这是我高一的时候写的。
更多内容请看上一篇《棺材公主》。[文]
*我的角色应该很有趣,但事实就是[章]如此。
“我很无聊。”
“客人还没来。”
已经是下午两点多了。
我和科巴先生一边在门廊上玩奥赛罗[来],一边等待客人的到来。
对于奥赛罗来说,我是黑人,科巴桑[自]是白人。
木叶先生打着哈欠说道。
“这家店基本都是预约制,很少见到顾客walk-in。>
Pachi。
黑白棋我现在占了上风。
“我知道了。就是这样。”
Pachi。
“是的,我开角了。”
拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手,拍手。
黑板突然变白了。
“转机了。”
科巴先生淡淡的说道。
我不由自主的叫了一声。
“等等,等等!”
“不等等!”>
“你自称是个孩子,看起来不像Consomme!”
没错。
但我不能在这里退缩。
“哦,我很失望!我对木叶先生很失[i]望!”
“别担心我。”是···!
“Moyashi Koba-san 的 Moyashi!”
“谁是 Moyashi?”再次。
“你没告诉我该说什么吗?”
“那清汤就是豆子!豆子!!”>
“……”
突然,木叶先生沉默了。
咦?
我是不是说错了什么? !
木叶先生低着头,沉默了半晌,扭曲了脸色还了回去。
木叶老师在我不耐烦的时候缓缓抬起了头,心想我是不是太自私了。
“……还是,没用的东西没用。”
“……是啊。”
那张脸一如既往,一脸苦恼,我抚着[a]胸口。没办法。
帕奇。
我下了一块石头,目的是从这里进一[m]步逆转。
大约一个小时后。
我们无聊地打扫花园。
木叶先生一边收拾落叶一边说道。
“如果可以的话,我不想在上班时间[k]说这个。”
“为什么?”
“……毕竟,维护图像是一个很大的[.]原因。你看,它是不是不可靠?守护[c]者正在打扫花园。”
然后感叹。
“可是……反正我很无聊。”
又开始收集落叶。
不过,小叶先生的庭园实在是大的离[n]谱。
不可能只有两个人就这么容易打扫干[恐]净。
作为一种感觉,就像用勺子把校园里[怖]的沙子都捞出来一样。
严重贫瘠。
我感到难过,轻轻地叹了口气。
“看来你很忙,正好。”
“……咦?!”
突然听到传来的沙哑声音让我吃了一[鬼]惊,回头一看,平时的猴脸乌鸦桑就[故]站在我们身后几米远的地方。
“好久不见?”
“喂,先生一把搂住了我的脖子。
然后,他被拉向了我,藏在了我身后[事]。
“……你想要什么?”
戴着狐狸面具的科巴先生说道。
先生
“...・归还借用的资料。在下一[文]份文件的帮助下,是的。 ··· 即使是这样。
面具下,乌卡小姐咯咯地笑了起来。[章]
“没想到你们真的是兄弟……”
“你们……一点关系都没有。”
科巴把我藏在身后说道。
“……是一份文件,我带你去仓库…[来]…野葡萄,你还是退后点吧。”
你应该知道木叶先生又不是你哥,你[自]说这些干什么?” 』 想着,我走到了门廊。
玉米,玉米……
忽然,一阵铃铛般的声音从前门传来[i]。
“……哦,你看起来像个客人。”
“……”
先生变得危险了。
先生。
“喂,不用出去吗?哎呀,我怕,我[a]才不会做那种傻事呢。”
“……”
I先生瞪了他一眼,往门口走去。
“……你怎么不下来?”
我穿上鞋子站在先生面前几米处。
“请不要戏弄我哥。”
“对不起。”
“我没有道歉的意思。”
“……”
先生
他的性格真的很不稳定。
“啊,原来如此。”
先生。
“你怎么会在这里?”
“因为我是你弟弟。我想你了……你[m]能告诉我吗?”
“……一份兼职工作。”
“什么?”
“我必须说吗?”
“我不需要想这么说。”
“我去打扫一下库房。” 太大的话可能会迷路。 ”
“把手放在胸前,记住你做了什么。”
像图坦卡蒙一样双臂交叉,乌卡先生[k]想了几秒钟。
姿势明显不对。
“……如果是第一次见面,那天你不[.]是给我买了蛋糕吗?”
“想想看,我还没领到奖励呢。”
“你没告诉我‘什么’要‘多少钱’[c]?我怎么付?”有。
“……明白了。”< /p>
我点了点头,跟着乌利先生往仓库走去。
我们一到仓库,乌卡桑就直奔货架。
“在这儿!”
我把手伸进书架后面,拿出一本黑色[n]的笔记本。
白色的文字出现在黑暗中。
是的。注释中明确指出:
《死亡笔记》。
“之前看到的时候打不开,不过我觉[恐]得如果是真的就好了!!”
“不要打开!”< /p>
我立马叫了出来。
我的声音在仓中回荡。
“……别打开。”
我小声又说了一遍,乌利先生说了一[怖]句话
“……我对不起……”
然后把笔记本放回架子上。
……不禁有些心疼乌卡先生,不过这[鬼]都是为了保护木叶先生的黑历史。
“……文件应该在二楼的抽屉柜里,[故]我们去拿。”
先生。我开始走上台阶。
我呼唤乌卡先生。
“哦,开灯吧,天黑了。”你没见过[事]吗?
我不知道怎么称呼你错了。更准确的说,是野葡萄,不是野葡萄。
“不对,我遇到你了……二楼应该有电灯开关吧?还有,请不要擅自把我的名字当作食物,唐小姐。”
“真好笑……木叶告诉我只有一个开关……还有,请不要用我的名字来代表夏季蔬菜。”
.. ”
“……”
现在,我打开了灯。 .
爬上二楼后,我又按了一下开关,关[文]了灯。
“她总是很漂亮。”
先生。
蓝光下,小雪同学还在玻璃棺内沉睡。
...不,如果我起来了,那会很可[章]怕。
“……好吧,材料……”
先生。
五斗橱里面乍一看好像是腰带和和服,但显然只是表面,底下全是文件。
无谷从包里拿出书,放在放淡蓝色腰带的地方,我把它放进包里。
“……好吧。”
“……她的名字是……小雪吗?”
是的。“
“……关于她,我能和你谈谈吗一分[来]钟?”
“说吧。”
我这么说的时候,乌卡同学清了清嗓[自]子,看了小雪同学一眼。
我点了点头,先上了楼。我跟着开始[i]往下走的乌卡先生走去。
我听到身后传来咯咯的声音,不过…[a]…应该是我的幻觉吧。
乌卡先生出了库房,坐在廊下,转身[m]对着库房开口说话。
...那么,我应该从什么开始呢?
…… 野葡萄先生。木叶教了你多少?啊,当然是小雪同学了。
嗯。我不知道她是怎么变成现在这个[k]样子的。
嗯,它确实有不好的回味。但我认为[.]说你根本不说话是个好主意。
这就是我告诉你的原因。知道了?
曾几何时,日本作为一个国家还不成熟。
有一个贵族家庭的小女儿。
看来,她就是世人所说的“盒子里的女孩”,从未真正走出过家门。
...嗯?
嗯,这在当时并不少见。
我的家人包括我的父母和我的哥哥。[c]屋子里还有几个女佣。
所以,总有一天,女儿要出嫁了。
但是结婚不到三天,他们就分手了,或者说,单方面离婚了。
原因是……什么……
另一个人,换句话说,将成为你丈夫的人,决定与他结婚,因为他是<
男人认为“Hakoiri Musume”意味着他到现在为止没有与男人的经验。
但是...
说了这么多,乌卡小姐难受的挠了挠[n]脸颊。
我认为抓脸没有任何意义。
“嗯……是啊……现在我知道木叶为[恐]什么不告诉你了。”
我还在挠我的脸到,说。
“也就是说,那个以为包厢里的女孩[怖]是处女的男人,不知怎么在第一天晚[鬼]上就发现对方不是处女,单方面和她[故]离婚了。是吗? ”
“……嗯。在我催促的时候,乌卡桑[事]又挠了挠脸。
“……就算你说继续……”
“诶?”
“信藤君..她是一个盒装女孩。她[文]甚至没有走出家门......有男[章]人的经历......和谁在一起?[来]“
“......还有仆人。“
“她家里只有女仆。”
“……”
>“而且,信先生……她离婚的原因不是'不是因为她有过这样的经历……是因为她怀孕了。煤球自杀,好像被发现在……你已经知道了?”
我什么也没说,只是点了点头。
她是小雪同学。
我和我自己的兄弟生了一个孩子。
“……好像是三分钱的戏。”
“她没有腐烂……我认为这是报复。这样她就可以永远地责怪背叛她的哥哥。”
>当然,乌卡继续说道——圣。
“这只是一个猜测,不过……不过我[自]觉得大概是对的。”
我问乌卡桑。
“那个……小雪同学肚子里的孩子。[i]”
“……我被带走了。”
“……是这样吗?”
我瞥了一眼丢下它,乌古里先生低声[a]说道.
“……谁是肇事者,谁是受害者?”[m]
...
“……先生。你知道这么多吗?
当我这么问的时候,乌卡桑说道。
“这是一本日记,是我祖宗的。”
“……一本日记?”写了各种事件,[k]嗯,90%的故事都是粗制滥造的。[.]读起来很有趣。”
“……我明白了。”
>你是祖先和扭曲的吗?
不知何故我同意。
“……我觉得木叶该回来了,停下来[c]回头看看。
“……总有一只小鸟在你身边飞,你[n]有什么想法吗?”
“……嗯?一只小鸟?”
环顾四周,别说小鸟了,连鸟都没有。
“是一只小鸟,黄色的小鸟,不知道[恐]是什么品种,是经常骑在我头上的鸟[怖]。前几天,我遇到了麻烦,因为Mo[鬼]chitaro是坐在我的头上。”[故]
我突然想起了我曾经养过的一只小鸟[事]。
“……Piyota。”
“真的是你啊,看着可爱,抱起来疼[文]。”
“嘿,他在飞。”
说着,他指了指我左边的天空。
我抬头望天,模糊迷离的天空全是蓝色,看不到任何黄色。
之后木叶先生回来发现我眼里含着泪水,我嘀咕了句
然后带着撬棍之类的难以辨认的东西离开了,不过……应该还好吧。
后来小场同学问我
小雪同学的棺材盖是不是你擅自打开[章]的?
当我看到盖子的时候好像是开了一半[来]。
木叶先生说
“那猴子开的!真是变态!”
可是……
没办法。
他和我在一起。
但是,早已过世的小雪同学是没有办法打开盖子的。
我在二楼听到的那种嘎嘎声一定是我的幻觉。
尸体没有动。
不要动。
所以...让我们说“我永远不会知道”这个故事的真相。
作者:紺野
原文:《木葉宅アルバイト後編》
これは、僕が高校一年生の時の話だ。
詳しくは前回の《棺姫》を読んで頂[自]きたい。
※僕のキャラが可笑しな事になっていますが、そういう仕様です。
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・・・・・・・・・。
「暇ですねぇ。」
「お客さん、来ませんねー。」
今は午後の二時頃。
僕と木葉さんは、縁側でオセロをし[i]ながらお客さんが来るのを待ってい[a]た。
オセロは僕が黒、木葉さんが白だ。[m]
小さく欠伸をしながら木葉さんが言[k]う。
「この店、基本は予約制ですからね[.]。飛び込みでの御客様は珍しいんで[c]す。・・・別に、何時も閑古鳥が鳴[n]いてる訳では無いんですよ。」
パチ。
オセロは今の所、僕が優勢だ。
「分かってますよ。それ位。」
パチ。
「はい、角取ったーー。」
あ、木葉さんの敬語がログアウトし[恐]た。
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パ[怖]チ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ[鬼]、パチ。
黒かった盤が一気に白くなる。
「形勢逆転ですね。」
木葉さんがあくまでも淡々と言った[故]。
僕は思わず呼び掛けた。
「ま、待った!」
「待った無し!」
「子供相手にムキになるなんて、木[事]葉さんらしく無いですよ!」
「自分を子供と称する何て、コンソ[文]メ君らしくも無いですね!」
確かにその通りだ。
しかし、ここで引き下がる訳にはい[章]かない。
「あーあーがっかりだー!木葉さん[来]にはがっかりだー!!」
「どうとでも言って下さい。」
く、くそう・・・!
「モヤシー木葉さんのモヤシーー!!」
nextpage
「だ、誰がモヤシだ!!」
敬語ログアウト、再び。
「どうとでも言えって言ったじゃな[自]いですかー!」
「どうしてモヤシ何ですか!!」
「ヒョロッとしてナヨッとしてるか[i]らです!」
「だったらコンソメ君は豆です!豆[a]!!」
「モヤシの弟が豆で何が悪いんです[m]か!!」
「・・・・・・。」
いきなり木葉さんが黙った。
え?
僕なにかマズい事言った?!
木葉さんは下を向き、暫く黙ったま[k]ま顔を歪めたり戻したりしている。[.]
流石に我が儘を言い過ぎたか、と僕[c]が焦っていると、木葉さんがゆっく[n]りと顔を上げた。
「・・・・・・それでも、駄目な物[恐]は駄目です。」
「・・・はい。」
その顔が何時も通りの困り顔で、僕[怖]は胸を撫で下ろした。・・・・・・[鬼]仕方無い。
パチ。
僕は此処からの更なる逆転を狙い、石を置いた。
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・・・・・・・・・。
それから約一時間後。
僕等は退屈のあまり庭の掃除をして[故]いた。
落ち葉を集めながら木葉さんが言う[事]。
「出来れば、営業時間中にこう言う[文]事は余りしたく無いんですけどね。[章]」
「何故にですか?」
「・・・やはり、イメージの保持が[来]大きな理由です。ほら、頼り無さげ[自]じゃないですか。御守り屋が庭掃除[i]してるとか。」
そして溜め息を一つ。
「ですが・・・・・・何せ、暇です[a]からね。」
そしてまた落ち葉を集め始める。
だがしかし、木葉さん家の庭は本当[m]に馬鹿みたいに広いのだ。
たった二人の掃き掃除なんかでそう[k]簡単に綺麗になる筈が無い。
感覚としては、校庭の砂をスプーン[.]で全て運び出す様な感じだ。
ひたすらに不毛。
僕は何だか悲しくなり、小さく溜め息を吐いた。
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「暇そうだね。丁度良かった。」
「・・・ふぁ?!」
突然聞こえて来たしゃがれ声に驚い[c]て振り向くと、僕等の数メートル後[n]ろに、何時もの猿面を着けた、烏瓜[恐]さんが立っていた。
「久しぶりだね?」
「あ、どうも。お久し・・・ぐぇっ[怖]?!」
頭を下げようとしたら、木葉さんに[鬼]首根っこを掴まれた。
そして、そのままグイッッと引き寄[故]せられ、後ろに隠される。
「・・・・・・何の御用でしょう。[事]」
木葉さんが狐面を被りながら言った[文]。
烏瓜さんが答える。
「・・・借りていた資料を返しに。[章]そして次の資料を借りに、だよ。・[来]・・・・・それにしても。」
面の下で烏瓜さんがクスリと笑った[自]。
「君達が本当に兄弟だったとはね・[i]・・。驚いたよ。」
「貴方には・・・関係の無い事でし[a]ょう。」
僕を後ろに隠しながら、木葉さんが[m]言った。
「・・・資料ですよね。倉へと案内[k]致します。・・・野葡萄。お前は下[.]がっていなさい。」
僕は《烏瓜さんは僕と木葉さんが兄弟では無いのを知っている筈なのに、何故あんな事を言っているのだろう》と《烏瓜さんキャラおかしくね?》と思いながら、縁側へ上がった。
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コーン、コーン・・・・
突然玄関の方から、鐘の様な音が聞[c]こえて来た。
「・・・おや、客人の様だね。」
「・・・・・・。」
木葉さんの顔がグッと険しくなった[n]。
烏瓜さんが、ニヤリと笑った・・・[恐]様な気がした。
「ねぇ、出なくていいのかい?」
「・・・・・・弟に手を出したら。[怖]」
「殺す・・・とか?おお、こわいこ[鬼]わい。そんな馬鹿な事はしないよ。[故]」
「・・・。」
木葉さんは面を少しずらし、キッと烏瓜さんを睨み付けて、玄関へと歩いて行った。
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・・・・・・・・・。
「・・・下りて来れば?」
木葉さんの姿が見えなくなると、烏[事]瓜さんは僕にそう呼び掛けた。
僕は靴を履き、烏瓜さんの数メート[文]ル手前に立った。
「・・・あまり、兄をからかわない[章]で下さい。」
「ゴメンネー。」
「謝り方に誠意が皆無ですね。」
「謝る気が無いからね。」
「・・・・・・。」
へらへらと言ってのける烏瓜さん。[来]
本当にキャラの安定しない人だ。
「あ、そうそう。」
烏瓜さんがポン、とわざとらしく手[自]を打った。
「何故に君がこんな所に?」
「僕は兄さんの弟ですから。」
「そんな事言うと、のり塩さんが寂[i]しがるよ。・・・言い付けるよ?」[a]
渋々と僕は答えた。
「・・・バイトです。」
「何の?」
「言わなくてはなりませんか?」
「そんな言いたく無い様な事を・・[m]・?」
「倉掃除です。」
「成る程ね。・・・だったら、倉ま[k]で案内してくれないかな。こう広い[.]と迷子になってしまいそうだよ。」[c]
「迷子になってしまえ。そして干か[n]らびてしまえ。」
「随分な言い様だね。」
「胸に手を当てて自分の素行を思い[恐]出して下さい。」
ツタンカーメンの様に両腕をクロス[怖]させて、烏瓜さんが数秒考え込んだ[鬼]。
明らかにポーズがおかしい。
「・・・初対面の時の事なら、この[故]間ケーキ買ってあげたじゃないか。[事]」
「僕が負った心の傷はケーキ一個分[文]ですか?」
「そう言えば、この間の報酬、まだ[章]貰って無いんだけどな。」
※詳しくは《胡蝶の夢》を参照して[来]下さい。
「《何》を《どれだけ》払うか言わ[自]れてないんですよ?どうやって払え[i]と。」
「倉の案内でいいよ。見せたい物も[a]あるしね。」
「・・・・・・分かりました。」
僕は頷き、烏瓜さんと倉へ歩き始めた。
nextpage
・・・・・・・・・。
倉に着くと、烏瓜さんは真っ直ぐに[m]ある棚へと向かって行った。
「ほらこれ!」
棚の奥に手を突っ込み、黒いノート[k]を取り出す。
薄闇の中に浮かび上がる白い文字。[.]
そう。そのノートには、はっきりと[c]こう書かれていた。
《DEATH NOTE》と。
「前見た時は開かなかったんだけど[n]、本物だったら凄いと思う!!」
「開けてはいけません!」
咄嗟に僕は叫んだ。
倉中に僕の声が響いた。
「・・・開いてはいけないんです。[恐]」
もう一度僕が静かに言うと、烏瓜さ[怖]んは一言
「・・・・・・ごめん。」
と言って、ノートを棚に戻した。
・・・烏瓜さんには少し悪い気もし[鬼]なくなくなくはないが、全ては木葉[故]さんの黒歴史を守る為だ。
「・・・資料は二階の箪笥の中だっ[事]た筈だよ。取りに行こう。」
烏瓜さんが階段へと歩き始めた。
僕は、烏瓜さんに呼び掛けた。
「あ、電気点けましょう。暗いです[文]から。」
「別にいいよ。二階には《彼女》が[章]居るからね。・・・あれ、山葡萄君[来]、会ってない?」
烏瓜さんが不思議そうな声を上げた[自]。
あと何気に呼び方間違ってる。正し[i]くは、山葡萄では無く野葡萄だ。
「いえ、会いましたけど・・・。二[a]階にも、電気のスイッチ、有った筈[m]ですよ?あと、僕の名前を勝手に食[k]用にしないで下さい唐瓜さん。」
「可笑しいな・・・。木葉から、ス[.]イッチは一つしかないと教えられて[c]いたんだけど・・・。あと私の名前[n]を夏野菜の代表格にしないで欲しい[恐]ね。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
僕は取り敢えず、パチリと電気を点けた。
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・・・・・・・・・。
二階の階段を上りきり、僕はまたパ[怖]チリとスイッチを押して、電気を消[鬼]した。
「何時見ても美人だね。」
先を歩いていた烏瓜さんが、ポツリ[故]と言った。
青い光の元、ガラスの棺の中で相変[事]わらず小雪さんは眠っていた。
・・・いや、起き上がっていたら、[文]それはそれで恐ろしいのだけれど。[章]
「・・・さて、資料資料・・・。」[来]
烏瓜さんが、壁に並んだ箪笥の引き[自]出しを開いた。
箪笥の中は一見、帯や着物が入って[i]いる様に見えたが、どうやらそれは[a]表面だけで、下には資料がぎっしり[m]詰まっているらしい。
烏瓜さんは本を鞄から取り出し、水[k]色の帯が置いてある場所にしまうと[.]、今度はその隣にある橙色の浴衣が[c]置いてある場所から、数冊の本を取[n]り、鞄へとしまった。
「・・・・・・よし、と。」
クルリと小雪さんの方を向き、また[恐]クルリと今度は此方を向く。
「・・・名前は、確か・・・《小雪[怖]》だっけ?」
「はい。」
「・・・彼女について、少し話して[鬼]も?」
「どうぞ。」
僕がそう言うと、烏瓜さんはコホン[故]、と咳払いをして、チラリと小雪さ[事]んを見遣った。
「・・・本人を前にして話すのも何[文]だね。場所を変えようか。」
僕は頷き、先に階段を下り始めた烏[章]瓜さんの後に続いて歩き出した。
後ろから、カタリと何かが動く様な音がしたのだが、・・・恐らく気の所為だろう。
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・・・・・・・・・。
倉から出て縁側に腰掛けると、烏瓜さんは倉の方を向き、話を始めた。
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・・・・・・・・・。
・・・さて、何から話そうかな。
・・・・・・野葡萄君。君、木葉か[来]ら何処まで教えて貰った?嗚呼、勿[自]論《小雪さん》についてね。
・・・・・。
ふーん。て事は何で彼女がああ成っ[i]たのかは、全然知らないんだ。
まあ、内容の後味が悪いのは確か何[a]だけどね。でも、だからと言って全[m]く話さないと言うのもどうか、と私[k]は思うんだよ。
だから、私は君に話すんだ。分かったね?
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・・・・・・。
昔々、まだ日本が国として未熟だっ[.]た頃の話だよ。
ある華族の家に、年頃の娘さんが居[c]てね。
世に言う《箱入り娘》だったそうで[n]、本当に家からは一歩も出た事が無[恐]かったらしい。
・・・え?
まぁ、その時代では格段珍しくも無[怖]かったんだよ。
家族構成は、両親と兄が一人。家に[鬼]はメイドも数人居た。
で、ある日その娘さんがお嫁に行く[故]事になってね。
でも、結婚して3日も経たずに破局[事]と言うか・・・一方的に離縁されて[文]しまってね。
その理由がだね・・・何だ・・・。[章]
相手・・・つまり旦那さんに成る人[来]は、相手が《箱入り娘》だから娶る[自]事を決めたんだ。
《箱入り娘》って事は、当然、今ま[i]での男性経験も・・・無い筈、とそ[a]の男性は思った思っていた訳だ・・[m]・・・・。
でもね・・・。
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・・・・・・・・・。
そこまで言うと、烏瓜さんは困った[k]様に頬をポリポリ掻いた。
お面の上から掻いても、意味は無い[.]と思うのだが。
「えーとだね・・・。うん。・・・[c]木葉が君に話さなかった理由が分か[n]ったよ。」
このままでは、埒が明かない。
僕は未だにポリポリと面を掻いてい[恐]る烏瓜さんに、言った。
「つまり、箱入り娘=生娘だと思い[怖]込んでいたその男は、初夜だか何だ[鬼]かに相手がnot生娘な事を知って[故]一方的に離縁をした。で、・・・合[事]ってますか?」
「・・・うん。合ってるよ。合って[文]るけどさ・・・・・・。」
「続きどうぞ。」
そう僕が促すと、烏瓜さんはまたポ[章]リポリと面を掻いた。
「・・・続きって言ってもな・・・[来]・・・。」
「え?」
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「野葡萄君。彼女は箱入り娘だった[自]。家から一歩も出ない程にね。・・[i]・男性経験を持つって・・・・・・[a]誰と?」
「・・・・・使用人の方とか。」
「彼女の家に居たのはメイドだけだ[m]よ。」
「・・・。」
「更に言うとね、野葡萄君。・・・[k]彼女が離縁されたのは、別にそう言[.]う経験が有ったからじゃ無い。・・[c]・・・・妊娠していたから何だよ。[n]」
「え・・・!!」
「そして、彼女の死因は練炭自殺。[恐]・・・彼女の兄が結婚式を挙げる予[怖]定だった日の朝、部屋で発見された[鬼]らしい。・・・もう、分かるね?」[故]
僕は何も言わず、小さく頷いた。
彼女は、小雪さんは・・・・・・。
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自身の兄との子を為してしまったの[事]だ。
「・・・まるで、三文芝居の様だね[文]。」
烏瓜さんが吐き捨てる様に言った。[章]
「彼女が腐らないのは・・・私はね[来]、復讐じゃないかと思うんだ。彼女[自]が、自分を裏切った兄を未来永劫責[i]め続ける為にね。」
尤も、と烏瓜さんが続ける。
「此はあくまで目測に過ぎないけど[a]ね。・・・でも、多分合ってると思[m]うよ。」
僕は烏瓜さんに聞いた。
「その・・・小雪さんのお腹に居た[k]子は。」
烏瓜さんは、静かに顔を横に振った[.]。
「・・・・・・道連れにされてしま[c]ったよ。」
「・・・そう、ですか。」
僕は視線を落とし、烏瓜さんはボソ[n]リと呟いた。
「・・・誰が加害者で、誰が被害者何だろうね。」
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・・・・・・・・・。
「・・・烏瓜さん、どうして貴方は[恐]彼女について、そんなに詳しく知っ[怖]ているんですか?」
僕がそう聞くと、烏瓜さんは言った[鬼]。
「日記だよ。私の先祖のね。」
「・・・日記?」
「ゴシップ好きだったらしくてね。[故]当時の色々な事件が書いてある。ま[事]ぁ、下世話な話が九割だけど。読ん[文]でみると中々に面白いよ。」
「・・・・・・成る程。」
先祖代々ひねくれ者なのか。
なんだか納得した。
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烏瓜さんが立ち上がった。
「・・・もう、木葉も帰って来る頃[章]かな。そろそろ私は失礼するよ。・[来]・・・・・あ、そうそう。」
歩き出した歩を止めて、振り返る。[自]
「・・・・・・何時も君の傍を飛ん[i]でいる小鳥が居るんだけど、心当た[a]り、ある?」
「・・・え?小鳥?」
周りを見ても、小鳥どころか先ず鳥[m]類が居ない。
「小鳥だよ。黄色くて小さい奴。種[k]類までは分からないけどね。よく頭[.]に乗って来る子だよ。この間何て、[c]もちたろうが頭に乗られて困ってた[n]。」
僕はハッと、昔に飼っていた小鳥の[恐]事を思い出した。
「・・・・・・ピヨ太。」
「やっぱり君のか。・・・今度から[怖]は、あまり頭に乗らない様に、ちゃ[鬼]んと言い聞かせて置くんだよ。見て[故]る分には可愛いけれど、もちたろう[事]が痛そうだからね。」
烏瓜さんはそう言って去ってまた歩[文]き出した・・・かと思うとまた立ち[章]止まった。
「ほら、飛んでる。」
そう言って、僕から見て左の空を指[来]差す。
僕は顔を上げて空を見たが、滲んだでぼやけた空は青一色で、黄色は何処にも見えなかった。
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・・・・・・・・・。
その後、帰って来た木葉さんが涙腺[自]崩壊している僕を発見し、
「・・・・・・・・・コロス。」
と呟いて名伏しがたきバールの様な物を持って出て行ったが・・・・・・多分大丈夫だろう。
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nextpage
・・・・・・・・・。
後で木葉さんに、
《小雪さんの棺の蓋を勝手に開けな[i]かったか》
と聞かれた。
見た時、蓋がずれて半分程開いてい[a]たらしい。
木葉さんは、
「あの猿野郎が開けたんですね!全[m]くあの変態!!」
と言って居たが・・・・・・。
そんな筈は無い。
彼は僕と行動を共にしていたのだか[k]ら。
しかし、とうに亡くなっている小雪[.]さんが、蓋を開けられる筈も無い。[c]
あの二階で聞いたカタリと言う音だって、気の所為に違い無い。
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死体は動かない。
動いてはならない。
だから・・・今回のこの話の真相は、《永遠に分からない》とでもしておこう。
声明
部分内容涉及暴力、血腥、犯罪等,来自网络,请勿模仿
版权:内容只是个人喜好搜集,如有侵权请联系处理。
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