連絡[文]をユウジの携帯電話が通知した

「ユー君大変だよー」

「ミーちゃんおはよ、どしたん?」[章]

「アプリで詐欺事件起きてるって」[来]

「なんか起きてるらしいね、まさか[自]ミーちゃん被害に遭った?」

「ううん、私のとこは平気、でもこ[i]れはユー君の出番でしょ?」

「何故?」

「だって・・・ユー君は何処かの駅[a]の伝言板に秘密の言葉を書き込むと[m]何でも解決してくれるんでしょ?私[k]の問題も解決してくれたしー」

「俺を何処ぞのもっこりスイーパー[.]と同じにするな、あそこまで優秀じ[c]ゃない・・・てか、なんでミーちゃ[n]んがそれ知ってるのよ・・・世代的[恐]に知らんでしょ」

「だってこの間番組でMCとメンバ[怖]ーがコラボしたのってその作品の歌[鬼]でしょ?お兄ちゃんが再放送で見た[故]って教えてくれたよ」

「あぁ、そういやそんなシーンあっ[事]たね、懐かしかった、しかし、だ、[文]心霊絡みなら何とかなるかもだけど[章]、前回のはギリギリ・・・詐欺師捕[来]まえるのは警察の出番でしょ」

ミオナの中でユウジはどんな存在な[自]のか疑問に思わずにはいられないユ[i]ウジだった

ふと、SNSを開く

占い師をしている斐巫女(ひみこ)[a]が最近詐欺被害に遭った人の相談が[m]増えたと嘆いている

ユウジは早速斐巫女へ返信した

テレビを見ないという斐巫女

知らないであろう最近起きた出来事[k]

1:今から30年前1人の詐欺師が[.]いた

名は稲羽(いなば)ハクト

警察に捕まる事も無く、被害総額は[c]億を超えると言われている

警察関係者か詐欺師にしかその名を[n]知られてない詐欺師

この名前が一般人に知れ渡る事とな[恐]るのは、ハクトの名をかたって詐欺[怖]を行った詐欺師を騙して、被害者に[鬼]被害額を送金した

詐欺師をも騙す詐欺師

そんなニュースが彼を有名にした

しかし、それ以降ハクトが現れる事[故]は無くなった

そして現在

山の中などにぽつんと建つ建物を衛[事]星写真から探すテレビ番組である家[文]が放映された

番組は人が住む、もしくは、現在も[章]使用されてる場合、取材交渉するの[来]だが

その家は住人は既に死去しており、[自]尺の都合で少しだけ放映された

その放映を見た退役警察官は目を疑[i]った

住人が死去したその家の郵便受けには兎のカードが貼ってあった

“装饰性的谎言”(不存在的记忆vol.5) 日本恐怖故事

それこそ、ハクトがアジトを引き払[a]った後に残すカードだったのだ

2:タルパは何時もの様に業務をこ[m]なし、キヨマロと共にユウジが働く[k]コンビニエンスストアに来ていた

3人で雑談をして解散というのが何[.]時もの流れだ

タルパは精神薬を飲まなければ眠る[c]事は出来ない

休みの日だ

薬を飲んで寝るか考えている時

タルパの携帯電話が着信を報せる

大国(おおくに)シュウからの着信[n]

「別君、今電話平気?」

『国さん久しぶり、平気だよどうか[恐]した?』

シュウは55歳で警察官だ

所轄で刑事課長をしている

5年前タルパが巻き込まれた傷害事[怖]件を担当した刑事だった

タルパが付き合ってた女が薬で錯乱[鬼]

喧嘩騒ぎになり、付近の住人の通報[故]

駆けつけた警察官がシュウだった

女はしきりに警察官に対し

「そいつは悪魔だから信じちゃ駄目[事]!」

と言い続けたが、警察官からみれば[文]どちらがまともかは一目瞭然だった[章]

結果、錯乱した女が襲って来た事に[来]よる正当防衛が成立した

シュウはタルパが持つサイコパスへ[自]の知識に関心を持ち、警察官として[i]アドバイザーとする事を決め、現在[a]にいたる

『あれ?俺何かしたっけ?』

「いや、今回は疑って無いよ」

『今回はって事は前回疑ってたのか[m]よ!』

「疑っちゃ居ないさ、なぁ、催眠術[k]によって完全に記憶飛ばすのって可[.]能だと思うかい?」

『可能っちゃ可能だろうけど・・・[c]完全には難しいんじゃ無いかなぁ?[n]

「だよなぁ・・・管轄で厄介な事件[恐]起きてね、別君の意見聞きたいんだ[怖]よ」

『良いよ、何処にいるの?今から行[鬼]くから家まで迎えに来てよ』

「今は署に居るよ、分かった、迎え[故]を出す」

『パトカーはやめろよ?この前のク[事]ラウンが良いな』

「なんだよ、パトカーは駄目か?分[文]かった、30分位で行けると思う」[章]

3:迎えに来た若い刑事2名と談笑[来]しながら警察署に到着したタルパ

空いている取り調べ室へと案内され[自]るとシュウが座って待っていた

テーブルにはファイルが積み重なっ[i]ている

「おはよう、呼び出して悪いね」

『良いよ、今日休みだしー、で、ど[a]んな事件?』

最初に事件が起きたのは大阪府

詐欺事件だが、被疑者が徹底して否[m]認している

その日1日の記憶が無いと主張して[k]いる

ポリグラフ検査でも科学捜査研究所[.]の職員がデータを見る限り犯人では[c]無いと結論を出した

すると、京都府でも同様の事件発生[n]

東京都でも3件事件発生

全国で合計10件の事件が起きてい[恐]

警察は冤罪を防ぐ為、監視する事で[怖]様子見をしている

タルパはシュウが取り寄せた資料を[鬼]読んでいる

するとこの事件の共通点として、路[故]上占い師に声を掛けられた事があっ[事]

『国さん、この路上占い師ってのは[文]誰か分かってるの?』

「それが分からないんだよ・・・被[章]疑者は全員顔を覚えて無い、名前も[来]バラバラ、うちで起きた事件では『[自]ヨウキヒ』と名乗っていたらしい」[i]

『被疑者の声とか聞けないかな?』[a]

「あるよ、本庁から任意で取り調べ[m]の時録音してるし、うちで起きた事[k]件の被疑者は会社に休みの電話入れ[.]てる、その音声データも提出して貰[c]ってる」

タルパはその音声データを聞き比べ[n]

違和感を覚えた

何回か聞き返した結果ある事に気付[恐]いた

『この会社に休むって言ってるデー[怖]タ・・・少しだけどイントネーショ[鬼]ンが違うね、少し東北訛り入ってる[故]

シュウは驚いた

言われてみれば、タルパの指摘通り[事]であった

『精神鑑定とかした方が良いかもよ[文]?』

「ありがとう、早速手配するよ」

被疑者の精神鑑定を警察は行ったが[章]異常は認められず、捜査は振出しに[来]戻った

4:ある日の事

雨で仕事が中止になった為、タルパ[自]はガールズバーへ飲みに行っていた[i]

その帰り道

ユウジの働く店に顔出そうと考えて[a]いた時だ

閉店して空き店舗になっている建物[m]の前に座る占い師である鮫渡(さわ[k]たり)コトネがいた

女性で顔立ちも整っている

マントの様な物は羽織ってはいない[.]が黒いコートを着ている

以前通った時には居なかった

タルパは酒が入った時も少しだけ霊[c]感が働く

その占い師に何かを感じた

目が合った事で占い師の口が開く

「こんばんは、占いますか?」

『悪いが占いには興味は無い、あん[n]たがヨウキヒか?』

タルパは見逃さなかった

占い師が一瞬動揺し、身体を強張れ[恐]せた事を

「いえ・・・私はそんな名前ではあ[怖]りませんよ?」

『ふーん・・・じゃあ何で身体が一[鬼]瞬強張ったんだ?』

「あなた何者?」

『さぁね』

占い師が一瞬口を閉じ、辺りに沈黙[故]した空気が流れる

「着いて来て」

そう言うと占い師はテーブルと椅子[事]を片付けて立ち上がった

占い師が歩く方向に着いて行くタル[文]

やがてウィークリーマンションに着[章]き、タルパを一室に案内した

「私は稲羽ハクト、君の名は?」

『待てよ、占い師に名前なんて明か[来]すわけねーだろ』

「占い師では無いよ、さっきの占い[自]師なら私が乗っ取っている、私は詐[i]欺師だよ・・・君と取引がしたい、[a]だから名前を知りたいのだよ」

タルパは考えた

思いの外に楽しめそうだ

『僕は別天津神タルパ』

声はコトネと同じだがハクトと名乗[m]ったその人物の言葉には少し東北訛[k]りがあった

5:タルパは繁華街の外れにあるマ[.]ンションの前にいる

ハクトがタルパに持ち掛けた取引

それは、かつてハクトが騙し取った[c]高級風俗店に預けた金を回収する事[n]だった

そのマンションは看板を出してない[恐]営業許可済みの風俗店

完全予約制、一見さんお断り

客のプライバシー完全保護

エントランスに入りタルパは管理人[怖]室に向かった

『昨日電話した8910番を指名し[鬼]た者だけど』

管理人室いたのは若い男

この男はこの店の受付業務をしてい[故]

「お待ちしておりました、少々お待[事]ち下さい」

受付の男が内線で連絡し、しばらく[文]するとオートロックになっている大[章]きな扉が開き、初老の男が現れた

この男はこの店の店長

かつてハクトからこの店を譲り受け[来]金を預かっている男だ

ハクトは店長には『稲田(いなだ)[自]』と名乗っていた

「これはこれは稲田さん随分と若い[i]後継者を見つけたみたいだね、どう[a]ぞ、店長室へ」

マンションの301号室通されたタ[m]ルパ

マンションは3階建で、1、2階は[k]1フロア5部屋

サービスを行う為の部屋である

3階は3部屋で店長室とモニター監[.]視をする警備室と金庫室がある

店長室はマンションの一室で応接用[c]のテーブルとソファーがあり、店長[n]はタルパに座る様に促し言った

「まずは例の物を見せて下さい」

タルパはコートのポケットから封筒[恐]を取り出して店長に渡した

封筒を受け取ると奥にあるデスクに[怖]向かい、封筒の中身を確認した

それはハクトの癖字で書いた意味の[鬼]無い暗号である

前日にタルパに乗り移ったハクトが[故]書いたものである

「確かに。確認しました。お金を準[事]備します。遊んで行かれますよね?[文]

『もちろん』

店長が内線で受付を呼び出し

「VIP様27番あけみさん御指名[章]で」

タルパが通された部屋にいた女性は[来]24歳の美しい風俗嬢だった

その後もハクトはタルパに取り憑い[自]て、女性では行きにくい夜の店を堪[i]能した

目覚めたタルパのポケットには20[a]万円が入っていた

『随分と楽しませてくれたじゃん。[m]でもお楽しみはこれからさ』

タルパは邪悪な笑みを浮かべそう言[k]った

5:ハクトが今まで捕まらなかった[.]理由

それは生まれ持った能力の『憑依』[c]を使用していたからである

憑依により、捜査員の情報を得て、[n]ある程度の記憶操作

それにより、逮捕を免れていた

まずはコトネに取り憑き、詐欺を行[恐]う獲物を探す

獲物をコントロールし詐欺を行う

得た金をコトネに渡した後、コトネ[怖]と離れて獲物を解放する

今日だけは違った

獲物をコントロール中、コトネの待[鬼]つ裏路地に行く前に刑事から職務質[故]問されてしまったのだ

鞄にある金を見られると疑われてし[事]まう事は火を見るより明らか

ハクトは逃げる事を選択した

獲物から脱出して、魂をコトネの所[文]まで逃げる

あがりの金は諦めた

いくつか曲がり、人気の無い路地に[章]向かった

コトネが待機しいてる場所までは一[来]直線

目の前に意外な人物がいた

カミソリを手にしたタルパだ

『斬撃皇帝』

手にしたカミソリを振る

斬撃となり、ハクトに当たった

「なっ、何故だ?」

斬撃が当たるとハクトの霊体は切り[自]裂かれた

「貴様何者じゃ…」

睨みながらタルパにハクトは言った[i]

ハクトは記憶の操作をしたので、先[a]程、職務質問を受ける事もタルパが[m]この場に現れるわけも無い

『並列思考って言ったら分かるか?[k]僕は1人じゃ無いのさ…。人間の脳[.]ってのは数パーセントしか使われて[c]無いんだぜ。その空白に何体か人格[n]を植え付けてるから、お前の記憶は[恐]全て見させて貰ったよ。もうすぐ僕[怖]を詐欺の犯人として警察に売るつも[鬼]りだったんだろ?お見通しだ。そう[故]なる前に消えてもらうよ』

悔しい表情を浮かべハクトの霊体が[事]消える瞬間をタルパは弱者を見下す[文]様な目で見ていた

ハクトの気配が消えた事を感じたコ[章]トネが駆け寄ってきた

「貴方何者なの?」

『悪魔だよ。あくまでも、飽くまで[来]も、悪魔でもね。さぁ、金の隠し場[自]所まで行くぞ』

金の隠し場所はハクトがコトネを乗[i]っ取り契約したトランクルーム

必要経費を抜いた分でも5000万[a]はこの場所にある

『どうする?これを持って自首する[m]か?』

「捕まるのは嫌よ」

『なら分け前は7:3な。救ってあ[k]げるよ。巣食ってあげるよ。僕の目[.]となり、その霊感を僕の役に立てる[c]んだ』

こうしてコトネはタルパに従う占い[n]師となった

秋から冬に季節が変わろうとしてい[恐]るある日の事だった

『装飾虚偽』完

日本日文kowabana
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