《在木叶家打工 Part 2》

iamk 日本恐怖故事 2024-01-08 00:00:01 355 0

这是我高一的时候写的。

更多内容请看上一篇《棺材公主》。[文]

*我的角色应该很有趣,但事实就是[章]如此。

“我很无聊。”

“客人还没来。”

已经是下午两点多了。

我和科巴先生一边在门廊上玩奥赛罗[来],一边等待客人的到来。

对于奥赛罗来说,我是黑人,科巴桑[自]是白人。

木叶先生打着哈欠说道。

“这家店基本都是预约制,很少见到顾客walk-in。>

Pachi。

黑白棋我现在占了上风。

“我知道了。就是这样。”

Pachi。

“是的,我开角了。”

拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手。

黑板突然变白了。

“转机了。”

科巴先生淡淡的说道。

我不由自主的叫了一声。

“等等,等等!”

“不等等!”>

“你自称是个孩子,看起来不像Consomme!”

没错。

但我不能在这里退缩。

“哦,我很失望!我对木叶先生很失[i]望!”

“别担心我。”是···!

“Moyashi Koba-san 的 Moyashi!”

“谁是 Moyashi?”再次。

“你没告诉我该说什么吗?”

“那清汤就是豆子!豆子!!”>

“……”

突然,木叶先生沉默了。

咦?

我是不是说错了什么? !

木叶先生低着头,沉默了半晌,扭曲了脸色还了回去。

木叶老师在我不耐烦的时候缓缓抬起了头,心想我是不是太自私了。

“……还是,没用的东西没用。”

“……是啊。”

那张脸一如既往,一脸苦恼,我抚着[a]胸口。没办法。

帕奇。

我下了一块石头,目的是从这里进一[m]步逆转。

大约一个小时后。

我们无聊地打扫花园。

木叶先生一边收拾落叶一边说道。

“如果可以的话,我不想在上班时间[k]说这个。”

“为什么?”

“……毕竟,维护图像是一个很大的[.]原因。你看,它是不是不可靠?守护[c]者正在打扫花园。”

然后感叹。

“可是……反正我很无聊。”

《在木叶家打工 Part 2》

又开始收集落叶。

不过,小叶先生的庭园实在是大的离[n]谱。

不可能只有两个人就这么容易打扫干[恐]净。

作为一种感觉,就像用勺子把校园里[怖]的沙子都捞出来一样。

严重贫瘠。

我感到难过,轻轻地叹了口气。

“看来你很忙,正好。”

“……咦?!”

突然听到传来的沙哑声音让我吃了一[鬼]惊,回头一看,平时的猴脸乌鸦桑就[故]站在我们身后几米远的地方。

“好久不见?”

“喂,先生一把搂住了我的脖子。

然后,他被拉向了我,藏在了我身后[事]

“……你想要什么?”

戴着狐狸面具的科巴先生说道。

先生

“...・归还借用的资料。在下一[文]份文件的帮助下,是的。 ··· 即使是这样。

面具下,乌卡小姐咯咯地笑了起来。[章]

“没想到你们真的是兄弟……”

“你们……一点关系都没有。”

科巴把我藏在身后说道。

“……是一份文件,我带你去仓库…[来]…野葡萄,你还是退后点吧。”

你应该知道木叶先生又不是你哥,你[自]说这些干什么?” 』 想着,我走到了门廊。

玉米,玉米……

忽然,一阵铃铛般的声音从前门传来[i]

“……哦,你看起来像个客人。”

“……”

先生变得危险了。

先生。

“喂,不用出去吗?哎呀,我怕,我[a]才不会做那种傻事呢。”

“……”

I先生瞪了他一眼,往门口走去。

“……你怎么不下来?”

我穿上鞋子站在先生面前几米处。

“请不要戏弄我哥。”

“对不起。”

“我没有道歉的意思。”

“……”

先生

他的性格真的很不稳定。

“啊,原来如此。”

先生。

“你怎么会在这里?”

“因为我是你弟弟。我想你了……你[m]能告诉我吗?”

“……一份兼职工作。”

“什么?”

“我必须说吗?”

“我不需要想这么说。”

“我去打扫一下库房。” 太大的话可能会迷路。 ”

“把手放在胸前,记住你做了什么。”

像图坦卡蒙一样双臂交叉,乌卡先生[k]想了几秒钟。

姿势明显不对。

“……如果是第一次见面,那天你不[.]是给我买了蛋糕吗?”

“想想看,我还没领到奖励呢。”

“你没告诉我‘什么’要‘多少钱’[c]?我怎么付?”有。

“……明白了。”< /p>

我点了点头,跟着乌利先生往仓库走去。

我们一到仓库,乌卡桑就直奔货架。

“在这儿!”

我把手伸进书架后面,拿出一本黑色[n]的笔记本。

白色的文字出现在黑暗中。

是的。注释中明确指出:

《死亡笔记》。

“之前看到的时候打不开,不过我觉[恐]得如果是真的就好了!!”

“不要打开!”< /p>

我立马叫了出来。

我的声音在仓中回荡。

“……别打开。”

我小声又说了一遍,乌利先生说了一[怖]句话

“……我对不起……”

然后把笔记本放回架子上。

……不禁有些心疼乌卡先生,不过这[鬼]都是为了保护木叶先生的黑历史。

“……文件应该在二楼的抽屉柜里,[故]我们去拿。”

先生。我开始走上台阶。

我呼唤乌卡先生。

“哦,开灯吧,天黑了。”你没见过[事]吗?

我不知道怎么称呼你错了。更准确的说,是野葡萄,不是野葡萄。

“不对,我遇到你了……二楼应该有电灯开关吧?还有,请不要擅自把我的名字当作食物,唐小姐。”

“真好笑……木叶告诉我只有一个开关……还有,请不要用我的名字来代表夏季蔬菜。”

.. ”

“……”

现在,我打开了灯。 .

爬上二楼后,我又按了一下开关,关[文]了灯。

“她总是很漂亮。”

先生。

蓝光下,小雪同学还在玻璃棺内沉睡。

...不,如果我起来了,那会很可[章]怕。

“……好吧,材料……”

先生。

五斗橱里面乍一看好像是腰带和和服,但显然只是表面,底下全是文件。

无谷从包里拿出书,放在放淡蓝色腰带的地方,我把它放进包里。

“……好吧。”

“……她的名字是……小雪吗?”

是的。“

“……关于她,我能和你谈谈吗一分[来]钟?”

“说吧。”

我这么说的时候,乌卡同学清了清嗓[自]子,看了小雪同学一眼。

我点了点头,先上了楼。我跟着开始[i]往下走的乌卡先生走去。

我听到身后传来咯咯的声音,不过…[a]…应该是我的幻觉吧。

乌卡先生出了库房,坐在廊下,转身[m]对着库房开口说话。

...那么,我应该从什么开始呢?

…… 野葡萄先生。木叶教了你多少?啊,当然是小雪同学了。

嗯。我不知道她是怎么变成现在这个[k]样子的。

嗯,它确实有不好的回味。但我认为[.]说你根本不说话是个好主意。

这就是我告诉你的原因。知道了?

曾几何时,日本作为一个国家还不成熟。

有一个贵族家庭的小女儿。

看来,她就是世人所说的“盒子里的女孩”,从未真正走出过家门。

...嗯?

嗯,这在当时并不少见。

我的家人包括我的父母和我的哥哥。[c]屋子里还有几个女佣。

所以,总有一天,女儿要出嫁了。

但是结婚不到三天,他们就分手了,或者说,单方面离婚了。

原因是……什么……

另一个人,换句话说,将成为你丈夫的人,决定与他结婚,因为他是<>。

男人认为“Hakoiri Musume”意味着他到现在为止没有与男人的经验。

但是...

说了这么多,乌卡小姐难受的挠了挠[n]脸颊。

我认为抓脸没有任何意义。

“嗯……是啊……现在我知道木叶为[恐]什么不告诉你了。”

我还在挠我的脸到,说。

“也就是说,那个以为包厢里的女孩[怖]是处女的男人,不知怎么在第一天晚[鬼]上就发现对方不是处女,单方面和她[故]离婚了。是吗? ”

“……嗯。在我催促的时候,乌卡桑[事]又挠了挠脸。

“……就算你说继续……”

“诶?”

“信藤君..她是一个盒装女孩。她[文]甚至没有走出家门......有男[章]人的经历......和谁在一起?[来]

“......还有仆人。“

“她家里只有女仆。”

“……”

>

“而且,信先生……她离婚的原因不是'不是因为她有过这样的经历……是因为她怀孕了。煤球自杀,好像被发现在……你已经知道了?”

我什么也没说,只是点了点头。

她是小雪同学。

我和我自己的兄弟生了一个孩子。

“……好像是三分钱的戏。”

“她没有腐烂……我认为这是报复。这样她就可以永远地责怪背叛她的哥哥。”

>

当然,乌卡继续说道——圣。

“这只是一个猜测,不过……不过我[自]觉得大概是对的。”

我问乌卡桑。

“那个……小雪同学肚子里的孩子。[i]

“……我被带走了。”

“……是这样吗?”

我瞥了一眼丢下它,乌古里先生低声[a]说道.

“……谁是肇事者,谁是受害者?”[m]

...

“……先生。你知道这么多吗?

当我这么问的时候,乌卡桑说道。

“这是一本日记,是我祖宗的。”

“……一本日记?”写了各种事件,[k]嗯,90%的故事都是粗制滥造的。[.]读起来很有趣。”

“……我明白了。”

>

你是祖先和扭曲的吗?

不知何故我同意。

“……我觉得木叶该回来了,停下来[c]回头看看。

“……总有一只小鸟在你身边飞,你[n]有什么想法吗?”

“……嗯?一只小鸟?”

环顾四周,别说小鸟了,连鸟都没有。

“是一只小鸟,黄色的小鸟,不知道[恐]是什么品种,是经常骑在我头上的鸟[怖]。前几天,我遇到了麻烦,因为Mo[鬼]chitaro是坐在我的头上。”[故]

我突然想起了我曾经养过的一只小鸟[事]

“……Piyota。”

“真的是你啊,看着可爱,抱起来疼[文]。”

“嘿,他在飞。”

说着,他指了指我左边的天空。

我抬头望天,模糊迷离的天空全是蓝色,看不到任何黄色。

之后木叶先生回来发现我眼里含着泪水,我嘀咕了句

然后带着撬棍之类的难以辨认的东西离开了,不过……应该还好吧。

后来小场同学问我

小雪同学的棺材盖是不是你擅自打开[章]的?

当我看到盖子的时候好像是开了一半[来]

木叶先生说

“那猴子开的!真是变态!”

可是……

没办法。

他和我在一起。

但是,早已过世的小雪同学是没有办法打开盖子的。

我在二楼听到的那种嘎嘎声一定是我的幻觉。

尸体没有动。

不要动。

所以...让我们说“我永远不会知道”这个故事的真相。


作者:紺野
原文:《木葉宅アルバイト後編》

これは、僕が高校一年生の時の話だ。

詳しくは前回の《棺姫》を読んで頂[自]きたい。

※僕のキャラが可笑しな事になっていますが、そういう仕様です。

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・・・・・・・・・。

「暇ですねぇ。」

「お客さん、来ませんねー。」

今は午後の二時頃。

僕と木葉さんは、縁側でオセロをし[i]ながらお客さんが来るのを待ってい[a]た。

オセロは僕が黒、木葉さんが白だ。[m]

小さく欠伸をしながら木葉さんが言[k]う。

「この店、基本は予約制ですからね[.]。飛び込みでの御客様は珍しいんで[c]す。・・・別に、何時も閑古鳥が鳴[n]いてる訳では無いんですよ。」

パチ。

オセロは今の所、僕が優勢だ。

「分かってますよ。それ位。」

パチ。

「はい、角取ったーー。」

あ、木葉さんの敬語がログアウトし[恐]た。

パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パ[怖]チ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ[鬼]、パチ。

黒かった盤が一気に白くなる。

「形勢逆転ですね。」

木葉さんがあくまでも淡々と言った[故]

僕は思わず呼び掛けた。

「ま、待った!」

「待った無し!」

「子供相手にムキになるなんて、木[事]葉さんらしく無いですよ!」

「自分を子供と称する何て、コンソ[文]メ君らしくも無いですね!」

確かにその通りだ。

しかし、ここで引き下がる訳にはい[章]かない。

「あーあーがっかりだー!木葉さん[来]にはがっかりだー!!」

「どうとでも言って下さい。」

く、くそう・・・!

「モヤシー木葉さんのモヤシーー!!」

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「だ、誰がモヤシだ!!」

敬語ログアウト、再び。

「どうとでも言えって言ったじゃな[自]いですかー!」

「どうしてモヤシ何ですか!!」

「ヒョロッとしてナヨッとしてるか[i]らです!」

「だったらコンソメ君は豆です!豆[a]!!」

「モヤシの弟が豆で何が悪いんです[m]か!!」

「・・・・・・。」

いきなり木葉さんが黙った。

え?

僕なにかマズい事言った?!

木葉さんは下を向き、暫く黙ったま[k]ま顔を歪めたり戻したりしている。[.]

流石に我が儘を言い過ぎたか、と僕[c]が焦っていると、木葉さんがゆっく[n]りと顔を上げた。

「・・・・・・それでも、駄目な物[恐]は駄目です。」

「・・・はい。」

その顔が何時も通りの困り顔で、僕[怖]は胸を撫で下ろした。・・・・・・[鬼]仕方無い。

パチ。

僕は此処からの更なる逆転を狙い、石を置いた。

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・・・・・・・・・。

それから約一時間後。

僕等は退屈のあまり庭の掃除をして[故]いた。

落ち葉を集めながら木葉さんが言う[事]

「出来れば、営業時間中にこう言う[文]事は余りしたく無いんですけどね。[章]

「何故にですか?」

「・・・やはり、イメージの保持が[来]大きな理由です。ほら、頼り無さげ[自]じゃないですか。御守り屋が庭掃除[i]してるとか。」

そして溜め息を一つ。

「ですが・・・・・・何せ、暇です[a]からね。」

そしてまた落ち葉を集め始める。

だがしかし、木葉さん家の庭は本当[m]に馬鹿みたいに広いのだ。

たった二人の掃き掃除なんかでそう[k]簡単に綺麗になる筈が無い。

感覚としては、校庭の砂をスプーン[.]で全て運び出す様な感じだ。

ひたすらに不毛。

僕は何だか悲しくなり、小さく溜め息を吐いた。

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「暇そうだね。丁度良かった。」

「・・・ふぁ?!」

突然聞こえて来たしゃがれ声に驚い[c]て振り向くと、僕等の数メートル後[n]ろに、何時もの猿面を着けた、烏瓜[恐]さんが立っていた。

「久しぶりだね?」

「あ、どうも。お久し・・・ぐぇっ[怖]?!」

頭を下げようとしたら、木葉さんに[鬼]首根っこを掴まれた。

そして、そのままグイッッと引き寄[故]せられ、後ろに隠される。

「・・・・・・何の御用でしょう。[事]

木葉さんが狐面を被りながら言った[文]

烏瓜さんが答える。

「・・・借りていた資料を返しに。[章]そして次の資料を借りに、だよ。・[来]・・・・・それにしても。」

面の下で烏瓜さんがクスリと笑った[自]

「君達が本当に兄弟だったとはね・[i]・・。驚いたよ。」

「貴方には・・・関係の無い事でし[a]ょう。」

僕を後ろに隠しながら、木葉さんが[m]言った。

「・・・資料ですよね。倉へと案内[k]致します。・・・野葡萄。お前は下[.]がっていなさい。」

僕は《烏瓜さんは僕と木葉さんが兄弟では無いのを知っている筈なのに、何故あんな事を言っているのだろう》と《烏瓜さんキャラおかしくね?》と思いながら、縁側へ上がった。

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コーン、コーン・・・・

突然玄関の方から、鐘の様な音が聞[c]こえて来た。

「・・・おや、客人の様だね。」

「・・・・・・。」

木葉さんの顔がグッと険しくなった[n]

烏瓜さんが、ニヤリと笑った・・・[恐]様な気がした。

「ねぇ、出なくていいのかい?」

「・・・・・・弟に手を出したら。[怖]

「殺す・・・とか?おお、こわいこ[鬼]わい。そんな馬鹿な事はしないよ。[故]

「・・・。」

木葉さんは面を少しずらし、キッと烏瓜さんを睨み付けて、玄関へと歩いて行った。

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・・・・・・・・・。

「・・・下りて来れば?」

木葉さんの姿が見えなくなると、烏[事]瓜さんは僕にそう呼び掛けた。

僕は靴を履き、烏瓜さんの数メート[文]ル手前に立った。

「・・・あまり、兄をからかわない[章]で下さい。」

「ゴメンネー。」

「謝り方に誠意が皆無ですね。」

「謝る気が無いからね。」

「・・・・・・。」

へらへらと言ってのける烏瓜さん。[来]

本当にキャラの安定しない人だ。

「あ、そうそう。」

烏瓜さんがポン、とわざとらしく手[自]を打った。

「何故に君がこんな所に?」

「僕は兄さんの弟ですから。」

「そんな事言うと、のり塩さんが寂[i]しがるよ。・・・言い付けるよ?」[a]

渋々と僕は答えた。

「・・・バイトです。」

「何の?」

「言わなくてはなりませんか?」

「そんな言いたく無い様な事を・・[m]・?」

「倉掃除です。」

「成る程ね。・・・だったら、倉ま[k]で案内してくれないかな。こう広い[.]と迷子になってしまいそうだよ。」[c]

「迷子になってしまえ。そして干か[n]らびてしまえ。」

「随分な言い様だね。」

「胸に手を当てて自分の素行を思い[恐]出して下さい。」

ツタンカーメンの様に両腕をクロス[怖]させて、烏瓜さんが数秒考え込んだ[鬼]

明らかにポーズがおかしい。

「・・・初対面の時の事なら、この[故]間ケーキ買ってあげたじゃないか。[事]

「僕が負った心の傷はケーキ一個分[文]ですか?」

「そう言えば、この間の報酬、まだ[章]貰って無いんだけどな。」

※詳しくは《胡蝶の夢》を参照して[来]下さい。

「《何》を《どれだけ》払うか言わ[自]れてないんですよ?どうやって払え[i]と。」

「倉の案内でいいよ。見せたい物も[a]あるしね。」

「・・・・・・分かりました。」

僕は頷き、烏瓜さんと倉へ歩き始めた。

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・・・・・・・・・。

倉に着くと、烏瓜さんは真っ直ぐに[m]ある棚へと向かって行った。

「ほらこれ!」

棚の奥に手を突っ込み、黒いノート[k]を取り出す。

薄闇の中に浮かび上がる白い文字。[.]

そう。そのノートには、はっきりと[c]こう書かれていた。

《DEATH NOTE》と。

「前見た時は開かなかったんだけど[n]、本物だったら凄いと思う!!」

「開けてはいけません!」

咄嗟に僕は叫んだ。

倉中に僕の声が響いた。

「・・・開いてはいけないんです。[恐]

もう一度僕が静かに言うと、烏瓜さ[怖]んは一言

「・・・・・・ごめん。」

と言って、ノートを棚に戻した。

・・・烏瓜さんには少し悪い気もし[鬼]なくなくなくはないが、全ては木葉[故]さんの黒歴史を守る為だ。

「・・・資料は二階の箪笥の中だっ[事]た筈だよ。取りに行こう。」

烏瓜さんが階段へと歩き始めた。

僕は、烏瓜さんに呼び掛けた。

「あ、電気点けましょう。暗いです[文]から。」

「別にいいよ。二階には《彼女》が[章]居るからね。・・・あれ、山葡萄君[来]、会ってない?」

烏瓜さんが不思議そうな声を上げた[自]

あと何気に呼び方間違ってる。正し[i]くは、山葡萄では無く野葡萄だ。

「いえ、会いましたけど・・・。二[a]階にも、電気のスイッチ、有った筈[m]ですよ?あと、僕の名前を勝手に食[k]用にしないで下さい唐瓜さん。」

「可笑しいな・・・。木葉から、ス[.]イッチは一つしかないと教えられて[c]いたんだけど・・・。あと私の名前[n]を夏野菜の代表格にしないで欲しい[恐]ね。」

「・・・・・・。」

「・・・・・・。」

僕は取り敢えず、パチリと電気を点けた。

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・・・・・・・・・。

二階の階段を上りきり、僕はまたパ[怖]チリとスイッチを押して、電気を消[鬼]した。

「何時見ても美人だね。」

先を歩いていた烏瓜さんが、ポツリ[故]と言った。

青い光の元、ガラスの棺の中で相変[事]わらず小雪さんは眠っていた。

・・・いや、起き上がっていたら、[文]それはそれで恐ろしいのだけれど。[章]

「・・・さて、資料資料・・・。」[来]

烏瓜さんが、壁に並んだ箪笥の引き[自]出しを開いた。

箪笥の中は一見、帯や着物が入って[i]いる様に見えたが、どうやらそれは[a]表面だけで、下には資料がぎっしり[m]詰まっているらしい。

烏瓜さんは本を鞄から取り出し、水[k]色の帯が置いてある場所にしまうと[.]、今度はその隣にある橙色の浴衣が[c]置いてある場所から、数冊の本を取[n]り、鞄へとしまった。

「・・・・・・よし、と。」

クルリと小雪さんの方を向き、また[恐]クルリと今度は此方を向く。

「・・・名前は、確か・・・《小雪[怖]》だっけ?」

「はい。」

「・・・彼女について、少し話して[鬼]も?」

「どうぞ。」

僕がそう言うと、烏瓜さんはコホン[故]、と咳払いをして、チラリと小雪さ[事]んを見遣った。

「・・・本人を前にして話すのも何[文]だね。場所を変えようか。」

僕は頷き、先に階段を下り始めた烏[章]瓜さんの後に続いて歩き出した。

後ろから、カタリと何かが動く様な音がしたのだが、・・・恐らく気の所為だろう。

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・・・・・・・・・。

倉から出て縁側に腰掛けると、烏瓜さんは倉の方を向き、話を始めた。

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・・・・・・・・・。

・・・さて、何から話そうかな。

・・・・・・野葡萄君。君、木葉か[来]ら何処まで教えて貰った?嗚呼、勿[自]論《小雪さん》についてね。

・・・・・。

ふーん。て事は何で彼女がああ成っ[i]たのかは、全然知らないんだ。

まあ、内容の後味が悪いのは確か何[a]だけどね。でも、だからと言って全[m]く話さないと言うのもどうか、と私[k]は思うんだよ。

だから、私は君に話すんだ。分かったね?

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・・・・・・。

昔々、まだ日本が国として未熟だっ[.]た頃の話だよ。

ある華族の家に、年頃の娘さんが居[c]てね。

世に言う《箱入り娘》だったそうで[n]、本当に家からは一歩も出た事が無[恐]かったらしい。

・・・え?

まぁ、その時代では格段珍しくも無[怖]かったんだよ。

家族構成は、両親と兄が一人。家に[鬼]はメイドも数人居た。

で、ある日その娘さんがお嫁に行く[故]事になってね。

でも、結婚して3日も経たずに破局[事]と言うか・・・一方的に離縁されて[文]しまってね。

その理由がだね・・・何だ・・・。[章]

相手・・・つまり旦那さんに成る人[来]は、相手が《箱入り娘》だから娶る[自]事を決めたんだ。

《箱入り娘》って事は、当然、今ま[i]での男性経験も・・・無い筈、とそ[a]の男性は思った思っていた訳だ・・[m]・・・・。

でもね・・・。

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・・・・・・・・・。

そこまで言うと、烏瓜さんは困った[k]様に頬をポリポリ掻いた。

お面の上から掻いても、意味は無い[.]と思うのだが。

「えーとだね・・・。うん。・・・[c]木葉が君に話さなかった理由が分か[n]ったよ。」

このままでは、埒が明かない。

僕は未だにポリポリと面を掻いてい[恐]る烏瓜さんに、言った。

「つまり、箱入り娘=生娘だと思い[怖]込んでいたその男は、初夜だか何だ[鬼]かに相手がnot生娘な事を知って[故]一方的に離縁をした。で、・・・合[事]ってますか?」

「・・・うん。合ってるよ。合って[文]るけどさ・・・・・・。」

「続きどうぞ。」

そう僕が促すと、烏瓜さんはまたポ[章]リポリと面を掻いた。

「・・・続きって言ってもな・・・[来]・・・。」

「え?」

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「野葡萄君。彼女は箱入り娘だった[自]。家から一歩も出ない程にね。・・[i]・男性経験を持つって・・・・・・[a]誰と?」

「・・・・・使用人の方とか。」

「彼女の家に居たのはメイドだけだ[m]よ。」

「・・・。」

「更に言うとね、野葡萄君。・・・[k]彼女が離縁されたのは、別にそう言[.]う経験が有ったからじゃ無い。・・[c]・・・・妊娠していたから何だよ。[n]

「え・・・!!」

「そして、彼女の死因は練炭自殺。[恐]・・・彼女の兄が結婚式を挙げる予[怖]定だった日の朝、部屋で発見された[鬼]らしい。・・・もう、分かるね?」[故]

僕は何も言わず、小さく頷いた。

彼女は、小雪さんは・・・・・・。

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自身の兄との子を為してしまったの[事]だ。

「・・・まるで、三文芝居の様だね[文]。」

烏瓜さんが吐き捨てる様に言った。[章]

「彼女が腐らないのは・・・私はね[来]、復讐じゃないかと思うんだ。彼女[自]が、自分を裏切った兄を未来永劫責[i]め続ける為にね。」

尤も、と烏瓜さんが続ける。

「此はあくまで目測に過ぎないけど[a]ね。・・・でも、多分合ってると思[m]うよ。」

僕は烏瓜さんに聞いた。

「その・・・小雪さんのお腹に居た[k]子は。」

烏瓜さんは、静かに顔を横に振った[.]

「・・・・・・道連れにされてしま[c]ったよ。」

「・・・そう、ですか。」

僕は視線を落とし、烏瓜さんはボソ[n]リと呟いた。

「・・・誰が加害者で、誰が被害者何だろうね。」

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・・・・・・・・・。

「・・・烏瓜さん、どうして貴方は[恐]彼女について、そんなに詳しく知っ[怖]ているんですか?」

僕がそう聞くと、烏瓜さんは言った[鬼]

「日記だよ。私の先祖のね。」

「・・・日記?」

「ゴシップ好きだったらしくてね。[故]当時の色々な事件が書いてある。ま[事]ぁ、下世話な話が九割だけど。読ん[文]でみると中々に面白いよ。」

「・・・・・・成る程。」

先祖代々ひねくれ者なのか。

なんだか納得した。

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烏瓜さんが立ち上がった。

「・・・もう、木葉も帰って来る頃[章]かな。そろそろ私は失礼するよ。・[来]・・・・・あ、そうそう。」

歩き出した歩を止めて、振り返る。[自]

「・・・・・・何時も君の傍を飛ん[i]でいる小鳥が居るんだけど、心当た[a]り、ある?」

「・・・え?小鳥?」

周りを見ても、小鳥どころか先ず鳥[m]類が居ない。

「小鳥だよ。黄色くて小さい奴。種[k]類までは分からないけどね。よく頭[.]に乗って来る子だよ。この間何て、[c]もちたろうが頭に乗られて困ってた[n]。」

僕はハッと、昔に飼っていた小鳥の[恐]事を思い出した。

「・・・・・・ピヨ太。」

「やっぱり君のか。・・・今度から[怖]は、あまり頭に乗らない様に、ちゃ[鬼]んと言い聞かせて置くんだよ。見て[故]る分には可愛いけれど、もちたろう[事]が痛そうだからね。」

烏瓜さんはそう言って去ってまた歩[文]き出した・・・かと思うとまた立ち[章]止まった。

「ほら、飛んでる。」

そう言って、僕から見て左の空を指[来]差す。

僕は顔を上げて空を見たが、滲んだでぼやけた空は青一色で、黄色は何処にも見えなかった。

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・・・・・・・・・。

その後、帰って来た木葉さんが涙腺[自]崩壊している僕を発見し、

「・・・・・・・・・コロス。」

と呟いて名伏しがたきバールの様な物を持って出て行ったが・・・・・・多分大丈夫だろう。

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・・・・・・・・・。

後で木葉さんに、

《小雪さんの棺の蓋を勝手に開けな[i]かったか》

と聞かれた。

見た時、蓋がずれて半分程開いてい[a]たらしい。

木葉さんは、

「あの猿野郎が開けたんですね!全[m]くあの変態!!」

と言って居たが・・・・・・。

そんな筈は無い。

彼は僕と行動を共にしていたのだか[k]ら。

しかし、とうに亡くなっている小雪[.]さんが、蓋を開けられる筈も無い。[c]

あの二階で聞いたカタリと言う音だって、気の所為に違い無い。

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死体は動かない。

動いてはならない。

だから・・・今回のこの話の真相は、《永遠に分からない》とでもしておこう。

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