幼儿园巴士

iamk 日本恐怖故事 2024-04-26 03:00:01 282 0

我是松浦弘树。他今年28岁,是一名幼儿园公交车司机。

早上,我一上班就从车库开小巴去接[文]送幼儿园的孩子们。

“早上好!谢谢你的帮助。”

今天的接机人是我最喜欢的老师山下[章]茜。

他是一位前年大专毕业、今年大三的[来]年轻教师,开朗、充满活力的性格令[自]人向往。

确定她落座后,我出了位于山上的幼[i]儿园大门,向孩子们等待的市区走去[a]

该幼儿园的风格是在大自然中自由养[m]育孩子,孩子一般由家长接送或使用[k]班车接送。

当我接近第一个等候区时,我看到路[.]边站着妈妈们,还有戴着黄色帽子和[c]蓝色烟雾的幼儿园小朋友。

当巴士停在一行人面前时,山下先生[n]打开小巴士车门,下车让孩子们上车[恐],并微笑着与他们打招呼。

“早上好。”

幼儿园的孩子们带着微笑和可爱的声[怖]音打着招呼。

走访了大约五个地点并将孩子送到幼[鬼]儿园后,早上的接送工作就结束了。[故]

◇◇◇◇

直到去年,我还在一家大型汽车销售[事]公司的经销店担任机械师,但当我在[文]工作时,我的左手背受伤了,由于伤[章]势严重,导致他的手部残疾,无法继[来]续工作。

是一次工伤事故,我得到了一定的保[自]险,但是生活没有办法,在我找工作[i]的时候,一个亲戚给我介绍了这个幼[a]儿园公交车的工作是临时工,他是司[m]机。

由于受伤,他无法再从事机械师的工[k]作,这涉及到细致的工作,但这并不[.]影响他驾驶汽车的能力。

由于工作原因,他驾驶技术不错,拥[c]有二级驾驶执照。

事先参观学校的时候,看到有很多年[n]轻可爱的老师,所以我就接受了这份[恐]兼职工作,虽然工资很低。

这份工作不仅仅是早上和晚上接送学[怖]生。

白天,我很忙于做各种杂务,例如维[鬼]护幼儿园的游乐设施和设备以及清洁[故]场地。

当然我没有任何教师资格。因此,我[事]无法在正常课堂上与幼儿园的孩子们[文]直接互动。

不过,由于我一直喜欢制作东西,所[章]以我和老师们商量,充分利用我还可[来]以活动的双手,制作新的玩具和玩物[自],当幼儿园的小朋友们拿在手里时,[i]他们都觉得很有趣。创造了新的玩具[a]和游乐设备。看到他们开心,我就有[m]一种成就感。

幼儿园的公交车司机很多都是上了年[k]纪的人,比如退休的爷爷,但也许是[.]因为我年轻又单身,在老师和妈妈们[c]心中口碑很好,而且我还是校长。他[n]们也很高兴有这样一个好人来。

不过,校长警告他不要给孩子们带来[恐]任何麻烦,在私生活上也不要给他们[怖]的母亲和老师带来麻烦。

当然我觉得幼儿园的小朋友觉得很可[鬼]爱,但我没有什么奇怪的口味。

但是,即使是针对孩子,也包括他们[故]的母亲的不实谣言,都会对幼儿园造[事]成很大的损害,所以当我开始工作时[文],我非常小心,不接受任何个人邀请[章]。我被迫做出承诺。

因此,无论收到多少邀请,我都尽量[来]不在幼儿园妈妈聚集的地方露面,也[自]尽量不和老师一起参加,除非是集体[i]酒会。 。

幸运或不幸的是,我还没有收到任何[a]个人邀请。

◇◇◇◇

当天,少年班的西北玛丽老师负责接[m]送学生。

他性格比较安静,总是面带微笑,所[k]以很受妈妈们和幼儿园小朋友的欢迎[.]

像往常一样,我脸上挂着微笑上车,[c]确定自己坐在中门旁边的老师座位上[n],然后启动了公共汽车。

第一节课结束后,我们到达第二候车[恐]区,西北先生下车迎接孩子们。

当孩子们上船时,我一边检查周围环[怖]境以确保他们安全,一边观察镜子里[鬼]的情况,但西北先生似乎和其中一位[故]母亲发生了一些麻烦。 ..

公交车门开着,可以听到谈话声。

看起来年纪较大的学生葵麻里香身体不太舒服,所以西北先生正在谈论不去幼儿园,但麻里香的母亲也有一份不容忽视的工作。看来他正在乞求被保留。

<最后,麻里香坚持说自己没事,而原本性格安静的西北老师也心软了,将她留在身边照顾,并提醒母亲一旦有事就立即照顾她。似乎发生了什么事情。

而到了第三个等候区,与麻里香同级[事]的宫里悟也上车了,坐在了麻里香的[文]旁边。

我不知道公园里发生了什么,但从我[章]在公共汽车上看到的情况来看,这两[来]个人似乎很亲密,看到这对可爱的情[自]侣让我微笑。

“麻里香酱,你不舒服吗?还好吗?[i]

即使从悟君的眼神中,他也能看出麻[a]里香酱身体不太舒服。 。

“嗯,没关系。”

即便如此,魔理香酱还是微笑着回答[m]悟君。

我对着镜子看了一眼,安心下了车。[k]

然而,到了幼儿园,孩子们正要下车[.]时,悟大声喊了西北老师。

“老师!我已经在这里了,但是玛丽[c]卡酱不会醒来。”

当西北老师冲过来时,玛丽卡酱紧紧[n]地握住了悟的手。突然, ,他脸色苍白,失去了知觉。

当我把手放在他脸上时,他已经没有[恐]呼吸了。

我惊慌失措地叫了救护车,拼命进行[怖]人工呼吸,直到救护车到来。

然而,他们的努力是徒劳的,玛丽卡[鬼]去世了。

◇◇◇◇

麻里香和悟君是同一个麒麟组,山下[故]老师是他们的班主任。

那天山下先生一直在哭,西北先生也[事]哭了。

难怪他就在自己眼前被幼儿园小朋友[文]杀死了。

在场的妈妈们都看到了玛丽卡被照顾[章]时发生的事情,西北先生和幼儿园没[来]有责任。

其他老师安慰玛丽卡,说即使西北老[自]师强行拒绝她上学,玛丽卡也得死。[i]

“小丸香是握着心爱的悟君的手去世[a]的,这是一件好事。”

山下先生也含着泪水说道。我安慰Ta先生。

幼儿园巴士

◇◇◇◇

然而,在麻里香失踪大约一周后,悟[m]君提到麻里香在公交车上。野田。

当着我和老师的面,她对着空座位喊[k]道:“玛丽卡酱,我们快点下车吧。[.]

负责接送悟的老师告诉他,玛丽卡酱[c]稍后会下车,但玛丽卡酱却不见踪影[n]

老师们认为这是爱着麻里香的悟的幻[恐]觉。

当山下先生向悟君询问时,他说玛丽[怖]卡酱在公交车上,但他在教室里没有[鬼]看到她。

悟坚持让玛丽卡留在车上。

仿佛为了证明这一点,虽然所有人都[故]已经下车了,但防止儿童掉队的传感[事]器却突然反应过来,发出了嘟嘟的声[文]音。

尽管我冲向公共汽车,但那里没有人[章]

这样的事情开始时不时地发生。

然后,当值班接送悟的老师试图让悟[来]坐在不同的座位上时,悟却顽固地坐[自]在那个座位上,不听指示。

而且,即使悟君休息了一天,其他幼[i]儿园的孩子们也不愿意坐在他的座位[a]上,仿佛他们都理解似的。

◇◇◇◇

有一天,当我午休时在花园的一棵树[m]下看书时,山下先生走近了我。它在[k]这里。

“松浦先生,我可以看一下这个吗?[.]

山下先生一边说着,一边拿出智能手[c]机,上面显示了一张在巴士内拍摄的[n]照片。

我还记得她今天早上在公共汽车上拍[恐]了这张照片。

我以为她是为了纪念相册什么的拍照[怖],但她的目的不一样。

悟君位于照片的中央。

在原本应该是空的座位旁边,有一个[鬼]模糊的影像,似乎是玛丽卡酱。

“真的在那里……”

听到我的低语,山下先生猛烈地点了[故]点头。

“无论悟君多么喜欢小玛丽花,我认[事]为这样下去对悟君来说并不是一件好[文]事。”

“也许是这样。但是你要做什么?”[章]

“无论如何,我会尝试将悟从那个座[来]位上移开。”

◇◇◇◇

第二天,当巴士停在第三候车室时,[自]悟君上了车。

山下先生强迫不情愿的悟坐在前排座[i]位上,就在驾驶座后面,山下先生坐[a]在他旁边。

“我想坐在麻里香旁边。”

悟抱怨道,但山下先生设法让他平静[m]下来,巴士就出发了。

然后我们经过了第四个等候区。

“啊,玛丽卡酱,公交车开动的时候[k]你要坐下来。”

突然,悟斜向后转了一个身子,大声[.]喊道。

那就是那一刻。

坐在我旁边的山下先生突然捂着胸口[c]痛苦地呻吟着。

“呃,玛丽卡酱,请停下来……”

我赶紧把巴士拉到路边停了下来,我[n]意识到我不应该离开像这样在悟君旁[恐]边的巴士上,我抱起山下先生,从驾[怖]驶座旁边的门把他带下了巴士。

然后,他将山下医生放倒在地,同时[鬼]仍部分抱住他的上半身,试图拿出智[故]能手机叫救护车。

然而,山下先生却抬起头看着我,一[事]脸茫然,仿佛什么都没有发生过。

“山下老师,你还好吗?”

“是的,一下车我就感觉好多了。”[文]

这毕竟是玛丽卡酱干的,一定是的。[章]

这是否意味着他不会原谅任何妨碍他[来]和悟之间的人,甚至山下先生?

“啊,公交车上的大哥和茜老师在闲[自]逛呢~”

公交车上有一个幼儿园小朋友正在看[i]发生了什么,他指着对着抱在我怀里[a]的山下先生嘲笑我。

“这不是真的!”

山下先生的脸涨得通红,连忙站起来[m],若无其事地回到车上。

悟君回到了原来的座位上,脸上带着[k]微笑。

我和山下先生放弃了,开始了巴士。[.]

****************[c]

那天,包括我在内的校长和老师们聚[n]集在一起进行了讨论。

这里没有人再怀疑小玛丽卡灵魂的存[恐]在了。

没有人认为在毕业之前让悟带着玛丽[怖]卡的灵魂离开是个好主意。

但是,即使悟坐在不同的座位上,同[鬼]样的事情也会再次发生。

经过讨论,决定在毕业前的六个月内[故]不让悟乘坐公共汽车,而是由校长开[事]车接他去上班并带他去幼儿园。

◇◇◇◇

但这仍然没有解决问题。

大约一周后,我开始听到值班老师接[文]送我和我开车的声音。

(Satorukun...Sat[章]orukunha,doko?)

当然,这是Marika熟悉的声音[来]

还好其他幼儿园的小朋友好像没有听[自]到什么,但老师们却害怕了,不想去[i]接他们。

我当然也害怕,但这是我的工作,如[a]果我拒绝,孩子们就不能上学了。

然后,导演又请寺庙熟人进行驱魔,[m]但根本没有效果。

(Satorukung...Sa[k]torukunga,notena[.]i!)

随着时间的推移,Marika 的语气变得更加强烈。

不管怎样,我和老师们忍着声音继续[c]接送。

但很快,不仅是声音,驾驶座靠背也[n]开始晃动。

(悟君!悟君!)

当然有恐惧。

但是,如果情况变得更糟,我没有信[恐]心能够安全地接送孩子,所以我问校[怖]长有没有什么办法。

我多次想过辞职,因为这是一份低级[鬼]工作,但我感到灰心,因为我似乎把[故]问题推给其他老师,然后自己逃跑。[事]

然后,主任似乎思考了一会儿什么,[文]但随后又表示要和学校的老板,也就[章]是主任谈谈。

但是主席会怎么做呢?

◇◇◇◇

接下来的一周,令我惊讶的是,一辆[来]新的幼儿园巴士到了。

幼儿园巴士的造价超过1000万日[自]元。汝。

总统也认为他不应该做任何激烈的事[i]情,但我猜他是在说孩子们的安全是[a]无可替代的。

但是如果更换巴士的话,玛丽卡的灵[m]魂会不会不再出现呢?

我和老师都持怀疑态度,但玛丽卡的[k]鬼魂并没有出现在新的幼儿园巴士上[.]

过了一段时间,悟又开始坐公交车去[c]学校,但独自一人坐着时,他仍然显[n]得孤独。

“原来小麻里香想要和悟君在一起的[恐]愿望如此强烈,以至于她最终成为了[怖]那辆巴士上的地灵。”

老师们,当山下老师这么说的时候晨[鬼]会时,我语气有些阴沉,突然注意到[故]一件事。

“主任,对了,那辆公共汽车怎么了[事]?”

听到我的问题,他笑了。

“是吗?我当然换了。别说什么,因[文]为我不想让它价值下降。”

“...”

那辆载着玛丽卡孤独灵魂的巴士是否[章]还在某处运行,载着幼儿园的孩子们[来]

希望不要出事……

...

◇◇◇◇ FIN


作者:天虚空蔵
原文:幼稚園バス

俺は松浦弘樹。今年で28歳、幼稚園バスの運転手をしている。

朝は、出勤するとすぐに園児達の送[自]迎用マイクロバスを車庫から出すと[i]ころから始まる。

「おはようございます!よろしくお[a]願いしま~す。」

今日の送迎担当は俺のお気に入りの[m]山下あかね先生だ。

一昨年短大を卒業し今年で3年目の[k]若い先生で、明るく元気な性格が好[.]ましい。

彼女が席に座ったのを確認し、比較[c]的山の中にある幼稚園の門を出ると[n]園児達の待つ市街地へと向かう。

この幼稚園は自然の中でのびのびと[恐]子供を育てることを園風にしており[怖]、基本的に子供達は親が送り迎えを[鬼]するか、この送迎バスを使っている[故]

最初の待合場所に近づいて行くと、[事]いつものように路肩に立っているお[文]母さん達と黄色い帽子にブルーのス[章]モッグを着た園児達の姿が見えてく[来]る。

その集団の前でバスを停車させると[自]、山下先生がマイクロバスのドアを[i]開け園児達を乗せるためにバスから[a]降り、笑顔で挨拶する。

「おはようございま~す。」

可愛い声で挨拶を返しながら園児達[m]が笑顔でバスへ乗り込んでくる。

こうして五か所ほどを回り、幼稚園[k]で園児達を降ろすと朝の送迎の仕事[.]は終わりだ。

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◇◇◇◇

昨年まで大手自動車販売会社のディ[c]ーラーで整備工をしていたのだが、[n]仕事中に左手の甲に大怪我をして手[恐]に障害が残ってしまったため、仕事[怖]を続けられなくなってしまった。

労災であり、それなりの保証は受け[鬼]たのだが、それで遊んで暮らせるわ[故]けもなく、仕事を探していた時につ[事]なぎの仕事として親戚が紹介してく[文]れたのがこの幼稚園バスの運転手だ[章]った。

怪我により細かい作業を伴う整備工[来]の仕事は出来なくなったが、車の運[自]転には支障はない。

もともと仕事柄、車の運転は得意で[i]あり、二種免許もある。

そして事前に見学した時に若くて可[a]愛い先生が多かったこともあって、[m]給料は安いがアルバイト感覚でこの[k]仕事を引き受けたのだ。

仕事は朝夕の送迎だけではない。

昼間は幼稚園の遊具や設備のメンテ[.]ナンス、園内の清掃など様々な雑用[c]で結構忙しく過ごしている。

もちろん先生の資格など持っていな[n]いので、正規の授業として園児達と[恐]直接関わることは出来ない。

しかし元来モノ作りが好きなことも[怖]あって、先生達と相談しながら充分[鬼]に動かない手を駆使しながら新しい[故]玩具や遊具を作り、それを手にした[事]時の園児達の喜ぶ姿を見るとそれな[文]りにやりがいも感じているのだ。

幼稚園バスの運転手はリタイアした[章]お爺さんなど、歳を召した人が多い[来]のだが、俺が若くて独身ということ[自]もあるのか、先生達やお母さん達の[i]評判も良く、園長もいい人に来て貰[a]えたと喜んでくれている。

しかしその園長からは、園児達はも[m]ちろんのこと、くれぐれもお母さん[k]達や先生達とプライベートを含めて[.]問題を起こすことがないようにと釘[c]を刺された。

もちろん園児達に対しては可愛いと[n]思うが、変な意味での偏った趣味は[恐]ない。

しかし、園児はもとより、お母さん[怖]達とあらぬ噂が立つだけでも園にと[鬼]っては大きなダメージとなるため、[故]絶対に個人的な誘いには乗らないよ[事]うにと仕事を始める時に固く約束さ[文]せられた。

そのため園児のお母さん達が集まる[章]場所にはどんなに誘われても絶対に[来]顔を出さないようにしているし、先[自]生達とも複数での飲み会以外は参加[i]しないようにしている。

ただ幸か不幸か、まだ個人的にお誘[a]いを受けたことがないのだが。

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◇◇◇◇

その日は年中組の錦田真理先生が送[m]迎の当番だった。

ややおとなしい性格で、いつもニコ[k]ニコとしているため、お母さん達や[.]園児達の評判はとてもいい。

いつものように笑顔でバスへ乗り込[c]み中央ドア横にある先生用の席に座[n]ったのを確認してバスをスタートし[恐]た。

一番目を終え、そして二番目の待合[怖]場所に到着し、園児達を迎える為に[鬼]錦田先生がバスを降りる。

園児達が乗り込んでくる間、俺は周[故]囲の安全を確認しつつミラーでその[事]様子を見ているのだが、錦田先生が[文]お母さんのひとりと何か揉めている[章]ようだ。

バスのドアは開いており、その会話[来]の内容も聞こえている。

どうやら年長組の蒼井まりかちゃん[自]の具合が悪そうに見えたため、錦田[i]先生が登園を見合わせるよう話をし[a]ているのだが、まりかちゃんの母親[m]も外せない仕事があるらしく、どう[k]しても預かって欲しいとごねている[.]ようなのだ。

結局、まりかちゃん自身が自分は大[c]丈夫だと言い張ったこともあって、[n]そもそもおとなしい性格である錦田[恐]先生が折れ、何かあればすぐに対応[怖]して貰えるよう母親に念押しをして[鬼]預かることになったようだ。

そして三番目の待合場所では、まり[故]かちゃんと同じ年長組の宮里悟くん[事]が乗ってきてまりかちゃんの隣に座[文]った。

園内での様子は分からないのだがバ[章]スの中の様子を見る限り、このふた[来]りはとても仲良しであり、この可愛[自]らしいカップルは見ていて微笑まし[i]い。

「まりかちゃん、きもちわるいの?[a]だいじょうぶ?」

悟くんの目から見ても、まりかちゃ[m]んの具合が良くないのは分かるのだ[k]ろう。

「うん、だいじょうぶ。」

それでもまりかちゃんは、悟くんに[.]笑顔で返事をしている。

それをミラーで見ていた俺はひとま[c]ず安心してバスを発車した。

しかし幼稚園に到着し、園児達がバ[n]スを降りる段階になって、悟くんが[恐]大きな声で錦田先生を呼んだ。

「せんせい!もうついたのに、まり[怖]かちゃん、起きないよ。」

錦田先生が慌てて駆け寄ると、まり[鬼]かちゃんは悟くんの手を固く握った[故]まま、真っ青な顔をして意識を失っ[事]ていた。

顔に手をかざしてみると、呼吸をし[文]ていない。

大慌てで救急車を呼び、俺も救急車[章]の到着まで必死で人工呼吸を施した[来]

しかしその努力も空しく、まりかち[自]ゃんはそのまま息を引き取ってしま[i]ったのだ。

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◇◇◇◇

まりかちゃんと悟くんは同じきりん[a]組で山下先生が担任だった。

山下先生はその日ずっと泣き続けて[m]いたのだが、それは錦田先生も同様[k]だった。

目の前で園児に死なれたのだから無[.]理もない。

まりかちゃんを預かる時の様子は、[c]その場にいたお母さん達全員が見て[n]おり、錦田先生、そして幼稚園の責[恐]任が問われることはなかった。

他の先生達も、たとえ錦田先生が登[怖]園を強引に断ったとしても、まりか[鬼]ちゃんは命を落とすことに変わりは[故]なかったのだと慰めた。

「まりかちゃんは大好きな悟くんの[事]手を握って逝ったのだから、それは[文]それで良かったのよ。」

山下先生も涙ながらにそう言って錦[章]田先生を慰めた。

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◇◇◇◇

しかし、まりかちゃんがいなくなっ[来]てから一週間程して、まりかちゃん[自]がバスに乗っていると悟くんが言い[i]出したのだ。

先生や俺の見ている前で「まりかち[a]ゃん早く降りようよ。」と誰も座っ[m]ていない席に声を掛けている。

送迎担当の先生は、まりかちゃんは[k]後から降りるからね、と悟くんをバ[.]スから降ろすのだが、そこにまりか[c]ちゃんの姿は見えないのだ。

まりかちゃんのことが大好きだった[n]悟くんの幻覚ではないかと先生達は[恐]思っていた。

山下先生が悟くんに確認しても、ま[怖]りかちゃんはバスには乗っているの[鬼]だが、教室では見ていないと言う。[故]

そして悟くんはまりかちゃんがバス[事]に乗ったままだと言い張っていた。[文]

それを裏付けるかのように、全員間[章]違いなく降車したはずなのに、突然[来]園児置き去り防止用のセンサーが反[自]応して鳴り出すことがあった。

俺が慌ててバスに駆け込んでもやは[i]り誰もいない。

そんなことも時折起こるようになっ[a]ていた。

そして送迎当番の先生が悟くんを別[m]の席に座らせようとしても、悟くん[k]は頑として指示を聞かずにその席へ[.]座る。

そしてたとえ悟くんがお休みの日で[c]も他の園児達は、まるで解っている[n]かのように決してその席に座ろうと[恐]しなかった。

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◇◇◇◇

そしてある日、昼休みに園庭の木陰[怖]で読書をしていた俺のところに山下[鬼]先生が近寄ってきた。

「松浦さん、これ見て貰える?」

そう言って山下先生が差し出したス[故]マホの画面にはバスの中を撮影した[事]写真が表示されている。

今朝、彼女がバスの中でこの写真を[文]撮影していたのは俺も記憶していた[章]

記念アルバムか何に使う写真でも撮[来]っているのかと思ったのだが、彼女[自]の目的は違っていた。

写真の中央には、悟くんが写ってい[i]る。

そして空席であったはずの隣には、[a]まりかちゃんと思われる姿がぼんや[m]りと写っているではないか。

「本当にいたんだ・・・」

俺のつぶやきに山下先生は大きく頷[k]いた。

「いくら悟くんがまりかちゃんのこ[.]とを好きでも、このままでは悟くん[c]に良くないと思うの。」

「そうかもしれない。でも、どうす[n]るの?」

「とにかく、あの席から悟くんを離[恐]すようにするわ。」

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◇◇◇◇

翌日、三番目の待合所にバスを停め[怖]ると悟くんが乗り込んできた。

山下先生は、嫌がる悟くんを強引に[鬼]運転席すぐ後ろの一番前の席に座ら[故]せ、その隣に山下先生が座った。

「僕、まりかちゃんの隣がいい。」[事]

悟くんはそう文句を言ったが、山下[文]先生が何とかそれをなだめ、バスは[章]出発した。

そして四番目の待合所を過ぎた時だ[来]った。

「あ、まりかちゃん、バスが動いて[自]るときは座ってなきゃいけないんだ[i]よ。」

突然、悟くんが斜め後方を振り返っ[a]てそう叫んだ。

その途端だった。

隣に座る山下先生が突然胸を押さえ[m]て苦しそうにうめき声を上げ始めた[k]のだ。

「ううっ、まりかちゃん、やめて・[.]・・」

俺は慌ててバスを路肩に寄せて停車[c]すると、このまま悟くんの隣に置い[n]てはいけないと、山下先生を抱きか[恐]かえて運転席横のドアを使ってバス[怖]から降ろした。

そして山下先生を地面に下ろし、上[鬼]体を半抱きにしたまま救急車を呼ぼ[故]うとスマホを取り出そうとした。

ところが山下先生は何事もなかった[事]ようにキョトンとした顔で俺の顔を[文]見上げているではないか。

「山下先生、大丈夫?」

「ええ、バスを降りたら、すっと楽[章]になっちゃったの。」

やはりまりかちゃんの仕業だったに[来]違いない。

悟くんとの間を邪魔する者は、たと[自]え山下先生でも許さないということ[i]か。

「あ~、バスのお兄ちゃんとあかね[a]先生が、らぶらぶしてる~」

何が起こったのかとバスの中で様子[m]を見ていた園児が、俺に抱きかかえ[k]られた山下先生を指差して冷やかし[.]てきた。

「そんなんじゃないわよ!」

山下先生は顔を赤くして慌てて立ち[c]上がると、何事もなかったかのよう[n]にバスに戻った。

悟くんはいつの間にかいつもの席に[恐]戻ってにこにこと座っている。

山下先生と俺はとりあえず諦めて、[怖]そのままバスをスタートさせた。

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***********

そしてその日、俺も含めて園長と先[鬼]生達が集まって話し合いが持たれた[故]

もうこの中にまりかちゃんの霊の存[事]在を疑う者はいない。

そしてこのまま卒園まで悟くんをま[文]りかちゃんの霊と一緒にしておくこ[章]とが良いとは誰も思わなかった。

しかし悟くんを別の席に座らせても[来]今日と同じことを繰り返すだけだろ[自]う。

話し合いの結果、卒園迄の残り半年[i]の間、悟くんはバスには乗せずに園[a]長が通勤途中に車でピックアップし[m]て園まで送迎することにしたのだ。[k]

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◇◇◇◇

しかしやはりそれでは解決したこと[.]になっていなかった。

一週間ほど経つと、送迎当番の先生[c]や運転する俺の耳元で声が聞こえる[n]ようになった。

(サトルクン・・・サトルクンハ、[恐]ドコ?)

もちろん、聞き覚えのあるまりかち[怖]ゃんの声だ。

幸い他の園児達は何も聞こえていな[鬼]いようなのだが、先生達は怖がって[故]送迎を嫌がるようになった。

もちろん俺も怖いのだが、これが俺[事]の仕事であり、拒否すると園児達は[文]登園できない。

そして園長が知り合いのお寺にお祓[章]いを頼んだが全く効果はなかった。[来]

(サトルクン・・・サトルクンガ、[自]ノッテナイ!)

日を追うごとに、まりかちゃんの口[i]調が激しくなってくる。

とにかく先生達と俺はその声に耐え[a]て送迎を続けていた。

しかしやがて声だけでなく、運転席[m]のシートバックが揺さぶられるよう[k]になったのだ。

(サトルクン!サトルクン!)

もちろん恐怖もあった。

しかし、さらに酷くなると園児達を[.]安全に送り迎えする自信がない、何[c]か方法はないか、と俺は園長に相談[n]した。

どうせ腰掛けの仕事であり何度も辞[恐]めようと思ったのだが、他の先生達[怖]に問題を押し付けて自分ひとりだけ[鬼]逃げ出すようで気が引けた。

すると園長先生はしばらく何かを考[故]えているようだったが、園のオーナ[事]ーである理事長に相談すると言った[文]

しかし理事長が何をしてくれると言[章]うのだろうか。

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◇◇◇◇

翌週、驚いたことに新しい幼稚園バ[来]スが届いた。

幼稚園バスは、一千万円以上する。[自]

理事長も思い切ったことをするなと[i]思ったが、やはり園児達の安全には[a]代えられないということなのだろう[m]

しかしバスを新しくすることでまり[k]かちゃんの霊は現れなくなるのだろ[.]うか。

俺も先生達も半信半疑だったが、新[c]しい幼稚園バスにまりかちゃんの幽[n]霊が現れることはなかった。

悟くんもしばらくしてまた元のよう[恐]に園バスで通うようになったが、ひ[怖]とりで座っているとやはり寂しそう[鬼]だ。

「まりかちゃんは、悟くんと一緒に[故]いたいという想いの余り、そのまま[事]あのバスの地縛霊になってしまった[文]って事なのね。」

先生達の朝礼の場で山下先生がどこ[章]かしんみりとした口調でそういうと[来]、俺はふとあることが気になった。[自]

「園長、そう言えば、あのバスはど[i]うしたんですか?」

俺の問いに園長はニヤッと笑った。[a]

「うん?もちろん下取りに出したわ[m]よ。値が下がるといけないから何に[k]も言わずにね。」

「・・・・・」

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まりかちゃんの寂しい魂を乗せたあ[.]のバスは、今もどこかで園児達を乗[c]せて走っているのだろうか。

事故を起こさなければ良いけれど・[n]・・

◇◇◇◇ FIN

日本日文kowabana
声明

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