504室_1

iamk 日本恐怖故事 2024-02-24 00:00:01 292 0

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你好罗宾·米歇尔。

这个故事也是一个真实的故事,但它[文]是一个不那么刻薄的持续故事。

信不信由各位读者自行决定,但现在[章],我要你们听...

...

p>

...

再过几分钟,三年前,我在日期即将[来]更改的时候接到了守吾的电话。

他被吓坏了,刚搬进一栋五层楼的老[自]公寓,原因很简单,离公司近。

“我能听到你的哭声……你也能听到[i]罗宾的声音,对吧?……别害怕……[a]”稻田。

我试着用听筒听,但什么也听不见。

不过,我有点担心异常害怕的正吾,所以我只好前往他的房间,尽管已经是深夜了。

……

……

我帮忙搬家的时候是白天,所以我也[m]没多想,这是一间阴森森的公寓。

Chin...

“嗯,我想是503房间吧?”开口[k]

那你从中间算短……不就是150cm吗?一个三十多岁的女人带着婴儿走了出来。

我瞥了她一眼,轻轻鞠了一躬,她却悄悄靠近栏杆往下看。

“哼,真是个恶心的女人……”

有那么一瞬间,我觉得和她白皙的脸庞格格不入,让我觉得里面没有血。不仅如此,更引起我注意的是,明明是春天,他却穿着一件厚厚的长大衣。

虽然我觉得很可疑,但我还是决定按铃等待省悟。

Ping-Pong♪

我瞥了眼女人,她还在栏杆下凝视着[.]楼下。

嘎查! !

将吾目光空洞的从门缝里往外看,脸色和身后的女人一样白。

“喂,守悟,你脸色不白吗?”是![c]

关上门的一刹那,一股寒意突然袭来[n],我又回头看了看身后。

那里没有人……

“你跳下去了吗?!” 然而,没有人影,只能看到黑色的下[恐]水道和无人打理的灌木丛。

“哇,那是什么?!难道她是人类?[怖]

当我告诉 Shogo 关于那个女人的事时,他把我拉进了[鬼]房间。 .

“太疯狂了!太危险了!我能听到隔[故]壁有婴儿在哭……看,是个婴儿!宝[事]贝!为什么罗宾听不见!!”我试图[文]把耳朵贴到我能听到声音的那堵墙,[章]因为它在尖叫……但我仍然听不到任[来]何声音。

可是过了一会儿……

……扑通……扑通……

我隐约听到什么东西被砸在一个墙。

当我听得更多时,我开始听到一种低沉、低沉的声音,类似于呻吟,``vvvvvvvvvvvv''。

它就在墙的对面……似乎离一块薄胶[自]合板很远。

“我能听到你……我不是小孩子,但[i]我能听到你!”

“对吧?听到这种声音很奇怪,因为[a]钢这里的墙很厚!”

“我必须要弄清楚这件事……呵呵…[m]…”

此时,我的好奇心和战斗本能被点燃[k]了。

我试着按了好几次隔壁房间的门铃,[.]都没有响。

我试图强行打开,但是锁太结实了,打不开。

我下到公寓底层,查看了院子,却不见那个女人的身影。稻田。

我当时就信了。

下一个房间,504房间,绝对闹鬼。

他带着一脸不情愿的将吾,小心翼翼地顺着栏杆往隔壁房间的阳台走去。

当我用手电筒透过窗户照进房间时,[c]里面是空荡荡的,感觉就像有人住在[n]那里。根本没有分配。

当我把手放在门上时,幸运的是门没[恐]有锁,我得以进入里面。

尘土飞扬的房间里,只剩下一个旧梳[怖]妆台,再也找不到其他家具。

我用手机拍了大概三张照片的时候就[鬼]注意到了。

无数的白纸、纸、纸贴满了墙

“哇,纸币的天文馆~♪♪”

>我努力让自己冷静下来情况与我的堵嘴有关,但是当我看到Shougo时,他吓得坐下了。

“哼,你这个可怜的混蛋……”

仔细一看,梳妆台上有很多钞票。

“这家伙很可疑……”

不知为什么,我此时有一种必须打开[故]已经关上的梳妆台的使命感。我打开[事]

[Gii-i-i-i-i]

伴随着生锈的咯吱声,一面奇异美丽[文]的镜子出现了。

我的手随着意识在别处颤抖。

在它完全打开的那一刻,倒映在了右[章]边的镜子里。

一个带着孩子的女人。

“原来如此,出来了!”

我转身用手电筒一闪,却什么也没有[来]

可是当我再照镜子的时候,它就在那[自]里。

一个身穿棕色长大衣的女人摇摇晃晃[i]的……

透过镜子仔细看,女人的半个身子都[a]陷进了墙里。宝宝她手里拿着的也是[m]干巴巴的颜色,像木乃伊,看起来只[k]不过是一团棕色的东西,让她想知道[.]为什么她认为这是一个婴儿。

“哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦”哦,哦,哦,哦,哦,”

女人笑了很久之后,缓缓的抬起了头。

“不行,住手!住手,我不想看!”[c]

“啊啊啊啊啊”

而她那完全隆起的白皙的脸庞上,连[n]皮肤都没有了,是一个看起来并不时[恐]尚的骷髅头。

“但是一具骷髅!Gya-hoi![怖]

刚关上梳妆台的窗户,我就听到了。[鬼]

一个女人的狂笑……

……

大白天不上去的电梯按钮被拍了上位[故]高手的程度。就在这时,将悟突然甩[事]开我的手,朝那个房间跑去。

我要帮忙!我要帮忙!就在我追上狂[文]暴的守吾的时候,就听到屋子里传来[章]了一声恐怖的嘎嘎声。

“……救我……救我出去……救我…[来]…救我出去……”

下一刻,

< p >摇一摇

嗯! ! !

梳妆台倒塌的声音响起,屋子里鸦雀[自]无声。

沉默片刻……

“我知道了……”

“我知道了……”

“Delareta……delareta……delareta……Delareta……delareta……delareta……delareta……delareta……delareta……』 脚步声从黑暗的房间里回荡到前门。

从玄关处射出的连接走廊的微弱灯光,将房间照得昏暗。

Peta……咕噜……咕噜……pe[i]ta……peta……咕噜……

一只雪白的手从黑暗中伸出,抓住了[a]门框。

米希……

然后,他一边甩着几乎快要碰到地板[m]的长发,一边慢慢地凝视着那张他再[k]也不想看到的脸。

米氏……米氏……

女人弯下腰,快要扑倒,揉着大衣的下摆和手里拿着的东西左手靠在走廊上。偶尔,我抬起脸来检查这一侧。

眼睛像空洞一样空洞。

“哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦哦< /p>

左手拖的东西...

是我刚才一直小心翼翼抱着的宝宝。[.]

“……啊……宝贝……我的……我的[c]……宝贝……啊……”。

褐色物质。

它勉强算得上人形,但缺少它应有的脑袋。

下一刻,那团人形碎裂,从女人手中掉落。

“……宝贝……我的……我的……啊啊啊啊啊啊……”

日常生活中不该发生的颤栗。

从房间的后面,“出人意料的巨大成[n]功! !隐隐有一种期待,一头挂着招牌的[恐]巨龙会跳出来。

短短几秒钟的时间,各种回忆在我的[怖]脑海中一闪而过。

“啊啊啊!!”

将吾突然的尖叫声让我回过神来。

“不行!二元藏!”我头也不回的拼[鬼]命逃离原地。

……

……

不知怎么的,我们到了我的房间,过[故]了一会儿,我们冷静下来,查看了我[事]们刚在手机上拍的照片手机。我决定[文]去看看。

那里有一些我不记得拿过的东西。

第一个是带有雾气的红色鸟居。

第二个看起来像一口古井。

不知为什么,第三张照片是我和将吾从背后拍的……我闯入那个房间打开梳妆台的那一刻。

而且,坐在我身后的将吾的身体,手肘上方的无数只白手布满了身体,好像有什么东西正在冒出来。

将吾见状,吐了口泡晕了过去。

...

...

第二天,我带守吾去他父母家,他却[章]全身麻木,或者相反,他没有任何情[来]绪,失去了灵魂。他的眼睛看起来像[自]

当然,我跟父母说明了情况,但他们[i]似乎并不信任我,只是说,“我送你[a]去医院。”

几天后,Shogo 失踪了。曾是

嗯,从结果来看,将吾死了。

我跳上了火车。

尸体严重受损,我再也没有见过他的脸。

葬礼上,正吾的父亲说:“都怪你!”

说实话,一排丧服后面殡仪馆的玻璃[m]窗里,一个身穿棕色长袍的女人抱着[k]婴儿的倒影更让人心痛。

可是,就算这个女人附体,杀了我,[.]那也是无法避免的。

我的责任,我小小的好奇心的结果。[c]

对不起,我以如此奇怪的方式参与其中。

我犯了一个无法挽回的错误。

对不起,守悟...

...

过了一会儿,我发现在沙井下有一口古井公寓楼的庭院。里面发现了两块身份不明的骷髅骨头……除了头骨。

这只是我的猜测,但我认为头骨和头骨的下落就在503和504房间之间的墙上。

我不确定,但我觉得是的……不过我[n]不想再牵扯进去了,所以根本就不想[恐]看。

那个女人还在盯着我看……

今天我得不照镜子度过了。

[结束]


作者:ロビンM
原文:504号室

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やあロビンミッシェルだ。

この話も実話だが現在進行形の少し[怖]洒落になってない話だ。

まあ信じるも信じないも読者諸君に[鬼]委ねるがひとまず聞いて貰いたい…[故]

あと数分で日付が変わろうかという[事]時刻に翔吾から電話があったのは今[文]からもう三年も前になる。

会社から近いというだけの単純な理[章]由で古い五階建てのマンションに引[来]っ越したばかりだった彼は酷く怯え[自]ていた。

「 聞こえる… 泣き声… ロビンにも聞こえんだろ?‥怖えよ[i]… 」

今にも泣き出しそうな声で訴える彼[a]からはいつもの明るさは完全に消え[m]ていた。

どれどれと受話器越しに耳を澄ませ[k]てみたが何も聞こえて来ない。

だが異常な程にビビっている翔吾が[.]少し心配になった為、夜も遅かった[c]のだが仕方なく彼の部屋へと向かう[n]事にした。

引っ越しを手伝った時は昼間だった[恐]のでなんとも思わなかったのだが、[怖]夜改めて見ると街灯が少ないせいか[鬼]やけに不気味なマンションだった。[故]

チン…

「 えっと、たしか503号室だったか[事]な?」

ベルを押そうとした時、音もなく隣[文]室のドアが開いた。

すると中から身長の低い…150c[章]m無いだろうか? 赤ん坊を抱いた三十代前後の女がフ[来]ラリと出てきた。

一瞬こちらを見たので軽く会釈をし[自]たが、彼女は無言で手摺りに近寄る[i]と下をジッと覗きだした。

「 ふん、気持ち悪りい女… 」

血が通っていないのではないかと思[a]う程の白い顔に一瞬違和感を感じた[m]のだが、それ以上に気になったのは[k]春だというのに厚手のロングコート[.]を羽織っている事だった。

不審に思いながらもベルを鳴らして[c]翔吾を待つ事にした。

ピンポーーン ♪

横目で女を確認すると、まだ手摺り[n]から階下を覗き込んでいる。

ガチャ!!

虚ろな目でドアの隙間から顔を覗か[恐]せた翔吾は、今後ろにいる女と同じ[怖]くらい真っ白だった。

「 おい翔吾、お前顔色ヤバくねぇか?[鬼]

「 おー!やっと来てくれたんかロビン[故]待ってたよ! ささ、早く入ってくれ!」

ドアを閉める時不意に寒気が走り、[事]もう一度後ろを振り返ってみた。

誰もいない…

「 やべっ、飛び降りたか?! 」

焦った俺は慌てて手摺りに駆け寄り[文]下を覗いてみたが、人の姿は無く、[章]見えるのは黒いマンホールと手入れ[来]のされていない植え込みだけだった[自]

「うわー、なんじゃ今の!?もしか[i]して人間じゃなかったんか?」

女の事を翔吾に話すと、引っ張るよ[a]うに俺を部屋へと引き入れた。

「 ヤバい!ヤバい!隣から聞こえる…[m] ほら赤ちゃんの泣き声…! 赤ちゃんだよ赤ちゃん! 何でロビンには聞こえねんだよ!![k]

翔吾が五月蝿く喚くので、仕方なく[.]声が聞こえるというその壁に耳を当[c]ててみた… が、やはり俺には何にも聞こえない[n]

しかし暫くすると…

…ゴ… ゴツン…ゴツン…

何かを壁に打ち付けるような音が微[恐]かに聞こえてきた。

そして更に耳を澄ましていると、『[怖]ヴヴヴヴヴヴヴヴ 』という呻き声に似た低く押し殺し[鬼]た様な声も聞こえ始めた。

それは壁のすぐ向こう… 薄いベニア板一枚隔てたぐらいの距[故]離から聞こえている様子だった。

「 き、聞こえる… ガキじゃねえけど声がすんぞ!!」[事]

「 だろ? 大家が言うには隣はずっと空室の筈[文]なんだよ!しかもここ鉄筋で壁分厚[章]いからこんな声が聞こえるのはおか[来]しいんだ!」

先ほどの気持ち悪りい女といい、こ[自]の不気味な唸り声。

「 こいつは調べねぇとな…ひひ… 」

この時俺の好奇心と闘争本能に火が[i]着いてしまった。

隣室のベルを何度も鳴らしてみたが[a]返事はない。

無理やりこじ開けようとしたが鍵が[m]頑丈で開かなかった。

マンションの下にも降りて中庭をく[k]まなく確認したが、やはりあの女の[.]姿は無く、しいて怪しい物といえば[c]先程上からも確認した黒いマンホー[n]ルの蓋があるだけだった。

その時俺は確信していた。

隣室の504号室は間違いなくお化[恐]け物件だと。

嫌がる翔吾を連れて慎重に手すりを[怖]伝い、隣室のベランダへと移動した[鬼]

窓越しに部屋の中を懐中電灯で照ら[故]してみると、ガラーンとしており確[事]かに人が住んでいる気配は全くない[文]

ダメ元でドアに手をかけてみるとラッキーにも鍵はかかっておらず中へと入る事が出来た。

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埃っぽいその部屋には古い鏡台だけ[章]が残されていて、それ以外には家具[来]という家具は見当たらなかった。

とりあえず携帯で写真を三枚程撮っ[自]た所でそれに気付いた。

壁中にビッシリと貼りつけられた無[i]数の白い紙、紙、紙、

「 わー、お札のプラネタリウムや〜♪[a]♪ 」

場を和まそうと繰り出した俺の渾身[m]のギャグは見事に滑り、翔吾を見る[k]と恐怖でヘナヘナと座りこんでしま[.]っている。

「 フン、情けない奴め…」

よく見ると鏡台にも沢山お札が貼ら[c]れていた。

「 こいつが怪しいな… 」

俺は何故かこの時閉められた鏡台を[n]開けないといけないという使命感に[恐]似た感情が湧いてきて、観音開きの[怖]それを開けてしまった。

『 ぎいいいいいいい 』

錆び付いたような軋む音と共に異様[鬼]に綺麗な鏡が姿を見せた。

俺の両手は自分の意識を他所にガタ[故]ガタと震えている。

それが全開に開いた瞬間、右の鏡に[事]映っていた。

赤子を抱えた女。

「 で、出た! 」

振り返って懐中電灯で照らすも何も[文]いない。

しかしもう一度鏡を見ると確かにそ[章]こに映っている。

ユラユラと佇む茶色のロングコート[来]を着た女…

鏡越しによくよく見てみると、その[自]女の体の縦半分は壁にめり込んでお[i]り、抱いている赤ん坊もミイラのよ[a]うに干からびた色をしていて、なぜ[m]それが赤ん坊だと思ったのかが不思[k]議なぐらいの只の茶色い塊にしか見[.]えなかった。

『 あっあっあっあっあっ 』

顔は伏せていてよく見えないが、間[c]違い無く女は笑っていた。

女は一頻り笑った後、伏せていた頭[n]をゆっくりと持ち上げだした。

「 や、やめろ! やめてくれ、見たくねぇ! 」

危険信号どころでは無い、この女の[恐]顔を見る事に俺の体の細胞全てが拒[怖]絶していた。

『 あっあっあっあっあっあっ 』

そして完全に上げきったその白い顔[鬼]には一切の皮膚は付いておらず、洒[故]落にならない髑髏(シャレコウベ)[事]そのものだった。

「 が、骸骨!ぎゃっほい!」

流石の俺も慌てて鏡を閉じ、翔吾の[文]襟首を引っ掴んで玄関のドアを蹴破[章]り外へと飛び出した。

聞き間違いではない、鏡台の窓を閉[来]める瞬間確かに聞こえた。

女の狂ったような高笑いが…

中々上がって来ないエレベーターの[自]ボタンに高○名人レベルの連射を浴[i]びせている最中、何を血迷ったのか[a]突然翔吾が俺の手を振り払い、先程[m]のあの部屋へと向かって走り出した[k]

「 た、助けなきゃ!助けなきゃ!助け[.]なきゃ!」

「 お、おい!待て翔吾! 」

玄関に入った所でようやく追いつき[c]、暴れる翔吾を羽交い締めにしてい[n]るとガタガタと部屋の中から物凄い[恐]音が聞こえてきた。

『 …助けて… 出してぇ… 助けて… 出してぇ… 』

次の瞬間、

shake

『ガターーんっ!!!』

と鏡台の倒れる音がして、部屋の中[怖]はシーンと静まり返った。

暫くの沈黙…

『 れた… 』

『 でれた… 』

『 デラレタ…デラレタ…デラレタ…デ[鬼]ラレタ…デラレタ…デラレタ…デラ[故]レタ…デラレタ…デラレタ… 』

ペタ… ペタ… ズルズル… ペタ… ペタ… ズルズル…

何かを引きづるような乾いた音と足[事]音が、暗い部屋から玄関まで響いて[文]来た。

玄関から射す渡り廊下の微弱な電灯[章]の明かりが、ボンヤリとその部屋を[来]照らしている。

ペタ…ズルズル… ズルズル… ペタ… ペタ… ズルズル…

暗闇から伸びてきた白い手がドア枠[自]を掴んだ。

ミシ…

続いて床に着きそうな程に長いザン[i]バラ髪を揺らしながら、あの二度と[a]見たくない顔がゆっくりと覗いた。[m]

ミシ… ミシ…

今にも前のめりに転んでしまいそう[k]な程に腰を屈めた女は、コートの裾[.]と左手に掴んだモノを廊下に擦らせ[c]ながら時折顔を持ち上げて此方を確[n]認している。

空洞の様にポッカリと空いた両目。[恐]

『 あっあっあっあっあっ 』

…ミシ…ズルズル… ミシ…ズル…

「 く、来るなよ、こっち来んじゃねぇ[怖]よ!」

左手で引き摺っているモノ…

それはさっきまで大事に抱えていた[鬼]赤ん坊だった。

『 …あっあっあっ…あかちゃん… あた…しの…あかちゃん… あっあっ… 』

女はそれを持ち上げて、此方に差し[故]出すように近づけてくる。

茶色くなった塊。

それはかろうじて人型をしているが[事]、有るべき筈の頭の部分が欠けてい[文]た。

次の瞬間、人型のその塊はボロボロ[章]と砕け、女の手からこぼれ落ちてい[来]った。

『 …あか…ちゃん… わた…しの…あっあっあっあっあっ[自]… 』

意識が飛びそうな程の恐怖。

日常で起こる筈の無い戦慄。

部屋の奥から『 ドッキリ大成功!!』のプラカード[i]を持った龍が飛び出して来るのでは[a]ないかという淡い期待。

色々な回想が数秒の短い時間の中で[m]グルグルと頭を駆け巡った。

「 あーーーー!! 」

突然の翔吾の叫び声で俺は我に還っ[k]た。

「 やべ! にげんぞ!! 」

目の焦点が合っていない翔吾に往復[.]ビンタを浴びせると、ようやく彼も[c]正気を取り戻したので俺達は振り返[n]る事無く必死でその場から逃げ出し[恐]た。

なんとか俺の部屋まで辿りつき、暫[怖]くして落ち着いてきた俺達は先程撮[鬼]った携帯の写真を確認してみる事に[故]した。

そこには全く撮った覚えのない物が[事]映っていた。

一枚目は霧がかった赤い鳥居。

二枚目は古い井戸のような穴。

そして三枚目には何故か俺と翔吾を[文]後ろから撮影した写真… あの部屋に侵入し鏡台を開けてしま[章]った瞬間が写っていた。

しかも、俺の後ろで座り込んでいる[来]翔吾の体には肘から上だけの白い無[自]数の手がありとあらゆる場所に纏わ[i]りついており、よく見るとその全て[a]の手には『 梵字 』のような物が浮き出していた。

それを見た翔吾は泡を噴いて気を失[m]ってしまった。

翌日、翔吾を彼の実家へと送り届け[k]たのだが、放心状態というか全く感[.]情がなく魂の抜けてしまったような[c]目をしていた。

もちろん両親に事情を説明したが、[n]あまり信用されていないようで「病[恐]院に連れて行く」とだけ言っていた[怖]

それから数日後、翔吾は行方不明に[鬼]なった。

まぁ結果から言うと翔吾は死んじま[故]った。

電車に飛び込んじまったんだ。

遺体は損傷が酷く、もう二度と奴の[事]顔を見る事は出来なかった。

葬式の最中に「 お前のせいだ!」と翔吾の親父から[文]ボコボコに殴られたがそんな事は大[章]した事では無かった。

喪服で出来た列の後ろにある葬儀場[来]の窓硝子に、赤子を抱いた茶色いロ[自]ングコートの女が映っていた事の方[i]が正直言ってキツかったからだ。

だがもしこの女に取り憑かれて殺さ[a]れたとしてもそれは仕方の無い事だ[m]

自分の責任、つまらない好奇心が招[k]いた結果だ。

変に関わっちまったのがいけなかっ[.]たんだ。

俺は取り返しの付かない過ちを犯し[c]てしまった。

翔吾、ごめんな…

暫く経ってから分かった事だが、マ[n]ンションの中庭にあったマンホール[恐]の下は古い井戸で、中から身元不明[怖]の白骨化した骨が二体発見されてい[鬼]たそうだ… 但し、頭の骨を除いてだ。

これは俺の推測だが、頭の骨、頭蓋[故]骨の行方は503号室と504号室[事]の間、壁の中にあるのではないかと[文]思っている。

確信は無いがそう思う… しかしもう関わり合うのは御免なの[章]で調べる気は全くないが。

あの女は今も虎視眈々と俺を狙って[来]いるだろう…

今日も俺は鏡を見ずに過ごさねばな[自]らない。

【了】

日本日文kowabana
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